\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
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小5の受験算数でつるかめ算が重要な理由

小5になって問題が難しくなり、うちの子がつるかめ算についていけるのか私は不安です
この記事では、小5の受験算数でつるかめ算が重要な理由から、つまずきやすい原因、基本の解き方、家庭で定着させる練習方法まで順を追って解説します。
つるかめ算は、中学受験算数を代表する文章題の一つです。
小4で基本に触れる塾もありますが、小5になると硬貨、料金、得点、平均など、さまざまな形に変えて出題されるようになります。
そのため、小5は「解き方を知っている」状態から、「問題に合わせて自分で使える」状態へ進む大切な時期です。
小5は基本から応用へ進む時期
つるかめ算の基本問題は、つるとかめの合計数と足の本数から、それぞれの数を求める形です。
ところが小5では、次のような題材にも広がります。
- 50円玉と100円玉の枚数
- 大人と子どもの入場者数
- 正解と不正解の問題数
- 速さの異なる二つの移動時間
- 点数の異なる二つのグループ
見た目は違っても、「二種類のものがあり、二つの合計が分かっている」という構造は共通しています。
小5で求められるのは、動物の問題だけを解く力ではありません。題材が変わっても、つるかめ算の形を見抜く力です。
割合や平均などの土台になる
つるかめ算は、単独の単元としてだけでなく、割合、平均、速さ、売買損益などと組み合わされます。
例えば、80点の子と50点の子が合わせて20人いて、平均点が68点だったとします。
平均から合計点を求めると、
68×20=1,360点
となります。
ここまで整理できれば、80点と50点の二種類について考えるつるかめ算です。
このように、小5でつるかめ算の考え方を理解しておくと、別の単元でも数量を整理しやすくなります。
今の理解不足が小6で表れやすい
小5では、授業直後なら解ける子も少なくありません。
しかし、解説の手順を覚えているだけの場合、数週間後の模試や小6の総合問題では解けなくなります。
指導の場でも、「習ったときにはできていたのに、入試問題では使えない」という相談はよくあります。
原因は、つるかめ算そのものを忘れたことではありません。「どのような問題で使うのか」「なぜ差を使うのか」が理解できていないことにあります。
小5のうちに考え方まで定着させることが、小6での伸びにつながります。
小5がつるかめ算でつまずく原因
つるかめ算を苦手にする子は、計算力だけに問題があるとは限りません。
多くの場合、計算を始める前の情報整理や、式の意味の理解でつまずいています。
式の形だけを覚えている
つるかめ算を、次のように覚えている子がいます。
「全体の差÷一つ分の差」
この式自体は間違いではありません。
しかし、全体の差とは何か、一つ分の差とは何かを説明できなければ、数字や題材が変わったときに使えません。
小5では、式を覚えるだけでなく、「全部を一方だと考えた状態から、実際に近づけるために何個を入れ替えるか」という意味を理解する必要があります。
二種類の数量を整理できていない
文章題を読んですぐに計算を始める子は、何と何を分けて考えるのかが曖昧になりやすいものです。
例えば、大人と子どもの入場料の問題なら、二種類は大人と子どもです。
さらに、人数の合計と料金の合計があります。
最初に確認するべきなのは、次の四点です。
- 二種類は何か
- それぞれ一つ分はいくつか
- 個数の合計はいくつか
- もう一つの合計はいくつか
この整理をせずに数字だけを見ると、足すのか引くのか、何で割るのかが分からなくなります。
全体の差と一つ分の差を混同する
つるかめ算には、二つの「差」が出てきます。
一つは、全部を一方だと仮定した合計と実際の合計との差です。
もう一つは、二種類の一つあたりの差です。
例えば、つるとかめが15匹で、足が42本ある問題を考えます。
全部をつるだとすると、
2×15=30本
です。
実際との差は、
42-30=12本
となります。これが全体の差です。
つるとかめの一匹分の差は、
4-2=2本
です。
12÷2とすることで、かめが6匹だと分かります。
この二つの差を区別できるかどうかが、つるかめ算理解の中心です。
問題の題材が変わると別の問題に見える
「つるとかめ」なら解けるのに、「硬貨」や「得点」になると手が止まる子もいます。
これは、問題の中身ではなく、言葉や場面だけを覚えている状態です。
例えば、50円玉と100円玉の問題でも、つるとかめと同じように考えられます。
つるの足2本が50円、かめの足4本が100円に変わっただけです。
小5では、「何が登場したか」より、「二種類と二つの合計があるか」を見る習慣をつけることが大切です。
小5でも分かるつるかめ算の基本的な解き方
次の問題を使って、基本手順を確認します。
「50円玉と100円玉が合わせて18枚あり、合計金額は1,300円です。それぞれ何枚ありますか」
