灘中学入試問題算数2023|難易度と家庭学習法

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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灘中学入試問題・算数2023の難易度

中学受験ママ
中学受験ママ

灘中学の2023年算数を解かせても、うちの子が全く歯が立たず不安です

この記事では、灘中学入試問題・算数2023の難易度と出題傾向を整理し、家庭で何を復習すれば得点力につながるのかを順を追って解説します。

灘中学校の算数は、1日目と2日目に分けて行われます。

どちらも100点満点、試験時間は60分ですが、求められる力は同じではありません。

1日目は短い問題を素早く正確に処理する力、2日目は条件を整理しながら考えを積み上げる力が中心です。2023年度は、この違いが特にはっきり表れた入試でした。

受験者平均は2日間で116.9点

2023年度の灘中入試は、志願者745人、受験者730人、合格者281人でした。実質倍率は2.60倍です。

算数1日目の受験者平均は63.5点、2日目は53.4点で、2日間の合計は116.9点でした。合格者平均は1日目79.4点、2日目65.8点、合計145.1点です。

家庭で初めて2023年の問題に取り組み、合計点が100点前後だったとしても、それだけで合格可能性を判断することはできません。

本番を受けた子どもたちは、灘中の出題形式や時間配分を十分に練習しています。初回演習では点数に加え、時間を延ばせば解けた問題が何問あったかを確認することが大切です。

1日目は得点しやすく2日目は思考力重視

2023年の1日目は、例年と比べて取り組みやすい問題が多く、高得点を狙える構成だったと評価されています。実際に、合格者平均は79.4点と高い水準でした。

一方、2日目は1日目より平均点が10.1点低く、考え応えのある問題が並びました。単に公式を覚えているだけではなく、問題文で示された操作や条件を理解し、自分で規則を見つける力が必要でした。

