\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
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灘中入試の算数時間は1日目50分・2日目60分

灘中入試の算数は時間が足りないと聞き、私はうちの子が最後まで解けるのか不安です
この記事では、灘中入試における算数の試験時間と、1日目・2日目それぞれの時間配分、家庭でできる時間切れ対策を順を追って解説します。
灘中学校の入試は2日間にわたって実施され、算数は両日とも100点満点です。
算数1日目の試験時間は50分、2日目は60分とされています。1日目と2日目では、問題数だけでなく解答形式や求められる力も異なるため、同じ感覚で時間を使ってはいけません。
灘中学校が公表した2027年度入試要項でも、1日目に国語・理科・算数、2日目に算数・国語を実施する日程が示されています。
算数は2日間に分けて実施される
灘中入試の算数は、1日目100点、2日目100点の合計200点です。
2026年度の入試結果では、算数1日目の受験者平均が47.5点、合格者平均が60.1点でした。2日目は受験者平均51.0点、合格者平均63.8点です。どちらの日程でも、合格者平均が受験者平均を12点以上上回っています。
つまり、1日目か2日目のどちらかだけで高得点を取ればよいわけではありません。
速く正確に答えを出す力と、時間をかけて考えを組み立てる力の両方が必要です。
1日目は短時間で答えを出す試験
1日目は、答えのみを記入する短答式が中心です。近年は12~13題ほどが出題されることが多く、50分で処理します。
仮に13題なら、単純計算で1題あたり約3分50秒です。
問題文を読み、図や式を書き、計算して答えを確認するところまでを4分弱で行わなければなりません。
もちろん、すべての問題に同じ時間を使う必要はありません。計算問題を2分程度で終え、難しい図形問題に6分使うなど、問題ごとに配分を変える必要があります。
1日目で大切なのは、全問を順番どおりに解くことではなく、時間内に取れる問題を最大限得点することです。
2日目は考え方を答案に残す試験
2日目は大問5題程度を60分で解く、記述型の試験です。式、図、文章などを使って考え方を示すことが求められます。
1題あたりの単純な目安は12分です。
ただし、後半の設問まで完答するには20分近くかかる大問もあります。反対に、大問の最初の小問だけなら数分で解けることもあります。
2日目では、答えを出す時間だけでなく、途中式や図を読みやすく書く時間も必要です。
頭の中で考え続け、終了直前に慌てて答案を書く方法では、考え方を十分に残せません。考えながら書く習慣を、普段の演習から身につけておきましょう。
灘中算数1日目の時間配分
1日目の50分は、最初から最後まで全力で計算し続ければよいわけではありません。
問題を選ぶ時間、解く時間、見直す時間をあらかじめ分けておくことが重要です。
最初の2分で全体を確認する
試験開始後、いきなり第1問へ書き始めるのではなく、最初の1~2分で全体を見渡します。
確認するのは、次の三点です。
すぐに解法が浮かぶ問題、少し考えれば解けそうな問題、時間がかかりそうな問題です。
問題番号の横に、取り組みやすい順で印をつけてもよいでしょう。
例えば、すぐ解けそうな問題には丸、少し考える問題には三角、難しそうな問題には印をつけないという方法です。
最初の確認に使う2分は、解答時間を失う行為ではありません。難問に捕まって全体の時間を失うことを防ぐための投資です。
1問あたり4分以内を目安にする
12~13題を50分で解く場合、平均すると1題約4分です。
そのため、前半の計算や典型的な問題は、できるだけ2~3分で処理したいところです。そこで生まれた時間を、後半の図形や場合の数へ回します。
一例として、次のような配分が考えられます。
最初の全体確認に2分、前半の問題に18分、中盤に15分、後半に10分、見直しに5分です。
ただし、問題数や難易度は年度によって変わります。この配分をそのまま暗記するのではなく、過去問演習を通して子どもに合う形へ調整してください。
5分考えて進まなければ後回しにする
1日目で最も避けたいのは、一つの問題に10分以上使い、その後の取れる問題へ進めなくなることです。
5分程度考えても具体的な式や図が作れない場合は、いったん後回しにします。
ここでいう「進まない」とは、答えが出ないことではありません。
使えそうな条件を整理できない、補助線の候補が浮かばない、場合分けの基準を決められない状態です。
反対に、解法は分かっており、計算を進めれば答えが出そうなら、多少時間を使っても構いません。
判断基準は「難しそうか」ではなく、「得点へ向かって具体的に進んでいるか」です。
最後の5分を見直しに残す
1日目は答えのみを記入するため、計算ミスや転記ミスがそのまま失点につながります。
できれば最後の5分を見直しに残しましょう。
ただし、すべての問題を最初から解き直す時間はありません。
優先して確認するのは、計算問題、答えを転記した問題、自信が低い問題、単位や条件が複雑な問題です。
見直しでは途中式を眺めるだけでなく、別の方法で確かめます。
割合なら元の量へ戻す、速さなら道のり・速さ・時間の関係を確認する、整数問題なら答えを条件へ代入するなど、数秒でできる確認を身につけておきましょう。
灘中算数2日目の時間配分
2日目は60分ありますが、1日目より余裕があるとは限りません。
大問一つの文章量が多く、図や途中式を書く必要もあるため、実際には時間の管理が難しい試験です。
大問1題あたり約12分が目安
大問5題なら、平均は1題12分です。
ただし、大問ごとに均等に12分使う必要はありません。
