\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
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- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
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受験算数の和差算ができない主な原因

何度教えても娘が和差算を一人で解けず、私はどこからやり直せばよいのか不安です
この記事では、受験算数の和差算ができない原因を整理し、子どもの理解度を確かめる方法、基本から立て直す解き方、家庭での具体的な学習法まで順番に解説します。
和差算は、二つの数量の合計と違いから、それぞれの大きさを求める問題です。
計算だけを見ると難しくありません。それでも解けない子が多いのは、公式を知らないからではなく、問題文の数量関係と式がつながっていないからです。
まずは、どの段階でつまずいているのかを確認しましょう。
問題文から和と差を読み取れていない
和差算では、問題文から「和」と「差」を見つける必要があります。
例えば、次の問題です。
「兄と弟が持っているカードは合わせて56枚です。兄は弟より14枚多く持っています」
この場合、「合わせて56枚」が和、「14枚多い」が差です。
しかし、算数が苦手な子は、問題文に出てきた56と14を見て、すぐに足したり引いたりしようとします。
大切なのは、計算の前に数字の役割を確認することです。
和を表す言葉には、「合わせて」「全部で」「合計すると」などがあります。
差を表す言葉には、「より多い」「違いは」「少ない」などがあります。
問題を読んだら、和を表す部分と差を表す部分に線を引かせると、条件を整理しやすくなります。
公式を意味ではなく形で覚えている
和差算では、次の公式を使います。
大きい数=(和+差)÷2
小さい数=(和-差)÷2
この公式だけを覚えている子は、「どちらに差を足すのか」「なぜ2で割るのか」が分からなくなりやすいものです。
例えば、小さい数を求めるときに差を引くのは、大きい数にある余分な部分を取り除き、二つを同じ大きさにするためです。
大きい数を求めるときに差を足すのは、小さい方へ差を加え、大きい数が二つある状態を作るためです。
公式の形だけでなく、「同じ大きさにそろえる」という意味を理解する必要があります。
線分図に数量関係を表せない
和差算では、線分図を使うと二つの数量の関係が見えやすくなります。
ところが、線分図を「きれいな図を書く作業」だと感じ、何を表せばよいのか分からない子もいます。
線分図で必要なのは、次の三点だけです。
- どちらが大きいか
- 二つに共通する部分はどこか
- 差の部分はどこか
正確な長さで書く必要はありません。
短い線と長い線を並べ、長い方の余分な部分に差の数字を書くだけでも十分です。
線分図が書けない場合は、公式練習を増やすより、数量を二本の線で表す練習へ戻りましょう。
基本が曖昧なまま応用へ進んでいる
和差算には、和と差が直接書かれた基本問題だけでなく、次のような応用問題があります。
- 一方から他方へ渡す問題
- 三つの数量を求める問題
- 年齢と組み合わせた問題
- 長方形の縦と横を求める問題
基本問題で「和と差を見つける」「二つを同じ大きさにそろえる」ことができないまま応用へ進むと、問題ごとの解法を暗記する学習になりやすくなります。
応用問題で三問続けて方針が立たなければ、基本問題へ戻るサインです。
難問を増やすより、和と差が直接示された問題を自力で解ける状態に戻しましょう。
和差算ができない子の理解度を確認する方法
和差算ができないとき、正答率だけを見ても原因は分かりません。
家庭では、計算結果よりも、途中の判断を言葉で説明できるか確認することが大切です。
和・差・大小を言葉で答えられるか
問題を読んだ後に、次の三つを質問します。
「二つを合わせるといくつ?」
「二つの違いはいくつ?」
「どちらが大きい?」
例えば、兄と弟のカードが合わせて56枚で、兄が14枚多いなら、
和は56枚
差は14枚
大きい方は兄
と答えられるか確認します。
ここで迷う場合は、公式以前に問題文の読み取りでつまずいています。
式を教えるのではなく、和・差・大小を抜き出す練習から始めましょう。
なぜ差を足す・引くのか説明できるか
小さい数を求める式は、
(和-差)÷2
です。
ここで、「なぜ差を引くの?」と聞きます。
「大きい方の余分な部分を取ると、二つが同じ大きさになるから」と答えられれば、意味を理解しています。
大きい数の場合は、
(和+差)÷2
です。
「小さい方に差を足すと、大きい数が二つ分になるから」と説明できれば十分です。
「公式だから」としか答えられない場合は、線分図を使って意味を確認する必要があります。
「渡すと同じ」の変化を理解できるか
和差算でよくあるのが、「兄から弟へ5枚渡すと同じになる」という問題です。
このとき、最初の差を5枚と考える子がいます。
しかし、兄は5枚減り、弟は5枚増えます。
二人の差は、
5+5=10枚
縮まります。
したがって、最初の差は10枚です。
家庭では、実際に10個のおはじきなどを使い、一方から他方へ移してみると理解しやすくなります。
渡した側と受け取った側の両方が変化することを確認しましょう。
答えを和と差で確かめられるか
和差算では、答えを二つの条件で確かめます。
例えば、大きい数35、小さい数21という答えなら、
35+21=56
35-21=14
