灘中2025年算数を解説|難度と合格対策

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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灘中2025年算数の難度と平均点

中学受験ママ
中学受験ママ

灘中2025年の算数を見ても、私にはうちの子が何を優先して復習すればよいのか分からず不安です

この記事では、灘中2025年算数の難度や出題内容を1日目・2日目に分けて整理し、合格へ近づくための過去問の使い方を分かりやすく解説します。

灘中学校の算数は、1日目と2日目で異なる力を測ります。

1日目は、幅広い分野の独立した問題を短時間で処理する形式です。2日目は一つの大問に複数の設問があり、前の設問で得た考え方を発展させながら解き進めます。

2025年は、1日目と2日目で平均点に大きな差が出たことが特徴です。

1日目は受験者平均51.4点

2025年度の算数1日目は100点満点で、受験者平均が51.4点、合格者平均が66.3点でした。最高点は100点です。

出題されたのは全12問で、計算、食塩水、売買算、倍数、最小公倍数、場合の数、平面図形、立体図形など、広い範囲から出題されました。問題自体は標準から応用までバランスよく含まれていましたが、後半に時間のかかる図形問題が並び、全体を60分で処理するのは簡単ではありませんでした。

受験者平均と合格者平均の差は14.9点です。

特別な難問を一つ解けるかより、前半から中盤の正答すべき問題をそろえられたかが、得点差につながったと考えられます。

2日目は合格者平均79.9点の高得点

算数2日目は、受験者平均63.8点、合格者平均79.9点でした。最高点は100点で、1日目よりも受験者平均が12.4点、合格者平均が13.6点高くなっています。

2日目は全5題で、速さ、整数と場合の数、平面図形、立体切断、規則性を扱う思考問題が出されました。大問2と大問5には試行錯誤が必要でしたが、それ以外は灘中志望者にとって得点へつなげやすい設問も多い構成でした。

合格者平均が約8割であることから、難しい設問だけを選んで解くのでは足りません。前半の設問を正確に取り、図形問題でも途中まで得点する必要がありました。

2日間で安定して取る力が合否を分けた

算数2日間の合計は、受験者平均115.2点に対し、合格者平均146.3点でした。差は31.1点です。

注目したいのは、1日目で多少失点しても、2日目で挽回できる可能性があったことです。

反対に、1日目で高得点を取れても、2日目の長い問題文や思考問題に対応できなければ、算数全体では安定しません。

灘中対策では、速く解く練習と、条件を丁寧に整理する練習の両方が必要です。

灘中2025年算数1日目の出題を解説

2025年の1日目は全12問でした。

序盤から標準的な内容が並びましたが、条件が一つ加えられることで、一般的な問題集よりも判断の難度が上がっています。

前半は食塩水・売買算・倍数が中心

第1問は分数や小数を含む計算問題でした。複雑に見えても、まとまりを作って約分すれば処理できます。

第2問は、複数の食塩水を移し替えた後の状態から、最初の濃度を逆算する問題です。通常の食塩水問題のように最後の濃度を求めるのではなく、変化をさかのぼる点に難しさがありました。移した食塩水の量と、その中に含まれる食塩量を図や表にすると整理しやすくなります。

第3問の売買算では、仕入れ値と定価だけでなく経費も考える必要がありました。

「売上-仕入れ値」だけを利益と考えると誤ります。問題文から、売上、仕入れ、経費、利益の関係を抜き出して表にすることが大切です。

第4問では、9の倍数と25の倍数になる4桁の整数を考えます。25の倍数は下2桁から候補を絞り、9の倍数は各位の和で確認します。二つの条件を同時に考えず、一つずつ候補を減らすのが基本です。

九九表と覆面算では整理力が必要

最小公倍数を扱う問題では、複数の電車が同時に発車する回数を求めました。

3種類すべてが同時になる場合だけでなく、2種類だけが同時になる場合もあるため、単純に最小公倍数を求めて終わりではありません。ベン図や表を使い、重複分を調整する必要があります。

