中学受験算数「塾技100」は使える?難易度と使い方

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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中学受験算数の「塾技100」はどんな問題集?

中学受験ママ
中学受験ママ

塾技100が評判なのは気になるけれど、算数が苦手なうちの子にも使えるのか私は不安です。

この記事では、『中学入試 算数 塾技100』の特徴や難易度、向いている子、塾教材と併用するときの効果的な使い方まで順番に解説します。

『中学入試 算数 塾技100[新装版]』は、文英堂から出版されている中学受験算数の参考書・問題集です。

著者は森圭示氏。現在の定価は2,420円(税込)で、B5判、出版社公式では本冊208ページに別冊解答104ページという構成です。

大きな特徴は、中学入試で頻出する考え方を100個の「塾技」に整理していることです。

単元を最初から順番に勉強するだけの教材というより、「中学受験算数で使う解法を体系的に整理する本」と考えると分かりやすいでしょう。

入試頻出の解法を100の「塾技」に整理

中学受験算数では、

割合

速さ
特殊算
規則性
場合の数
平面図形
立体図形

など、多くの単元を学びます。

さらに一つの単元の中にも複数の解法があります。

たとえば速さなら、

旅人算
速さと比
ダイヤグラム
通過算
流水算

など、考え方が増えていきます。

『塾技100』では、こうした入試頻出の解法パターンを100項目に整理しています。文英堂も「入試頻出の解法パターンが1冊で学べる」ことを本書の特徴として挙げています。

