\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
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灘中入試の算数は1日目と2日目で何が違う?

灘中入試の算数は解説を読んでも難しく、うちの子に私が何を教えればよいのか不安です
この記事では、灘中入試算数の特徴を1日目・2日目に分け、解説を読んだ後に家庭で何をすれば得点へつながるのかを順を追って説明します。
灘中の算数を理解するうえで、最初に押さえたいのが1日目と2日目の違いです。
どちらも100点満点ですが、同じ対策を続けるだけでは対応できません。1日目は短時間で答えを出す力、2日目は条件を整理して考えを進める力が中心となります。
過去問の解説を読む際も、まず「これは1日目型の問題か、2日目型の問題か」を意識すると、身につけるべき力が分かりやすくなります。
算数は2日間で合計200点
灘中入試では算数が2日間実施され、1日目100点、2日目100点の合計200点です。国語も合計200点、理科は100点で、総点は500点となっています。
近年の公式結果を見ると、算数の受験者平均と合格者平均には毎年大きな差があります。
2026年度は受験者平均98.6点に対して合格者平均123.8点、2025年度は115.2点に対して146.3点でした。問題の難易度によって平均点は変動しますが、算数が合否に強く影響する教科であることが分かります。
ただし、合格者平均は満点ではありません。大切なのは難問をすべて解くことではなく、取るべき問題を確実に得点することです。
1日目は速さと正確さが問われる
1日目は、小問を短時間で処理する試験です。
計算、整数、速さ、割合、規則性、平面図形、立体図形など、幅広い分野から独立した問題が並びます。答えのみを記入する形式が基本であるため、考え方が合っていても最終答案を間違えると得点になりません。
近年の入試問題を掲載する解答速報でも、1日目と2日目は別の問題・解答として扱われています。2026年度は両日とも算数60分で実施されました。年度によって試験時間や構成を確認し、本番と同じ条件で練習することが重要です。
1日目の過去問では、正解数だけでなく、1問に何分使ったかも記録してください。
正解していても10分かかっているなら、本番では他の問題を失う可能性があります。反対に、2分ほどで安定して解ける問題は、子どもの大切な得点源です。
2日目は考え方をつなげる力が必要
2日目は、大問の中に複数の小問が置かれ、前の設問で求めた結果が次の設問の手掛かりになる構成が多く見られます。
最初の小問は比較的取り組みやすく、後半になるほど難しくなるのが一般的です。そのため、最後の設問だけを単独で考えるのではなく、前の設問で何を調べたのかを振り返る必要があります。
2日目の面白さは、一つひとつの小問が独立しているのではなく、問題全体が一つの流れになっている点です。
解説を読むときも、式だけを追ってはいけません。
「なぜ最初にこの数を求めさせたのか」
「前の答えが次のどこで使われたのか」
というつながりを確認しましょう。
灘中入試算数で問われる4つの力
灘中の問題は難しく見えますが、特別な公式を数多く知っていれば解けるわけではありません。
小学生が学ぶ基本事項を使い、複雑な条件を扱いやすい形へ変える力が求められます。
数の性質を小さな例から見抜く力
灘中では、倍数、約数、余り、数字の並び、規則性など、数の性質に関する問題がよく見られます。
この分野が苦手な子は、いきなり大きな数を計算しようとして手が止まります。
例えば、ある操作を何十回も繰り返す問題なら、最初から50回目を考えるのではなく、1回目から5回目程度まで実際に調べます。結果を表にすると、同じ余りが繰り返されたり、一定の周期が現れたりします。
書き出しは遠回りではありません。
小さな例を使って、目に見えない規則を探すための実験です。家庭では「公式は何?」と聞くより、「3回目まではどうなる?」と問いかける方が、子どもが自力で動きやすくなります。
図形の条件を図へ書き込む力
図形問題で手が止まると、すぐに補助線を引かせたくなります。
しかし、補助線を考える前に、問題文から分かる情報を図へ書き込むことが先です。
等しい辺には同じ印をつける、等しい角にも同じ印をつける、平行な線や直角を確認する、分かっている面積や比を書き込むという順番です。
立体図形なら、同じ頂点になる場所や、切断面が通る辺を明確にします。
情報を書き込むと、合同や相似、同じ高さを持つ三角形など、使える関係が見えやすくなります。
補助線は思いつきで引くものではなく、すでに分かっている条件同士をつなぐために引くものだと教えましょう。
前の小問を次のヒントに使う力
2日目では、前の小問で得た答えや考え方を、後の設問へ利用することが重要です。
ところが、算数が苦手な子は、小問を一つずつ別の問題として扱いがちです。
(1)で特定の長さを求めたなら、「なぜこの長さが必要だったのか」を考えます。(2)である場合の数を調べたなら、「その数え方を一般化できないか」を確認します。
家庭で解説を読むときは、各小問の間に矢印を書き、
「(1)のこの結果を(2)で使う」
「(2)の考えを広げて(3)を解く」
と整理すると、問題全体の設計が見えるようになります。
解く問題と後回しにする問題を選ぶ力
灘中算数では、解けない問題へ粘り続けることが必ずしも正解ではありません。
