\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
中学受験算数のプロが開発した、
【小学4〜6年生対象】立体図形対策教材はこちら👇
灘中算数2023の結果と難易度を解説

灘中算数2023の解説を読んでも、うちの子に何を復習させればよいのか分からず不安です
この記事では、2023年度の灘中算数について、1日目・2日目の特徴や合否を分けたポイント、家庭での具体的な復習方法まで順を追って解説します。
2023年度の灘中入試は、730人が受験し、281人が合格しました。実質倍率は2.60倍、500点満点における合格最低点は316点です。算数は1日目と2日目に各100点、合計200点が割り当てられています。
2023年度の特徴は、特に算数1日目で高得点が求められたことです。難問を一つ解く力だけでなく、標準的な問題を取りこぼさず、短時間で処理する力が合否を左右しました。
1日目は合格者平均79.4点の高得点勝負
算数1日目の受験者平均は63.5点、合格者平均は79.4点でした。その差は15.9点あります。
合格者平均が約8割に達していることからも、2023年度の1日目は「難問をどこまで解けるか」より、「取るべき問題をどこまで落とさないか」が重要だったと分かります。
実際に1日目では、計算、場合の数、整数、周期、速さ、平面図形など、中学受験算数で学ぶ代表的な分野が幅広く出題されました。公開されている講評でも、全体として基本から標準レベルの問題が多く、高得点を狙える年度だったと評価されています。
こうした試験では、一つの計算ミスが大きな差になります。難しい問題に正解しても、前半の基本問題を二つ落とせば、得点は安定しません。
2日目は受験者平均53.4点で差がついた
算数2日目の受験者平均は53.4点、合格者平均は65.8点でした。合格者と受験者の差は12.4点です。
1日目より平均点は低く、問題文から規則を読み取り、図や式を使って考えを組み立てる力が問われました。
2日目には、数の操作、正四面体の回転、得点分布、動く線分が通過する面積、立方体の切断と体積などが出題されています。単元名を覚えているだけでは対応しにくく、条件を整理して自分で解法を組み立てる問題が中心でした。
2日間合計では合格者平均145.1点
算数2日間の受験者平均は116.9点、合格者平均は145.1点でした。両者の差は28.2点です。
同年度の国語合計では、受験者平均116.5点に対して合格者平均126.0点で、差は9.5点でした。算数では国語の約3倍の平均点差が生じています。
この数字からも、2023年度は算数の出来が合否に強く影響したと考えられます。
ただし、目標をいきなり145点に設定する必要はありません。まずは1日目で落としてはいけない問題を確実に取り、2日目で途中まででも正しい方針を立てられる状態を目指しましょう。
灘中算数2023・1日目の出題内容と解き方
1日目は、答えを正確に出す力が重視されます。
2023年度のように比較的得点しやすい年は、わずかなミスが順位を大きく下げる可能性があります。過去問を解く際は、正解数だけでなく、解く順番や時間の使い方まで確認することが重要です。
前半は基本問題を速く正確に処理する
計算や整数の問題では、特別なひらめきよりも、式を崩さずに処理する力が求められます。
家庭学習では、暗算だけで進めるのではなく、必要な途中式を残す習慣をつけましょう。例えば、分数を含む計算なら、約分した数字や通分した結果を小さくても書いておきます。
灘中を目指す子どもは頭の中で処理できる範囲が広いため、式を書かずに進めがちです。しかし、処理が複雑になるほど、記憶だけに頼る方法は不安定になります。
「書くと遅くなる」のではなく、「間違えないために必要な部分だけ書く」と教えることが大切です。
速さはダイヤグラムで情報を整理する
2023年度の1日目には、速さとダイヤグラムを扱う問題が含まれていました。
