\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
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『灘中の算数20年』はどのような問題集か

灘中の算数20年を買っても、うちの子には難しすぎるのではと不安です
この記事では、『灘中の算数20年』の内容や通常の赤本との違いを整理し、学年と現在の実力に合った使い方を分かりやすく解説します。
『灘中の算数20年』は、英俊社から刊行されている灘中学校の算数に特化した過去問題集です。
灘中を目指す家庭にとって魅力的な教材ですが、「20年分を全部解けば合格できる」と考えるのは適切ではありません。
収録量が多いからこそ、目的を決めて使うことが重要です。購入前に、一般的な学校別赤本との違いや、子どもの現在地に合っているかを確認しましょう。
灘中算数の入試問題を20年分収録
2027年度受験用の『灘中の算数20年』には、2007年度から2026年度までの算数入試問題が20年分収録されています。定価は税込3,960円、判型はB5です。
灘中の入試は、算数が1日目と2日目に分かれています。
1日目では、短い問題から解法を素早く見抜き、答えまで正確に処理する力が必要です。2日目では、大問の条件を整理し、前の設問を手がかりに考えを深める力が問われます。
20年分を通して見ることで、単に問題数をこなすだけでなく、「灘中がどのような考え方を繰り返し求めているか」を確認できます。
ただし、年度版によって収録年度は変わります。購入時には、表紙に書かれた受験年度と収録範囲を確認してください。
出題分野の一覧表と詳しい解説が付く
『灘中の算数20年』には、出題分野を確認できる一覧表と、別冊の詳しい解説が付いています。
一覧表を使えば、各年度にどの単元が出題されたかを調べられます。
たとえば、立体図形が苦手なら立体図形を含む年度、数の性質を強化したいなら整数や規則性が出た年度を選ぶ、といった使い方ができます。
これは、20年分を年度順に解くより効率的です。
解説についても、答えだけを確認するのではなく、「最初に何へ気づくべきだったか」「別の解き方はあるか」を読むことに価値があります。
灘中算数では、一つの問題に対して複数の見方ができることがあります。自分の方法と解説の方法を比べることで、使える考え方を増やせます。
通常の灘中赤本との違い
通常の学校別赤本と『灘中の算数20年』は、役割が異なります。
2027年度受験用の学校別『灘中学校』赤本には、2021年度から2026年度までの6年分が収録され、詳しい解説や別冊解答用紙、入試データ、傾向と対策などが用意されています。
一方、『灘中の算数20年』は算数だけを長期間さかのぼって研究する教材です。
学校別赤本は、国語・理科も含めた本番演習や直近の傾向確認に向いています。算数20年は、算数の出題史を広く見ながら、弱点補強や類題演習をするのに向いています。
どちらか一冊だけを選ぶというより、学校別赤本を本番演習に使い、算数20年を追加演習と分析に使うのが基本です。
灘中の算数20年が向いている子・向かない子
問題集が優れていても、子どもの段階に合っていなければ効果は下がります。
特に灘中の過去問は難度が高いため、早く始めるほど有利とは限りません。
解けない状態で大量に取り組むと、解説の暗記が中心になったり、「自分は算数ができない」という思い込みにつながったりします。
小6の灘中志望者には有力な教材
『灘中の算数20年』が最も役立つのは、主要単元を一通り学び終えた小6の灘中志望者です。
単元別教材で基本解法を身につけた後に使えば、複数単元が組み合わされた問題への対応力を確認できます。
目安として、塾の灘中向け講座や最難関クラスで過去問演習を始める段階なら、十分に活用できます。
ただし、小6でも最初から20年分を通して解く必要はありません。
まずは塾で扱った単元に対応する問題や、先生から指定された年度を優先します。志望校対策では、教材の冊数よりも、取り組む問題を正しく選ぶことが大切です。
算数の基本が不安な子にはまだ早い
割合、比、速さ、場合の数、相似、立体図形などの基本問題でつまずく場合は、『灘中の算数20年』を中心教材にする段階ではありません。
過去問は、基本を一から教えるために作られた問題集ではないからです。
たとえば、相似な三角形を見つけられても対応する辺を間違える子に、灘中の複合図形を繰り返し解かせても、根本的な改善にはつながりにくいでしょう。
この場合は、単元別教材に戻り、基本問題を自力で解けるようにしてから過去問へ進みます。
過去問を解いて弱点が見つかったら、過去問の中だけで解決しようとせず、元の単元へ戻ることが重要です。
小4・小5は問題を選んで使う
小4や小5が『灘中の算数20年』を使う場合は、一年分を丸ごと解かせないほうが安全です。
未習単元が多く含まれているうえ、制限時間内に処理するための経験も不足しているからです。
小4なら、学習済みの計算や規則性の小問を一題選び、時間を気にせず考える使い方が向いています。
小5なら、割合、比、速さ、平面図形など、塾で学習した単元の問題を選べます。
この段階の目的は得点を競うことではありません。
難しい問題でも、条件を書き出す、小さな数で試す、図を描くといった姿勢を経験させることが目的です。
灘中の算数20年の効果的な進め方
『灘中の算数20年』を買った後、最も避けたいのは、最初のページから機械的に進めることです。
20年分という量に安心しても、一問ごとの復習が浅ければ力はつきません。
解く年度、時間の計り方、解き直しの時期まで決めて使いましょう。
20年分を新しい年度から順番に解かない
受験直前に使いたい直近年度を、早い時期にすべて消費するのはおすすめできません。
新しい年度の問題は、本番に近い形式で実力を確認するために残しておく価値があります。
