RISU算数は中学受験に効果がある?結論と理由
「RISU算数は中学受験に使っても大丈夫?」「塾と併用する意味はある?」
という疑問は非常に多いです。
教育的な結論としては、
RISU算数は “基礎固め” と “弱点補強” において、中学受験生と相性が良いツールです。
ただし、使い方次第で効果が大きく変わります。
中学受験の算数は、
・計算
・割合
・速さ
・図形
・立体図形(展開図・切断・体積)
など複数分野の“理解の積み上げ”が必須です。
RISUはこの「積み上げ学習」と「弱点の可視化」が得意なため、
適切に使えば、塾の理解不十分を補う強力な家庭学習ツールになります。
RISU算数が中学受験に向いている子の特徴
RISUと相性が良いのは、以下のようなタイプの子です。
- 基礎事項の抜け漏れがある(計算・割合・比の基礎)
- 文章題の読解が苦手で、つまずきやすい
- 苦手な単元を繰り返すのが得意ではない
- 塾での理解が定着しない(追いつけない)
RISUは“わからないポイント”を自動で検知し、
理解が浅い部分を繰り返し出題するため、
塾で習った内容の「穴」を埋めるのに向いています。
また、問題の難易度がスモールステップで積み上がるため、
「できた!」という成功体験が増え、
算数に苦手意識を持っていた子でも前向きになりやすいのが特徴です。
向いていないケース(誤った使い方)
以下のケースでは、RISUの効果を十分に発揮できません。
- 塾の宿題が終わらないままRISUを使う
- 先取りばかりさせてしまう(復習が疎かになる)
- RISUを「やらせっぱなし」にして効果を確認しない
- 中学受験レベルの応用問題を解かせたい子のみが使う
RISUはあくまで「基礎力の底上げ」「理解の穴を埋める」ための教材であり、
難関校の応用分野(速さの応用、立体切断、特殊算の複合問題)を
単体でカバーできるわけではありません。
RISUの強み(理解の積み上げ×自動出題)と中学受験の相性
RISU算数の本質的な強みは、次の2つです。
① 理解の抜け漏れを自動で判断して補強
人間の講師よりも正確に、
「この単元が弱い」「ここで計算ミスが多い」
というポイントをデータで検知します。
② 復習が自動で回ってくる仕組み
中学受験では「忘却曲線」に沿った復習が重要ですが、
RISUは最適なタイミングで復習をスケジューリングしてくれます。
=親が管理しなくても“勝手に弱点が潰れる”
この仕組みのおかげで、
- 計算ミスが減る
- 基礎の理解が安定する
- 図形の基礎概念が整理される
という効果が期待できます。
RISUだけで受験はできる?限界と注意点
結論として、
RISUだけで中学受験は不可能です。
中学受験で必要なのは高度な思考力・応用力・空間認識力だからです。
RISUは基礎を固めるツールであり、
難関校の得点源である「図形・立体」「速さの応用」「場合の数」などの
ハイレベル問題を十分に訓練する教材ではありません。
とはいえ、塾と併用することで、
- 理解が浅い単元が減る
- 応用問題への挑戦がスムーズになる
- 自信を持って塾の授業に参加できる
- 家庭学習の負荷が軽くなる
という大きなメリットがあります。
中学受験でRISU算数を使うメリット(教育的根拠つき)
RISU算数は「使い方さえ正しければ」中学受験との相性が良い教材です。
以下では、教育の専門的視点からその理由を解説します。
理解の抜け漏れを“自動検知”して補強できる
中学受験の算数では、
小4〜小5前半の基礎単元に理解の穴があると、小6で必ず壁にぶつかります。
RISUは解答データを細かく分析し、
生徒ごとに以下をAIが判定します。
- 計算の弱点
- 図形の理解度
- 割合・比のつまずき
- 特定単元のミスの傾向
この「弱点の可視化」は、
塾や家庭では非常に難しい作業です。
RISUはこれを自動化してくれるため、
弱点単元を効率よくつぶす→成績が安定する
というサイクルを作れます。
文章題・図形の基礎力が身につく
RISUの問題はスモールステップ構成なので、
- 図形の線分の見方
- 面積の基礎
- 度数の考え方
- 単位の変換
- 表の読み取り
- 角度の基礎
といった“本当に大切な基礎”を抜け漏れなく定着させることができます。
基礎が安定 → 応用問題への移行がスムーズ
これは中学受験の算数で非常に重要なポイントです。
算数に苦手意識がある子が自信を取り戻しやすい
算数が苦手な子は、
「できない → 嫌い → やらない → さらにできない」
というループに陥りがちです。
RISUは
- できたらほめてくれる
- 無理な難易度が出ない
- 進度が自分のペースで進む
という仕組みがあるため、
苦手→得意へのスイッチが入りやすい教材です。
家庭学習の負担が減る(親が教えなくても良い)
中学受験で保護者様の悩みが大きいのが、
「子どもに算数を教えるのが大変…」
「どこが理解できていないのか分からない…」
という部分です。
RISUは自動で
- 弱点検出
- 復習スケジュール管理
- 定着度のチェック
まで行ってくれるため、
家庭学習が圧倒的にラクになります。
RISU算数を中学受験で使う際のデメリット・注意点
RISU算数は中学受験に効果的ですが、
使い方を誤ると「時間だけ使って成績は変わらない」という状態になりやすいです。
教育現場でよく見られる“つまずきパターン”を解説します。
RISUだけで中学受験レベルの応用力は身につかない
結論として、
