\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
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灘2026年算数の難易度と入試結果

灘の2026年算数を解かせても、うちの子は手が止まる問題ばかりで、私は何から復習させればよいのか不安です
この記事では、灘2026年算数の難易度と1日目・2日目の特徴を整理し、点が取れない原因や家庭で実践できる復習方法まで順を追って解説します。
2026年度の灘中算数は、前年より平均点が大きく下がった難しい入試でした。
ただし、難問ばかりが並んだというより、限られた時間の中で条件を正確に読み取り、使う考え方を選ぶ必要があった試験です。
過去問を解いて点数が低くても、すぐに実力不足と判断する必要はありません。まずは公式の平均点と比べ、どの問題で失点したのかを確認しましょう。
算数合計の受験者平均は98.6点
2026年度の算数は、1日目と2日目を合わせて200点満点です。
受験者平均は98.6点、合格者平均は123.8点でした。1日目は受験者平均47.5点、合格者平均60.1点、2日目は受験者平均51.0点、合格者平均63.8点です。
合格者平均でも200点満点の約62%にとどまっています。
つまり、灘中の合格者であっても、すべての問題を解けたわけではありません。
家庭で過去問へ取り組む際は、最初から150点や160点を求めるのではなく、まず受験者平均の100点前後、次に合格者平均の120点台を目安にすると、課題を現実的に把握できます。
1日目・2日目とも2025年より難化
2025年度の算数合計は、受験者平均115.2点、合格者平均146.3点でした。2026年度は、受験者平均が16.6点、合格者平均が22.5点下がっています。
1日目は前年の受験者平均51.4点から47.5点へ、2日目は63.8点から51.0点へ下がりました。特に2日目の下落が大きく、前年より得点しにくい構成だったことが分かります。
2026年度の合格最低点も500点満点中295点で、2025年度の324点から29点下がりました。算数だけでなく理科も平均点が下がり、入試全体として得点しにくい年度でした。
したがって、2026年算数を解いて点数が低かったとしても、前年の過去問と単純に比較するのは適切ではありません。
合格には満点より問題選択が重要
2026年度の算数最高点は、1日目が100点、2日目が96点、合計が194点でした。一方、合格者平均は123.8点です。
一部の受験生は非常に高い得点を取っていますが、合格者全員にその水準が必要だったわけではありません。
灘中算数で大切なのは、次の順番です。
- 確実に取れる問題を落とさない
- 少し考えれば解ける問題を拾う
- 方針が立たない難問は後回しにする
過去問演習でも、正解数だけでなく、「飛ばすべき問題を飛ばせたか」を確認してください。
灘2026年算数1日目の出題を解説
2026年の1日目は、計算、割合、速さ、数の性質、平面図形、立体図形など、幅広い分野から出題されました。
大問数は11題で、前年と比べても両日とも難化したと分析されています。
1日目では、一つの問題を深く考える力だけでなく、問題を見て使う方法を素早く判断する力が必要です。
幅広い分野を60分で処理する構成
2026年1日目は60分で実施され、計算から数の性質、速さ、平面図形、立体図形まで、広い範囲が扱われました。
計算問題では、分数や小数を含む四則計算が出題されています。式は複雑に見えても、通分や約分を丁寧に進めれば処理できる内容でした。
このような前半の問題は、灘中を目指す受験生なら得点したいところです。
一方、後半には時間のかかる図形問題が並びます。前半の計算や基本問題で手間取ると、後半まで十分に目を通せません。
家庭で解くときは、問題ごとにかかった時間を記録しましょう。
正解していても8分かかっているなら、本番で使える解き方かを見直す必要があります。
数の問題は書き出しから規則を見つける
2026年1日目では、条件を満たす整数を探す問題や、大きな整数の特定の桁を求める問題などが出題されました。
こうした問題では、大きな数をそのまま計算するのではなく、小さな例を書き出して規則を見つけることが重要です。
例えば、同じ数字の並びが一定の間隔で繰り返されるなら、すべてを計算する必要はありません。
最初の数回だけ調べ、
- 何個ごとに繰り返すか
- 求める位置を周期で割ると余りはいくつか
- その余りは周期の何番目か
という順番で考えます。
家庭では「公式を思い出して」と言うより、「最初の5個を書いたら何か繰り返していない?」と聞く方が、子どもは自分で動きやすくなります。
後半の図形で時間を失わない
2026年1日目では、正六角形、正七角形、扇形を含む図形、折り目のある長方形、立体の面積や体積などが扱われました。
図形が苦手な子は、分からなくなると補助線を何本も引く傾向があります。
しかし、最初に行うべきなのは、分かっている条件を図へ書き込むことです。
- 等しい辺
- 等しい角
- 平行な線
- 直角
- 面積比や長さの比
これらを書き込んでから、合同や相似になる部分を探します。
3分ほど考えても方針が立たなければ、いったん次へ進む判断も必要です。1日目では、難しい図形一問に時間を使いすぎて、取れる問題を失わないことが重要です。
灘2026年算数2日目の出題を解説
2026年2日目は、60分で大問5題が出題されました。
