中学受験算数の選挙問題|得票数の解き方

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

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中学受験算数の選挙問題で押さえる基本

中学受験ママ
中学受験ママ

選挙の問題になると、うちの子が得票数や割合を混同してしまい、私もどう整理して教えればいいのか迷います

この記事では、中学受験算数の選挙問題について、得票数・得票率・過半数・票差の基本から、典型問題、応用問題、家庭での教え方まで順を追って解説します。

中学受験算数の「選挙の問題」は、政治の知識を問う問題ではありません。

算数として見ると、

全体
割合
差
比

を使う文章題です。

問題文が長く見えても、

「何票あったか」
「何%取ったか」
「何票差だったか」

を整理すると、かなり解きやすくなります。

選挙問題は「全体・割合・差」を整理する

例えば、

投票総数が800票
Aさんの得票率が45%

なら、

800×0.45=360票

です。

このように選挙問題では、

全体=投票総数
割合=得票率
部分=得票数

と見ることができます。

まず問題文から、

全体はいくつか

を確認することが大切です。

得票率は得票数÷全投票数で求める

得票率は、

得票数÷全投票数

で求めます。

例えば、

600票中240票

なら、

240÷600=0.4

なので、

40%

です。

割合が苦手な子は、

何を何で割るのか

で迷いやすいです。

家庭では、

「600票のうち240票」

と声に出して確認すると、240÷600と判断しやすくなります。

過半数は「半分より多い」

過半数は、

半分以上

ではなく、

半分より多い

という意味です。

例えば投票総数が500票なら、

半分は250票。

過半数は、

251票以上

です。

500票のちょうど半分である250票では、過半数にはなりません。

ここは中学受験でよくあるミスです。

無効票がある場合は何を全体とするか確認する

問題によっては、

投票総数1000票
無効票40票

のような条件が出ることがあります。

そのとき、

有効票は、

1000-40=960票

です。

得票率を、

有効票に対する割合

として考える問題なら、全体は960票になります。

「総投票数」と「有効票数」を混同しないようにしましょう。

選挙の問題を典型例で解いてみよう

ここからは、中学受験でよく出る形を確認します。

例題1|得票率から得票数を求める

投票総数が1200票あり、Aさんの得票率は35%でした。

Aさんは何票取ったでしょう。

1200×0.35=420

したがって、

420票

です。

割合の基本問題なので、

全体×割合=部分

を使います。

例題2|票差から2人の得票数を求める

AさんとBさんの2人だけが立候補し、有効票は1000票でした。

AさんはBさんより120票多く得票しました。

それぞれ何票でしょう。

2人の合計は1000票。

差は120票です。

和差算として考えます。

Aさんは、

(1000+120)÷2=560票

Bさんは、

(1000-120)÷2=440票

です。

選挙問題でも、実際には和差算になっている場合があります。

例題3|過半数にあと何票必要か

有効票が850票あり、Aさんは400票取っています。

過半数に達するには、最低あと何票必要でしょう。

850÷2=425

半分は425票です。

過半数は、

426票以上

なので、

426-400=26票

必要です。

「半分の425票でよい」としないように注意します。

例題4|3人の候補者がいる場合

有効票が900票あり、

Aさん40%
Bさん35%
Cさん残り

だったとします。

Aさんは、

900×0.4=360票

Bさんは、

900×0.35=315票

です。

Cさんは、

900-360-315=225票

です。

割合で考えるなら、

100%-40%-35%=25%

なので、

900×0.25=225票

としても求められます。

中学受験で差がつく選挙問題の応用

基本ができたら、逆算や比、票の移動へ進みます。

割合から全体を逆算する

Aさんが全体の30%にあたる180票を得たとします。

全投票数は何票でしょう。

全体を□票とすると、

□×0.3=180

です。

したがって、

180÷0.3=600

で、

600票

です。

割合問題では、

部分÷割合=全体

という逆算も重要です。

得票数の比から人数を求める

AさんとBさんの得票数の比が、

3:2

で、合計が750票だったとします。

比の合計は、

3+2=5

です。

1あたりは、

750÷5=150票

なので、

Aさん=150×3=450票
Bさん=150×2=300票

です。

選挙問題でも、比の考え方を使うことがあります。

票の移動がある問題は増減を整理する

応用問題では、

「Aさんに投票した人のうち30人がBさんへ変えた」

という設定が出ることがあります。

この場合、

Aさんは-30票
Bさんは+30票

です。

2人の差は、

30票だけ

ではなく、

60票

縮まります。

例えば最初にAさんが100票リードしていたなら、

100-60=40票差

になります。

一方が減り、もう一方が増えるため、

差は移動した票数の2倍変わる

点が重要です。

条件が多い問題は表にまとめる

3人以上の候補者がいて、

得票率
無効票
票の移動
票差

が混ざると、頭の中だけでは整理しにくくなります。

その場合は、

候補者|最初の票|増減|最後の票

という表を作ります。

例えば、

A|400|-30|370
B|320|+30|350

のように書けば、票差も見やすくなります。

選挙問題が苦手な子への家庭での教え方

選挙問題は、文章が長いだけで難しく感じることがあります。

家庭では数字を式に変える前に、情報を整理する習慣をつけましょう。

最初に「全体は何票?」と確認する

割合問題で最も大切なのは、

何を全体とするか

です。

例えば、

投票総数1000票
無効票100票
Aさんが有効票の40%

なら、

全体は900票

です。

いきなり計算させず、

「今回40%のもとになる数は何?」

と確認するとよいでしょう。

割合は線分図にすると理解しやすい

全体を1本の線で表し、

100%

とします。

そのうち、

Aさん40%
Bさん35%
残り25%

と分けると、関係が見やすくなります。

割合が苦手な子ほど、

数字だけ

より、

線分図

を使うほうが理解しやすくなります。

候補者ごとの票を表に書く

票の増減がある問題では、

A
B
C

と縦に並べて得票数を書きます。

例えば、

A 450票
B 350票

からAの50票がBへ移るなら、

A 400票
B 400票

です。

文章をそのまま覚えようとせず、

数字の変化

として整理しましょう。

答え合わせより式の意味を説明させる

正解したときも、

「なぜ1200×0.35なの?」

と聞いてみます。

子どもが、

「1200票の35%だから」

と説明できれば、割合の意味を理解しています。

逆に、

「公式だから」

しか言えない場合は、数字が変わると止まる可能性があります。

家庭では、

答え

より、

式の意味

を確認することが大切です。

まとめ|選挙問題は全体・割合・差を整理すれば解ける

中学受験算数の選挙問題は、見た目は独特ですが、使う考え方は、

割合
比
和差算
増減

など、これまで習った算数です。

まず、

全体は何票か
誰が何票取ったか
何%なのか
何票差なのか

を整理します。

得票率は、

得票数÷全体

得票数は、

全体×得票率

で求めます。

また、

過半数

は半分以上ではなく、

半分より多い

ことにも注意します。

2人の得票数の合計と差が分かれば、

和差算

として解けます。

票が一方からもう一方へ移る場合は、

一方が減る
もう一方が増える

ため、票差は移動数の2倍変化します。

家庭で子どもが迷ったら、

「何の公式を使う?」

と聞く前に、

「全体は何票?」
「分かっている票はどれ?」
「差はいくつ?」

と整理してみてください。

選挙問題は特別な解法を覚える問題ではなく、「全体・割合・差」を正しく整理できるかを見る文章題です。

線分図や表を使って数字の関係を見える形にすれば、算数が苦手な子でも解きやすくなります。

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