灘中学2022算数で感じる「難しい」の正体

灘中学2022算数の過去問を見たら難しすぎて、うちの子が自信をなくさないか心配です。
この記事では、その不安の正体(なぜ難しく感じるのか)を整理し、灘中学2022算数の過去問を家庭で“得点につながる練習”に変える具体的な手順を順番に解説します。
「難問」より「問題数と取捨選択」が勝負
灘の算数は「とにかく難問」というイメージがありますが、2022は特に、限られた時間で“取れる問題を落とさない”力が問われやすい年でした。分析では、1日目は問題数が多く、解ける問題を素早く見抜き、手を動かして得点を積み上げる必要があるとされています。
ここで大切なのは、全部を完璧に解くことではありません。まずは「取れる問題を取り切る」練習から一歩ずつ積み上げれば大丈夫です。
2022は分野の偏りもあり“得意不得意”が出やすい
2022は、文章題は“数に関する問題”が多めで、図形も立体(四角すい)に寄るなど、分野の偏りが指摘されています。
だからこそ、過去問の点数が伸びないときは「能力不足」ではなく、たまたま苦手分野が濃く出ている可能性も高いです。苦手が見えたら、それは伸びしろのサインです。
灘中学2022算数の出題形式と全体像
1日目は大問数が多く、素早い処理が必要
2022の形式は例年通り、1日目が大問数多め・2日目が大問数少なめです。具体的には「1日目12題、2日目5題」という形が示されています。
1日目は、1問に時間をかけすぎると全体が崩れやすい。家庭学習でも「時間を使う問題/捨てる問題」を分ける練習が効きます。
2日目は大問が少ない分、思考の深さが問われる
2日目は題数が少ない分、1問あたりの思考量が増えやすいのが特徴です。ここは、解けなかった問題を「解説を読んで終わり」にせず、後述する“再現できる復習”が得点差につながります。
平均点から見える“差がつくポイント”
2022の算数(1日目)は、受験者平均52.7点、合格者平均64.5点というデータが紹介されています。
この差は「数問の取りこぼし」で簡単に開きます。だから家庭学習では、難問より先に、標準〜やや難の問題を安定して取り切ることが最優先です。
2022の過去問を「得点力」に変える家庭学習の進め方
まずは「解説の読み方」を固定する(2行メモ→最初の一手)
灘の過去問は、解説を読んでも「なぜそうなるの?」で止まりがちです。
そこで、解説を読む前に型を固定します。
- ①条件(分かっていること)
- ②求めるもの(何を出す?)
この2行を書いてから解説へ。次に、解説は全部理解しようとせず、「最初の一手」だけ真似します。
(図を描く、表を作る、場合分けを立てる、小さい例を作る…など)
これだけで、「解説が急に飛ぶ」感覚が減ります。
3周で完成:1周目=整理/2周目=再現/3周目=時間
2022は取捨選択が鍵になりやすいので、過去問は“周回前提”が強いです。
- 1周目:時間を計らず、図・表・場合分けなど「整理」だけを徹底
- 2周目:自力で入口を作れるか(説明できるか)=「再現性」作り
- 3周目:時間を意識して「取る問題を取り切る」練習
「10年分を1周」より「5年分を3周」の方が伸びやすい、が基本です。
親の声かけは3つだけでOK(教え込みすぎない)
親が解き方を説明しすぎると、子どもが“再現”できません。声かけはこれで十分です。
- 「最初に何を整理する?」
- 「いま分かったことは何?」
- 「次に何を出すと進む?」
この3つで、思考の流れが言葉になり、得点力に変わっていきます。
単元別:灘中学2022算数を解くための土台づくり
数の性質・整数:条件整理→場合分けの型
2022は“数に関する問題が半分”という指摘もあります。
整数は、ひらめきより「条件を短く書く→場合分け」の型で安定します。
家庭での練習は、
- 条件を箇条書き(3行以内)
- 場合分けの基準を1つ決める
- 小さい例で検算
この順番でOKです。
速さ・比・文章題:関係図を“必ず”描く
文章題は、灘ほど「読んで式」では崩れます。
必ず「関係図(線分図や表)」を先に作り、そろえる量を決める。これができると、解説の式が“突然”に見えなくなります。
図形(特に立体):見取り図→同じ量の印→分割
2022は立体(四角すい)に寄る傾向が示されています。
立体が苦手な子は、式の前に3つだけ。
- 見取り図を描く(上手でなくてOK)
- 同じ長さ・同じ角に印
- “切る/分ける”線を1本入れて単純化
この順で整理すると、解説が「読める」状態になります。
まとめ
灘中学2022算数は、難問で圧倒するというより、問題数・取捨選択・分野の偏りで差がつきやすい年でした。
- 形式は例年通り(1日目12題・2日目5題)で、特に1日目はテンポが重要
- 平均点データからも「数問の取りこぼし」が合否を分けやすい
- 家庭学習は「2行メモ→最初の一手→3周復習」で、得点力が作れます
過去問は、点数を測る道具ではなく、伸びる手順を作る教材です。
今日から一歩ずつ整えていきましょう。
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