\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
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浦和明の星2021算数の全体像(第一回)
大問構成と出題テーマの広さ
2021年度(第一回)の算数は、小問集合→応用大問の流れで、幅広い単元をまんべんなく問う構成です。小問集合では、計算・割合(食塩水)・つり合い(過不足)・速さ(列車)など、典型テーマがテンポよく並びます。さらに図形の面積、サイコロ、整数条件の整理なども出題され、「知識」より「整理して解く力」が試されます。
難易度の体感:計算力+条件整理がカギ
難問奇問で圧倒するタイプではなく、標準題を正確に取り切れるかが合否を左右しやすい印象です。
ただし、仕事算(大問2)や川の流れ+グラフ(大問3)、テープつなぎ(大問5)は、途中で条件が増えていきます。ここで式が迷子になる子が多いので、家庭では「書き方」を固定してあげると伸びやすいです。
【大問別】2021算数のねらいと解き方
大問1:小問集合(割合・速さ・図形・数)
小問集合は「落とせない問題」が中心です。2021では、食塩水の濃さ、過不足、列車のトンネル通過、図形面積、サイコロ、整数条件の問題が確認できます。
家庭でのポイントは次の3つです。
- (1) 計算は“途中式ルール”を決める:暗算で合っても再現できません。「分数→通分→約分」の順など、毎回同じ型に。
- (2) 割合は“基準=1”を明確に:食塩水は「食塩=全体×濃度」。混ぜるなら食塩を足して全体も足す。
- (3) 速さは“距離=速さ×時間”を一行で置く:列車の問題は「進むべき距離」が(列車+トンネル)などに変わるので、まず距離を日本語で固定します。
例:列車がトンネルを抜ける=「先頭が入口→最後尾が出口」=「列車の長さ+トンネルの長さ」。ここが言えれば式は立ちます。
大問2:仕事算(「1日分」を基準に整理)
2021の仕事算は、Aさん・Bさんの休み日数が絡む設定で、典型なのに差がつく問題です。
コツは「全体=1」ではなく「1日分」を作ること。
- 「Aが12日働いた後、Bが9日働くと終わる」
- 「Aが8日、Bが12日でも終わる」
この2本から、AとBの1日あたりの仕事量の比が決まります。そこまで出れば、Cの36日も同じ土俵で扱えます。
つまずく子の共通点は、式をいきなり立てて分数が増えて崩れること。最初に
- Aの1日=□
- Bの1日=□
と置いて、「合計が同じ(=仕事全部)」を2本作る。この型を固定しましょう。
大問3:旅人算×グラフ(川の流れ・出会い)
2021は川の流れ(下り・上り)と、距離‐時間グラフがセット。条件整理が得点源です。
ここは“速さの定義”を3つに分けると一気にラクになります。
- 静水時の速さ(船自体の力)
- 流れの速さ(今回は毎分36m)
- 実際の速さ=静水時 ± 流れ
グラフは「傾き=速さ」。つまり、折れ線の急な部分ほど速い。
家庭では、いきなり計算に入らず、まず
- どの線がAでどの線がBか
- “出会い”は交点
- “村に着いた”は上端(村の距離)
を言葉で確認してから式にすると、取りこぼしが減ります。
大問4:水量(底面積×深さ=体積)
直方体容器の水の移動は、「体積が保存される」だけで解けます。
基本式はこれだけ。
- 体積=底面積×水の深さ
- 移した水量=(変化した深さ)×(その容器の底面積)
この手の問題は、比(深さの比が3:2)と分数移動(1/6移す→深さが0.8cm増える)が混ざります。混乱しないコツは、最初に
- Aの底面積=120㎠
- Bの底面積=不明(でも比で出せる)
- 深さA=3x、深さB=2x
のように深さを“同じ単位のx”で置くことです。
大問5:条件付き作業(テープつなぎの数え上げ)
10cm・20cm・30cmテープをつなぐと、つなぎ目ごとに2cm短くなる問題。これは場合分けの設計力を見ています。
ポイントは「つないだ回数=(使った本数−1)」なので、完成長さは
- 合計の長さ − 2cm×(本数−1)
で一発管理できます。
(1)のような「できる長さをすべて選ぶ」系は、闇雲に試すと時間が溶けます。
おすすめは、先に
- 本数2本、3本、4本…と本数で固定
- その中で合計長さの候補を作る
という順番。漏れが激減します。
ここで差がつく!単元別・家庭学習の優先順位
割合・比:文章を式に直す練習が最優先
算数が苦手なお子さんほど「計算はできるのに式が立たない」となりがちです。
対策は、毎回同じ日本語フレーズに落とすこと。
- 「〜の何%」→「全体×割合」
- 「〜を△倍」→「元×△」
- 「残り」→「全体−使った」
この“翻訳辞書”を作るだけで、過不足や食塩水が安定します。
速さ・仕事:線分図・面積図で「見える化」
速さと仕事は、図がある子が強いです。
- 速さ:線分図(距離)+矢印(向き)
- 仕事:面積図(仕事量)で「同じ仕事」を2本作る
2021はまさにこの力を見ています。書き方が定まれば点は上がります。
図形:面積の分割と“同じ形”探し
面積問題は、公式暗記より「分け方」。
- 対称を探す
- 重なりを引く/足す
- 既知の形(半円・扇形・三角形)に分解
2021の図形も、分割で見通しが立つタイプです。
整数・場合の数:条件を表にして漏れ防止
整数条件問題やサイコロは、条件が多いほど表が勝ち。
- 「合計が31」
- 「最大は奇数」
- 「2つずつの差の条件」
こういう“縛り”は、表で候補を消すのが最短です。
過去問の使い方(点が伸びる解き直し手順)
1回目:時間を測って“現状”を知る
最初は、解けなくて当然です。むしろ「どこで止まるか」が宝。
- 大問1で落とす → 基礎(割合・速さ)優先
- 大問2〜5で止まる → 整理手順(図・表)を固定
この診断ができると、勉強が最短になります。
2回目:解説を写すより「テスト形式」で思い出す
学習効果は「思い出す練習(テスト)」で高まりやすいことが、多くの研究で示されています(いわゆるテスト効果)。
おすすめは、解説を読んだ翌日に、何も見ずに“最初の1行だけ”自力で書くこと。式が立てば半分勝ちです。
3回目:間違いノートは“原因別”に短く
ノートは長いほど続きません。原因はだいたい次の4つです。
- 日本語の読み違い
- 図・表を書かなかった
- 比の置き方がズレた
- 計算ミス
原因だけ一言で残し、同じミスを次で潰すのが目的です。
さらに、学習を間隔をあけて繰り返す(分散学習)が長期記憶に有利という知見もあります。
過去問は「1日でやり切る」より、「3回に分けて回す」方が点に結びつきやすいです。
まとめ
浦和明の星女子中の2021年度算数(第一回)は、標準的な単元を広く扱いながら、仕事算・旅人算グラフ・条件整理(テープ、整数)で差がつく構成でした。
家庭学習では、
- 割合・速さ・仕事の“書き方”を固定
- 表・線分図・面積図で条件を見える化
- 過去問はテスト形式+間隔をあけて3周
この3点を守るだけで、安定して得点できるようになります。
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