\【開成中対策】合否を分ける“立体図形”でつまずいていませんか?/

開成中の算数で、毎年「合否を左右する」と言われるのが立体図形です。
- 問題の構造が複雑でイメージできない
- 切断・回転・容積変化の思考が追いつかない
- 図を頭の中で再現できない
- 過去問の正答率が安定しない
こうした悩みは、実物の立体を “見て・触って・動かして” 理解できる教材を使うと、劇的に改善します。
特に開成の立体図形は、「文章 → 図 → 論理」を高速でつなぐ“空間認識力”が必須。
家庭学習でも、立体図形を手で動かしながら学べるだけで、理解スピードが大きく変わります。
開成中の入試20年分の立体図形を立体化した、
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開成中算数の素因数分解は捨て問にすべき?

素因数分解はできるのに、開成中の整数問題になると息子が止まってしまい、どこから捨て問にすべきか私も不安です
この記事では、そんな悩みに対して、開成中算数の素因数分解で「取る問題」と「捨て問にする問題」をどう見極めればよいか、家庭での対策まで分かりやすく解説します。
素因数分解は数の性質の基本として得点源になる
開成中の算数で素因数分解を考えるとき、まず大切なのは「素因数分解=難問」と決めつけないことです。
素因数分解は、整数分野の基本です。ある数を素数の積に分けることで、約数の個数、倍数、公約数、公倍数、余り、平方数、立方数などを整理しやすくなります。
たとえば、72を素因数分解すると、
72=2×2×2×3×3=2³×3²
となります。ここから、72の約数は「2を0個から3個、3を0個から2個使う」と考えられるため、約数の個数は(3+1)×(2+1)=12個と分かります。
このような基本は、開成中を目指すなら捨て問にしてはいけません。計算そのものは得点源です。
ただし、開成中レベルでは「素因数分解しなさい」で終わることは多くありません。素因数分解を使って、候補をしぼる、条件を満たす数を探す、約数や倍数を整理する、規則を見つけるといった発展に進みます。つまり、素因数分解は「答え」ではなく「考えるための道具」として使われます。
開成中では約数・倍数・条件整理と結びつく
開成中算数の入試分析では、頻出分野として図形・数の性質・速さ・場合の数・推理・論理が挙げられています。2025年度の分析では、頻出テーマ1位が「場合の数・条件整理」、2位が「立体図形」、3位が「速さ」とされ、式や考え方を書く形式で思考力重視の出題が多いと説明されています。
素因数分解は、この「数の性質」と「条件整理」に強く関わります。たとえば、約数の個数を調べる問題、倍数条件を満たす数をしぼる問題、余りの条件と組み合わせて候補を減らす問題では、素因数分解が大きな手がかりになります。
2026年度の入試分析でも、数の性質を活用する問題では、適当に数字を埋めるのではなく、素因数分解や倍数判定法を使って候補を論理的にしぼる力が鍵になると説明されています。
つまり、開成中の素因数分解は、単純計算ではなく「条件を整理するための入り口」です。だからこそ、基本は確実に取り、複雑な条件が重なる後半をどう見切るかが大切になります。
捨て問は「あきらめ」ではなく得点戦略
「捨て問」と聞くと、保護者の方は不安になるかもしれません。素因数分解は基本単元なので、「ここを捨ててよいのだろうか」と感じるのは自然です。
しかし、捨て問とは苦手だから逃げることではありません。限られた試験時間の中で、合格に必要な点数を守るための判断です。
開成中の算数は、試験時間60分、配点85点で、1問あたりに使える時間は限られています。また、解答用紙に式や考え方を書く形式とされており、途中の整理も大切です。
素因数分解の問題では、最初の分解や約数の整理は取れるのに、後半で「すべての数を求める」「条件を満たす最小の数を探す」「複数の余り条件を合わせる」となると、時間を大きく使うことがあります。
捨て問は、全部を白紙にすることではありません。
「素因数分解までは書く」
「約数の個数までは取る」
「候補をしぼるところまで得点する」
「方針が見えない後半は後回しにする」
という得点戦略です。
素因数分解で捨て問になりやすい問題
素因数分解後の使い道が見えない問題
素因数分解で捨て問になりやすいのは、分解したあとに何をすればよいか見えない問題です。
たとえば、ある数を素因数分解することはできても、それを約数の個数に使うのか、倍数条件に使うのか、平方数にするために使うのかが分からない場合です。