となるか確認します。
和だけが合っていても、大きい数と小さい数を逆に答えている場合があります。
足し算と引き算の両方で確認できれば、答えの取り違えや計算ミスに気づきやすくなります。
和差算を基本から立て直す解き方
ここでは、基本例題を使って、和差算の考え方を最初から確認します。
【例題】
姉と妹が持っているシールは合わせて56枚です。姉は妹より14枚多く持っています。それぞれ何枚持っていますか。
二つの数量を線分図に表す
姉と妹のシールを二本の横線で表します。
妹の線を短く書きます。
姉の線は、妹と同じ長さの部分に、14枚分の余分な部分が付いた形です。
言葉で表すと、
姉=妹と同じ部分+14枚
です。
二本の線を合わせた数が56枚です。
この図によって、姉に余分な14枚があることが分かります。
余分な差を取り除いて小さい数を求める
姉の余分な14枚を取り除くと、姉と妹は同じ枚数になります。
56-14=42枚
この42枚は、妹と同じ枚数が二人分ある状態です。
したがって、
42÷2=21枚
妹は21枚です。
小さい数は、
(和-差)÷2
で求められます。
ただし、式だけでなく、「余分な部分を取って同じ数を二つ作った」と説明できるようにしましょう。
差を加えて大きい数を求める
姉を直接求める場合は、妹に差の14枚を加え、姉と同じ枚数にします。
56+14=70枚
この70枚は、姉と同じ枚数が二人分ある状態です。
70÷2=35枚
姉は35枚です。
大きい数は、
(和+差)÷2
で求められます。
公式を使うときも、何を二つ分にしたのかを確認することが重要です。
基本例題を最後まで解いて確認する
妹は21枚、姉は35枚です。
最後に確かめます。
35+21=56枚
35-21=14枚
和と差の両方が問題の条件に合っているため、正解です。
家庭学習では、次の順番を毎回そろえましょう。
- 和・差・大小を整理する
- 線分図を書く
- 二つを同じ大きさにそろえる
- 2で割る
- 和と差で確かめる
解く順番が決まると、問題を見たときに何から始めればよいか迷いにくくなります。
家庭で「できない」を克服する学習法
和差算を克服するには、難しい問題を増やすより、子どもが止まった段階へ戻ることが大切です。
家庭では、短時間でも理解を確認しながら進めましょう。
基本・標準・応用の三段階で進める
第一段階は、和と差が直接示される問題です。
「二つの数の和は60、差は12」のような問題から始めます。
第二段階は、「5個渡すと同じになる」など、差を自分で求める問題です。
第三段階は、三つの数量、年齢、図形などと組み合わされた問題です。
基本問題10問中8問以上を自力で正解し、線分図の意味を説明できてから次の段階へ進みましょう。
一日3問を丁寧に解く
和差算ができない子に、一度に多くの問題を解かせると、後半は線分図や確かめを省略しやすくなります。
一日の目安は3問、学習時間は10分から15分程度です。
1問目は前日に間違えた問題、2問目は同じ難度の類題、3問目は表現を少し変えた問題にします。
問題数よりも、一問ごとに和・差・大小を説明できるかを重視してください。
間違いを原因別に記録する
間違えた問題には、原因を書きます。
- 和:合計を読み取れなかった
- 差:違いを読み取れなかった
- 大小:大きい方を取り違えた
- 図:線分図を書けなかった
- 移動:渡した数から元の差を作れなかった
- 計算:考え方は合っていたが計算を間違えた
例えば、「移動」の間違いが多いなら、公式を復習するのではなく、渡す前後の変化を図にする練習が必要です。
原因を分けることで、必要な復習が明確になります。
翌日・3日後・1週間後に解き直す
解説を読んだ直後に解けても、定着したとは限りません。
翌日は、同じ問題を何も見ずに解きます。
3日後は、数字だけを変えた類題に取り組みます。
1週間後は、カードから年齢や図形へ題材を変えた問題を解きます。
時間が空いても和と差を見つけ、自力で線分図を書ければ、考え方が定着してきたと判断できます。
子どもの手が止まったときは、すぐ公式を教えず、
「二つを合わせるといくつ?」
「余分な部分はどこ?」
「同じ大きさにするには何を取る?」
と質問して、考える順番を支えましょう。
まとめ|和差算ができないときは公式より意味へ戻る
受験算数の和差算ができない原因は、公式を知らないことだけではありません。
問題文から和と差を読み取れない、大小関係を整理できない、線分図を書けない、差を足す・引く意味を理解していないといったつまずきがあります。
和差算の基本は、二つの数量を同じ大きさにそろえることです。
大きい数から差を取り除けば、小さい数が二つ分になります。
小さい数へ差を加えれば、大きい数が二つ分になります。
家庭学習では、和・差・大小を整理し、線分図を書き、和と差の両方で確かめる流れを毎回そろえましょう。
基本・標準・応用の順番を守り、一日3問程度を丁寧に解くことも大切です。
和差算ができないときに必要なのは、さらに難しい問題を解くことではありません。公式の前にある「なぜその式になるのか」へ戻り、理解の穴を一つずつ埋めることです。
\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
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- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
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