つまり、2023年度は1日目で基本から標準問題を確実に取り、2日目で各大問の前半を積み上げることが重要だったと考えられます。

合格者平均との差は28.2点

受験者平均116.9点と合格者平均145.1点の差は28.2点です。

これは、最難関問題を一題だけ完答すれば埋まる差ではありません。

1日目で計算ミスや読み違いを2~3問減らし、2日目で各大問の前半を数問多く取ることによって生まれる差です。

灘中対策では難問に目が向きやすいものの、2023年の結果から分かるのは、解ける問題を高い精度で取ることの重要性です。

家庭で採点するときも、「難問が解けなかった」ことより、「取れるはずの問題をなぜ落としたか」を確認しましょう。

灘中学2023年算数1日目の出題傾向

2023年の1日目には、計算、数の性質、場合の数、規則性、速さ、割合、平面図形、立体図形などが幅広く出題されました。

比較的取り組みやすい年度だったとはいえ、60分の中で多くの問題を処理しなければなりません。

正しい解き方を知っているだけでなく、短い方法を選ぶことが必要です。

前半の基本問題を落とさないことが重要

最初の計算問題では、2023が「7×17×17」と表せることや、分数を効率よく約分する見方がポイントになりました。

数字を見たまま順番に計算すると、途中式が長くなり、計算ミスも増えます。

家庭学習では、計算を始める前に次の点を確認させてください。

「約分できる数はないか」「同じ形の分数がないか」「数字を因数に分けると簡単にならないか」

灘中の1日目では、正解するだけでなく、必要のない計算を減らすことが重要です。

正解した問題についても、解答例と比べて自分の方法が長すぎなかったかを確認しましょう。

数の性質と場合の数は整理して考える

点を選んで三角形を作る問題では、すべての選び方から、3点が一直線上に並んで三角形にならない場合を除く考え方が使われました。

このような問題で、思いついた三角形を一つずつ数えると、数え漏れや重複が起こります。

まず「制限がなければ全部で何通りか」を求め、その後に「条件に合わないもの」を引くのが基本です。

また、複数の数字をグループに分ける問題では、最初に一つのグループを決め、残りの分け方を考えることで整理できます。

場合の数が苦手な子には、頭の中だけで数えさせず、表、樹形図、組み合わせの一覧を書かせてください。

速さはグラフで状況を見える形にする

速さの問題では、2人が区間を往復し、すれ違う時刻や位置から距離と速さの関係を求めます。

解説では、2人の動きをダイヤグラムに表し、進んだ距離の比や相似を使って整理しています。速さの比は6対5となり、グラフ上の関係からすれ違いの状況を読み取ります。

算数が苦手な子は、文章に書かれた動きを頭の中だけで追おうとします。

家庭では、横軸を時間、縦軸を場所とした簡単なグラフを描かせましょう。

出発、到着、折り返し、すれ違いの点を書き込むと、「同時刻にどこにいたか」が見えるようになります。

速さの問題では、式を立てる前に状況を図へ変えることが重要です。

図形は面積比と相似を組み合わせる

平面図形では、台形の中に複数の点や線が置かれ、三角形や四角形の面積を求める問題が出題されました。

台形全体の面積から周囲の三角形を引く、同じ高さを持つ三角形の面積比を利用するなど、基本的な面積処理を順番に重ねます。

また、立体の回転では、円すい台を大きな円すいと小さな円すいの差として捉え、相似比から体積比を求める考え方が使われています。

図形が苦手な子は、複雑な形をそのまま求めようとしがちです。

「大きな形から引けないか」「同じ高さの三角形はないか」「相似な部分はどこか」と順に確認してください。

灘中学2023年算数2日目の出題傾向

2日目には、数の操作、立体の転がり、人数と得点の整理、図形の移動、立体の切断などが出題されました。

見慣れない設定が多い一方で、問題文に書かれた決まりを一つずつ試せば、前半の設問には取り組めます。

難しい設定を見て諦めず、具体例から規則を見つける姿勢が重要です。

数の操作は小さな例から周期を見つける

大問1では、整数に対して決められた操作を繰り返し、何回目にどの数になるかを考えます。

たとえば81から始めると、81、84、42、21、24、12、6、3と変化し、その後は6と3が繰り返し現れます。

2023回分を一つずつ計算する必要はありません。

最初の数回を書き出し、同じ数が再び現れたところで周期を確認します。大きな回数は、周期の長さで割った余りを使って処理します。

家庭では、いきなり一般的な式を求めず、まず10回程度まで表に書かせてください。

具体例を調べ、繰り返しを見つけてから式に進むと理解しやすくなります。

立体の転がりは面の移動を記録する

三角すいを紙の上で転がし、底面に付いたインクが作る線の長さや転がし方を考える問題もありました。

解説では、立体の各面にA、B、C、Dと記号を付け、転がすたびにどの面が紙へ接するかを記録しています。

立体を頭の中だけで動かすと、面の向きや位置を見失います。

家庭学習では、面に記号を付けた紙模型を使って確かめても構いません。ただし、模型で分かった後は、必ず平面の図へ戻りましょう。

「どの辺を軸に転がしたか」「次にどの面が下になるか」を矢印で記録することが、立体移動を理解する基本です。

図形の移動は通過部分を分けて考える

直線を円周に沿って平行移動させ、その直線が通過した部分の面積を求める問題では、通過部分を長方形、正三角形、扇形などに分けて考えます。

解説では、正六角形の内側にできる部分を基本図形の和と差へ変形し、不要な扇形を取り除いて面積を求めています。

図形の移動では、動く線そのものだけを見るのではなく、両端の点がどの線を描くかを確認することが重要です。

家庭では、移動前、途中、移動後の図を重ねて描かせてください。

どこが必ず通過し、どこが一度も通過しないかを分けると、求める面積が見えやすくなります。

立体切断は基本立体へ分解する

終盤には、立方体を平面で切断し、切り口や残る立体の体積を求める問題が出題されました。

切断面が立方体の中心を通る場合、体積が二等分されることを利用します。さらに、小さな立方体から三角すいを取り除く形として体積を整理します。

立体切断が苦手な子は、切り口の形を最初から当てようとします。

まず、同じ面にある2点を結び、その線が次にどの辺へ届くかを追いましょう。

体積は「切断後の複雑な形」を直接求めるのではなく、立方体、三角すい、角柱などの知っている形に分けることが大切です。

2023年の入試問題を家庭学習に生かす方法

2023年の問題は、1日目と2日目の性格が大きく異なるため、同じ方法で復習してはいけません。

合計点だけを見るのではなく、速さ、正確さ、条件整理、説明力を分けて確認しましょう。

1日目と2日目で目標を変える

1日目の目標は、解ける問題を短時間で正確に取ることです。

一問ごとの所要時間を記録し、正解していても時間がかかりすぎた問題を見つけます。3分程度考えて方針が立たない場合は、印を付けて次へ進む練習も必要です。

2日目の目標は、問題文の決まりを理解し、途中の考え方を残すことです。

具体例、表、図、場合分けを書き、どこまで正しく進めたかを確認します。最終答案に届かなかった場合も、前半の設問を取れていれば評価してください。

間違えた原因を4種類に分類する

不正解だった問題は、次の四つへ分類します。

計算ミス、基本知識の不足、条件の読み落とし、解法の方針が立たなかった問題です。

計算ミスなら、途中式の書き方や見直し方法を改善します。

基本知識の不足なら、速さ、場合の数、相似、立体図形などの単元教材へ戻ります。

条件の読み落としなら、問題文の重要な数字や制限へ線を引く練習が必要です。

方針が立たなかった問題は、解説を読んだ後に「最初に何へ気づくべきだったか」を一文で残しましょう。

解説から最初の着眼点を抜き出す

解説の計算をすべて写しても、次の問題で使えるとは限りません。

重要なのは、解き始めるきっかけを理解することです。

2023年の問題なら、次のような一文にまとめられます。

「周期を見つけるために小さな例を書き出す」「動く立体の面に記号を付ける」「通過部分を基本図形の和と差にする」「切断後の立体を三角すいへ分ける」

この一文を翌日にも説明できれば、解法の中心が定着し始めています。

保護者は答えではなく考える方向を示す

家庭で教えるとき、保護者が全問を解ける必要はありません。

「同じ数がもう一度出ていない?」「全部の場合から引けない?」「図に書き込める条件は何?」「知っている立体に分けられない?」と問いかけてください。

完成した式を教えるより、見るべき場所を示すほうが、子ども自身の思考につながります。

解説を読んだ後も、保護者が説明するのではなく、子どもに「最初の一歩」を説明させましょう。

まとめ|灘中算数2023は基本と判断力が鍵

灘中学入試問題・算数2023の受験者平均は、1日目63.5点、2日目53.4点、合計116.9点でした。合格者平均は145.1点で、受験者平均との差は28.2点です。

1日目は例年より取り組みやすく、基本から標準レベルの問題を素早く正確に取る力が求められました。

計算の工夫、場合の数の整理、速さのグラフ化、面積比や相似の利用が主なポイントです。

2日目は、数の操作、立体の転がり、図形の移動、立体切断など、見慣れない設定を整理する思考力が問われました。

家庭で取り組む際は、初回の点数だけで実力を決めないでください。

1日目は処理時間と問題選択、2日目は具体例や図を使った条件整理を振り返ります。間違いの原因を分類し、解説から最初の着眼点を一文で抜き出すことも効果的です。

2023年の灘中算数は、特別なひらめきだけを求める試験ではありません。

基本事項を正確に使い、複雑な条件を表や図へ変え、解ける問題を判断して得点する力を身につけることが合格への土台になります。

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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