つるかめ算3つを面積図で解く考え方

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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つるかめ算で3つを面積図にすると混乱しやすい理由

中学受験ママ
中学受験ママ

私が知っている面積図は2つのつるかめ算までで、うちの子が3つ出てくる問題になると図もごちゃごちゃして教え方が分からず不安です

この記事では、そんな悩みに対して、つるかめ算で3つの種類が出る問題を面積図でどう整理すればよいのか、どこでつまずきやすいのか、家庭でどう教えると理解が深まるのかを順を追って解説します。

2種類のつるかめ算は面積図にしやすい

ふつうのつるかめ算は、鶴と亀のように2種類のものを扱います。
このとき面積図はとても相性がよいです。なぜなら、横の長さを「個数」、縦の長さを「1つあたりの数」にして考えると、全体の合計が面積のように見えるからです。

たとえば、全部を鶴だと考えた長方形をまず作り、実際との差を上に積み足すように見ると、「1つ変えるごとの差」が図で見えるようになります。
文章だけでは分かりにくい子でも、面積図にすると
・何をそろえたのか
・どこに差があるのか
が見えやすくなります。

このため、2種類のつるかめ算では、面積図は理解を助ける便利な道具になります。

3つになると図のどこを見るか分かりにくくなる

ところが、3つの種類が出てくると、面積図は急に難しく感じやすくなります。
その理由は、差が1種類ではなくなるからです。

たとえば、鶴・亀・カニが出てくると、鶴との差、亀との差、カニとの差がそれぞれ違います。
2種類なら「ここが増えた部分」と一目で分かるのに、3つになると「どの差をどこに書くのか」が分かりにくくなります。

多くの子は、面積図そのものが苦手なのではなく、3種類を一気に1枚の図に入れようとして混乱します。
つまり、図が悪いのではなく、図にする前の整理が足りないことが原因なのです。
ここを意識するだけでも、3つのつるかめ算はかなり考えやすくなります。

つるかめ算3つを面積図で考える基本

いきなり3つを同時に図にしない

つるかめ算で3つの種類が出てきたとき、最初から1枚の面積図に全部を入れようとすると、子どもは混乱しやすいです。
家庭で教えるときも、まずは「3つをそのまま図にしよう」としないことが大切です。

中学受験算数では、複雑な問題ほど「まず小さくする」考え方が重要です。
3つの種類があるなら、
・分かっている1種類を先に取り除く
・1種類を仮に決める
・残りを2種類にする
という順番で整理していくと、面積図が使いやすくなります。

つまり、3つのつるかめ算で大切なのは、最初から上手な図を書くことではなく、「面積図が使える形まで問題を整えること」なのです。

1つを固定して残りを2種類にすると面積図が使いやすい

3つの問題で最も使いやすい方法は、1種類を固定して、残りを2種類のつるかめ算に変えることです。
すると、いつもの面積図がそのまま使えるようになります。

たとえば、カニが2匹と分かっているなら、先にカニ2匹分の足の数を全体から引きます。
すると残りは鶴と亀の問題になります。
ここで初めて、面積図を使えばよいのです。

このやり方のよいところは、子どもが「3つの難しい問題を解いている」のではなく、「最後は知っている2種類の問題に戻せる」と感じられることです。
不安が減るだけで、問題への取り組み方はかなり変わります。

面積図は差を見える化するために使う

面積図を使う目的は、見た目をきれいにすることではありません。
「差」を見えるようにすることです。

たとえば、80円のえんぴつと100円のノートの問題なら、横の長さを個数、縦の長さを80円として長方形を作ります。
実際の合計金額との差が、上に積み足された細長い部分として見えるイメージです。
その細長い部分1つ分が、1本をノートに変えたときの20円の差になります。

子どもが面積図を描けても意味を説明できないなら、まだ理解は浅いです。
逆に、図が少し不格好でも
「ここが差の部分だよ」
と言えれば、十分に力はついています。
面積図は、答えを出すための飾りではなく、考え方を見える化する道具だと伝えることが大切です。

