\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
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広尾学園2020算数(第1回)の全体像と、解説の読み方
この年のポイントは「比・条件整理・図で考える」
広尾学園の2020年第1回は、前半の小問で“計算の正確さ”を見つつ、後半で「条件整理」「比」「図形の面積」を使って考えさせる構成でした。
特に目立つのが、濃度算(容器を入れ替える・追加する・比を間違える)と、図形と比(直角三角形に点を取り、交点を作って面積を求める)です。
どちらも“公式暗記”ではなく、状況を整理して筋道を立てる力が必要です。
親子で読むコツ(読む→手を動かす→言葉にする)
おすすめは次の順番です
- まず自分で5分だけ考える(途中まででOK)
- 解説を読んで、解き方の「型」を1つ覚える
- 最後に親子で「どう考えたか」を言葉にする(これが定着の近道)
この後の解説は、答えだけでなく「なぜその式になるのか」を親が子に説明できるレベルで書きます。
大問1〜3の解説(計算・速さ・濃度・数の性質)
問1-(1)(2) 小数・分数|計算は「式の形」を決めてから
問1-(1)(2)は小数・分数の計算です。ポイントは計算テクニックより先に、式の形をきれいにすること。
例えば「分母をそろえる」「小数を分数に直してからまとめる」など、途中式が見やすくなる形に整えると、ミスが減ります。答えは(1)が 2.35、(2)が 0.39 です。
家庭では、子どもにこう聞くのが効果的です。
「今の式、どこから計算するとラク?」「同じ種類(分数同士)にそろえた?」
“式を整える習慣”がつくと、入試本番でも安定します。
問1-(3) 通過算|「出会い」を差で整理する
問1-(3)は通過算(速さ)。AとBが動いて“出会う”タイプは、まず距離の差(または和)で整理します。
この問題は、条件を整理して計算すると答えは 19分 になります。
コツは、文章を読んだらすぐに式に飛ばず、
- 「同じ方向?反対方向?」
- 「差が縮まる?広がる?」
を確認してから「差÷(速さの差)」の形を作ることです。
問1-(4) 角度|補助線より先に「同じ角」を探す
角度の問題は、補助線をたくさん引く前に、直角・二等辺・平行など「同じ角ができる理由」を探します。
この問1-(4)の答えは 70° です。
家庭では「ここ、なんで同じ角って言える?」と理由を言わせるだけで、角度問題の得点が伸びます。
問1-(5) 展開図|立体は「面のつながり」を言語化
展開図は、図が頭の中で回らない子が多い分野です。ここは才能ではなく練習で伸びます。
コツは面のつながりを言葉にすること。
「この面の右にこの面が来る」「この辺が“折り目”」と、声に出して確認します。問題の答え(正しい展開図)は図で示されています。
家庭でできる一番の近道は、紙で立方体を作って、面に番号を書き、開いて戻す練習です。
問2 濃度算(1)(入れ替え)|食塩の増減で一本化
問2-(1)は、Aに5%200g、Bに10%300gがあり、同じ量ずつ入れ替えるとAが6%になる問題です。
濃度算で一番大事なのは、食塩(中身)の量だけを見ること。
- 最初のAの食塩:200×0.05=10g
- Aが6%になった後:Aの全体は200gのまま。食塩は 200×0.06=12g
つまりAは食塩が +2g増えた。
入れ替えでは、Aからは5%の食塩水をx g出して(食塩は0.05x減る)、Bからは10%をx g入れる(食塩は0.10x増える)。
増えた食塩は 0.10x−0.05x=0.05x=2 より、x=40。
答え:40g
問2 濃度算(2)(追加→入れ替え)|まず「追加後の濃度」を作る
問2-(2)は、AとBにそれぞれ15%を100g追加してから入れ替え、同じ濃度になる問題です。
ここは「入れ替え」を急がず、追加した直後の濃度をまず作ります。
- A:200gの5%(食塩10g)に、100gの15%(食塩15g)を追加
→ 全体300g、食塩25g、濃度は 25/300=8.33…% - B:300gの10%(食塩30g)に、100gの15%(食塩15g)を追加
→ 全体400g、食塩45g、濃度は 11.25%
この2つを同じ量ずつ入れ替えて同濃度になるとき、共通の濃度は 10% になります。
(考え方は(1)と同じで、「食塩の増減」を式にします。途中で迷ったら“食塩の量”に戻りましょう。)
問2 濃度算(3)(比を間違えた)|予定と実際の差を方程式で
問2-(3)は、10%と15%を本来1:2で混ぜる予定が2:1で混ぜてしまい、できた濃度が予定より1%低い、という問題です。
ここは比を文字で置くのが一番安全です。
- 10%をa、15%をbとして、合計量は予定と実際で同じ
- 予定:a=1:2
- 実際:a=2:1
さらに「Aにはもともと5%200g」が入っている点も忘れずに。
式は少し長くなりますが、やることは同じです。
“食塩の合計÷全体”で予定濃度と実際濃度を作り、差が1%になる条件を立てます。答えは 9%。
