灘2026年算数2日目を解説|難度と過去問対策

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
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灘2026年算数2日目の難度と平均点

中学受験ママ
中学受験ママ

灘2026年算数2日目を見ても、私にはうちの子が何を優先して復習すべきか分からず不安です

この記事では、灘2026年算数2日目の難度と全5題の特徴を整理し、合否を分けた考え方や家庭で実践できる復習法を分かりやすく解説します。

2026年度の灘中学校入試は、1日目が2026年1月17日、2日目が1月18日に実施されました。

算数2日目は例年どおり100点満点で、速さ、規則性、場合の数、平面図形、数字の性質を扱う全5題が出題されています。立体図形の出題がなかった点も、近年の灘中算数としては珍しい特徴でした。

受験者平均51.0点・合格者平均63.8点

灘中学校が公表した2026年度入試資料によると、算数2日目の受験者平均は51.0点、合格者平均は63.8点でした。最高点は96点です。

両者の差は12.8点あります。

算数1日目は受験者平均47.5点、合格者平均60.1点で、2日間の合計は受験者平均98.6点、合格者平均123.8点でした。算数だけで25.2点の差がついています。

合格者平均でも約36点を失っているため、全問を完璧に解くことが合格条件ではありません。

取るべき問題を見極め、各大問の前半を確実に得点することが重要でした。

前年より平均点が10点以上下がった

2025年の算数2日目は、受験者平均63.8点、合格者平均79.9点でした。2026年はそれぞれ12.8点、16.1点下がっています。

入試分析でも、2026年は1日目・2日目とも前年より難化し、算数2日間の合格者平均が前年から22.5点下がったと指摘されています。

ただし、極端に特殊な問題だけが並んだわけではありません。

2026年の2日目は、基本知識を使って方針を立て、条件を整理しながら最後まで調べ切る力が問われた試験でした。

奇抜な難問より丁寧に調べ切る力が必要

2026年2日目は、突出した一発勝負の難問よりも、途中作業の正確さが必要な問題が中心でした。

速さでは細かな時間関係を整理し、規則性ではカードを取り除いた後のずれを追います。場合の数では重複を避け、数字問題では倍数条件から候補を絞らなければなりません。

「考え方は分かったのに答えが合わない」という子は、知識不足より整理方法に課題がある可能性があります。

2026年の問題は、発想力だけでなく、表・図・場合分けを使って考えを管理できるかを確認する過去問です。

灘2026年算数2日目の全5題を解説

全5題の分野は異なりますが、共通しているのは、問題文を読んだだけで計算を始めないことです。

まず、与えられた条件を図や表へ移し、何を調べるべきかを明確にする必要があります。

第1問は3人の走り方を整理する速さ

第1問は、3人が周回コースを走る時間や速さを比較する問題です。

時間が細かな数値で示され、ある人の時間が別の人の時間の倍数として表されているため、条件を一度に処理すると混乱しやすくなります。

速さの問題では、すぐに「道のり÷時間」を使うのではなく、

  • 1周にかかる時間
  • 同じ時間で進む距離
  • 誰と誰を比較しているか
  • 速さの比と時間の比

を表にします。

同じ距離を走る場合、速さの比と時間の比は逆になります。

家庭で復習するときは、「この数字は誰の時間?」「同じ距離を走っているのはどこ?」と確認してください。数字の意味が整理できれば、式は複雑になりません。

第2問は2枚ずつ除くカードの規則性

第2問は、並んだ整数から決められた規則で2枚ずつカードを取り除き、残る数字や順番を調べる問題です。

過去の灘中でも見られる、いわゆる継子立てに近い規則性ですが、今回は1枚おきではなく、2枚分の操作が関係します。

最初の1周だけでなく、2周目以降に先頭の位置や数字の並びがずれる点に注意が必要でした。3の累乗個のカードで試すと、規則を整理しやすいと分析されています。

大きな枚数のまま考えず、まず9枚や27枚で実験することが重要です。

1回ごとに、

「取り除いたカード」
「右へ移したカード」
「次に先頭になるカード」

を書けば、操作の意味が見えてきます。

第3問は条件を満たす4桁整数の場合の数

第3問は、0から9までの数字から異なる4個を選んで4桁の整数を作り、指定された和になる2数の組を含むものを数える問題です。

たとえば2数の和が3になる組は、0と3、1と2です。少なくとも一方の組を含む4桁整数を数えます。

解法の中心は、千の位の数字による場合分けです。

千の位が1・2・3の場合と、それ以外の場合では、使えるペアや残りの数字の選び方が変わります。また、0は千の位に置けないため、同じように見える数字にも違いがあります。

