\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
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2026年の灘中学入試問題・算数の結果

2026年の灘中学算数を見ても、うちの子に何を復習させればよいのか私には分からず不安です
この記事では、2026年の灘中学入試問題・算数について、得点結果、1日目と2日目の出題傾向、家庭での具体的な活用方法を順番に解説します。
2026年度の灘中学校入試は、志願者693人、受験者684人、合格者282人でした。募集人員180人に対する実質倍率は2.43倍です。
2025年度の実質倍率2.91倍より低下しましたが、灘中が全国でも最難関の入試であることに変わりはありません。
算数は1日目と2日目に100点ずつ、合計200点で実施されます。国語200点、理科100点と合わせた総点は500点です。算数だけで全体の40%を占めるため、合否への影響が大きい教科といえます。
算数は2日間とも受験者平均が約5割
2026年度の算数平均点は次のとおりです。
・算数1日目
受験者平均47.5点、合格者平均60.1点
・算数2日目
受験者平均51.0点、合格者平均63.8点
・算数2日間合計
受験者平均98.6点、合格者平均123.8点
受験者平均は、1日目が47.5%、2日目が51.0%でした。2日間の合計でも200点満点中98.6点で、半分に届いていません。
2025年度の受験者平均は、1日目51.4点、2日目63.8点、合計115.2点でした。2026年度は合計で16.6点下がっており、特に2日目の低下が目立ちます。
過去問を解いて5割前後しか取れなくても、すぐに「灘中には届かない」と判断する必要はありません。大切なのは、平均点だけでなく、どの問題を落としたのかを確認することです。
合格者と受験者の差は算数合計25.2点
算数合計の合格者平均123.8点と受験者平均98.6点の差は25.2点です。
内訳を見ると、1日目の差は12.6点、2日目の差は12.8点でした。どちらか一方だけでなく、2日間を通して安定して得点する力が必要だったことが分かります。
2026年度の合格者平均は、1日目約60%、2日目約64%です。つまり、合格者でもすべての問題を解いているわけではありません。
灘中算数では、難問を完答することだけでなく、
・取るべき問題を正確に取る
・分からない問題に時間を使いすぎない
・2日目では途中の考え方を残す
という判断が得点差につながります。
合格最低点が下がっても算数対策は重要
2026年度の合格最低点は500点満点中295点でした。2025年度の324点から29点下がっています。
一方、合格者の総点平均も2025年度の350.9点から、2026年度は322.8点へ下がりました。算数だけでなく、入試全体として得点しにくい年度だったと考えられます。
ただし、「最低点が低いから簡単に合格できる」という意味ではありません。
問題が難しい年ほど、基本から標準レベルの問題を落とさない受験生が有利です。家庭で過去問を採点するときは、合格最低点との比較だけでなく、「自分が取れるはずだった問題で何点失ったか」を確認しましょう。
2026年灘中算数1日目の出題傾向
2026年の算数1日目は、60分で11問を解く構成でした。
計算、速さ、数の性質、平面図形、立体図形など、幅広い単元から出題されています。前年より思考力問題と立体図形が減り、平面図形が増えたことが特徴です。
11問を60分で処理する形式
11問を60分で解く場合、単純計算では1問あたり約5分半です。
しかし、後半の図形問題には5分以上かかることがあります。そのため、前半の計算や標準問題を短時間で正確に処理し、後半へ時間を残さなければなりません。
第1問は分数と小数を含む四則計算、第2問は整数や小数を用いて未知の数を求める問題でした。第3問では、複数の地点を移動する2人の速さが扱われています。
速さの問題では、数字を見つけるたびに計算を始めると混乱しやすくなります。
家庭で解き直すときは、
・誰が移動するのか
・どこからどこまで進むのか
・区間ごとの速さはいくつか
を線分図の近くに書かせましょう。計算力より先に、数字の意味を整理することが重要です。
数の性質では規則を見抜く力が必要
第5問では、複数の条件を満たす3桁の整数を考えました。倍数の条件で候補を絞り、さらに数字を入れ替えたときの差に注目する問題です。
第6問では、1が多数並ぶ大きな整数について、特定の桁の数字を求めました。最初からすべてを計算するのではなく、小さな場合を調べて繰り返しの規則を発見する必要があります。
数の性質が苦手な子は、「すぐに公式を使わなければならない」と考えがちです。
しかし、灘中の問題では、
1.小さな数で試す
2.結果を順番に並べる
3.同じ変化が繰り返されていないか見る
4.必要な位置まで規則を延ばす
という手順が有効です。
書き出しは遠回りではありません。規則を発見するための大切な作業です。
平面図形の比重が高い構成
2026年の1日目では、長方形の分割、正六角形、正七角形、おうぎ形を含む複合図形など、平面図形が多く出題されました。
長方形を分割して個数を数える問題では、実際に線を引いて調べる姿勢が必要です。正六角形の問題では、辺の比を求めたうえで、三角形の面積関係を利用します。
図形が苦手な子ほど、完成された補助線を覚えようとします。
家庭では、いきなり正解の補助線を教えるのではなく、
「同じ形の三角形はない?」
「平行な線はどれ?」
「分かっている長さを書き込める?」
と質問してください。
自分で図へ情報を書き込む経験を積むことで、初めて見る図形にも対応しやすくなります。
2026年灘中算数2日目の出題傾向
2026年の2日目は、極端に難しい問題を少数出すというより、標準から応用レベルの問題を積み重ねた構成でした。