公式資料を見ると、2022~2026年度の算数合計における合格者平均は123.8~146.3点です。年度差はありますが、合格者も200点満点のすべてを取っているわけではありません。
過去問では、問題を次のように判断します。
- すぐに方針が立つ問題
- 少し考えれば進めそうな問題
- 現時点では方針が立たない問題
最初に解くのは、すぐに方針が立つ問題です。
難問を飛ばすことは逃げではありません。限られた時間の中で得点を最大化するための判断です。
算数の解説を読んでも点が伸びない原因
詳しい解説を読んでいるのに、次の模試や過去問で同じような問題を間違えることがあります。
その場合、勉強時間が足りないとは限りません。解説の使い方に問題がある可能性があります。
解法の手順だけを覚えている
解説を読んだ直後は、ほとんどの子が同じ式を書けます。
しかし、それは考え方を理解したのではなく、手順を短時間覚えているだけかもしれません。
確認したいのは、翌日に白紙から解けるかどうかです。
さらに、「最初に何へ注目したのか」「なぜその式を使ったのか」を説明できるかも確認します。
数字や図が少し変わっても同じ方法を選べる状態になって、初めて解説が実力へ変わります。
難問ばかりを優先している
灘中を目指していると、難しい問題ほど価値があるように感じます。
しかし、合格の土台になるのは、基本から標準レベルの問題を確実に取る力です。
難問に30分かける一方で、計算問題や前半の小問を間違えているなら、復習の順番を変える必要があります。
過去問解説では、鮮やかな難問の解法だけに注目せず、「本番で絶対に落とせない問題はどれか」を先に確認してください。
間違えた原因を分けていない
不正解をすべて「分からなかった」でまとめると、適切な復習ができません。
間違いの原因は、少なくとも次のように分けられます。
- 基本知識が抜けていた
- 条件を読み落とした
- 方針が立たなかった
- 計算を間違えた
- 時間が足りなかった
知識不足なら該当単元の基本問題へ戻ります。読み落としなら、問題文への印のつけ方を見直します。計算ミスなら、途中式の配置や見直し方法を改善します。
同じ不正解でも、必要な対策は異なります。
灘中入試算数の解説を生かす家庭学習法
家庭で保護者が難問の解き方を教える必要はありません。
大切なのは、子どもが解説から何を学び、後日それを自力で取り出せるか確認することです。
問題をA・B・Cの3段階に分類する
採点後は、間違えた問題を次の3段階へ分けましょう。
Aは、本番で必ず取りたい基本・標準問題です。
Bは、得意分野なら取りたい勝負問題です。
Cは、合格者でも苦戦する可能性がある難問です。
最優先で解き直すのはAです。
すべての問題を同じ回数だけ復習すると、時間が足りません。Cの問題に1時間使うより、Aの問題を3問確実に解けるようにした方が、入試の得点は安定します。
最初の一手を子どもの言葉で説明させる
解説を読んだ後は、最終答案を再現させる前に、最初の一手を説明させます。
整数問題なら「数そのものではなく余りを調べる」、場合の数なら「全体から条件に合わないものを引く」、図形なら「同じ高さの三角形を探す」といった説明です。
親は次のように短く質問します。
「最初にどこを見たの?」
「なぜその数を求めるの?」
「この線を引くと何が分かるの?」
子どもが自分の言葉で答えられれば、解法の中心を理解できています。
当日・翌日・1週間後に解き直す
復習は一度で終わらせず、時間を空けて行います。
当日は、解説を閉じて白紙から解き直します。
翌日は、何も見ずに最初から解きます。
1週間後は、時間を測って再挑戦します。
1週間後にも解けた問題は、本番でも使える知識に近づいています。解けなかった場合は、解説全体を読み直すのではなく、最初に注目すべき条件だけを確認してください。
1日目と2日目で復習方法を変える
1日目の復習では、正解までの時間と問題選択を確認します。
同じ問題を解き直すだけでなく、「本番なら何分で見切るか」「どの問題を先に解くか」まで振り返りましょう。
2日目の復習では、途中式や図、前後の小問のつながりを確認します。
答えが合っていても、考え方が答案に残っていなければ改善が必要です。前の小問で得た結果が、後のどこに使われたのかも説明させます。
同じ算数でも、1日目は速さと選択、2日目は整理と説明を中心に復習することが大切です。
まとめ|灘中入試算数は解説後の復習で差がつく
灘中入試の算数は2日間で合計200点あり、近年の公式結果でも、受験者平均と合格者平均に毎年明確な差が見られます。
1日目では、幅広い小問を短時間で処理し、解ける問題を確実に取る力が必要です。
2日目では、条件を図や表へ整理し、前の小問を次の手掛かりとして使う力が求められます。
過去問の解説を読むだけでは、得点力は身につきません。
問題をA・B・Cに分類し、Aの問題を優先して解き直してください。そのうえで、最初の一手を子どもの言葉で説明させ、当日・翌日・1週間後に白紙から再現します。
家庭で親が担うのは、難しい解法を教えることではありません。
「なぜこの式を使ったのか」「本番でも解くべき問題か」「1週間後にも解けるか」を確認することです。
灘中入試算数の解説は、答えを知るためのものではありません。問題の見方、時間の使い方、考え方のつなげ方を学び、次の初見問題で自力で再現するために活用するものです。
\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
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