学習初期は、少し古い年度から単元別に選びます。中期には一年分を1日目・2日目に分けて解き、直前期には直近年度を本番と同じ時間で実施します。
たとえば、春から夏は分野別演習、秋は年度別演習、冬は直近年度の総仕上げという流れです。
塾で過去問の実施年度が決められている場合は、家庭で先に解かないよう確認してください。
1日目と2日目で学習目的を変える
灘中算数の1日目と2日目は、同じ方法で復習してはいけません。
1日目では、短時間で方針を立て、答えを正確に出す力を鍛えます。一問ごとの所要時間を記録し、時間がかかりすぎた問題を確認しましょう。
2日目では、途中の考え方を整理して書く力が重要です。
答えに届かなかった場合も、図、表、場合分け、途中式がどこまで正しく書けたかを確認します。
1日目は「より速く正確に」、2日目は「考えを筋道立てて残す」と目的を分けることで、復習の焦点が明確になります。
点数ではなく間違えた原因を記録する
過去問ノートには、得点だけでなく間違えた理由を書きます。
原因は大きく四つに分けられます。
計算や転記のミス、基本知識の不足、条件の読み落とし、解法を選べなかった問題です。
たとえば、答えが違っていても、相似を使う方針まで正しければ、基本知識ではなく処理の問題です。反対に、解説を読んでも相似を使う理由が分からなければ、単元に戻る必要があります。
「難しかった」という一言で終わらせず、次に何を学ぶかまで決めることが、過去問分析の目的です。
解説を読んだ問題は時間を空けて解き直す
解説を読んだ直後に同じ問題を解くと、答えや手順を覚えているため正解しやすくなります。
それだけで理解できたと判断するのは危険です。
翌日、3日後、1週間後のように時間を空け、自力で最初の方針を立てられるか確認しましょう。
すべての計算を再現する前に、「最初に何へ気づけばよい問題か」を一文で説明させる方法も有効です。
「余りで分類する」「同じ高さの三角形を探す」「大きな立体から不要部分を引く」と説明できれば、解法の中心をつかめています。
家庭で失敗しないための注意点
『灘中の算数20年』は収録量が多いため、使い方を誤ると、過去問をこなすこと自体が目標になってしまいます。
保護者は進んだページ数よりも、子どもが一問から何を学んだかを確認してください。
難問を全部解けるようにしない
灘中の入試でも、すべての問題を完答する必要はありません。
難問一題に長時間を使うより、取るべき問題を確実に取るほうが合格点につながります。
家庭学習では、問題を「必ず取りたい」「合否を分ける」「後回しでよい」の三つに分けるとよいでしょう。
最難関問題まで完全に理解させようとすると、基本問題の確認や他教科の学習時間が不足します。
解けない問題を残すことは、失敗ではありません。今の段階で学ぶ価値が高い問題を選ぶことも受験戦略です。
過去問を単元学習の代わりにしない
20年分あれば多くの単元を学べるように見えますが、過去問は体系的な単元教材ではありません。
同じ単元でも年度によって難度や問われ方が異なり、基本から順番に並んでいるわけではないからです。
過去問で速さの問題を間違えたら、速さの基本教材で旅人算や通過算を確認し、類題を数問解いてから戻ります。
過去問、単元復習、再挑戦という往復を作ることで、弱点を確実に埋められます。
保護者が解法を先に説明しすぎない
子どもが止まると、保護者は正しい解き方をすぐ教えたくなります。
しかし、完成した解法を聞くだけでは、次の問題で最初の一歩を見つけられません。
「まだ使っていない条件はどれ?」「小さい数で試せる?」「同じ形はない?」と問いかけ、考える方向を示しましょう。
ヒントを出す場合も、答えに近い式ではなく、見るべき条件を伝えます。
保護者が問題を解けなくても、子どもに考え方を説明させ、解説と比べる役割は果たせます。
直前期に使う問題を残しておく
20年分あるからといって、早い時期にすべて解く必要はありません。
一度見た問題は、初見問題としての時間配分や判断力を測れなくなります。
本番形式で使う年度を3~5年分程度決め、解かずに残しておくとよいでしょう。
直前期には、開始時間、制限時間、休憩の取り方まで本番に近づけて実施します。
それ以前は、残した年度以外を使って単元別演習や解き直しを進めます。20年という収録量を、練習用と実力確認用に分けることが大切です。
まとめ|灘中の算数20年は分析して使う教材
『灘中の算数20年』は、灘中の算数入試を長期間にわたって研究できる問題集です。
2027年度受験用には2007年度から2026年度までの20年分が収録され、出題分野の一覧表と別冊解説が付いています。
ただし、20年分を順番に解くだけでは十分ではありません。
小6の灘中志望者は、単元別学習を終えた後の実戦演習として活用します。小4・小5は、学習済みの単元から問題を選び、考え方を経験する程度にとどめるのが適切です。
1日目は速さと正確さ、2日目は条件整理と途中過程を重視しましょう。
間違えた問題は、計算ミス、知識不足、読み落とし、方針が立たなかった問題に分類し、必要に応じて基本単元へ戻ります。
また、直近年度の一部は、直前期の本番演習用として残しておくことが大切です。
『灘中の算数20年』は、問題数をこなすための教材ではありません。一問ごとに出題意図と自分の弱点を分析し、次の学習へつなげることで、初めて20年分の価値を十分に引き出せます。
\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
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子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
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