分析では、基本的な問題と得点差がつく問題がほぼ半分ずつで、最上位の難度に当たる問題はなかったと評価されています。
極端な難問より得点差がつく問題が中心
極端な難問が少ない年は、合格者も受験者もまったく手が出ない問題より、「あと少しで解ける問題」で差がつきます。
2026年2日目の合格者平均は63.8点、受験者平均は51.0点でした。
この12.8点の差は、特別なひらめきだけで生まれるものではありません。
・前の設問を次の設問に利用する
・条件を場合分けする
・小さな例で規則を確かめる
・計算途中を見直す
といった基本動作の積み重ねが重要です。
場合の数は誘導を利用して整理する
第3問は、4桁の整数を作り、その中に条件を満たす数字の組が含まれる場合を数える問題でした。
同じものを重複して数えないように、千の位によって場合分けし、前の設問で確認した構造を次の設問へ利用する必要があります。
場合の数でミスが多い子は、数え始める前の分類が不足しています。
家庭では、計算式を見る前に、
「何を基準に分けたの?」
「同じものを2回数えていない?」
「前の設問で分かったことは使える?」
と確認しましょう。
答えが合っていても分類の理由を説明できなければ、別の問題では再現できない可能性があります。
図形では試しながら着眼点を探す
第4問では、三角形を囲む円が動ける範囲を考える問題が出されました。
決まった公式を当てはめるだけではなく、図を動かしたときにどの位置で範囲が最大になるかを試し、対称性を利用して作図する力が求められています。
図形問題で手が止まったときは、頭の中だけで考え続けないことが大切です。
円や点の位置を少しずつ変えて、
・どこまで動かせるか
・どの辺や頂点にぶつかるか
・左右で同じ形にならないか
を図へ書き込みます。
灘中の図形では、きれいな解法を最初から思いつくより、試した結果から着眼点を見つける力が必要です。
立体図形が少なく思考力問題が増えた
2026年の2日目には立体図形の出題がなく、思考力を問う問題が全体の半分近くを占めました。
1日目と合わせても純粋な立体図形は少なく、例年と比べて立体の比重が低い年度でした。
ただし、今後も立体図形が少ないとは限りません。
過去問分析は、「翌年も同じ単元が出る」と予想するためだけに行うものではありません。2026年の問題から学ぶべきなのは、未経験の設定でも、条件を整理して小さく試す力の重要性です。
2026年の入試問題を使った家庭学習法
2026年の問題は、現在の実力を測るだけでなく、灘中算数に必要な考え方を学ぶ教材として利用できます。
ただし、小学4~5年生や算数に苦手意識がある子へ、最初から本番と同じ条件で全問を解かせる必要はありません。
最初は時間を測らず到達点を調べる
初回は時間を測らず、次の4段階に分けます。
・自力で正解できた
・時間をかければ正解できた
・ヒントがあれば進めた
・解説を読んでも理解できなかった
優先して復習したいのは、「時間をかければ正解できた問題」と「ヒントがあれば進めた問題」です。
この2種類は、知識が大きく不足しているのではなく、最初の着眼点や条件整理に課題がある可能性があります。
解説を丸ごと写すのではなく、「最初に何へ気づけばよかったか」を1行で書き残しましょう。
1日目は問題を3段階に分類する
1日目を時間内に解く練習では、問題を次の3種類に分類します。
・すぐに方針が立つ問題
・少し考えれば解けそうな問題
・方針が立たない問題
最初に「すぐに方針が立つ問題」を確実に取り、その後で残りへ戻ります。
灘中志望の子でも、難しい問題に10分以上使い、前半の計算や標準問題を落とすことがあります。
過去問演習では点数とともに、「解けない問題に何分使ったか」も記録してください。時間配分の失敗は、知識不足とは別に直す必要があります。
2日目は途中の考え方を答案に残す
2日目の復習では、最終的な答えだけでなく、途中の図、式、場合分けを確認します。
保護者は、
「この式は何を求めたの?」
「なぜここで場合を分けたの?」
「前の設問をどこで使ったの?」
と聞いてみましょう。
説明できなければ、偶然正解した可能性があります。
一方、答えが間違っていても、方針を説明できるなら、計算ミスや条件の見落としを直すことで得点につながります。
小学4~6年生で使い方を変える
小学4年生は、計算、整数の規則、図形への書き込みを中心に取り組みます。難問を解き切るより、問題文から条件を一つずつ見つける練習を優先してください。
小学5年生は、速さ、数の性質、場合の数、面積比など、習った単元の問題だけを選んで解きます。
小学6年生は、本番形式で解いた後、取るべき問題、後回しにする問題、部分点を狙う問題に分けます。
どの学年でも、解き直しは翌日と1週間後の2回行うのがおすすめです。答えを覚えているかではなく、「最初の一手を自分で再現できるか」を確認しましょう。
まとめ|2026年灘中算数は整理と判断が得点を分ける
2026年の灘中学入試問題・算数は、1日目の受験者平均が47.5点、2日目が51.0点、合計が98.6点でした。合格者平均は合計123.8点で、受験者平均との差は25.2点です。
1日目では、11問を60分で処理する速さに加え、数の規則や平面図形を正確に扱う力が求められました。
2日目では、極端な難問よりも、誘導を読み、場合分けし、小さな例を試しながら考える問題が中心でした。立体図形が少なく、思考力問題の比重が高かった点も特徴です。
家庭学習では、点数だけで評価してはいけません。
「取るべき問題を落としたのか」「方針は合っていたのか」「時間を使いすぎたのか」を分けて確認することが大切です。
2026年の問題を繰り返し利用し、条件を書き出す、問題を選ぶ、途中の考え方を説明する習慣を身につければ、灘中算数で必要な処理力と判断力を着実に伸ばせます。
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