前半の取り組みやすい大問を8~10分で進め、難しい立体図形や場合の数に15分程度残す方法もあります。
最初に全体を確認し、「前半まで取れそうな大問」と「最後まで考えたい大問」を分けましょう。
大問を最初から最後まで解き切ってから次へ進む方法では、後半の大問にある易しい小問を見ないまま時間切れになる恐れがあります。
前半の小問を確実に得点する
2日目の大問は、複数の小問で構成されることがあります。
後半の小問が難しくても、前半は条件を整理すれば解ける場合があります。
そこで、一つの大問を完答できないと判断しても、最初の小問まで捨てないことが重要です。
まず全大問の前半を確認し、取れる小問を集めます。その後、残った時間で難しい設問へ戻る方法が有効です。
大問全体を「解けた」「解けなかった」で判断せず、何点分まで確保できるかを考えましょう。
途中式や図を書く時間も計算に入れる
2日目では、頭の中で考えてから答案を清書しようとすると時間が足りなくなります。
問題を読みながら、分かった条件を図へ書き込みます。
場合の数なら分類の基準を表にし、速さなら時間と距離の関係を書きます。図形なら等しい辺や角、相似な図形へ印をつけましょう。
答案を書くこと自体が、考えを整理する作業になります。
指導で答案を見る際も、答えだけが書かれた答案より、途中の図や式がある答案のほうが、どこまで正しく考えられたのかを判断しやすくなります。
完答できない問題にも考え方を残す
2日目では、最後の答えへ届かなくても、正しい図、式、場合分けなどを答案へ残すことが大切です。
ただし、思いついた内容を無関係に書けばよいわけではありません。
問題の条件から分かった関係、求めたいものにつながる式、正しい途中結果を順序立てて残します。
残り3分で難問を最初から解こうとするより、すでに考えた問題の答案を整理するほうが得点につながる可能性があります。
家庭学習でも、答えが違うからすべて消すのではなく、「どこまでは使える考えだったか」を確認してください。
時間切れを防ぐ家庭学習の進め方
時間配分は、試験直前に時計を置いて解くだけでは身につきません。
解法の理解、計算の正確性、問題を選ぶ判断を段階的に育てる必要があります。
最初から本番時間だけで練習しない
過去問を初めて解く段階で、毎回50分・60分を厳守すると、時間内に終えることだけが目標になりやすくなります。
最初は時間を延長し、問題の考え方を丁寧に確認しても構いません。
次に、前半だけ20分、特定の大問だけ12分という部分練習を行います。
解法が安定してから、本番と同じ50分・60分へ移ります。
理解できていない問題を急いで解いても、間違った手順が身につくだけです。「正しく解く段階」から「時間内に解く段階」へ進みましょう。
問題別の所要時間を記録する
過去問を解いたら、総得点だけでなく、各問題にかかった時間を記録します。
正解していても10分かかった問題は、本番では危険です。反対に、不正解でも3分で見切って先へ進めたなら、時間配分としては適切だった可能性があります。
記録は、次の三つに分けると分かりやすくなります。
時間内に自力で正解、時間をかければ正解、時間をかけても解法が分からなかった、の三段階です。
同じ不正解でも、必要な対策が異なります。
解く順番を変える練習をする
普段から第1問から順番にしか解いていないと、本番でも難問を飛ばしにくくなります。
過去問演習では、最初に全体を見て、自分で解く順番を決めさせましょう。
ある回は前半から、別の回は得意な図形から始めるなど、順番を変えて得点と時間を比較します。
その結果、最も安定する方法を本番の基本形にします。
ただし、「必ず図形から始める」と固定する必要はありません。年度によって難易度が異なるため、問題を見て判断できることが理想です。
保護者は速さより失点の原因を見る
過去問が時間内に終わらないと、「もっと速く解きなさい」と言いたくなるかもしれません。
しかし、遅い原因は一つではありません。
計算が遅い、図を書き直している、解法を思い出すまでに時間がかかる、一問を諦められないなど、原因によって対策が変わります。
保護者は次のように聞いてみてください。
「どの問題で一番時間を使った?」
「その時間は答えに近づいていた?」
「次に同じ状況なら、何分で飛ばす?」
時間切れを本人の性格や集中力の問題にせず、具体的な行動へ分けることが改善につながります。
まとめ|灘中算数は2日間で時間の使い方を変える
灘中入試の算数時間は、1日目が50分、2日目が60分です。1日目は12~13題程度を処理する短答型、2日目は大問5題程度に取り組む記述型とされ、求められる時間の使い方が大きく異なります。
1日目は、1題平均4分弱です。
最初に全体を確認し、取れる問題から進めます。5分程度考えても具体的に進まない問題は後回しにし、最後の5分を計算や転記の見直しへ残しましょう。
2日目は、大問1題あたり約12分が目安です。
一つの大問を完答することにこだわらず、各大問の前半にある取れる小問を確保します。途中式や図を書く時間も含めて考え、最後まで解けなくても正しい過程を答案へ残すことが重要です。
家庭学習では、いきなり本番時間で急がせる必要はありません。
まず正しく解ける状態を作り、その後、問題別に所要時間を測ります。正解か不正解かだけでなく、どの問題に何分使い、その時間で答えへ近づけたかを確認してください。
灘中算数の時間対策とは、単に計算速度を上げることではありません。
解く問題を選び、進まない問題を離れ、取れる得点を時間内に積み上げる力を育てることです。1日目と2日目で練習方法を分けることで、本番でも焦らず自分の力を発揮しやすくなります。
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