\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
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灘中2023算数は「どれくらい難しい」?まず平均点で全体像

灘中2023算数って難しすぎて、うちの子がどこから手を付ければいいのか分からなくて不安…
この記事では、そんな悩みに対して灘中2023算数の難しさの見方・過去問の解き方・家庭での伸ばし方を、順を追ってやさしく解説します。
算数1・算数2の平均点/合格者平均との差を見る
「難しいかどうか」を感覚で判断すると、家庭学習は迷子になりがちです。まずは平均点で“現実の難度”をつかみましょう。
灘中の入試資料によると、2023年度の算数1(100点)は受験者平均63.5点、合格者平均79.4点、算数2(100点)は受験者平均53.4点、合格者平均65.8点です。つまり、算数2の方が平均点は低めで、より差がつきやすい設計だったことが分かります。
ここで大事なのは、「満点を目指す」より先に、
- 受験者平均を安定して超える
- 合格者平均との差(=伸びしろ)を具体化する
という目標に落とし込むことです。
「難しい=解けない」ではない(合格点の作り方)
灘中の算数は、難問が目立つ年でも、全員が解ける問題〜差がつく問題が混ざっています。合格点は多くの場合、
- “取る問題”を落とさない
- “差がつく問題”を部分点でも拾う
の積み上げで作れます。
お子さんが算数に苦手意識を持つほど、「最後の難問に挑む」より、前半〜中盤の取りこぼし(計算ミス/条件読み落とし)を減らす方が、点は上がりやすいです。
まずは“点が落ちる原因”を見える化していきましょう。
灘中2023算数でつまずく理由は3つ
条件整理が甘くて式が立たない
灘中の問題は、文章量が多いというより「条件が丁寧に埋め込まれている」タイプが多く、読んだつもりで読み落とすと一気に崩れます。
家庭では次の癖が出やすいです。
- 図や表に落とす前に、頭の中だけで進める
- 「何が分かっていて、何が未知か」を書かない
- “同じ言葉”でも意味が変わっているのに気づかない
対策はシンプルで、条件を1行ずつ短く言い換えること。
算数が得意な子ほど省略しますが、苦手気味の子ほど、言い換えが効きます。
解法の引き出し不足(典型に気づけない)
灘レベルの問題は、まったくの奇問というより、典型の組み合わせでできています。ところが、典型が頭に入っていないと「どこから着手していいか分からない」状態になります。
たとえば算数では、
- 比・割合(線分図/面積図)
- 速さ(旅人算・通過算・ダイヤ型整理)
- 数の性質(規則・余り・場合分け)
- 図形(相似・面積比・補助線)
が“道具”になります。
過去問演習は「解けた/解けない」より、どの道具で戦う問題だったかを言語化することが価値です。
時間配分ミス(“取る問題”を落とす)
灘中は、手応えが強い問題にハマると、あっという間に時間が溶けます。
苦手な子ほど、
- 最初から難しそうな問題に突っ込む
- 途中で引き返せない
- 見直し時間が消える
となりやすいです。
家庭で教えるときは、解法以前に「判断」を育てます。
“30秒考えて方針が立たないなら、一旦飛ばす”
このルールだけでも、得点は安定します。
灘中2023算数の過去問はこう解く|家庭でできる6ステップ
①最初は「解けた/解けない」より“読み間違い”を潰す
最初の1周目は、正解数よりも
- 条件読み落とし
- 単位ミス
- 図の書き方ミス
などの“もったいない失点”を拾いましょう。
採点後、間違いを
A:方針は合っていた(計算・処理ミス)
B:方針が立たなかった(典型不足)
C:条件を誤読した(読み取り不足)
に分けるだけで、次にやることが明確になります。
②解説を読む前に「自分の言葉で方針」を書く
解説を開く前に、1〜2行でいいので
「こうすればいけそう」
という方針を書かせます。外れていてもOK。
この“予想”があると、解説を読んだときの吸収率が跳ね上がります。
③解説後は“1行要約”で解法を固定する
解説を読んで終わり、が一番もったいないです。
最後に1行で、
- 何を揃えた?(条件整理)
- 何を使った?(典型)
- どこで勝負した?(発想)
を書きます。
例:
「比をそろえるために面積図にし、同じ“1”を作ってから計算した」
のように、“再現できる言葉”にします。
④翌日に「解き直しテスト」で記憶を強くする
学習法の研究では、読む/見返すより「思い出す(テストする)」方が長期記憶に残りやすいことが繰り返し示されています。
灘中の過去問でも同じで、翌日に“解き直しテスト”を入れると定着が速いです。
やり方は簡単:
- 昨日やった問題を、白紙から方針だけ書く(全部解かなくていい)
- 可能なら、時間を短めに区切る(3〜5分)
これで「思い出す力」が育ちます。
⑤1週間後に再挑戦(間隔反復)
人は忘れます。でも、忘れる前提で設計すると強くなります。
間隔を空けて復習する“間隔反復(spacing)”は、多くの研究で学習効率を上げるとされ、たとえば復習の間隔は「最終的に覚えていたい期間」に対して一定の比率で最適化される、という整理もあります。
実務的には、家庭ではこれで十分です。
- 当日:解く+解説+1行要約
- 翌日:解き直しテスト
- 1週間後:もう一度、本番同様に解く
⑥単元を混ぜて演習(インターリーブ)
「同じ単元を続けて練習」も必要ですが、灘中のように“見抜く力”が要る入試では、単元を混ぜる練習が効きます。
学習研究でも、同種問題のブロック練習より、混ぜて解く練習(interleaving)が成績向上につながった報告があります。
おすすめは、過去問演習の合間に、
- 速さ1問
- 比1問
- 図形1問
のように“ミニセット”を作ること。解法の切り替えが鍛えられます。
得点を伸ばす家庭の声かけ・教材の使い方
親は「解き方」より「考え方の型」を手渡す
家庭で教えるとき、親が解き方を説明しすぎると、子どもは“聞けば分かる”状態になります。
おすすめは次の順番です。
- 子どもに「方針」を言わせる
- 親は「条件は何?」「未知は何?」だけ聞く
- 子どもが図・表に落とす
- 最後に解法を整える
この順番だと、子どもが主役のまま、思考が育ちます。
図や立体は“手で動かす”と理解が速い
図形や立体が苦手な子は、頭の中で回そうとして疲れます。
家庭では、
- 立方体を紙で作る
- 角柱・円柱を実物で触る
- 切断なら、粘土やブロックで再現する
だけでも、理解が進みます。“見える化”は強い味方です。
直前期の伸ばし方(新しい問題より再現性)
直前期は、新しい難問を追うより、
- 過去問で間違えた問題を「何も見ずに再現」
- 典型問題を「短時間で正確に」
が得点に直結します。
特に灘中は、部分点を拾う力が大切。途中式や考え方の筋道が書けると、本番の安定感が上がります。
まとめ
灘中2023算数は、平均点を見ると「極端に解けない試験」ではなく、取る問題を落とさず、差がつく問題で拾う設計だと分かります。
家庭学習では、過去問をただ解くだけでなく、
- 間違いをA/B/C分類して原因を特定
- 解説前に方針を書き、解説後に1行要約
- 翌日テスト+1週間後再挑戦(間隔反復)
- 単元を混ぜて“見抜く力”を鍛える
この流れを回すことで、苦手意識があっても一歩ずつ伸ばせます。
今日から「解けなかった問題を、次は再現できる問題に変える」ことから始めましょう。
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