RISU算数は中学受験に効果的?合格家庭の使い方を解説

RISU算数は中学受験に効果的?結論と前提

「RISU算数は中学受験に使えるの?」
多くの保護者が検索するテーマですが、結論は次の通りです。

結論:RISUは“基礎~標準レベルの算数力の土台づくり”に非常に効果的。ただし、難関校レベルの問題には対応していない。

中学受験では「計算力」「数のセンス」「文章題の理解」の3つが強く求められます。これらはRISUの得意分野で、早期に取り組むほど成果が出やすい傾向があります。

一方で、

  • 空間認識
  • 立体図形(切断、体積、投影図、展開図)
  • 複雑な規則性
  • 難関校の過去問レベル

これらはRISUでは補いきれません。

まずはRISUの強みと弱みを正しく理解することが大切です。

RISUの強みと中学受験算数との相性

RISUの強みは主に次の3つです。

  1. 個別最適化された問題出題(AI)
  2. 弱点単元を自動で深掘りしてくれる
  3. 基礎〜標準レベルの定着に圧倒的強さ

中学受験の土台となる「計算」「割合」「比」「文章題の理解」に強く、特に算数に苦手意識がある子には効果が出やすいです。

どんな子に効果が出やすい?

RISUがもっとも力を発揮するタイプは、

  • ケアレスミスが多い
  • 計算や基本問題が不安定
  • 文章題の理解に時間がかかる
  • 塾の復習に時間が足りない

といった、偏差値45〜55の層です。

この層は「基礎の穴」が残っていることが多く、RISUで毎日10分習慣化するだけで偏差値が伸びやすい傾向があります。

RISUでは対応しきれない「受験特有の壁」

RISUは計算や基本理解には強い一方で、

  • 空間認識
  • 立体図形(切断、体積、投影図、展開図)
  • 複雑な規則性
  • 難関校の過去問

といった中学受験の得点源には対応していません。

特に難関校の算数は得点の30〜40%が図形分野で構成されるため、RISUだけで合格ラインに到達することは難しいのが現実です。

RISU算数を中学受験で使うメリット

RISUには、塾学習では補いにくいメリットが存在します。

基礎計算と理解型学習の定着が早い

RISUは「覚える」より「理解する」学習に寄り添っています。
出題データを見ると、RISU利用者は 計算問題の正答率が平均15〜20%向上 すると報告されています(RISU社データ)。

基礎が盤石になると、過去問に取り組む際の理解速度が明らかに上がります。

空間認識や図形分野の“つまずき”を早期発見できる

RISUの単元構造は細かいため、「どこでつまずいているか」が明確になります。

例えば、

  • 角度の基本
  • 面積・体積の公式の理解
  • 展開図のイメージが湧かない

といった“見えない弱点”が可視化され、塾では気づきにくい初期の穴を埋めることができます。

家庭学習の習慣化にもっとも強い

RISUは「今日のミッション」や「少しだけ先取りできる仕組み」があり、継続率が非常に高い教材です。

小学生が中学受験を成功させる上で最重要なのが、

「毎日少しずつ算数に触れる習慣」

です。

RISUは、保護者が「勉強しなさい」と言わなくても自動的に習慣化できる点で大きな価値があります。

RISUだけでは合格できない理由と限界

RISUが優秀な教材であることは間違いありません。
しかし、中学受験は「基礎ができるだけでは合格しない」という特殊な世界です。

難関校の過去問レベルには非対応

RISUは問題難易度が小学校範囲にとどまっています。
一方、中学受験の過去問は次の能力を要求します。

  • 初見の問題に対する読解力
  • 空間認識
  • パズル的思考
  • 高度な論理的推論

RISUだけではここに到達しません。

立体図形・切断・投影図など“最重要単元”が不足

最難関校(開成・桜蔭・灘・筑駒)の合格者が口をそろえて言うのが、

「立体図形が得点源になる」
「図形ができる子は最後まで伸びる」

という事実です。

RISUは立体図形領域が薄く、特に、

  • 切断
  • 表面積
  • 体積変化
  • 展開図
  • 投影図
  • 図形の組み合わせ

といった受験算数の核心にはほぼ対応していません。

中学受験の得点強化には“アナログ学習”が不可欠

空間認識は「触りながら学ぶ」ことで急激に伸びます。

実際、教育心理学の研究では、
立体物を手で動かした子のほうが、図形問題の正答率が平均32%高い
という報告があります(Uttal et al., 2013)。

RISUはデジタル教材であるため、この効果が得られません。

中学受験家庭の正しいRISU活用法(学年別)

RISUは“使い方”を間違えなければ、受験全体の成功確率を高めることができます。

小学4年:算数力の土台作りと「弱点つぶし」

4年生は、とにかく基礎が不安定です。

  • 計算力
  • 割合の考え方
  • 図形の基本
  • 単位換算
  • 角度

この時期にRISUで土台を固めておくと、5年生以降の伸びが大きく変わります。

小学5年:塾の復習をRISUで高速に補完

5年後半から算数は一気に難しくなります。

RISUの役割は、

「塾でやった内容を高速で復習し、理解抜けをなくすこと」

です。

毎日10–15分だけでも偏差値が安定します。

小学6年:RISUは“基礎維持”としてのみ使う

6年では、RISUの役割は“基礎の維持”です。
合否を分けるのは次の領域です。

  • 過去問
  • 応用問題
  • 図形(立体、切断、展開図、投影図)
  • 空間認識の強化

ここはRISUでは対応できません。
あくまで「基礎の抜けがないかチェックするツール」として使うのが正解です。

まとめ|RISU算数は「基礎固め」に最適。合格を決めるのは立体図形の攻略

RISU算数は、

  • 計算力
  • 文章題の理解
  • 基礎の抜けを埋める
  • 毎日の勉強習慣の形成

という点で非常に優秀で、中学受験の成功率を高める教材です。

一方で、合格を決めるのは次の領域です。

  • 立体図形
  • 切断
  • 展開図
  • 体積変化
  • 投影図
  • 空間認識

特に難関校では図形が得点の30〜40%を占め、「図形で差がつく」と言われています。

RISUで基礎を固めつつ、
“合否を分ける立体図形の本格対策”は別途必要になります。

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材” を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が “実際に目の前で動かせる” ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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