内容は、速さ、数列や規則性、整数、場合の数、平面図形などです。標準的な処理を含みながらも、条件の整理が必要な思考問題が多い構成でした。
速さ・規則性・場合の数・図形が出題
第1問では、3人の走る時間や速さを比較する問題が出されました。
数値が複数の人物に関係しているため、頭の中だけで整理すると混乱します。「誰の速さか」「どの区間の時間か」を表にまとめることが必要です。
ほかにも、整数を規則に従って並べる問題、条件を満たす4桁の整数を数える問題、円が動ける範囲と面積を求める問題などが出題されました。
分野は異なりますが、共通しているのは、複雑な条件を小さく分けることです。
速さなら人物と区間を分け、場合の数なら最初の数字で分け、図形なら円の中心が動ける範囲に置き換えます。
前の小問を次の手掛かりにする
2日目の大問では、前半の小問で調べた内容が、後半の設問を解くための手掛かりになります。
算数が苦手な子は、小問を一つずつ別の問題として扱いがちです。
しかし、(1)で特定の数を求めさせたなら、その数を(2)で使う可能性があります。(2)で規則を調べたなら、(3)ではその規則を広げると考えるべきです。
解説を読む際は、各小問の間に矢印を書き、
「この答えを次で使う」
「ここで見つけた規則を一般化する」
と整理しましょう。
解法を一行ずつ追うより、問題全体の流れを理解しやすくなります。
途中式を採点者に伝わる形で残す
2日目では、考え方や計算過程を答案へ残す力も必要です。
2026年の問題分析でも、思考問題では計算や試行の過程を過不足なく記述し、自分にも採点者にも分かりやすくまとめることが重要だと指摘されています。
途中式は多ければよいわけではありません。
最低限、次の内容が伝わる答案を目指します。
- 何を求めようとしているか
- どの条件を使ったか
- どのように場合分けしたか
- 前の小問の結果をどこで使ったか
家庭で採点するときも、答えが正しいかだけでなく、後から見直して本人が説明できる答案になっているかを確認してください。
2026年算数で点が取れない原因と復習法
2026年算数は平均点が低かったため、初回の得点が低くても珍しくありません。
大切なのは、「難しかった」で終わらせず、次の初見問題で使える形にして復習することです。
難問ばかりを優先している
灘中を目指すと、難問を解くことが最優先だと思いがちです。
しかし、2026年度のように得点しにくい入試では、全員が難問で苦戦します。差がつくのは、前半の計算や取り組みやすい設問を落とさないことです。
採点後は、問題を次の3種類へ分けます。
- A:本番で必ず取りたい問題
- B:時間があれば取りたい問題
- C:初見では解けなくてもよい難問
最初に復習するのはAです。
Cの難問に1時間使うより、Aの問題を3問確実に解けるようにした方が得点は安定します。
解説の式を覚えるだけになっている
解説を読んだ直後なら、多くの子が同じ式を書けます。
しかし、数字や図が少し変わったときに解けなければ、手順を覚えただけです。
解き直した後は、次の質問をしてください。
「最初に何へ注目したの?」
「なぜこの式を使ったの?」
「この問題で一番大切な考え方は何?」
例えば規則性なら、「最初の数を調べて繰り返しを見つけた」と説明できれば、解法の中心を理解しています。
親がすべて説明するより、子ども自身に最初の一手を言葉にさせる方が効果的です。
当日・翌日・1週間後に解き直す
過去問の復習は、一度で終わらせないことが大切です。
当日は、解説を閉じて白紙から解き直します。
翌日は、何も見ずにもう一度解きます。
1週間後は、時間を測って再挑戦します。
1週間後にも解ければ、考え方が定着し始めています。解けなかった場合は、解説全体を読み直すのではなく、最初に見るべき条件だけを確認してください。
すべての問題を3回解く必要はありません。Aに分類した取るべき問題を優先します。
1日目と2日目で復習方法を変える
1日目の復習では、正解までにかかった時間と問題選択を確認します。
「何分で見切るべきだったか」「先に解く問題はどれだったか」まで振り返りましょう。
2日目の復習では、途中式と小問のつながりを確認します。
前の設問の答えを次でどう使ったか、場合分けの基準が答案に残っているかを見ます。
1日目は速さと選択、2日目は整理と説明を中心に復習することが、灘中算数の得点力につながります。
まとめ|灘2026算数は取るべき問題を固める
灘2026年算数は、受験者平均98.6点、合格者平均123.8点で、2025年度より難化しました。1日目は受験者平均47.5点、2日目は51.0点です。
1日目では、計算、数の性質、速さ、平面図形、立体図形などを短時間で処理する力が求められました。
2日目では、速さや規則性、場合の数、図形の条件を整理し、考えた過程を答案へ残す力が必要でした。
家庭で復習するときは、難問の答えを覚えることを優先してはいけません。
まず問題をA・B・Cに分類し、本番で取りたいAの問題を確実に解けるようにします。そのうえで、最初の一手を子どもの言葉で説明させ、当日・翌日・1週間後に解き直してください。
2026年の問題は、難しい解法を増やすためだけの教材ではありません。
解くべき問題を選び、条件を図や表へ整理し、限られた時間で得点を積み上げる力を身につけるための教材として活用できます。
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