\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
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灘中算数2026年1日目の難度と入試結果

灘中算数2026年1日目を見ても、私には息子がどの問題を取るべきだったのか分からず不安です
この記事では、灘中算数2026年1日目の難度や出題内容を整理し、得点差がついた理由と家庭で取り組める具体的な復習法を解説します。
2026年度の灘中学校入試は、1日目が2026年1月17日、2日目が1月18日に実施されました。
算数1日目は100点満点・60分で、計算、速さ、数の性質、規則性、平面図形、立体図形など、幅広い分野から出題されました。問題分析では、標準的な問題と応用問題がバランスよく配置されていたと評価されています。
受験者平均47.5点、合格者平均60.1点
灘中学校が公表した2026年度の入試資料によると、算数1日目の受験者平均は47.5点、合格者平均は60.1点でした。
両者の差は12.6点です。最高点は100点でしたが、合格者平均でも約6割にとどまっています。
また、算数2日目は受験者平均51.0点、合格者平均63.8点でした。算数2日間の合計では、受験者平均98.6点に対して合格者平均123.8点となり、25.2点の差がついています。
この結果から、灘中合格には最難問をすべて解くことより、1日目と2日目の両方で大崩れしないことが重要だったと分かります。
解きやすく見えて時間配分が難しい構成
2026年の1日目は、極端に正答者が少なくなるような問題ばかりではなく、標準問題と応用問題が組み合わされた構成でした。難度分析では、基本から標準に当たる問題が約58%、応用的な問題が約42%とされています。
ただし、受験者平均は50点を下回りました。
その理由の一つは、後半になるほど時間がかかる図形問題が増えたことです。序盤の計算や文章題で時間を使うと、正六角形、折り返し、立体図形まで十分に取り組めません。
「解法を知っている問題が多かった」と「時間内に得点できた」は別です。2026年は、その違いが表れやすい試験でした。
合格には60点前後を安定して取る力が必要
合格者平均が60.1点だったため、過去問演習ではまず60点前後を一つの目安にできます。
ただし、初めて解く小5や小6前半の段階で、すぐに60点を取る必要はありません。
大切なのは、正解した問題の種類です。
計算、速さ、条件整理などの得点しやすい問題を落として40点だった場合と、前半をそろえたうえで後半の図形に届かず40点だった場合では、課題が異なります。
点数だけでなく、「取るべき問題を取れたか」を確認しましょう。
灘中算数2026年1日目の出題内容を解説
2026年の算数1日目では、問題文の条件を式や図に直す力と、規則を見つけて大きな数へ広げる力が繰り返し問われました。
分野は幅広いものの、使われた考え方の多くは中学受験算数の基本です。
序盤は計算・割合・速さを正確に処理する
序盤には、分数や小数を含む四則計算、整数と小数の関係、4地点を移動する2人の速さを扱う問題などが出題されました。
計算問題は、式がやや複雑に見えても、通分や約分を丁寧に行えば整理できる内容でした。
灘中の1日目では、正解するだけでなく短時間で処理する必要があります。すべてを先頭から計算するのではなく、
- 先に約分できる部分はないか
- 同じ数をまとめられないか
- 逆算した方が早くないか
を確認することが大切です。
速さの問題でも、すぐに公式へ数字を入れるのではなく、誰がどの地点を通り、どの区間で速さが違うのかを線分図へ移す必要があります。
数の性質では試行から規則を見つける
数の性質では、条件に合う3桁の整数を求める問題や、「1」を2026個並べてできる整数の特定の位を求める問題が出されました。
3桁の整数の問題では、複数の倍数条件を同時に扱います。
このとき、すべての数を書き並べるのではなく、まず2や5の倍数になる条件で候補を減らし、次に各位の和を使って3の倍数を除くという順序が有効です。
2026個の1が並ぶ問題では、最初の数個を計算し、同じ並びが周期的に現れることを見つけます。
算数が苦手な子は、2026という大きな数を見て手が止まりがちです。しかし、最初の3回、5回、10回を調べると規則が見えることがあります。
大きな数の問題ほど、小さな例から始めるのが基本です。
正六角形・正七角形では図形の基本が問われた
平面図形では、正六角形の中にできる三角形の面積比や、正七角形の頂点と対角線で作られる角度を求める問題が出題されました。
正六角形は、中心と各頂点を結ぶと6個の正三角形に分けられます。
そこから、
- 全体の3分の1
- 全体の6分の1
- 小さな三角形の面積比
を組み合わせることで、求める面積へ近づけます。相似な三角形や、いわゆる「ちょうちょ型」の面積比も利用できます。
正七角形の角度問題は、答えが整数にならず、分数を含む角度になる点が難しいところでした。
答えがきれいにならないと、「途中で間違えた」と考えてやり直す子がいます。しかし、難関校では答えが整数になるとは限りません。
角度の和や二等辺三角形の関係が正しければ、分数の答えでも進める姿勢が必要です。
折り返し問題は図を一段階ずつ描き直す
長方形を何度か折り返し、できた辺の長さを求める問題も出題されました。
折り紙の問題でよくある失敗は、すべての折り返しを頭の中だけで処理することです。
折り返すと、折り目を軸として対応する点までの距離が等しくなります。そこで、