九九表の一部を長方形や正方形で囲み、その和を考える問題では、囲み方を無計画に調べると時間がかかります。

縦のマス数、横のマス数、左上の数など、条件ごとに分類することが重要です。問題文に与えられた具体例を手掛かりに、和がどのように変化するかを確認します。

覆面算では、矛盾が起きない数字を一つずつ調べる必要がありました。難度以上に時間を使いやすい問題であり、すぐに候補が絞れなければ後回しにする判断も必要です。

平面図形は相似と等積変形が得点源

平行四辺形の中の面積比を求める問題では、相似な三角形を見つけて辺の比を求め、その比を面積へ広げます。

図形が苦手な子は、面積を直接計算しようとします。しかし、長さが与えられていない場合は、比だけで考える方が早く進められます。

円の中の複雑な図形の面積を求める問題では、補助線を引いて等しい面積の部分を移し替える等積変形が有効でした。気づけば短く解ける一方、複雑な形を細かく分割すると計算量が増えます。

家庭で復習するときは、「どこを計算したか」よりも、「なぜその補助線を引いたか」を説明させてください。

後半の立体図形が時間配分を難しくした

後半には、図形の回転、立体の切断、展開図から立体を組み立てる問題が並びました。

第10問では、回転後に図形が通過する範囲を正確に描き、おうぎ形などへ分けて面積を求めます。

第11問は切断された立体の体積、第12問は展開図から作られる正八面体を捉え、二つの立体の体積比を考える問題でした。平面上の図から完成後の立体を想像し、対応する辺や面を見抜かなければなりません。

これらをすべて丁寧に解こうとすると、時間が不足します。

前半で迷った問題に固執せず、図形へ時間を残せたかどうかが重要でした。

灘中2025年算数2日目の大問別解説

2日目は全5題で、設問を段階的に解き進める形式でした。

1日目より平均点は高いものの、問題文を読み飛ばすと、その後の設問にも影響します。

第1問は複雑な速さをグラフにする問題

第1問は、花子さんと太郎くんが荷物を運ぶ速さの問題です。

持っている荷物の個数によって速さが変わり、途中で荷物を受け渡すため、文章だけで状況を追うのは難しくなります。

重要なのは、時刻ごとに、

  • どこにいるか
  • 荷物を何個持っているか
  • どの速さで進んでいるか

を整理することです。

二人の移動をダイヤグラムやグラフにすると、出会いや荷物の受け渡しが起きる時刻を視覚的に確認できます。長文を読む速さだけでなく、情報を図へ変換する正確さが求められました。

第2問は独自ルールを見抜く整数問題

第2問は、数字をある決まりに従って線で結ぶ整数と場合の数の問題です。

最初から一般的な式を作ろうとするより、小さな具体例を調べ、結べる数と結べない数の特徴を探します。

特に、3桁同士、2桁同士、1桁同士の整数は結べないことが重要な手掛かりでした。後半は場合分けが必要ですが、複雑な計算よりも、条件に合う組を重複なく数えることが中心です。

規則性が苦手な子には、「まず何個調べた?」と聞いてください。

難しい問題ほど、3例から5例ほど具体的に試すことで、共通する決まりが見えやすくなります。

第3問は相似と回転を使う平面図形

第3問は平面図形の面積を求める問題でした。

辺の長さから直接面積を計算するのではなく、相似な図形を見つけて比を求め、その比から面積へつなげます。

後半では図形の回転も関係しますが、基本となるのは「対応する辺はどこか」「同じ高さを持つ三角形はどれか」という確認です。全体としては、2日目の中では比較的得点しやすい問題と分析されています。

ここを落とした場合は、最難関用の特殊な勉強より、相似比と面積比の基本に戻った方が効果的です。

第4問は切断面から体積を考える立体問題

第4問は、立体を複数の平面で切断し、できる立体の体積や面積比を求める問題です。

まず点Iを通り、指定された面に平行な面を考えます。その後、点I・J・Kを通る切断面を重ねて考えることがポイントでした。

立体全体を頭の中だけで動かそうとすると混乱します。

切断面が通る点を一つの面ごとに確認し、平面図として描き直しましょう。同じ高さの三角すいなら底面積比が体積比になるなど、立体を平面の比へ置き換えると計算しやすくなります。