2024年の開成中算数では、2024を素因数分解し、それをもとに調べる問題が話題になりました。2024=2×2×2×11×23という分解を手がかりに、条件に合う式を考える問題として紹介されています。
このように、開成中では「素因数分解したら終わり」ではなく、「その分解をどう使うか」が問われます。
本番で、
「分解はできたが次に進めない」
「約数を調べるのか倍数を調べるのか分からない」
「候補をどうしぼるか見えない」
という状態になったら注意が必要です。
まずは途中まで書きましょう。素因数分解そのものや、そこから見える約数・倍数の条件は部分点につながる可能性があります。ただし、その先の方針が見えないまま長く粘るのは危険です。
約数・倍数・余りの条件が重なる問題
素因数分解の難問では、約数・倍数・余りの条件が重なることがあります。
たとえば、
「ある数の約数の個数が条件を満たす」
「その数は6の倍数である」
「さらに5で割ると2余る」
「最も小さい数を求める」
というような問題です。
1つひとつの条件は基本でも、重なると整理が難しくなります。どの条件から使えば候補をしぼれるのか、素因数分解で何が分かるのかを判断しなければなりません。
開成中の数の性質は、独立した大問としてだけでなく、余り、整数条件、条件整理、規則性、論理と重なりながら問われることが多いとされています。
本番で、
「候補が多すぎてしぼれない」
「約数の条件と余りの条件をどう合わせるか分からない」
「書き出しが続いて終わりが見えない」
という状態になったら、深追いしすぎない判断も必要です。
後半小問だけ急に難しくなる問題
開成中の算数では、同じ大問の中でも前半は取りやすく、後半で急に難しくなることがあります。
素因数分解でも、小問1では基本的な分解や約数の個数を求め、小問2で倍数条件を追加し、小問3で一般化やすべての場合の証明に進む、という構成が考えられます。
このとき、大問全体を捨てる必要はありません。前半小問を確実に取り、後半だけ時間で判断すればよいのです。
開成中対策では、数の性質と場合の数が差のつきやすい分野とされ、数の性質では条件をしっかりとらえることが重要だと説明されています。
つまり、素因数分解も「分野ごと捨てる」のではなく、「この小問は取る」「この後半は見切る」と分けて考えることが大切です。
開成中で素因数分解の捨て問を判断する基準
2〜3分で使う性質が見えるか
素因数分解の問題に取りかかったら、最初の2〜3分で「どの性質を使うか」が見えるかを確認しましょう。
見るべきポイントは、次のようなものです。
約数の個数を求めるのか。
最大公約数や最小公倍数を使うのか。
平方数・立方数の条件を見るのか。
倍数や余りの条件と組み合わせるのか。
候補をしぼるために使うのか。
このうち、どれかの視点が見えれば、解き進める価値があります。反対に、素因数分解はできたのに、その後の使い道が見えない場合は、いったん後回しにする判断が必要です。
素因数分解は、方針が見えれば強い道具になります。しかし、使い道が分からないまま数字をいじり続けると、時間だけを失いやすくなります。
最初の数分で「何のために分解するのか」を言えるかどうかを、捨て問判断の基準にしましょう。
前半小問や部分点を先に拾う
素因数分解の問題では、完答できなくても前半小問や途中の整理で得点できることがあります。
たとえば、最後の答えまでは分からなくても、
「72=2³×3²」
「約数の個数は12個」
「平方数にするには指数を偶数にする」
「6の倍数なので2と3を少なくとも1個ずつ含む」
という途中の考えは書けるかもしれません。
開成中では式や考え方を書く形式とされているため、途中の方針を残すことは大切です。
本番では、素因数分解の問題を完全に白紙にする前に、前半で取れる情報がないか確認しましょう。特に小問形式なら、小問1・2はできるだけ取りにいきます。
大切なのは、「全部解くか、全部捨てるか」ではありません。「どこまでなら得点につながるか」を判断することです。
「解けそうで時間を奪う整数問題」に注意する
素因数分解で最も危険なのは、まったく分からない問題ではありません。「解けそうで時間を奪う問題」です。
素因数分解をすると、手がかりが見えたように感じます。しかし、そこから条件を満たす数をすべて調べる段階で、候補が増えすぎたり、場合分けが複雑になったりすることがあります。
次のような状態になったら、一度離れる判断をしましょう。
素因数分解はできたが、次の使い道が分からない。
候補を書いているが、終わりが見えない。
約数・倍数・余りの条件が混ざっている。
同じ条件を何度も読み返している。
答えらしき数は出たが、本当にすべてか確認できない。