速さの問題でつまずく子は、文章を読みながら頭の中だけで人や物の動きを追おうとします。ところが、途中で速さが変わったり、出発時刻が異なったりすると、情報を保持できなくなります。
そこで、横軸を時間、縦軸を距離として、動きを線で表します。
線の傾きが急なら速く、緩やかなら遅いと判断できます。出会った時刻や追いついた場所も、線の交点として目で確認できます。
過去問の復習では、正解した場合でも「図を書かずに偶然解けた」のか、「図を使って安定して解けた」のかを区別しましょう。
場合の数は重複と数え漏れを防ぐ
場合の数では、考え方そのものが分かっていても、同じものを二度数えたり、一部を数え忘れたりして失点します。
対策の基本は、数える順番を決めることです。
例えば、最初に選ぶものを固定し、その後の選び方を順番に書き出します。「思いついたものから数える」のではなく、「一つ目がこの場合、二つ目は何通り」と整理します。
樹形図や表は、答えを出すためだけのものではありません。自分がどこまで数えたかを記録する道具です。
2023年度1日目を解き直す際も、答えだけを覚えるのではなく、数え方の基準を子ども自身に説明させてください。
為替の問題は条件を一つずつ分ける
2023年度には、独自に設定された為替の規則を読み取る問題も含まれていました。講評では、1日目の中で特に場合分けが必要な問題として挙げられています。
このような問題は、見慣れない言葉が出てくるため難しく感じます。しかし、本質は「前日と比べてどのように変化したか」を条件ごとに調べることです。
最初から一般的な式を作ろうとせず、まず具体的な数字を一つ入れます。
次に「増えた場合」「減った場合」「変わらない場合」のように条件を分けます。表にして一日ずつ確認すれば、複雑に見えた規則も整理できます。
新しい設定に出会ったときに、知っている公式を探すのではなく、具体例を作って規則を理解する力が必要です。
灘中算数2023・2日目の出題内容と解説
2日目では、問題を読んだ直後に解法が見えないことも珍しくありません。
重要なのは、手を止めずに小さな例を試すことです。図、表、式、場合分けを使い、分かったことを答案に残しながら進めます。
大問1は操作の周期を見つける
大問1では、数に対して決められた操作を繰り返す問題が出題されました。
大きな回数が指定されていても、最初から2023回分を追う必要はありません。まず5回、10回程度まで実際に計算し、同じ数や同じ変化が繰り返されないかを調べます。
例えば、数が「6、3、6、3」のように繰り返されるなら、2回を一組として考えられます。大きな回数を周期の長さで割り、余りに対応する位置を確認すればよいのです。
公開解説でも、操作を続けると一定の数が交互に現れることや、複数回を一組として変化を捉える方法が示されています。
子どもが解けなかった場合は、周期という言葉を先に教えるより、「同じ並びは出てこない?」と問いかけるほうが理解につながります。
立体の転がり方は面の位置を記録する
正四面体を転がす問題では、頭の中だけで面の位置を追うと混乱しやすくなります。
最初に四つの面へ記号をつけ、1回転がすたびに、どの面が下になったかを記録します。同時に、通った辺やインクの線の長さも書き込みます。
大切なのは、立体をきれいに描くことではありません。
「下の面」「進む方向」「次に接する辺」の三つを記録できれば、転がり方を比較できます。左右を反転した動きが別の数え方になるかも確認しましょう。
この問題は、空間認識だけでなく、複雑な動きを記録によって管理する力を試しています。
得点分布は合計点から人数を逆算する
得点と人数を扱う問題では、一人ひとりを考えるのではなく、「全員分の得点の合計」に注目します。
平均点が分かっている場合は、
平均点×人数=合計点
として全体の得点を求められます。
その後、すでに分かっているグループの得点を引けば、残った人数が何点を取ったかを逆算できます。点数の種類が二つなら、つるかめ算として整理することも可能です。
2023年度の公開解説でも、平均点から合計点を求め、人数の条件と組み合わせて該当者数を導く方法が使われています。
