\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
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灘中算数の問題集は3段階で選ぶ

灘中向けの算数問題集が多すぎて、私はうちの子に何を選べばよいのか不安です
この記事では、灘中算数の問題集を基礎・応用・過去問の3段階に分け、学年や現在の実力に合った選び方と家庭での使い方を解説します。
「灘中 算数 問題集」と検索すると、学校別の赤本、20年分の過去問、難関校向け問題集など、多くの教材が見つかります。
しかし、有名な問題集を何冊もそろえれば合格に近づくわけではありません。
灘中の算数では、割合、比、速さ、場合の数、数の性質、平面図形、立体図形など、幅広い基本事項を使いこなす必要があります。問題集は、子どもの現在地に合わせて3段階で選ぶことが大切です。
最初は単元別の基礎問題集で土台を作る
灘中対策の最初の段階では、学校別の難問ではなく、単元別に基本を確認できる問題集を使います。
たとえば、比の問題なら、比の値を求める、比例配分をする、面積比へつなげるという順番で練習します。速さなら、速さ・時間・距離の関係を確認した後、旅人算や通過算へ進みます。
この段階で大切なのは、答えを出せることだけではありません。
「なぜこの式になるのか」を子どもが説明できる状態を目指します。
基本問題で毎回手が止まるまま灘中の過去問へ進んでも、解説を書き写すだけになりやすいためです。
英俊社の中学受験向け教材にも、基礎解法、反復学習、テスト形式の順に難度を上げる算数シリーズがあります。難問演習の前に、基本解法を反復する段階を置くことが重要です。
次に難関校向け問題集で考え方を増やす
基本問題が安定したら、難関校向けの応用問題集へ進みます。
ここでは、一つの単元だけで解ける問題より、複数の考え方を組み合わせる問題を選びましょう。
たとえば、速さと比、相似と面積、場合の数と数の性質が組み合わされた問題です。
灘中の算数では、知識を持っているだけでなく、問題文の条件を見て「どの考え方を使うか」を選ぶ力が求められます。
応用問題を解いた後は、解答手順を丸ごと覚えるのではなく、「最初に何へ気づけばよかったか」を一文で残してください。
「同じ高さの三角形を探す」「余りで分類する」「全体から条件に合わない場合を引く」と整理できれば、別の問題にも応用しやすくなります。
最後に灘中の過去問題集へ進む
単元別の基本と応用が固まった後に、灘中の過去問題集へ進みます。
過去問は、算数を一から学ぶ教材ではありません。これまでに学んだ知識を、灘中の形式と制限時間の中で使えるか確認する教材です。
灘中の算数は1日目と2日目で性格が異なります。
1日目では、短時間で問題を選び、答えまで正確に処理する力が必要です。2日目では、図や表、途中式を残しながら考えを積み上げます。
したがって、過去問へ入る前に、基本単元の弱点をある程度埋めておく必要があります。
灘中対策で使いやすい問題集の種類
灘中対策の問題集には、それぞれ異なる役割があります。
一冊ですべてを済ませようとせず、基礎固め、弱点補強、本番演習という目的に応じて使い分けましょう。
基礎固めには反復型の算数問題集
算数が苦手な子には、一回ごとの問題数が多すぎず、同じ考え方を繰り返せる問題集が向いています。
一日に見開き1~2ページなど、無理なく続けられる分量が理想です。
英俊社の「日々トレ算数問題集」は、基礎解法編、反復学習編、テストゼミ編の3段階で構成され、順に難しくなる設計です。基礎から段階的に進めたい家庭では、こうしたレベル分けの明確な教材が使いやすいでしょう。
ただし、問題集の名称だけで選ばず、実際に数ページを見て判断してください。
子どもが解説を読めるか、書き込みやすい余白があるか、現在学んでいる単元と合っているかが重要です。
弱点補強には分野別問題集
灘中の過去問を解くと、「速さは取れるが場合の数が弱い」「平面図形は解けるが立体切断で止まる」といった弱点が見えてきます。
この段階では、年度別の過去問を続けるより、分野別問題集へ戻るほうが効果的です。
英俊社の「合格トレイン」シリーズは、過去の赤本から問題を分野別に精選し、苦手分野を集中して学べる構成です。また、「近畿の中学入試」シリーズは、近畿圏の入試問題を単元別に編集し、標準から発展へ進む構成と案内されています。
重要なのは、問題集の冊数を増やすことではありません。
苦手単元の基本問題を数題、標準問題を数題解き、その後に灘中の過去問へ戻る流れを作りましょう。
本番演習には学校別の灘中赤本
直近年度の傾向や本番形式を確認するには、学校別の灘中赤本が必要です。
英俊社の学校別赤本は、学校によって最大6年分の最新過去問を収録し、詳しい解説、別冊解答用紙、翌年度に向けた傾向と対策、入試データなどを掲載するシリーズです。2027年度受験用の灘中学校版は、2026年7月時点で刊行済み、税込3,190円と案内されています。