このような問題は、捨て問候補です。途中までの整理を残し、次の問題に進むほうが得点を守れる場合があります。
家庭でできる素因数分解の捨て問対策
基本の分解・約数・倍数は捨て問にしない
捨て問対策で最初にやるべきことは、基本の素因数分解を捨て問にしないことです。
まず固めたいのは、次の内容です。
素数を覚える。
素因数分解を正確に行う。
約数の個数を求める。
最大公約数・最小公倍数に使う。
平方数・立方数の条件を指数で見る。
倍数・余りの条件と組み合わせる。
これらがあいまいなままでは、本来取れる前半小問まで落としてしまいます。
家庭では、問題を解いたあとに、
「なぜ素因数分解したの?」
「この指数から何が分かる?」
「約数の個数はどう数えた?」
「平方数にするには何を足せばよい?」
と聞いてみてください。
この確認ができるようになると、基本問題は安定し、難問との区別もつきやすくなります。
難問は完答より見切り練習を入れる
6年後半の過去問期には、素因数分解の難問を最後まで解く練習だけでなく、見切る練習も必要です。
家庭では、次のような練習を入れてみましょう。
まず3分で、素因数分解と使えそうな性質を書く。
次に5分で、候補をどうしぼるかをメモする。
それでも方針が見えなければ、解説を見て「本番ならどこで切るか」を話し合う。
この練習をすると、子どもは分からない問題に出会ったときの動き方を学べます。
ここで大切なのは、解説を読んで終わりにしないことです。
「どこまでは自分で取れたか」
「どの条件で止まったか」
「次に同じタイプが出たら何分で切るか」
を言葉にして確認しましょう。
素因数分解の問題は、解説を読むと簡単に見えやすい単元です。しかし本番で大切なのは、最初に「何のために分解するか」を判断できるかどうかです。
復習では「どこまで取るか」を親子で確認する
素因数分解の復習では、満点解法だけを追いかけすぎないようにしましょう。
難関校の解説は、整理された美しい解き方で書かれています。しかし本番で、その解法を最初から思いつけるとは限りません。大切なのは、実際の試験でどこまで取るべきだったかを確認することです。
復習では、次の3段階で見直しましょう。
1段階目は、使う性質です。
素因数分解、約数、倍数、余り、平方数など、何に注目すべき問題だったかを確認します。
2段階目は、部分点です。
分解できたか、約数を数えられたか、候補をしぼれたか、前半小問を取れたかを見ます。
3段階目は、見切りです。
本番なら何分で離れるべきだったか、どの小問まで取るべきだったかを話し合います。
この復習を続けると、子どもは「素因数分解が解けない=失敗」と考えにくくなります。取れるところを取り、時間を奪う問題は避ける。この判断が、開成中算数では大きな武器になります。
まとめ
開成中算数の素因数分解は、捨てる単元ではありません。素数に分ける、約数の個数を数える、最大公約数・最小公倍数に使う、平方数や倍数の条件を見るといった基本は、数の性質の得点源になります。
一方で、素因数分解後の使い道が見えない問題、約数・倍数・余りの条件が重なる問題、後半小問だけ急に難しくなる問題は、本番で時間を奪う捨て問候補になります。開成中では、数の性質が頻出分野として挙げられ、条件を論理的にしぼる力が重要です。
家庭学習では、まず基本の素因数分解を確実にしましょう。そのうえで、難問では「3分で分解と使う性質を見る」「5分で候補のしぼり方を考える」「本番ならどこで切るかを復習する」という練習を入れると効果的です。
捨て問は、あきらめではありません。合格点を守るための判断です。親子で「この素因数分解問題はどこまで取るべきだったか」を振り返る習慣をつければ、難問に振り回されず、開成中算数で安定した得点を狙いやすくなります。
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開成中の算数で、毎年「合否を左右する」と言われるのが立体図形です。
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- 図を頭の中で再現できない
- 過去問の正答率が安定しない
こうした悩みは、実物の立体を “見て・触って・動かして” 理解できる教材を使うと、劇的に改善します。
特に開成の立体図形は、「文章 → 図 → 論理」を高速でつなぐ“空間認識力”が必須。
家庭学習でも、立体図形を手で動かしながら学べるだけで、理解スピードが大きく変わります。
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