灘中学算数の過去問対策|始め方と復習法

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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灘中学の入試問題・算数過去問の特徴

中学受験ママ
中学受験ママ

灘中学の算数過去問を始めたいけれど、うちの子には難しすぎないか不安です

この記事では、灘中学の入試問題・算数過去問の特徴を整理し、取り組む時期や年度の選び方、家庭で得点力につなげる復習方法を順を追って解説します。

灘中学校の算数は、全国でも最高水準の難度です。そのため、過去問を目の前にすると、「最初から本番時間で解くべきなのか」「何年分やればよいのか」「ほとんど解けない場合はどうするのか」と迷う保護者も少なくありません。

しかし、過去問は現在の実力を判定するだけの教材ではありません。

出題形式に慣れ、取るべき問題を見極め、失点した原因を特定するために使うものです。使い方を変えるだけで、算数が苦手な子にも価値のある学習教材になります。

算数は2日間で合計200点

灘中入試では、算数が1日目と2日目に分けて実施され、それぞれ100点、合計200点です。国語も合計200点、理科は100点で、総点は500点となっています。算数は総得点の4割を占める重要教科です。

学校公表の2022~2026年度の結果を見ると、算数合計の合格者平均は123.8~146.3点、受験者平均は98.6~119.9点で推移しています。年度によって難易度は変わりますが、合格者と受験者の間には毎年大きな得点差があります。

この数字から分かるのは、難問をすべて解ける必要はない一方、算数で大きく遅れると他教科だけで補うのが難しいということです。

過去問演習では、満点を目指すよりも、合格者が取っている基本・標準問題を落とさないことを優先しましょう。

1日目は速さと正確さが問われる

灘中算数の1日目は、近年では12~13題ほどの独立した問題を50分で解く形式です。単純に計算すると、1問に使える時間は4分前後しかありません。解答欄には答えだけを書く形式が中心で、途中の考え方が合っていても、最終結果を間違えれば得点になりません。

出題分野は、計算、数の性質、場合の数、速さ、割合、平面図形、立体図形など幅広くなっています。

ここで重要なのは、問題番号順にすべて解こうとしないことです。

短時間で方針が立つ問題を先に解き、時間がかかりそうな問題を後回しにします。難問1題に10分使うより、その時間で標準問題を2題取る方が得点は安定します。

したがって、1日目の過去問では正答数だけでなく、「解く順番」と「1問ごとの所要時間」を必ず記録してください。

2日目は思考過程を答案に残す

2日目は、近年では大問5題前後を60分で解く形式です。各大問には複数の設問があり、前半で得た結果を後半へ利用しながら進みます。式、文章、図などを使って考え方を答案に残す点も、1日目との大きな違いです。

最終設問だけを見ると非常に難しく感じますが、大問の前半には取り組みやすい設問も含まれています。

そのため、過去問演習では「完答できた大問数」だけを見てはいけません。

各大問の前半を何問取れたか、前の設問の結果を次へ使えたか、途中の図や式が採点者に伝わる形になっているかを確認します。

1日目が問題を選んで正確に処理する試験なら、2日目は問題を小さく分け、考えを積み上げる試験です。

灘中学算数の過去問はいつから始めるか

小4・小5は単元別に一部を使う

小学4年生や小学5年生が、灘中学の算数過去問を本番形式で解く必要はありません。

この時期は、塾で学習した範囲から1題を選び、発展問題として使います。

たとえば約数・倍数を学んだ後なら数の性質、相似を学んだ後なら平面図形、速さを学んだ後なら旅人算やグラフの問題を選びます。

最後まで解けなくても問題ありません。

問題文の条件を図へ書く、小さい数字で試す、最初の式を作るところまで進めば十分です。低学年の段階で点数を求めると、「灘中の問題は自分には無理」という苦手意識を強める可能性があります。

小6前半は分野別に弱点を確認する

小学6年生の前半では、年度別に通して解くより、分野別に使う方法が適しています。

模試や塾のテストから弱点を一つ決め、その分野の灘中過去問を選びます。

「図形が苦手」という広い分け方ではなく、

  • 相似を見つけられない
  • 立体の切断面を描けない
  • 場合分けに漏れが出る
  • 速さが変わる場面を整理できない

というように具体的に絞りましょう。

課題を絞ると、過去問の解説から何を学ぶべきかが明確になります。問題数を多くこなすより、一つの考え方を別の問題でも再現できる状態にすることが重要です。

小6後半から本番形式へ進む

基本単元が一通り完成したら、1日目は50分、2日目は60分の本番形式へ進みます。

ただし、最初から連続して2日分を解く必要はありません。

まずは1日目と2日目を別の日に実施し、それぞれの形式に慣れます。問題選択や答案作成が安定した後、実際の入試に近い流れで2日間の演習を行います。

一般的には小6の夏から秋に本格的な過去問演習へ入りますが、開始時期は塾の進度や基礎の完成度によって調整が必要です。灘中は2日間入試で問題量も多いため、直前にまとめて取り組むより、復習期間を確保して段階的に進める方が適しています。

灘中学算数の過去問を解く正しい手順

最初に平均点と年度の難易度を確認する

過去問を採点するときは、点数だけで判断しないことが大切です。

灘中算数は年度によって平均点が大きく変わります。たとえば、算数合計の合格者平均は2023年度145.1点、2025年度146.3点だった一方、2026年度は123.8点でした。

同じ120点でも、年度によって評価は異なります。

平均点が高い年度で120点なら、基本問題の取りこぼしを確認する必要があります。平均点が低い年度なら、難問に時間を使いすぎず、取るべき問題を取れたかを見るべきです。

