\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
中学受験算数のプロが開発した、
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赤本「灘中の算数20年」はどんな問題集か

赤本の『灘中の算数20年』を買っても、算数が苦手なうちの子に使いこなせるのか私も不安です
この記事では、そんな悩みに対して、「灘中の算数20年」の特徴、始める時期、家庭で効果を高める使い方を順を追って解説します。
灘中を目指す家庭にとって、長期間の算数入試問題をまとめて演習できる「灘中の算数20年」は魅力的な一冊です。
一方、収録されているのは実際の灘中入試問題です。基礎事項を一から説明する参考書ではないため、購入して最初のページから順番に解かせても、十分な学習効果を得られない場合があります。
大切なのは、20年分を早く終えることではありません。
現在の学力に合わせて問題を選び、分野別演習、解き直し、本番演習の順に役割を変えることです。
最新版は2007~2026年の算数を収録
2026年8月時点の最新版は、英俊社の難関中学シリーズ『灘中の算数20年 2027年度受験用』です。
2007年から2026年までに実施された、灘中の算数入試問題20か年分を収録しています。判型はB5、定価は税込3,960円で、2026年6月24日に発売されました。
灘中では算数が1日目と2日目の両日に実施されるため、一年度分だけでも多様な問題に触れられます。
20年間を通して見ることで、数の性質、速さ、場合の数、平面図形、立体図形など、どの分野を継続して学ぶ必要があるかを把握できます。
ただし、年度版が変わると収録期間も一年ずつ新しくなります。
旧版をすでに持っている場合は、最新年度が収録されているかを確認してから買い直しましょう。
出題分野一覧と別冊解説が付いている
『灘中の算数20年』には、出題分野が一目で分かる一覧表と、詳しい別冊解説が付いています。
この一覧表は、最初から年度順に解くためだけのものではありません。
たとえば、立体図形が苦手なら、複数年度から立体問題だけを選べます。数の性質で点が取れない場合は、約数・倍数や整数条件を含む問題を続けて演習できます。
年度を横断して同じ分野を解くと、
「毎回、図を書かずに止まっている」
「約数を調べる範囲が広すぎる」
といった共通の弱点を見つけやすくなります。
解説も付いていますが、読むだけで灘中算数の発想が身につくわけではありません。解説を見る前に、自分で図や表を書いた時間が必要です。
学校別の赤本とは収録内容が異なる
英俊社には、『灘中の算数20年』とは別に『灘中学校 2027年度受験用』という学校別赤本があります。
学校別赤本は、2021~2026年の最新6か年分を収録し、国語などを省略せず、別冊解答用紙、配点、翌年度の傾向と対策、入試データなどを備えています。
両者の違いは、次のように整理できます。
『灘中の算数20年』は、算数を長期間・分野横断で研究する教材です。
学校別赤本は、算数だけでなく他教科を含め、本番に近い形で直近年度を演習する教材です。
算数の弱点補強には20年本、入試全体の時間割や答案作成まで確認するには学校別赤本が向いています。
収録年度が重なるため、目的を決めずに両方を買うと、同じ問題が増える点には注意してください。
「灘中の算数20年」が向いている子と始める時期
標準問題を8割程度解けることが目安
この問題集へ進む前に、現在使っている塾教材から標準問題を10問選び、時間を測らずに解いてみましょう。
8問程度を自力で正解し、次の内容を説明できることが一つの目安です。
「なぜこの式を作ったのか」
「どの条件に注目したのか」
「なぜこの図を書いたのか」
正答率が5~6割で、解説を読んでも途中の式が分からないなら、灘中の過去問より基本例題の復習が先です。
難しい教材を使うことと、高い学力が育つことは同じではありません。
基礎が曖昧なままでは、解説の手順を覚えるだけになり、条件が変わった類題に対応できなくなります。
小4・小5は過去問より基礎固めを優先する
小4では、和差算、つるかめ算、割合などを、線分図や表へ表す習慣を育てます。
興味を持った一題を親子で考える程度なら問題ありませんが、『灘中の算数20年』を学習の中心にする時期ではありません。
小5では、比、速さ、場合の数、平面図形、立体図形など、入試算数の主要単元を学びます。
この時期も、塾の標準問題を自分の言葉で説明できる状態を優先しましょう。
過去問に触れる場合は、習い終えた分野から一題を選びます。未習単元を含む問題で自信を失わせないことが大切です。
小6前半は分野別、小6後半は年度別に使う
小6前半は、出題分野一覧を使い、弱点分野を年度横断で演習します。
たとえば立体図形なら、展開図、体積、切断など、同じ系統の問題を数年分選びます。
一題ごとの正答だけでなく、「どの段階で止まったか」を比べてください。
小6後半になったら、一年度分を本番と同じ時間で解く演習へ移ります。
年度別演習の目的は、20年分を消化することではありません。
取る問題、後回しにする問題、最後まで残す問題を判断し、限られた時間で得点を作ることです。
算数が苦手な子は全問を解こうとしない
算数が苦手な子に20年分を見せると、問題量だけで圧倒されることがあります。
最初は、一年度分ではなく一題だけで十分です。
選ぶなら、塾で学習済みの単元で、解説を使えば理解できそうな問題にします。
15分考えて最初の一手も浮かばない場合は、問題全体の解説を見せるのではなく、最初に注目する条件だけを確認します。
「解けなかった問題」ではなく、「約数の組を作る問題」「図を折り返す問題」のように、学んだ考え方の名前を残すと復習しやすくなります。