(親子学習では、式を立てたら“数字の意味”を毎行確認すると迷子になりません。)
問3 数の性質(1)|2桁×2桁の積を「同じ形」にそろえる
問3-(1)は、ある2桁×2桁の積について条件を満たす数を求めるタイプです。
この手は、いきなり探さずに
- 2桁を (10a+b) の形
- 積の条件を“同じ桁構造”に合わせると、整理が進みます。答えは 1089。
問3 数の性質(2)|約数は「素因数分解→条件で場合分け」
問3-(2)は約数の個数や条件を使う問題です。
約数は、元の数を素因数分解し、指数の組み合わせで数えます。条件がつくときは、最後に場合分け。答えは 72。
大問4〜5の解説(論理・図形と比)
問4(1)点数ゲーム|「誰が書いたか」で表にして数える
問4は、A/B/Cが単語を書き、
- 1人だけなら2点
- 2人なら1点
- 3人なら0点
という得点ルールの論理問題です。
(1)は果物名のリストが与えられるので、単語ごとに
「Aだけ」「Bだけ」「Cだけ」「AとB」「AとC」「BとC」「全員」
のどこに入るかを仕分けします。するとAの点は 6点。
文章のまま数えると必ず漏れるので、表(分類)が正解ルートです。
問4(2)10個・全て2人以上|あり得る内訳を先に決める
(2)は「3人の合計単語数が10個」「1人だけの単語がない」「3人の点が全員違う」という条件。
ここは先に、単語の種類を
- 2人一致の単語(AB/AC/BC)
- 3人一致の単語(ABC)
に分け、合計10個になる組み合わせを探します。得点合計は 10点。
問4(3)Cが7個で11点|「0点(3人一致)」がカギ
(3)は「Cが7個で11点で1位」「Aは9個で3位」という条件です。
ここで効くのが、全員一致(0点)が混ざると、個数は増えるのに点が増えないという性質。
個数が多いのに3位になるAは、0点が多く、2点(1人だけ)や1点(2人一致)が少ないはず、と推理できます。答えは 9点。
問5(図形と比)(1)作図|比の印を残すと迷子にならない
問5は、直角三角形ABC(AB=8、AC=6、∠A=90°)に、
DをAD=1:2、E・FをBC上で1:1:1、GはABの中点、交点H・I…と点が多い問題です。
(1)の作図は、上手に描くよりも「比の印を残す」ことが目的。
- ACを3等分してD
- BCを3等分してE、F
- ABの中点G
ここまでを確実にし、線BD、EG、AFを引けばH・Iが決まります。
“どの比で取った点か”を図に書き残すだけで、(2)の面積が一気に見通せます。
問5(図形と比)(2)面積|面積比=底辺比×高さ比を徹底
(2)は三角形ABFの面積と、四角形AGHIの面積。答えは
- 三角形ABF:16cm²
- 四角形AGHI:5と1/7 cm²
解き方の軸は「面積比」。同じ高さなら底辺比、同じ底辺なら高さ比。
点が多い図形ほど、“同じ高さ(平行)”や“同じ底辺”を探して、比で面積を移すのが最短です。
(計算で押し切るより、“比で面積を運ぶ”感覚を持つと、広尾学園タイプの図形は安定します。)
広尾学園で点が伸びる家庭学習(塾だけで定着しない子向け)
再現力が上がる「小テスト化」(テスト効果)
塾で解説を聞いても、家で同じ問題が解けない…これはよくあります。原因は「わかったつもり」で終わること。
心理学では、思い出す練習(テスト)が記憶を強くすることが知られています(テスト効果)。
やり方は簡単で、解説を読んだ翌日に“同じ型のミニ問題”を1問だけ解く。これだけで再現性が上がります。
1週間で回す復習設計(分散学習)
さらに効果的なのが、同じ内容を日にちを空けて学ぶ「分散学習」です。分散学習のメタ分析では、多数の研究をまとめて効果を確認しています。
広尾学園2020でいえば、
- 月:問2(濃度)
- 水:問4(条件整理)
- 土:問5(面積比)
のように、テーマを散らして回すと、忘れにくくなります。
保護者ができる声かけテンプレ(安心語つき)
家庭での声かけは、解説より大事なことがあります。それは「考え方を言葉にする」時間を作ること。
- 「焦らなくて大丈夫。今わかってる条件を3つ言ってみよう」
- 「一歩ずつ理解できます。“何が増えて、何が減った?”だけ確認しよう(濃度算)」
- 「図は上手じゃなくてOK。比の印を残せば勝ちだよ(図形)」
この“安心語+具体指示”のセットが、親子学習では最強です。
まとめ
広尾学園2020(第1回)の算数は、計算の正確さに加えて、濃度算・数の性質・論理・図形と比の「整理して考える力」が問われます。
ポイントは、
- 濃度は“食塩の量”で一本化
- 論理は“分類表”で漏れをなくす
- 図形は“面積比”で運ぶ
この3つです。
塾だけで定着しない場合は、解説を読んだら「小テスト化」と「分散学習」で再現練習に切り替えましょう。
一歩ずつ、解ける型を増やしていけば、得点は必ず安定してきます。
\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
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