表の問題が苦手な子には、いきなり空欄を埋めさせず、「全員で何点持っているのか」を最初に確認させましょう。
図形と立体切断は分解して考える
後半には、線分が動いたときに通過する面積や、立方体を平面で切ったときの体積を求める問題が出題されました。
動く線分の問題では、線の端点がどのような軌跡を描くかを確認します。通過部分全体を一度に求めようとせず、正三角形、正方形、おうぎ形など、面積を求められる図形へ分けます。
立体切断では、切り口だけを見続けるのではなく、立方体全体を合同な立体や三角すいに分解します。
「複雑な形の公式」を探すのではなく、「体積を求められる形に分けられないか」と考えることが重要です。
2023年度の過去問を家庭学習に生かす方法
灘中算数2023の解説を読むだけでは、得点力は十分に伸びません。
解説は答えを確認する資料ではなく、自分の考え方との違いを見つけるために使います。
1日目と2日目を別の試験として復習する
1日目では、正確性、処理速度、問題を選ぶ判断を確認します。
2日目では、図や式を使って条件を整理できたか、途中まででも方針を立てられたかを確認します。
同じ「60点」でも意味は異なります。
1日目で60点なら、解けるはずの基本問題を落としていないかを調べます。2日目で60点なら、難問に対してどこまで考えを進められたかを確認しましょう。
正解した問題も解き方を振り返る
正解している問題にも、改善点はあります。
予定より時間がかかった、必要以上に場合分けをした、途中式が読みづらい、といった問題は、次回の試験で失点に変わる可能性があります。
過去問を採点するときは、問題ごとに次の三段階で印をつけると分かりやすくなります。
「自力で速く正解」「時間をかけて正解」「解説を見て理解」です。
正解か不正解かだけで分けるより、学習の優先順位が明確になります。
解説を読む前に途中まで考え直す
間違えた直後に解説を読むと、「分かった気がする」状態になりやすくなります。
まず問題文を読み直し、どこまで分かっていたかを書きます。次に、図や表を作り直し、あと5分だけ考えます。
それでも進めない場合に解説を読みましょう。
解説を読んだ後は閉じて、自分の言葉と式で解き直します。翌日か数日後にもう一度解けば、本当に身についたかを確認できます。
保護者は点数より失点理由を確認する
2023年度の合格者平均145.1点だけを見ると、「145点取らなければならない」と焦るかもしれません。
しかし、家庭で最初に見るべきなのは総得点ではありません。
「計算ミスで何点失ったか」「時間切れは何問か」「解法を知らなかった問題はどれか」に分けます。
保護者からは、「どうしてできなかったの?」ではなく、「どこまでは分かった?」「次は何を変える?」と聞いてください。
子どもが自分の失点を言葉にできれば、次に取り組むべき課題が具体的になります。
まとめ|灘中算数2023から学ぶ合格への対策
2023年度の灘中算数は、1日目の受験者平均が63.5点、合格者平均が79.4点、2日目は受験者平均53.4点、合格者平均65.8点でした。2日間合計では、合格者平均が145.1点に達しています。
1日目では、基本から標準レベルの問題を速く正確に処理する力が重要でした。2日目では、数の操作、立体の回転、得点分布、移動する図形、立体切断などを通して、条件を整理し、自分で方針を作る力が試されています。
家庭学習では、難問の解法を暗記することから始める必要はありません。
1日目は計算ミスと時間配分を減らし、2日目は図や表、途中式を残す練習を行います。解説を読んだ後は、何も見ずにもう一度解き直すことも欠かせません。
灘中算数2023は、速く正確に解く力と、粘り強く考える力の両方を確認できる良質な過去問です。点数だけで判断せず、失点の原因を一つずつ改善することが、灘中合格へ近づく堅実な対策になります。
\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
中学受験算数のプロが開発した、
【小学4〜6年生対象】立体図形対策教材はこちら👇