そのため、

「以前習ったはずなのに、どの方法を使えばよいか分からない」

という子の解法整理に向いています。

見開きで解説から入試問題まで学べる

塾技100は、基本的に一つの塾技を見開きで確認できる構成です。

出版社によると、

塾技の要点
塾技解説
入試問題で確認
チャレンジ問題

という形で、考え方から実戦問題へ進めるようになっています。

特に家庭学習で便利なのは、単なる答えだけではなく「なぜその考え方を使うのか」を確認できる点です。

算数が苦手な子は、

問題を解く

答え合わせ

間違えた

解答を写す

という学習になりがちです。

しかし本当に必要なのは、

「どこに気づけば、その解法を使えるのか」

を理解することです。

塾技100は、この解法の入口を整理するために使いやすい教材です。

中堅校対策から難関校の基礎固めまで使える

出版社は本書について、中堅校合格に必要な力を身につけるとともに、難関中学受験に必要な応用力の基礎作りにも使えるとしています。

ここは教材選びで重要なポイントです。

塾技100だけで最難関校の算数まで完成する、という位置づけではありません。

イメージとしては、

基礎計算

基本的な特殊算・図形

塾技100で標準的な解法を整理

難関校向け応用問題

志望校過去問

という位置です。

中堅校志望なら仕上げ教材として使える場合があります。

難関校志望なら、難問演習へ進む前に「知っておくべき考え方を抜けなく整理する本」として使うと効果的です。

塾技100の難易度と向いている子・向かない子

「塾技100は何年生から使えるの?」

と気になる保護者も多いでしょう。

出版社は、塾のカリキュラムに沿って構成されているため、4年生から受験を意識した学習に利用できると説明しています。

ただし、「4年生から使える」と「4年生が一人で全部理解できる」は別です。

4年生でも使えるが自学なら5年生以降が使いやすい

4年生の場合、塾で学んだ単元を復習する目的なら使えます。

たとえば塾で植木算を習ったあと、

「植木算の考え方をもう一度整理したい」

というときに該当ページを確認する使い方です。

一方で、未習単元を塾技100だけでどんどん先取りするのは、算数が苦手な子にはおすすめしません。

内容には実際の中学入試問題も含まれているため、単元によっては難しく感じます。

自分で解説を読みながら進めるなら、5年生以降の方が使いやすいでしょう。

6年生では、既習内容をまとめ直す教材として非常に相性がよくなります。

塾の授業は分かるのに解法を忘れる子に向く

塾技100と特に相性がよいのは、

「塾では分かったのに、模試になると解けない」

という子です。

このタイプは、理解力がないというより、

「問題を見て適切な解法を取り出す力」

が弱い場合があります。

たとえば、

割合なら面積図
旅人算ならダイヤグラム
図形なら相似

と習っていても、実際の問題を見たときに思い出せなければ使えません。

塾技100で、

どんな条件ならその解法を使うのか
何に注目するのか
どのように式へつなげるのか

を整理すると、頭の中に散らばっていた知識をまとめやすくなります。

算数の基本そのものが弱い子は先に戻る

一方で、

分数計算が不安定
割合の意味が分からない
線分図が全く書けない
基本的な速さの公式が曖昧

という段階なら、塾技100を最初の教材にする必要はありません。

塾技100には入試問題も使われているため、基礎が抜けている子には情報量が多く感じられることがあります。

たとえば割合でつまずいているなら、

割合=比べる量÷もとにする量

の意味を基本教材で確認してから塾技100へ進みます。

「難しい問題集を使えば算数が伸びる」のではありません。

今の子どもが理解できる一段上の教材を選ぶことが大切です。

中学受験算数で塾技100を効果的に使う方法

塾技100を買ったら、塾技1から塾技100まで毎日順番に進めなければならない、と考える必要はありません。

特に通塾している子なら、弱点補強用として使う方が続けやすくなります。

最初から100個すべて進めようとしない

おすすめは、模試や塾テストで間違えた単元から使う方法です。

たとえば速さで点を落としたら、

速さの基本
旅人算
速さと比
ダイヤグラム

の該当項目を確認します。

図形で失点したら図形分野へ戻ります。

100項目あるからといって、100項目すべて同じ時間をかける必要はありません。

すでに得意な単元は短時間で確認し、苦手な項目へ時間を使います。

これなら塾の宿題と並行しても負担が増えすぎません。

「塾技解説→例題→入試問題」の順で取り組む

算数が苦手な子に、

「まず問題を解いて、分からなければ解説を読んで」

と任せるだけでは進まないことがあります。

最初は、

  1. 塾技の要点を読む
  2. 解説を理解する
  3. 例題を何も見ず解き直す
  4. 入試問題へ進む

という順番がおすすめです。

特に重要なのは3番です。

解説を読んだ直後は、

「分かった」

と感じます。

しかし、解説を閉じた瞬間に手が止まるなら、まだ自分の力にはなっていません。

一度何も見ずに再現してから次の問題へ進みましょう。

解法名ではなく「使う条件」を説明できるようにする

塾技100を使うときに避けたいのが、100種類の公式暗記です。

たとえば、

「これはつるかめ算」

と名前だけ覚えても、実際の入試では問題名は書かれていません。

家庭では、

「どうしてこの塾技を使ったの?」

と聞いてみてください。

子どもが、

「2種類あって、個数の合計と金額の合計が分かっているから」

と説明できれば、問題の構造を理解しています。

一方、

「このページにそう書いてあるから」

なら、まだ暗記段階です。

目標は塾技100個を覚えることではなく、問題を見たときに必要な塾技を自分で選べることです。

塾教材と塾技100を併用するときのポイント

通塾している家庭では、

「塾の教材もあるのに塾技100まで必要?」

と迷うでしょう。

基本的には、塾教材を優先します。

塾技100は、塾教材だけでは整理できなかった部分を補う参考書として使うのがおすすめです。

塾教材の復習を最優先する

たとえば今週、

塾の宿題2時間
復習1時間
塾技100を2時間

になり、復習が終わらないのであれば本末転倒です。

優先順位は、

塾の授業

塾の宿題

間違い直し

必要なら塾技100

で構いません。

塾技100を終わらせることが目的ではありません。

塾で理解できなかった考え方を補うことが目的です。

苦手単元だけ辞書のように使う

塾技100は「辞書」のような使い方もできます。

たとえば模試で場合の数を間違えたら、該当する塾技を開きます。

そこで、

樹形図を使うのか
積の法則を使うのか
重複を除く必要があるのか

を確認します。

このように、「困ったときに戻る場所」を1冊に決めておくと教材が増えすぎません。

出版社が塾のカリキュラムに沿った網羅的な構成を特徴としているため、この使い方とも相性があります。

6年生は過去問で必要な塾技へ戻る

6年生になると、塾技100を最初から順番に解く時間は少なくなります。

この時期は過去問と結びつけましょう。

たとえば志望校の過去問で、

相似に気づけなかった
流水算を忘れていた
場合の数で重複した

と分かったら、その塾技だけ戻ります。

過去問

弱点発見

塾技100で考え方を確認

類題

もう一度過去問

という流れです。

この使い方なら、参考書と過去問が別々の勉強になりません。

まとめ|塾技100は解法を整理する1冊として使おう

『中学入試 算数 塾技100[新装版]』は、中学入試で頻出する解法を100の「塾技」にまとめた問題集・参考書です。

文英堂の公式情報では、塾のカリキュラムに沿って構成され、4年生から利用でき、中堅校受験に必要な力の養成から難関校受験の基礎作りまでを想定しています。

特に向いているのは、

塾では理解できるのにテストで解法が出てこない
習った単元が増えて整理できなくなっている
5~6年生で入試頻出解法をまとめ直したい
難関校問題へ進む前に標準解法を固めたい

という子です。

一方で、計算や割合などの基本そのものが不安定な子は、先に基礎教材へ戻る方がよいでしょう。

塾技100を使うときに最も大切なのは、「100個すべて暗記する」という考え方をしないことです。

問題を見たら、

何が分かっているか
どんな数量の関係か
以前解いた何に似ているか
どの塾技が使えそうか

を考えます。

そして間違えたら、その問題だけ直すのではなく、

「なぜこの塾技を思いつかなかったのか」

まで振り返ります。

4年生なら塾で学んだ単元の確認、5年生なら重要単元の解法整理、6年生なら過去問で見つかった弱点補強に使う。

このように学年に応じて役割を変えると、1冊を長く活用できます。

中学受験算数で必要なのは、「塾技100を全部終えた」という実績ではありません。

目の前の問題を見たときに、

「この条件なら、あの考え方が使えそうだ」

と自分で判断できることです。

塾技100は、そのために頭の中の解法を整理する1冊として使うと、最も効果を発揮しやすいでしょう。

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中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

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  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

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