中学受験算数の売買損益|問題の解き方とコツ

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

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  • 問題文と図が一致しない
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中学受験算数の売買損益問題とは?基本用語を整理

中学受験ママ
中学受験ママ

うちの子は利益と割引が一緒に出ると混乱するので、私はどう教えればよいのか悩んでいます。

この記事では、中学受験算数の売買損益問題について、原価・定価・売価の基本関係から、利益率・割引率を使う典型問題、応用問題、家庭での効果的な教え方まで解説します。

売買損益は、中学受験算数の割合分野でよく出るテーマです。

問題文には「原価」「定価」「売価」「利益」「何割引き」など似た言葉が多く登場するため、算数が苦手な子は混乱しやすい単元です。

最初に用語と基準を整理しましょう。

原価・定価・売価・利益の違い

原価は、お店が商品を仕入れた金額です。

定価は、お店が最初につけた販売価格です。

売価は、実際に客へ売った金額です。

利益は、

売価-原価

で求めます。

例えば、原価800円の商品を1000円で売った場合、

1000-800=200円

なので、利益は200円です。

この4つを混同しないことが、売買損益の第一歩です。

利益率は原価を基準にする

利益率では、基本的に原価を100%として考えます。

例えば、原価800円の商品に25%の利益を見込むなら、

800×0.25=200円

が利益です。

したがって、売価は、

800+200=1000円

となります。

別の考え方なら、

800×1.25=1000円

でも求められます。

「25%の利益」は、原価の25%を上乗せするという意味です。

割引率は定価を基準にする

一方、割引率では定価を100%として考えます。

例えば、定価1200円の商品を20%引きで売る場合、

1200×0.2=240円

が値引き額です。

売価は、

1200-240=960円

です。

または、

1200×0.8=960円

と一度で求めても構いません。

利益率と割引率では基準となる金額が違うため、ここを混同するとミスにつながります。

売買損益の基本問題を例題で解説

基本用語を理解したら、典型的な問題を順番に確認しましょう。

売買損益では、「何を100%とするか」を毎回意識することが大切です。

原価から定価を求める

例題1:原価1200円の商品に、原価の30%の利益を見込んで定価をつけました。定価はいくらですか。

利益は、

1200×0.3=360円

です。

したがって、

1200+360=1560円

となります。

答えは1560円です。

また、

1200×1.3=1560円

と求めても構いません。

定価から割引後の売価を求める

例題2:定価2500円の商品を20%引きで売りました。売価はいくらですか。

20%引きなので、売価は定価の80%です。

2500×0.8=2000円

です。

答えは2000円です。

「20%引き」と「20%で売る」は意味が違います。

20%引きなら、残るのは80%です。

売価から利益を求める

例題3:原価1500円の商品を1950円で売りました。利益はいくらですか。また利益率は何%ですか。

利益は、

1950-1500=450円

です。

利益率は原価を基準にするので、

450÷1500=0.3

したがって、

30%

です。

答えは、利益450円、利益率30%です。

利益率から原価を逆算する

例題4:原価の25%の利益を加えて売ったところ、売価は2000円でした。原価はいくらですか。

売価は原価の125%です。

したがって、

2000÷1.25=1600円

となります。

答えは1600円です。

逆算では、

原価×1.25=2000

と式にすると分かりやすくなります。

中学受験で差がつく売買損益の応用問題

入試では、利益率と割引率が同時に出てくる問題や、複数個の商品を扱う問題もあります。

このような場合も、原価・定価・売価の順に整理すれば解けます。

定価から値引きしても利益が出る問題

例題5:原価2000円の商品に40%の利益を見込んで定価をつけました。その後、定価の10%引きで売りました。利益はいくらですか。

まず定価を求めます。

2000×1.4=2800円

です。

次に10%引きなので、

2800×0.9=2520円

が売価です。

利益は、

2520-2000=520円

です。

答えは520円です。

利益率と割引率を一度に処理せず、順番に計算することが大切です。

利益率と割引率を組み合わせる問題

例題6:原価1000円の商品に50%の利益を見込んで定価をつけ、定価の20%引きで売りました。原価に対する利益率は何%ですか。

定価は、

1000×1.5=1500円

です。

20%引きで売るので、

1500×0.8=1200円

が売価です。

利益は、

1200-1000=200円

です。

利益率は、

200÷1000=0.2

なので、

20%

です。

50%の利益を見込んで定価をつけても、値引きすると最終的な利益率は変わります。

何個か売って全体の利益を求める問題

例題7:原価600円の商品を20個仕入れ、1個800円で全部売りました。全体の利益はいくらですか。

1個あたりの利益は、

800-600=200円

です。

20個売るので、

200×20=4000円

となります。

答えは4000円です。

別の方法として、

売上=800×20=16000円

仕入れ総額=600×20=12000円

16000-12000=4000円

と考えても構いません。

損をする場合の考え方

例題8:原価1200円の商品を原価の10%損で売りました。売価はいくらですか。

10%損ということは、原価の90%で売るという意味です。

1200×0.9=1080円

となります。

答えは1080円です。

利益の場合は100%より大きくなり、損の場合は100%より小さくなると考えると整理しやすくなります。

売買損益問題が苦手な子への家庭での教え方

売買損益が苦手な子は、計算そのものより、どの金額を基準にするか分からなくなっている場合が多いです。

家庭では、式を暗記させる前に、基準を確認する習慣をつけましょう。

基準となる金額を毎回確認する

問題を読んだら、まず、

「何を100%とするの?」

と確認します。

利益率なら原価。

割引率なら定価。

ここを声に出して確認するだけでも、ミスを減らしやすくなります。

例えば、

「定価の20%引き」

なら、100%は定価です。

「原価の30%の利益」

なら、100%は原価です。

100円を基準にして割合を理解する

割合が苦手な子には、100円を基準に考える方法がおすすめです。

例えば、原価100円に30%の利益を加えるなら、

100+30=130円

です。

さらに定価130円を20%引きにすると、

130×0.8=104円

です。

このように、100円を基準にすると「利益を足す」「割引で減らす」という感覚をつかみやすくなります。

慣れてから実際の金額へ広げましょう。

表にして原価・定価・売価を整理する

問題が複雑な場合は、表にすると分かりやすくなります。

例えば、

項目金額
原価2000円
定価2800円
売価2520円
利益520円

のように整理します。

「今どの金額を求めているのか」が見えやすくなります。

算数が苦手な子ほど、頭の中だけで処理しないことが大切です。

間違えた問題は数字を変えて解き直す

一度解説を読んで理解しただけでは、定着したとは限りません。

例えば、

原価2000円
利益40%
定価から10%引き

という問題を解いた翌日に、

原価3000円
利益20%
定価から25%引き

という類題に挑戦します。

数字が変わっても同じ順番で解ければ、考え方が身についていると判断できます。

間違えた場合は、「利益率と割引率のどちらの基準を取り違えたか」を確認しましょう。

まとめ|売買損益は「何を100%とするか」が最重要

中学受験算数の売買損益問題では、原価・定価・売価・利益の関係を整理することが重要です。

利益率では原価を100%、割引率では定価を100%として考えます。

基本問題では、

原価→定価→売価→利益

の順番で整理すると解きやすくなります。

応用問題では、利益率と割引率が同時に出てきたり、複数個の商品を扱ったりしますが、基準となる金額を一つずつ確認すれば対応できます。

家庭では、100円を基準にした簡単な問題から始め、表を使って原価・定価・売価を整理すると理解しやすくなります。

売買損益で最も大切なのは、公式を丸暗記することではなく、「今の割合は何を100%としているのか」を毎回確認することです。

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