演習前後に、その年度の受験者平均と合格者平均を確認し、点数を相対的に評価しましょう。

1日目は問題選択と時間を記録する

1日目を解く際は、開始後2~3分で問題全体を見ます。

各問題に次の印を付けます。

  • ○:すぐに方針が立つ
  • △:時間をかければ解けそう
  • ×:今は方針が立たない

最初は○から解き、次に△へ進みます。

答案には、各問題を解き始めた時刻と、後回しにした時刻を記録しておきましょう。

正解していても10分かかっていれば、本番では効率がよいとはいえません。反対に、不正解でも3分で適切に後回しにできたなら、時間判断は成功しています。

灘中算数1日目では、「何問解けたか」だけでなく、「何分で取捨選択できたか」も重要な評価項目です。

2日目は途中式や図まで採点する

2日目では、最終答案だけでなく、途中の考え方も確認します。

見るべき点は次の通りです。

  • 問題文の条件を図へ書き込んでいるか
  • 場合分けの基準が明確か
  • 前の設問の結果を利用しているか
  • 式が何を求めるものか分かるか
  • 最終答案までの流れが追えるか

答えが間違っていても、途中まで正しい考え方を残していれば、修正すべき場所を特定できます。

頭の中だけで考えた答案は、本人も後から失敗の原因を確認できません。過去問練習の段階から、採点者に伝えるつもりで図や式を残す習慣をつけましょう。

問題を3種類に分けて復習する

採点後は、問題を次の3種類に分けます。

  1. 本番で必ず取るべき問題
  2. 復習すれば次回は取れそうな問題
  3. 現時点では難しすぎる問題

最も時間をかけるのは、2番です。

1番は計算ミスや読み違いの原因を直します。3番は解説から考え方を学ぶ程度にとどめ、何度も長時間かける必要はありません。

灘中算数では、基本・標準問題を取り切り、合否を分ける問題の一部を得点することが、安定した点数につながります。すべての最難問を解けるようにするより、「復習すれば取れる問題」を確実な得点源へ変えることが大切です。

算数が苦手な子の過去問復習法

解説を見る前に途中経過を残す

問題を解けなかったときも、すぐに解説を開かないようにします。

まず、分かったことを答案へ残します。

  • 図へ書き込んだ条件
  • 小さい数で試した結果
  • 途中まで作った表
  • 使えそうだと思った公式
  • 分からなくなった場所

途中経過があれば、解説と比較したときに、発想が違ったのか、計算で失敗したのか、条件を読み落としたのかが分かります。

何も書かずに解説を読むと、すべて理解できなかったように感じ、必要以上に長い復習になってしまいます。

解法ではなく最初の一手をまとめる

解説を読んだ後、完成した解答を丸ごと書き写す必要はありません。

ノートには、その問題で最初に行うべきことを一文で残します。

たとえば、

「余りは小さい数で周期を調べる」
「平行線から等しい角を探す」
「切断面は同じ面上の2点を結ぶ」
「速さが変わるところで場面を分ける」

という形です。

本番で必要なのは、解答を思い出す力ではなく、何も書かれていない問題から考え始める力です。

最初の一手を自分の言葉でまとめると、別の問題にも使いやすくなります。

翌日と1週間後に解き直す

解説を読んだ直後に解き直すと、答えを覚えているため簡単に解けます。

本当に理解したか確認するには、時間を空ける必要があります。

おすすめは次の3段階です。

1回目は自力で考え、解説から着眼点を学びます。
2回目は翌日に、解説を見ず最初の方針を再現します。
3回目は1週間後に、時間を計って最初から解きます。

1週間後に解けなかった場合も、すぐ解説全体を読み直しません。ノートに残した最初の一手だけを見て、もう一度考えます。

同じ問題を何度も暗記するのではなく、自力で考える部分を少しずつ増やすことが目的です。

保護者は答えより原因を確認する

家庭で過去問を採点すると、点数や正答数に目が向きます。

しかし、算数が苦手な子には、失点の原因を具体的に分けることが重要です。

  • 知識が不足していた
  • 条件を読み落とした
  • 解法は合っていたが計算を間違えた
  • 難問に時間を使いすぎた
  • 図や表を書かなかった
  • 途中で方針を変えられなかった

原因が違えば、対策も変わります。

保護者は「どうしてできなかったの?」と責めるのではなく、「どこまでは分かった?」「次に同じ問題が出たら最初に何をする?」と尋ねてください。

子どもが自分の失敗を言葉にできると、過去問が単なる採点材料から、次の行動を決める教材へ変わります。

まとめ|灘中算数の過去問は分析して使う

灘中学の入試問題・算数過去問は、難易度を確認するためだけのものではありません。

1日目では、限られた50分の中で問題を選び、短時間で正確に答えを出す力が問われます。2日目では、60分の中で前半の設問から得点を積み、図や式を使って考え方を伝える力が必要です。

過去問を使う際は、次の流れを意識しましょう。

年度の平均点を確認する、問題ごとの時間を記録する、途中答案まで採点する、問題を3種類に分ける、最初の一手をまとめる、時間を空けて解き直すという流れです。

小学4・5年生は、学習済みの単元から一部を使えば十分です。小学6年生は分野別演習から始め、基礎が整った後に本番時間へ進みます。

大切なのは、過去問を何年分終えたかではありません。

一つの過去問から、なぜ失点したのか、次はどの問題を先に取るのか、最初に何を書くのかを学べたかどうかです。

お子さんが解けなかったときは、すぐに答えを教えるのではなく、

「取るべき問題はどれだった?」
「どこまでは自分で進めた?」
「次は最初に何を書く?」

と問いかけてみてください。

灘中算数の過去問は、正しく分析して使うことで、難問への対応力だけでなく、本番で自分の力を得点へ変える判断力まで育てられます。

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  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

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家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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