第5問は0の特徴を利用する思考問題

第5問は、決められた規則に従って数字を配置する思考問題です。

前半は、条件に合う数字を試しながら埋めていきます。その過程で「0」が持つ特徴に気づけるかが、最後の設問へ進む鍵でした。

最後は場合分けを行い、重複しないように組み合わせを数えます。大問5の後半は2日目の中でも難しく、合格者でも全員が解ける問題ではありません。

家庭学習では、答えを覚えさせるのではなく、「どの具体例から0の特徴に気づいたか」を説明させましょう。

2025年の過去問を使った家庭学習法

灘中2025年算数は、1日目と2日目で復習方法を変えると効果的です。

採点して解説を読むだけでは、似た問題で同じ失敗を繰り返します。

1日目と2日目で復習の視点を変える

1日目は、処理速度と問題選択を振り返ります。

正解した問題も含めて、1問に何分かかったかを確認してください。計算や食塩水に時間を使いすぎて立体へ進めなかったなら、理解不足だけでなく時間配分の課題があります。

2日目は、考え方のつながりを振り返ります。

第1問ならグラフ、第2問なら具体例、第4問なら切断面というように、最初の一手を選べたかを確認します。

不正解を知識・発想・処理に分ける

間違いは次の3種類に分類できます。

知識不足は、倍数判定や相似の基本を知らなかった場合です。
発想不足は、知識はあるのに使う方法を選べなかった場合です。
処理不足は、方針は正しかったのに計算や場合分けを誤った場合です。

すべてを「難しかった」でまとめてはいけません。

発想不足なら類題で最初の一手を比較し、処理不足なら表やチェック印の使い方を見直します。

解説後は最初の一手を言葉にする

解説を読んだ後、ノートに長い解答を書き写すだけでは定着しません。

問題ごとに、着眼点を一文で残してください。

「25の倍数から下2桁を絞る」
「九九表を長方形の大きさで分類する」
「荷物の個数ごとに速さをグラフ化する」
「切断面を一つの面ずつ描く」

翌日にこの一文を見ず、同じ考え方を再現できれば、理解が進んでいます。

合格者平均をそのまま目標にしない

2025年の合格者平均は1日目66.3点、2日目79.9点でした。

ただし、初めて過去問を解く小5や小6前半の子が、すぐ同じ点数を取る必要はありません。

まずは、

  • 自力で正解できた問題
  • 方針は分かった問題
  • 解説後なら再現できる問題
  • 現時点では難しい問題

に分けましょう。

優先するのは、方針が分かった問題と、解説後なら再現できる問題です。あと少しで得点に変わる問題を増やすことが、合格者平均へ近づく現実的な方法です。

まとめ|灘中2025年算数解説から学ぶこと

灘中2025年算数は、1日目の受験者平均が51.4点、合格者平均が66.3点、2日目の受験者平均が63.8点、合格者平均が79.9点でした。算数2日間では、受験者平均と合格者平均に31.1点の差がついています。

1日目は全12問で、幅広い分野を短時間で処理する力が必要でした。特に後半の回転、切断、展開図へ時間を残すには、前半の問題を速く正確に解く必要があります。

2日目は全5題で、速さのグラフ化、独自ルールの発見、相似、立体切断、場合分けが問われました。比較的得点しやすい年度でしたが、合格者平均が高い分、前半設問の取りこぼしが大きく影響します。

家庭学習では、点数だけで評価せず、間違いを知識・発想・処理に分けてください。

そして、1日目は時間配分、2日目は最初の一手を重点的に振り返ります。

灘中2025年算数を丁寧に復習すれば、難問への発想力だけでなく、解くべき問題を選び、取れる点を確実に積み上げる実戦力も身につけられます。

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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