つるかめ算3つを面積図で解く問題例

問題例① 1種類の数が分かっている場合

問題
鶴、亀、カニが合わせて12匹います。足の数の合計は52本です。カニは2匹です。鶴と亀はそれぞれ何匹ですか。

まず、カニ2匹分の足の数を求めます。
カニは1匹8本足なので、
8×2=16本

全体の足の数は52本なので、鶴と亀の足の数は
52−16=36本

また、鶴と亀の匹数は
12−2=10匹 です。

ここで、鶴と亀の2種類のつるかめ算になります。
面積図では、まず「全部が鶴」の長方形を考えます。
10匹全部が鶴なら、
2×10=20本

実際は36本なので、差は
36−20=16本

鶴1羽を亀1匹に変えると、足は2本増えます。
面積図では、この差16本が「2本ずつの積み重なり」に見えます。
だから、
16÷2=8匹 が亀です。

答え
亀8匹、鶴2羽

この問題のポイントは、最初から3つを面積図にするのではなく、カニを先に処理してから2種類の面積図にすることです。

問題例② 1つずつ試して面積図に直す場合

問題
鶴、亀、カニが合わせて10匹います。足の数の合計は40本です。3種類とも1匹以上います。それぞれ何匹ですか。

この問題は、どの種類の数も最初から分かりません。
そのため、1種類を少しずつ試してみるのが自然です。ここではカニの数を試します。

カニが1匹だとすると、残りは9匹で、足の数は
40−8=32本 です。

残り9匹が鶴と亀なので、ここで面積図が使えます。
全部が鶴なら、
2×9=18本

実際は32本なので、差は
32−18=14本

鶴1羽を亀1匹に変えると2本増えるので、
14÷2=7匹 が亀です。

すると鶴は
9−7=2羽

答え
鶴2羽、亀7匹、カニ1匹

この問題のように、3つの面積図を直接作るのではなく、1つを試して2種類に変えてから面積図を使うと、整理しやすくなります。

問題例③ 値段の問題を面積図で考える場合

問題
80円のえんぴつ、100円のノート、120円の消しゴムを合わせて11個買い、代金は1060円でした。消しゴムは3個でした。えんぴつとノートはそれぞれ何個ですか。

まず、消しゴム3個分の代金を引きます。
120×3=360円

残りの代金は
1060−360=700円

残りの個数は
11−3=8個

ここで、えんぴつとノートの2種類になります。
面積図では、8個全部が80円のえんぴつだと考える長方形を作ります。
その合計は
80×8=640円

実際は700円なので、差は
700−640=60円

えんぴつ1本をノート1冊に変えると、
100−80=20円 増えます。
面積図では、この20円の差が同じ幅で積み重なった形になります。

したがって、
60÷20=3冊 がノート

えんぴつは
8−3=5本

答え
えんぴつ5本、ノート3冊、消しゴム3個

面積図は動物の足だけでなく、値段や点数の問題でも使えます。
「差を見える形にする」という本質は同じです。

家庭でつるかめ算3つと面積図を教えるコツ

図をきれいに書くより意味を言葉で確認する

面積図を使うとき、保護者はつい「図をきれいに書かせよう」としがちです。
ですが、本当に大切なのは図の見た目ではなく、子どもがその図の意味を説明できるかどうかです。

たとえば、
「ここは何の長さ?」
「この上に乗っている部分は何?」
と聞いてみてください。
「全部をえんぴつにした分」
「本当の金額との差」
と答えられれば、図の役割を理解しています。

逆に、図が整っていても意味が言えなければ、ただ写しているだけかもしれません。

面積図が合わない問題は無理に図にしない

面積図は便利ですが、すべての3種類の問題に必ず最適というわけではありません。
場合によっては、表や場合分けのほうが自然なこともあります。

たとえば、答えが複数ありうる問題や、1つずつ試したほうが早い問題では、面積図にこだわりすぎるとかえって分かりにくくなります。
子どもが混乱しているときは、
「面積図が悪い」のではなく、
「この問題には別の整理法のほうが向いている」
可能性もあります。

教え方で大切なのは、1つの型に押し込めることではなく、その子が理解しやすい方法を見つけることです。

具体物や手を動かす学習と組み合わせる

文章題が苦手な子は、面積図だけでもまだ抽象的に感じることがあります。
そういうときは、丸やカードを使って
「これが鶴」「これが亀」「これがカニ」
と並べながら考えると、理解が進む場合があります。

特に3つの種類になると、頭の中だけで条件を整理するのは負担が大きいです。
図だけで難しいなら、具体物と組み合わせることで、「何を減らして、何を残すか」が見えやすくなります。

家庭学習では、問題数を増やすよりも、子どもが納得できる形に直してあげることのほうが大切です。
面積図も、具体物も、そのための手段として使うのがよいでしょう。

まとめ

つるかめ算で3つの種類が出てくる問題は、最初から1枚の面積図にしようとすると混乱しやすくなります。
大切なのは、まず問題を小さくして、面積図が使える2種類の形に近づけることです。

分かっている1種類を先に処理する。
1種類を仮に決めてみる。
残りを2種類にして、差を面積図で見る。
この流れを意識すると、3つのつるかめ算もかなり整理しやすくなります。

家庭では、
「この図のどこが差?」
「何を先に減らせる?」
「残りを2種類にできる?」
と問いかけながら進めてみてください。
そして、面積図だけで難しいときは、表や具体物も使いながら、お子さんが理解しやすい形を探していくことが大切です。
その積み重ねが、つるかめ算だけでなく、中学受験算数全体の文章題への強さにつながっていきます。

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中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
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  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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