灘中算数20年は必要?効果的な使い方と注意点

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

中学受験算数のプロが開発した、
【小学4〜6年生対象】立体図形対策教材はこちら👇

中学受験 立体図形完全制覇セット

灘中算数の入試問題を20年分収録

中学受験ママ
中学受験ママ

灘中算数20年を買っても、うちの子には難しすぎるのではと私は不安です

この記事では、『灘中の算数20年』の内容や通常の過去問集との違いを整理し、学年と現在の実力に合った使い方を順を追って解説します。

英俊社の2027年度受験用『灘中の算数20年』には、2007年度から2026年度までの算数入試問題が20年分収録されています。

判型はB5、定価は税込3,960円で、2026年7月31日時点では在庫ありと案内されています。年度版によって収録年度や価格が変わる可能性があるため、購入時には表紙と出版社の商品情報を確認してください。

灘中の算数は、1日目と2日目の2回実施されます。

1日目では、短い問題を次々と処理し、答えまで正確に出す力が必要です。2日目では、大問の条件を整理し、前の設問を手がかりに考えを進める力が求められます。

20年分を通して取り組むことで、数の性質、場合の数、速さ、平面図形、立体図形などが、どのような形で繰り返し問われているかを確認できます。

出題分野の一覧表と別冊解説が付く

2027年度受験用には、20年分の問題だけでなく、出題分野が分かる一覧表と詳しい別冊解説が付いています。

この一覧表は、年度順にすべて解くためではなく、必要な問題を選ぶために役立ちます。

たとえば、立体図形が苦手なら切断や体積が出題された年度を選び、数の性質を強化したいなら約数、倍数、余り、規則性を含む問題を探せます。

過去問は、現在の弱点を見つけて単元学習へ戻るための教材でもあります。

「今日は2020年度を全部解く」と決めるより、「今日は相似と面積比の問題を2題解く」と目的を絞ったほうが、学習効果を確認しやすくなります。

通常の灘中赤本との違い

通常の学校別赤本と『灘中の算数20年』は、似ているようで役割が異なります。

英俊社の2027年度受験用『灘中学校』赤本は、2021年度から2026年度までの最新6年分を収録しています。国語などの問題も省略せず、詳しい解説、配点付きの別冊解答用紙、翌年度の傾向と対策が付いています。定価は税込3,190円です。

一方、『灘中の算数20年』は算数だけを20年間研究する教材です。

学校別赤本は、国語・算数・理科を含めた本番演習や直近傾向の確認に向いています。算数20年は、算数の追加演習、苦手分野の抽出、過去の出題パターンの比較に適しています。

どちらか一冊ですべてを済ませるのではなく、学校別赤本を本番演習用、算数20年を分析・補強用と考えると使い分けやすくなります。

灘中算数20年が向いている子・まだ早い子

優れた問題集でも、子どもの現在地に合っていなければ十分な効果は得られません。

灘中の過去問は難度が高いため、早く始めるほど有利とは限りません。解けない問題を大量に与えると、考える前に解説を見る習慣がついたり、算数への自信を失ったりすることがあります。