小5の家庭学習では、毎回同じ順番で解くことが重要です。
二種類と二つの合計を確認する
まず、問題の中の情報を整理します。
二種類は、50円玉と100円玉です。
一枚の金額は、それぞれ50円と100円です。
枚数の合計は18枚、金額の合計は1,300円です。
ノートには、次のように書くと分かりやすくなります。
50円玉:50円、枚数は不明
100円玉:100円、枚数は不明
合計:18枚、1,300円
この段階では、まだ計算を始めません。
全部を一方だと仮定する
18枚すべてが50円玉だと考えます。
50×18=900円
となります。
実際の金額は1,300円なので、仮定した金額より、
1,300-900=400円
多くなっています。
ここで大切なのは、400円が何を表すかです。
400円は、50円玉の一部を100円玉へ置き換えたことで増えた金額です。
差を使って個数を求める
50円玉一枚を100円玉一枚に変えると、金額は、
100-50=50円
増えます。
全体では400円増やす必要があるため、
400÷50=8枚
となります。
つまり、100円玉は8枚です。
50円玉は、
18-8=10枚
です。
答えは、50円玉が10枚、100円玉が8枚となります。
答えを条件に戻して確かめる
最後に、二つの条件を確かめます。
枚数は、
10+8=18枚
です。
金額は、
50×10+100×8
=500+800
=1,300円
となります。
枚数と金額の両方が問題の条件に合っているため、答えは正しいと判断できます。
小5では、答えが出た時点で終わらせず、確かめまで行う習慣をつけましょう。
小5の家庭学習で定着させる方法
つるかめ算は、同じ日に何問も解くより、期間を空けて繰り返す方が定着しやすい単元です。
家庭では、問題数よりも、正しい手順を自力で再現できるかを確認しましょう。
基本・標準・応用の順番を守る
小5では、次の順番で学習を進めます。
最初は、つるとかめ、自転車と三輪車などの基本問題です。
次に、硬貨、料金、商品の個数などの標準問題へ進みます。
最後に、得点、平均、速さなどと組み合わされた応用問題へ進みます。
基本問題が不安定なまま応用へ進むと、解説を読んで手順だけを覚える学習になりやすくなります。
基本問題10問中8問以上を自力で正解できることを、次へ進む一つの目安にしてください。
問題を表や言葉に直してから解く
文章が長くなると、小5の子どもは途中で条件を見失いやすくなります。
その場合は、問題を短い言葉や表に直します。
| 種類 | 一つ分 | 個数 |
|---|---|---|
| 50円玉 | 50円 | 不明 |
| 100円玉 | 100円 | 不明 |
その下に、「合計18枚、1,300円」と書きます。
表を書く目的は、きれいにまとめることではありません。
二種類の違いと二つの合計を見えるようにすることです。
最初は保護者が表の枠を書き、子どもが数字を入れるだけでも構いません。
翌日と一週間後に解き直す
授業直後に解けることと、定着していることは別です。
一度間違えた問題は、次の流れで復習します。
一回目は、解説を読みながら考え方を確認します。
二回目は、翌日に解説を閉じて解きます。
三回目は、一週間後にもう一度解きます。
一週間後にも「全部を何と仮定するか」を自力で決められれば、考え方が定着してきたと判断できます。
同じ日に三回解くより、時間を空けて解く方が、自力で思い出す練習になります。
親は答えより考え方を質問する
家庭で教えるとき、保護者がすぐ式を示すと、子どもはその場では解けても、自力で考える力が育ちにくくなります。
次のように質問してみてください。
「この問題には何と何が出てくる?」
「全部をどちらだと考える?」
「実際とはどれだけ違う?」
「一つ変えると、いくつ増える?」
答えが出ないときも、すぐに正解を教えず、一つ前の段階へ戻します。
親の役割は解法を見せることではなく、子どもが考える順番を整えることです。
また、計算ミスで不正解でも、考え方が合っていれば、その点は認めてください。
「式の意味は合っている。あとは計算を見直そう」と伝えると、算数への苦手意識を強めずに修正できます。
まとめ|小5のつるかめ算は基本の理解を優先する
小5の受験算数では、つるかめ算の基本問題から、硬貨、料金、得点、平均、速さなどの応用問題へ学習が広がります。
この時期に大切なのは、公式や解き方の形を覚えることではありません。
二種類のものと二つの合計を整理し、全部を一方だと仮定して、実際との差を一つ分の差で割る意味を理解することです。
家庭学習では、基本・標準・応用の順番を守り、問題を表や短い言葉に直してから解かせましょう。
一度解けただけで終わらせず、翌日と一週間後にも解き直すことで、自力で考え方を再現できるようになります。
小5でつるかめ算の仕組みを丁寧に理解しておくことが、小6の複合問題や入試問題に対応するための確かな土台になります。
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