RISU算数=基礎力の底上げツールであり、
難関校レベルの思考力・応用力を養う教材ではありません。
例えば、以下のような問題はRISUでは扱われません:
- 立体の切断
- 回転体の体積
- 複雑な展開図
- 場合の数の難問
- 速さ×図形の融合問題
- 難関校特有の図形パズル系問題
中学受験算数は「空間認識力・読解力・論理力」が必須。
RISUではその領域はカバーしきれません。
やりすぎると“塾の勉強時間”を圧迫する
RISUは楽しく取り組める分、以下のような事態が起きます。
- 夢中になって1〜2時間使ってしまう
- 塾の宿題が終わらなくなる
- 優先順位が逆転してしまう
中学受験で最優先すべきは塾の進度に合わせること。
RISUはあくまで “サブ教材” として位置づけましょう。
親のフォローなしでは効果が半減する
RISUは自動学習が売りですが、
完全に任せきりにすると「苦手単元の見落とし」が起こります。
親がすべきことはシンプルです。
- 学習状況の確認(週1回でOK)
- 苦手単元の把握
- 塾の単元とRISUの進度を照らし合わせる
- 過去に間違えた単元の復習ができているか確認
“管理”ではなく “観察” がポイント。
先取りが進みすぎると理解が浅くなる
RISUは先取りができるため、
小4で小6内容に入ってしまうケースもあります。
しかし、中学受験では
深い理解のない先取りは、かえって成績が下がる原因になります。
RISUを使うときは、
- 先取り:ほどほど
- 復習:重視
- 小6は弱点つぶしに特化
このバランスが重要です。
中学受験で“成績が伸びる”RISU算数の正しい使い方
RISU算数は、正しく使えば塾の理解を定着させる強力な武器になります。
教育専門家として、最も効果が高い使い方を紹介します。
① 小4〜小5での基礎固めに使う
RISUが真価を発揮するのは、小4〜小5の基礎力強化期です。
- 割合
- 小数・分数
- 比
- 図形の基本概念
- 速さの基礎
- 単位換算
これらの基礎が安定すると、
小6での応用問題の負荷が圧倒的に下がります。
② 苦手単元の補強に使う(小6はコレが最重要)
小6になると“追い込み期”に入るため、
RISUは弱点補強の専門ツールとして使うのが正解です。
例:
- 割合の基礎が怪しい → RISUで基礎補強
- 面積が苦手 → RISUで図形の基礎確認
- 計算ミスが多い → RISUの反復で安定化
塾だけでは弱点が放置されやすいので、
RISUのAI分析は非常に役立ちます。
③ 毎日やらない。週2〜3回がベスト
RISUは“毎日やらせる教材”ではありません。
最も成績が伸びやすいのは、
週2〜3回・20分前後
理由:
- 忘却曲線に最適
- 子どもの集中力が切れにくい
- 塾との勉強バランスがちょうど良い
- 「ちょっとやる」ほうが継続しやすい
④ 親がチェックすべきは「進度」ではなく「理解度」
多くの保護者がやりがちなのが、
- 「どこまで進んだ?」
- 「早くクリアしよう」
という“進度重視”の使い方。
RISUは 理解度を高める教材 なので、
チェックすべきは進度ではなく、
- 間違えた単元
- 苦手の傾向
- 正答率の変化
です。
RISUと併用するべき学習法(とくに図形・立体の補強)
RISUは基礎力を安定させますが、
中学受験で“差がつく”のは以下の単元です。
- 立体図形
- 平面図形の応用
- 展開図・切断
- 回転体
- 場合の数
- 速さ×図形
- 図形パズル系
これらはRISUではほぼ対応できません。
立体図形は「見る・触る・動かす」学習が必須
難関校の算数に共通しているのは、
紙面だけでは理解しにくい“空間把握力”を問う問題が多いこと。
たとえば:
- 展開図→立体のイメージ
- 切断面がどうなるか
- 回転させたときの体積
- 立体内の水量の変化
- 見取り図
- 投影図
RISUではこれらを体感的に理解することは不可能です。
だからこそ、中学受験では
立体模型を使った学習が圧倒的に効果的
という結論になります。
RISUで基礎→立体教材で応用、が最強ルート
教育的に最も成果が出やすい黄金パターンはこれです。
- RISUで基礎固め(週2〜3回)
- 塾の問題演習で応用に挑戦
- 立体教材で“空間認識”を体感して理解する
立体図形は
「分かる → できる → 得意になる」
までに時間がかかる単元。
しかし、
- 触る
- 動かす
- 見て理解する
この3つを実現できる教材を使うと、
理解スピードが一気に上がります。
まとめ:RISU算数は“基礎固め用ツール”。中学受験では使い方がすべて。
RISU算数は、
- 基礎力の強化
- 弱点補強
- 算数への自信回復
- 自動復習・分析
- 家庭学習の負担軽減
という点で、中学受験との相性が良い教材です。
ただし、
RISUだけで受験の応用・図形・立体分野をカバーすることはできない点を理解しておくことが重要。
中学受験では、必ず
- 塾の学習
- 基礎補強(RISU)
- 応用補強(立体教材など)
の3つをバランスよく組み合わせる必要があります。
\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/
中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
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