小6の灘中志望者には有力な教材

最も活用しやすいのは、中学受験算数の主要単元を一通り学び終えた小6の灘中志望者です。

比、速さ、場合の数、数の性質、相似、面積比、立体図形などの基本問題を自力で解ける段階なら、過去問を通して複数単元を組み合わせる練習ができます。

ただし、小6でも最初から20年分を通して解く必要はありません。

塾で指定された年度、授業で学んだ分野に対応する問題、現在の課題に近い問題から優先します。教材を多く解くことより、選んだ一問から何を学ぶかが大切です。

基本単元が不安な子は先に土台を固める

割合や比の式を立てられない、速さの三公式が安定しない、相似な図形の対応を間違えるという状態なら、算数20年を中心教材にするのはまだ早いでしょう。

過去問は、基本事項を最初から順番に説明する教材ではありません。

たとえば、面積比から線分比を求める基本が曖昧なまま灘中の複合図形へ進んでも、解説を写すだけになりやすくなります。

過去問で弱点が見つかったら、単元別教材へ戻り、基本問題、標準問題、灘中の過去問という順に進めてください。

過去問を解けないこと自体が問題なのではありません。解けなかった原因を特定せず、同じ難度の問題を続けることが問題です。

小4・小5は学習済みの問題だけ選ぶ

小4や小5が使う場合は、一年分を通して解かせず、学習済みの単元から問題を選びます。

小4なら計算、規則性、基本的な場合の数など、小5なら割合、比、速さ、平面図形などが候補です。

未習単元を含む問題が解けないのは、能力不足ではありません。

この時期の目的は得点を競うことではなく、条件を書き出す、小さい数で試す、図を描く、別の方法を考えるといった難問への向き合い方を経験することです。

一題に長時間をかけすぎず、解説を読んだ後に「最初に何へ気づけばよかったか」を説明させましょう。

灘中算数20年の効果的な使い方

20年分という量を見ると、最初のページから順番に進めたくなります。

しかし、入試直前に使いたい年度まで早期に解いてしまうと、本番形式で実力を測れる初見問題がなくなります。

解く順番、時間の計り方、復習方法まで決めて使うことが必要です。

新しい年度から順番に解かない

直近の年度は、現在の出題形式に近い可能性が高く、秋以降の本番演習に残しておく価値があります。

春から夏は少し古い年度を使った分野別演習、秋は年度別演習、直前期は新しい年度を本番形式で解く、という流れが考えられます。

たとえば、直近3~5年分を実力確認用として残し、それ以前の年度から弱点分野を選ぶ方法です。

ただし、塾が過去問の実施年度を指定している場合があります。家庭で先に解くと授業で初見演習ができなくなるため、担当講師の方針を確認してください。

1日目と2日目で学習目的を変える

1日目と2日目は、同じ算数でも復習の目的が異なります。

1日目は、一問ごとの所要時間を記録し、短時間で方針を決められたか、難しい問題を後回しにできたかを確認します。

正解していても7分かかっていれば、本番では他の問題へ影響します。より短い計算方法や、図・表を使った整理方法がないかを解説と比べましょう。

2日目は、途中の考え方を残す練習をします。

具体例、表、場合分け、補助線、途中式を省略せず、答えに届かなくてもどこまで正しく進めたかを振り返ります。

1日目は速さと正確さ、2日目は条件整理と説明力を鍛える教材として使ってください。

間違いを4種類に分けて記録する

間違えた問題は、次の四つに分類します。

一つ目は、計算や数字の転記によるミスです。

二つ目は、割合、倍数、相似などの基本知識が不足していた問題です。

三つ目は、「異なる」「少なくとも」「余り」などの条件を読み落とした問題です。

四つ目は、知識はあるものの、使う解法を選べなかった問題です。

原因によって対策は異なります。

計算ミスなら途中式の書き方を直し、知識不足なら単元教材へ戻ります。読み落としなら重要条件へ線を引き、方針が立たなかった場合は解説から最初の着眼点を抜き出します。

過去問ノートには得点だけでなく、「次に何を直すか」まで書きましょう。

解説を読んだ問題は時間を空けて解き直す

解説を読んだ直後に解き直すと、手順を覚えているため正解しやすくなります。

それだけで理解したと判断するのは危険です。

翌日、3日後、1週間後のように時間を空け、解説を見ずに最初の方針を立てられるか確認してください。

解き直しの前には、「この問題の最初の一歩は何だった?」と聞きます。

「3で割った余りで分ける」「同じ高さの三角形を探す」「大きな立体から不要部分を引く」と説明できれば、解法の中心をつかめています。

すべての計算手順を丸暗記するより、考え始めるきっかけを再現できることが重要です。

家庭学習で失敗しないための注意点

『灘中の算数20年』は問題量が多いため、進んだページ数が成果のように見えます。

しかし、一度解いて丸付けをしただけでは、20年分に取り組んでも得点力にはつながりません。

家庭では、量よりも問題の選び方と復習の質を重視してください。

20年分すべてを完璧にしようとしない

灘中の入試でも、すべての問題を完答する必要はありません。

過去問も「必ず取る問題」「合否を分ける問題」「現段階では後回しにする難問」に分けて考えます。

難問一題の完全理解に何時間も使うより、標準問題の計算ミスを減らし、得点可能な問題を数問増やすほうが合格へつながることがあります。

20年分を解き切ることを目標にせず、子どもの弱点を改善できる問題を優先しましょう。

過去問だけで単元学習を済ませない

算数20年には幅広い分野が収録されていますが、基本から応用の順に並んだ単元別教材ではありません。

同じ立体図形でも、ある年度は標準的で、別の年度は非常に難しいことがあります。

過去問でつまずいたら、単元別教材へ戻り、基本問題を2~3題解いてから再挑戦してください。

「過去問を解く→弱点を見つける→単元へ戻る→再び過去問を解く」という往復が効果的です。

直前期に使う年度を残しておく

一度見た問題は、初見問題としての判断力や時間配分を測れません。

本番形式で使う年度を数年分決め、解かずに残しておきましょう。

直前期には、1日目と2日目を本番に近い時間で実施し、休憩の取り方や集中力の切り替えも確認します。

それ以前は、残した年度以外から分野別に問題を選び、弱点補強へ使うのがよいでしょう。

保護者は解き方を先に説明しすぎない

子どもが止まると、保護者は正しい解法を最初から説明したくなります。

しかし、完成した式を聞くだけでは、別の問題で自力の一歩を踏み出せません。

「まだ使っていない条件はどれ?」「小さい数字で試せる?」「同じ形や同じ高さはある?」「全部の場合から引けない?」と問いかけてください。

ヒントを出す場合も、答えに近い計算ではなく、見るべき条件や整理方法を示します。

保護者が問題を解けなくても、子どもの説明を聞き、解説と比べ、翌日の解き直しを管理することはできます。

まとめ|灘中算数20年は分析して使う教材

『灘中の算数20年』は、灘中学校の算数を長期間研究できる問題集です。

2027年度受験用には2007年度から2026年度までの20年分、出題分野の一覧表、別冊の詳しい解説が収録されています。

一方、通常の2027年度受験用灘中赤本は、国語なども含む最新6年分、別冊解答用紙、翌年度の傾向と対策を備えています。

算数20年は算数の分析・追加演習、学校別赤本は直近年度の本番演習と使い分けるのが基本です。

小6の灘中志望者は、単元学習を終えた後の実戦教材として活用できます。小4・小5は、学習済みの問題を選び、得点ではなく考え方を経験する目的で使いましょう。

取り組む際は、20年分を新しい順に解かず、直前期用の年度を残します。

1日目は速さと問題選択、2日目は条件整理と途中過程を重視してください。間違いは原因ごとに分類し、必要なら基本単元へ戻ります。

『灘中の算数20年』は、解いた年度数を増やすための教材ではありません。

一問から弱点と改善策を見つけ、時間を空けて自力で解き直すことで、初めて20年分の価値を合格力へ変えられます。

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

中学受験算数のプロが開発した、
【小学4〜6年生対象】立体図形対策教材はこちら👇

中学受験 立体図形完全制覇セット

タイトルとURLをコピーしました