解説例では、和が3になる条件を満たす4桁整数が1116個、和が11になる条件では2376個と求められています。

この問題で最も危険なのは、二つのペアを含む整数を重複して数えることです。

「千の位」「含むペア」「残りの数字」という順に表を作ると、数え漏れや重複を防げます。

第4問は円が動ける範囲を求める平面図形

第4問は、指定された条件のもとで円を動かし、円が通過できる範囲を図示して面積を求める問題です。

単に円の中心の軌跡を描くだけではなく、円全体がどこまで動けるかを考えなければなりません。

ある方向へ最も遠く動かした場合を調べ、外側の境界と内側に残る部分を正しく描きます。面積計算では、問題文に指定された正三角形の面積や円周率3.14を使います。

図形の移動が苦手な子は、完成した範囲を暗記しようとしがちです。

家庭では、円を紙で切って実際に動かすか、コンパスで複数の位置を描いてください。「円の中心が動ける範囲」と「円が通過する範囲」の違いを確認することが大切です。

第5問は倍数判定を使う数字の問題

第5問は、2から8までの7個の数字を1回ずつ使い、3桁の整数と4桁の整数を作る問題です。

4桁の整数が3桁の整数の9倍になる条件から、各位の数字を特定します。

4桁の数は9の倍数なので、各位の和も9の倍数です。7個の数字の合計は35であるため、3桁に使う数字の和は17、4桁に使う数字の和は18と絞れます。

さらに、

3桁の数×9
=3桁の数×10-3桁の数

と考えて筆算の形を見ると、千の位や一の位の関係が分かります。

解説例では、条件を満たす4桁の数として5823、7524、5742などが導かれています。

すべての並べ方を試すのではなく、9の倍数判定、数字の和、筆算の繰り下がりを使って候補を減らすことがポイントです。

2026年2日目で得点差がついた3つの力

2026年の算数2日目では、難しい公式を知っていること以上に、考え方を整理する習慣が得点差につながりました。

条件を表や図へ変換する力

第1問の速さは時間と速さの表、第2問はカードの並び、第4問は円の移動範囲へ置き換えます。

文章を何度も読み直すだけでは、条件が頭の中で混ざります。

算数が苦手な子ほど、式を書く前に、

「誰・何・いつ」
「操作前・操作後」
「動ける場所・動けない場所」

を紙に書くことが重要です。

重複を避けて場合分けする力

第3問では、条件を満たす数字のペアが複数あります。

思いついた順に数えると、同じ4桁整数を2回数える可能性があります。

場合の数では、最初に分類の基準を決めなければなりません。

2026年の問題なら、千の位で分ける方法が有効です。分類した各グループが重ならず、すべての場合を含んでいるかを確認します。

前半設問を確実に取る判断力

2026年2日目の合格者平均は63.8点です。満点を目標に難問へ固執するより、各大問の前半をそろえることが重要でした。

問題分析では、第1問は全設問が比較的取り組みやすく、第2問と第3問は後半で難度が上がると評価されています。

過去問では「大問を完答できたか」ではなく、「どの設問まで確実に取れたか」を確認しましょう。

家庭でできる灘2026年算数2日目の復習法

2026年の問題は、採点して解説を読んだだけでは定着しにくい内容です。

間違えた理由を分類し、最初の考え方を自力で再現できるようにします。

点数より設問ごとの到達度を見る

各設問を次の4段階に分けてください。

  • 自力で正解できた
  • 方針は立ったが答えまで届かなかった
  • 解説を読めば理解できた
  • 解説を読んでも難しい

最優先で復習するのは、方針が立った問題と、解説後なら理解できる問題です。

少しの修正で得点へ変えられるため、最難問を何時間も考えるより効果があります。

規則性は小さな枚数で実験する

第2問で止まった場合は、大きな枚数のまま考えさせないでください。

9枚程度のカードを紙に書き、実際に取り除く操作を行います。

「1周後に何枚残った?」
「次の先頭はどの数字?」
「同じ形が何枚ごとに現れる?」

と問いかけると、子ども自身が規則を見つけやすくなります。

場合の数は分類の見出しを先に作る

第3問では、いきなり通り数を計算せず、

「千の位がペアに含まれる数字」
「千の位がペアに含まれない数字」
「二つのペアを両方含む場合」

という見出しを先に作ります。

場合の数で間違える子の多くは、計算ではなく分類の段階で重複や漏れを起こしています。

翌日に最初の一手を再現する

解説を読んだ翌日に、問題だけを見せて最初に何をするかを説明させます。

「3人の時間と速さを表にする」
「9枚のカードで操作を試す」
「千の位で場合分けする」
「円が最も遠くへ動く位置を描く」
「9の倍数だから数字の和を見る」

この一手が自力で出れば、答えではなく考え方が残り始めています。

まとめ|灘2026年算数2日目から学ぶこと

灘2026年算数2日目は、受験者平均51.0点、合格者平均63.8点でした。前年より平均点が大きく下がり、算数2日間の合格者平均も前年から22.5点低下しています。

出題されたのは、速さ、カードの規則性、4桁整数の場合の数、円の移動範囲、倍数判定を使う数字問題です。

立体図形は出題されませんでしたが、問題文を正確に読み、図や表へ変換し、試行や場合分けを最後まで行う力が求められました。

家庭学習では、合格者平均だけを見て一喜一憂せず、設問ごとの到達度を確認してください。

規則性は小さな数で試し、場合の数は分類を先に決め、数字問題は倍数条件から候補を減らします。そして翌日に、最初の一手を白紙から再現させましょう。

2026年2日目を丁寧に復習することで、灘中で必要な発想力だけでなく、複雑な条件を整理し、取れる問題を確実に得点する実戦力を鍛えられます。

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