中学受験算数「早ワザ」正しい使い方

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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早ワザ 算数とは?「速く解く」より大事な役割

中学受験ママ
中学受験ママ

うちの子が“早ワザ”を覚えてもテストだと使えなくて焦っています…

この記事では、その不安の正体(なぜ使えないのか)と、家庭で“使える早ワザ”に変える具体的な練習手順を順を追って解説します。

早ワザは“公式暗記”ではなく「型の選択」

中学受験算数の早ワザは、いわゆる裏技や近道だけを指しません。
本質は「この問題、どの解き方の型を選ぶと一番ミスが少ないか」を素早く決める力です。

たとえば速さの問題でも、いきなり式を立てる子はミスが増えます。
一方、

  • ①「道のり=速さ×時間」
  • ②「グラフ(線分図)にする」
  • ③「比でまとめる」

のどれが向いているかを先に選べる子は、結果として速く・正確になります。
早ワザは“速さ”というより、迷う時間を消す道具なんです。

早ワザが必要になる3つの場面

早ワザが効くのは、主に次の3つです。

  1. 制限時間が厳しいとき
    中学入試は「解けるか」だけでなく「時間内に解き切れるか」が得点を分けます。
  2. 解法が複数あるとき
    選び方が下手だと、途中で詰まって時間を失います。
  3. 計算量が多いとき
    同じ正解でも、計算が短い型を選べるとミスが減ります。

早ワザが効く中学受験算数の典型パターン

文章題:比・割合・速さは「絵と式の型」で短縮

文章題で一番効く早ワザは、“線分図(または面積図)に落とす型”です。
たとえば割合の問題で、数をそのまま追うと混乱しますが、

  • 全体を「1」または「10」「100」に置く
  • 変化前→変化後を線分図で並べる
  • わからない量だけを□にする

この型が決まっていると、読み間違いが減ります。

速さも同じです。
「行きと帰り」「Aが出発してBが追いかける」などは、最初に

  • 同じ時間で比をそろえるのか
  • 差(追いつくまでの距離差)を見るのか

を決めるだけで、式が一気に短くなります。

平面図形:補助線より先に「比の見方」を決める

図形の早ワザで大切なのは、むやみに補助線を引くことではありません。
先に決めたいのは「この図、比で見るのか・面積で見るのか」です。

例として、三角形の面積比が絡む問題なら、まず

  • 同じ高さなら底辺比=面積比
  • 同じ底辺なら高さ比=面積比

のどちらが使えるかを探します。

これが決まると、補助線は“必要な1本”だけになります。
逆に、補助線を増やすほど情報が増えて混乱し、早ワザどころか遅くなる子が多いです。

整数問題:規則・場合の数は「小さい数で実験」

整数問題の早ワザは、難しい公式よりも「小さい数で試して規則をつかむ」です。
たとえば「並べ方」「余り」「倍数・約数」の問題で、いきなり一般化すると手が止まります。

そこで

  • 1〜10で実験
  • 表にして増え方を見る
  • “同じ状態が何回で繰り返すか”を見る

という型を持っている子は強いです。

このやり方は一見遠回りに見えますが、実は最短で正しい規則に到達します。
整数は“ひらめき”より“観察の型”が勝ちます。


家庭で早ワザを“得点力”に変える練習法

ステップ1「同じ型」を言葉で説明できるまで

早ワザがテストで使えない最大の理由は、「覚えた」つもりで、型が言語化できていないことです。

おすすめは、解き終わった直後に親が一言だけ聞く方法です。

  • 「今の問題、最初に何を決めた?」
  • 「なぜその図(線分図)にしたの?」

ここで詰まるなら、まだ“型”になっていません。
逆に、短く言えるなら、次から再現しやすくなります。

ステップ2:解き方を思い出す練習(テスト形式)が効く

早ワザは「読んで分かった」では増えません。思い出す練習が必要です。
学習心理学では、勉強した内容を“テスト形式で思い出す”方が、読み直しより記憶に残りやすいことが繰り返し示されています。

家庭では難しく考えず、同じテーマを

  • 1日後にもう一度
  • 3日後にもう一度
  • 1週間後にもう一度

と“間隔を空けて”解くだけで十分です。

ポイントは「毎回、新品の問題に飛ばない」こと。
同じ型を、忘れかけた頃に思い出すのが早ワザ定着の近道です。

ステップ3:本番を想定した「崩し」に慣れる

中学入試は、早ワザの“型そのまま”で解ける問題ばかりではありません。
だからこそ最後に必要なのが、崩し(ひねり)への慣れです。

家庭でできる簡単な方法は、同じ型の問題を解いた後に

  • 数字だけ変える
  • 条件を1つ増やす(「途中で休む」「別ルート」など)
  • 問いの形を変える(「求めよ」→「場合分けせよ」)
    を1つだけ足すこと。

この“少しだけ崩す”練習を入れると、早ワザが「暗記」ではなく「武器」になります。


早ワザ算数の問題集の選び方・使い方

「辞書型(要点まとめ)」はスキマ時間の確認に

早ワザ系には、コンパクトに要点をまとめたタイプがあります。
たとえば旺文社の「中学入試 でる順 ポケでる 算数 文章題・図形 早ワザ解法テクニック」は、A6判・176頁で要点確認に向いた作りです。

こうした辞書型は、

  • 塾の宿題前の“思い出し”
  • 間違えた単元の“戻り”

に使うのが効果的です。
逆に、最初からこれだけを読んでも点は伸びにくいので、必ず問題演習とセットにします。

「分野別(文章題・図形・整数)」は“1テーマ10回”で回す

もう一つが、文章題・図形・整数など分野別に「速く解く型」を集めたタイプです。
たとえば「速ワザ算数(シグマベスト)」のように分野別で出ているものは、テーマ集中に向きます。

使い方のコツはシンプルで、1テーマにつき

  • 例題(型を確認)→類題(同じ型を反復)

合計10回くらい回すイメージです。
新品の問題を次々に増やすより、同じ型を“思い出して再現”できる回数を増やした方が、入試得点に直結します。

よくある失敗:早ワザだけ集めて伸びないパターン

最後に、早ワザで伸びない典型例を3つだけ挙げます。

  • 失敗1:理解より暗記が先
    条件が少し変わると使えなくなります。
  • 失敗2:解きっぱなし
    復習の間隔が空かず、定着しません(“思い出す練習”不足)。
  • 失敗3:計算ミスが多いのに時短だけ狙う
    まずは計算の正確さ(途中式の書き方)を整える方が、結局速くなります。

もしお子さんが「早ワザは知ってるのに点が取れない」なら、原因は早ワザそのものではなく、練習の順番にあることが多いです。


まとめ

早ワザ 算数は、裏技集ではなく「型の選択を早くする力」です。
文章題は線分図(面積図)で型を固定、図形は比・面積の見方を先に決め、整数は小さい数で実験して規則をつかむ——この3つが柱になります。
家庭学習では、①型を言葉で説明できる、②思い出す練習を間隔を空けて繰り返す、③少しだけ崩した問題で応用する、の順に進めると“テストで使える早ワザ”に変わります。
問題集は「辞書型で確認」+「分野別で反復」をセットにし、同じ型を10回程度回して定着させましょう。

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