- 1回目の折り返しで移動する点を書く
- 等しい長さへ印を付ける
- 次の折り返し後の位置を書く
- 直角三角形ができていないか探す
という順序で進めます。
2026年の問題では、3対4対5の直角三角形など、既知の辺の比を使いながら長さをつないでいくことが鍵でした。
立体図形は全体から不要部分を引いて考える
後半には、正四角すいの一部を切り取ってできる五角すいを扱い、面積や体積の比を求める問題が出題されました。
複雑な五角すいを、そのまま細かく分割しようとすると計算量が増えます。
そこで、大きな立体全体から切り取られた三角すいを引く方針を立てます。同じ高さを持つ立体なら底面積比を使い、相似な三角すいなら対応する辺の比から体積比を考えられます。
立体が苦手な子には、見取り図全体を理解させようとせず、まず底面だけを平面図として描かせてください。
平面図形で面積比を求め、その後に高さを考えると、立体の計算へつなげやすくなります。
2026年1日目で得点差がついた3つの力
2026年の問題は、特別な公式を大量に覚えているかどうかだけを測るものではありませんでした。
基本を正確に処理し、必要な場面で応用できるかが得点差につながっています。
標準問題を短時間で正解する処理力
序盤の計算や文章題で時間を使いすぎると、後半の図形へ届きません。
家庭学習では、正解した問題も必ず時間を確認しましょう。
たとえば計算問題に5分かかって正解した場合、理解はできていますが、本番で必要な速さには達していない可能性があります。
途中式を省略するのではなく、約分やまとまりを見つけて計算量そのものを減らす練習が必要です。
答えがきれいでなくても進める判断力
正七角形の角度問題のように、答えが分数になる問題では、自分の解法を信じて進める力が必要です。
入試問題は、必ずしも整数や簡単な分数になるとは限りません。
家庭では、答えが合っているかだけでなく、
「角度の和は正しいか」
「同じ角と判断した理由は何か」
「途中の比は条件と合っているか」
を確認してください。
途中の根拠が正しければ、答えの見た目だけでやり直さない習慣が育ちます。
後半の図形へ時間を残す問題選択力
2026年1日目では、後半に折り返しや立体図形など、作図と計算に時間がかかる問題が置かれました。
前半で分からない問題に出会ったとき、長時間考え続けると後半へ進めません。
過去問演習では、問題を次の3つに分けます。
- すぐに方針が立つ問題
- 図や表を書けば進みそうな問題
- 2分考えても最初の一手が見えない問題
3つ目はいったん飛ばし、取れる問題を先に解きます。
灘中では難問を解く力と同じくらい、難問から一度離れる判断も重要です。
家庭でできる灘中算数2026年の復習法
2026年の問題は、単元別の知識確認だけでなく、時間配分や問題選択の練習にも使えます。
家庭では点数だけで評価せず、考えた過程を振り返りましょう。
点数より失点した原因を確認する
間違えた問題は、次のように分けます。
- 知識を忘れていた
- 解法を選べなかった
- 方針は正しかったが計算を誤った
- 時間が足りなかった
同じ不正解でも、原因によって対策は異なります。
倍数判定法を知らなかったなら知識の復習が必要です。知っていたのに使えなかったなら、問題文から条件を抜き出す練習が必要です。
規則性は小さな数で実験させる
2026個の1が並ぶ問題を見て止まった場合は、1個、2個、3個、4個の場合を試します。
保護者が規則を教えるのではなく、
「次はどうなりそう?」
「同じ並びが出ていない?」
「何回ごとに戻っている?」
と聞いてください。
自分で見つけた規則は、似た問題でも使いやすくなります。
図形は補助線の理由を説明させる
図形問題では、解説と同じ補助線を引けただけでは十分ではありません。
「なぜここを結んだの?」
「どの三角形を同じ形にしたかったの?」
「この線を引くと何が分かるの?」
と聞いてください。
補助線の目的を説明できれば、別の図形にも応用できます。説明できなければ、解答図を写しただけの可能性があります。
翌日に白紙から最初の一手を再現する
解説を読んだ直後は、内容を覚えているため「分かった」と感じやすくなります。
翌日に問題だけを見せ、
- 倍数条件で候補を減らす
- 小さな数で周期を調べる
- 正六角形を正三角形に分ける
- 折り返した点までの距離を等しくする
- 大きな立体から不要部分を引く
という最初の一手を再現させてください。
最後まで正解できなくても、最初の方針を自力で選べれば、理解は前進しています。
まとめ|灘中算数2026年1日目から学ぶこと
灘中算数2026年1日目は、受験者平均47.5点、合格者平均60.1点でした。最高点は100点でしたが、合格者平均は約6割であり、すべての問題を解くことが前提ではありません。
出題分野は、計算、速さ、倍数、規則性、正多角形、折り返し、立体図形など多岐にわたりました。
標準的な考え方を使える問題が多い一方、後半には時間のかかる図形問題が並びました。合格へ近づくには、序盤を速く正確に処理し、後半へ時間を残す必要があります。
家庭学習では、点数だけで一喜一憂せず、失点を知識・発想・計算・時間に分けてください。
そして、規則性は小さな数で試し、図形は補助線の理由を説明させ、翌日に最初の一手を白紙から再現します。
2026年1日目を丁寧に復習することで、灘中で求められる発想力だけでなく、限られた時間で取るべき問題を確実に得点する実戦力も育てられます。
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