赤本「灘中の算数20年」の効果的な使い方
出題分野一覧から弱点問題を選ぶ
最初に、直近の模試や塾テスト3回分を見て、失点の多い分野を一つ選びます。
次に、『灘中の算数20年』の出題分野一覧から、その分野の問題を3~5題探します。
いきなり連続して解かせず、一週間に1~2題で構いません。
同じ分野を続けて扱うと、問題の設定が違っても、共通して使われる考え方が見えてきます。
たとえば平面図形なら、相似、面積比、移動、折り返しのどれを使ったかを記録しましょう。
最初の15分は解説を見ずに考える
難問演習では、正解することだけが目的ではありません。
分からない状態から、どのような手掛かりを作るかを練習します。
最初の15分は解説を見ず、次の順番で試してください。
- 求めるものに線を引く
- 条件を図や表へ書く
- 小さい数や簡単な場合で試す
- 使えそうな基本解法を挙げる
答えまで届かなくても、図や表を作れたなら学習は進んでいます。
白紙のまま15分が過ぎた場合は、「何を試せばよいか」が課題です。
解説では答えより最初の一手を確認する
解説を読むときは、計算式を最初から最後まで写させないでください。
先に確認するのは、
「最初に何へ注目したのか」
「なぜその図や場合分けを使ったのか」
という入口です。
その後、解説を閉じて、子どもに最初の一手を説明してもらいます。
説明できなければ、まだ解説の流れを眺めただけです。
理解できた場合も、完成した解法を暗記するのではなく、「別の数字でも同じ方法を使えるか」を確かめましょう。
翌日と1週間後に自力で解き直す
解説を読んだ直後の解き直しは、手順が記憶に残っているため簡単にできます。
本当に定着したかを確認するには、時間を空ける必要があります。
おすすめは、次の三段階です。
- 当日:最初の一手を説明する
- 翌日:何も見ずに解き直す
- 1週間後:再び解くか類題に挑戦する
翌日に図や式を再現できなければ、解説を理解したのではなく、一時的に覚えていただけだった可能性があります。
20年分を一周するより、重要な10題を自力で再現できる方が実戦的です。
最後に本番形式で時間配分を練習する
分野別の学習が進んだら、一年度分を本番形式で解きます。
演習後は、問題を三つに分類します。
- 確実に取るべきだった問題
- 時間があれば取れた問題
- 現時点では後回しにする問題
点数だけでなく、各問題を始めた時刻と、飛ばした時刻も記録してください。
これにより、計算が遅かったのか、難問に粘りすぎたのか、問題選択に課題があったのかが分かります。
本番形式では、難問を解けた数より、取るべき問題を落とさなかったかを優先します。
「灘中の算数20年」で失敗しやすい使い方
古い年度から順番に全問を解く
20年分を最初の年度から順番に解く方法は、達成感を得やすい反面、現在の課題と関係のない問題に時間を使う可能性があります。
最初は年度順ではなく、弱点分野から選ぶ方が効率的です。
年度別演習は、主要単元の基礎が固まり、時間配分を練習する段階で行いましょう。
正答数や周回数だけを目標にする
「夏休みに100題」「入試までに3周」といった目標は分かりやすいものです。
しかし、解説を読んだだけの問題を解いた数に含めても、得点力にはつながりません。
見るべきなのは、翌日や1週間後に解法を再現できた割合です。
問題数より定着率を記録してください。
解説を写して理解したつもりになる
きれいな途中式をノートへ写しても、自分で最初の方法を選べなければ、初見問題には対応できません。
解説を書き写す代わりに、
「最初に気づくこと」
「使った基本事項」
「次回気をつけること」
を一行ずつ書く方が、復習時に役立ちます。
一冊ですべての算数対策を済ませる
『灘中の算数20年』は、基礎事項を一から学ぶ参考書ではありません。
計算力が不安なら計算教材、比や速さが曖昧なら塾の基本例題、初見問題への対応力を高めるなら応用問題集が必要です。
また、本番に近い解答用紙や他教科を含む総合演習には、直近6か年を収録した学校別赤本が適しています。
20年本の役割は、灘中算数を長期的・分野別に研究することです。
まとめ|灘中の算数20年は段階的に使い切る
英俊社の最新版『灘中の算数20年 2027年度受験用』には、2007~2026年の算数入試問題20か年分が収録されています。
出題分野一覧と詳しい別冊解説が付いているため、灘中算数を分野別に研究し、長期的な出題傾向を確認できる問題集です。
ただし、算数が苦手な子が購入直後から年度順に全問を解く方法はおすすめできません。
まずは塾の標準問題を8割程度解ける土台を整えます。その後、弱点分野から3~5題を選び、解説を見ずに考える、最初の一手を説明する、翌日と1週間後に解き直すという順番で進めましょう。
小6後半になったら、年度別演習へ移り、時間配分と問題選択を練習します。
学校別赤本との違いも押さえてください。
算数20年本は長期間の算数研究、学校別赤本は直近年度と他教科を含む本番演習に向いています。
まずは現在のテスト3回分を確認し、最も失点が多い分野を一つ決めてください。
その分野から一題だけ選び、答えまで届かなくても、15分間でどの図や表を作れたかを振り返ることが、『灘中の算数20年』を合格力へ変える第一歩です。
\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
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家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
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