学校別赤本の利点は、算数だけでなく、国語や理科を含む本番全体を確認できることです。
小6後半には、実際の解答用紙を使い、開始時刻や制限時間も本番に近づけて取り組みます。
ただし、塾で使用する年度を家庭で先に解いてしまうと、授業で初見演習ができなくなる場合があります。過去問を始める前に、担当講師の方針を確認してください。
算数を深く研究するなら『灘中の算数20年』
算数を長期間さかのぼって研究したい場合は、『灘中の算数20年』が候補になります。
2027年度受験用には、2007年度から2026年度までの算数入試問題20年分が収録されています。出題分野の一覧表と別冊の詳しい解説が付き、判型はB5、定価は税込3,960円です。
この問題集は、算数の演習量を増やしたい小6や、特定分野の過去問を探したい子に向いています。
一方、基本単元が不安な子には早すぎる場合があります。
20年分を最初から順番に解くのではなく、一覧表を使って、現在強化したい単元の問題を選びましょう。
学校別赤本は直近年度の本番演習、『灘中の算数20年』は算数の分析と追加演習という使い分けが基本です。
学年別に見る灘中算数問題集の選び方
問題集を選ぶ際は、「灘中志望だから難しい教材」と考えるのではなく、学年と習熟度を基準にします。
背伸びをしすぎた問題集より、今の子どもが自力で考えられる問題集のほうが、結果的に力を伸ばしやすくなります。
小4は計算と基本単元の定着を優先する
小4では、灘中の過去問を一年分解く必要はありません。
まずは整数、小数、分数の計算、植木算、和差算、基本的な規則性などを安定させます。
計算問題集を使う場合も、速さだけを競わないでください。
途中式を読みやすく書く、約分を先に行う、答えの大きさが不自然でないか確認する習慣を作ります。
灘中の問題に触れるなら、学習済みの小問を一題選び、時間を気にせず考える程度で十分です。
小5は比・速さ・図形を重点的に学ぶ
小5は、灘中算数の土台となる重要単元が増える時期です。
特に、割合と比、速さ、場合の数、平面図形、相似へつながる考え方を丁寧に学びましょう。
この時期は、一つの単元について、基本問題、標準問題、応用問題の順に進みます。
応用問題が解けなかった場合に、解説を写して次へ進むのではなく、どの基本事項を使えなかったか確認してください。
速さなら図やグラフ、場合の数なら表や樹形図、図形なら等しい角や長さの書き込みを習慣にします。
小6前半は分野別、後半は過去問へ移る
小6前半は、苦手分野を残さないことを優先します。
模試や塾のテストで間違えた問題を分析し、分野別問題集を使って補強します。
夏以降は、灘中の1日目・2日目の形式に慣れる演習を増やします。秋からは年度別の過去問を本番形式で解き、直前期には直近年度を使って時間配分を仕上げます。
ただし、開始時期は塾のカリキュラムによって異なります。
過去問演習を急ぐより、主要単元を自力で処理できる状態を作ることが先です。
算数が苦手な子は一段階戻って選ぶ
小6だから小6向けの最難関問題集を使わなければならないわけではありません。
比の基本で止まるなら比の基本教材へ、立体切断が分からないなら立方体や展開図の基本へ戻ります。
問題集の対象学年を下げることは、後退ではありません。
分からない原因まで戻り、短期間で基本を埋めるほうが、難問の解説を繰り返し読むより効果的です。
「今の学年に合う本」ではなく、「今の理解段階に合う本」を選びましょう。
問題集の効果を高める家庭学習法
問題集は、解いたページ数ではなく、間違いをどれだけ減らせたかで評価します。
新しい教材を次々に増やす前に、今ある一冊を使い切る方法を整えましょう。
一冊を3回使う前提で取り組む
一回目は、自力で解き、分からない問題に印を付けます。
二回目は、解説を読んだ翌日か数日後に、印を付けた問題だけを解きます。
三回目は、1~2週間後に、答えも解説も見ずに再挑戦します。
一回目で正解した問題でも、偶然合った場合や時間がかかりすぎた場合は復習対象です。
一冊を一度だけ終わらせるより、重要問題を3回自力で解けるようにするほうが定着につながります。
間違いを4種類に分けて復習する
間違いは、計算ミス、知識不足、条件の読み落とし、解法を選べなかった問題の四つに分けます。
計算ミスなら途中式や見直し方法を改善します。
知識不足なら、一段階やさしい問題へ戻ります。
条件の読み落としなら、問題文の数字や「異なる」「少なくとも」などの言葉へ線を引きます。
解法を選べなかった場合は、解説から最初の着眼点を抜き出してください。
原因が違えば、同じ解き直しをしても効果は異なります。
解説から最初の着眼点を抜き出す
解説の式を最初から最後まで写す必要はありません。
ノートには、「この問題で最初に気づくこと」を一文で書きます。
たとえば、「同じ高さの三角形から面積比を見る」「3で割った余りに分ける」「大きな立体から不要な部分を引く」といった形です。
翌日にこの一文を自分で説明できれば、解法の中心を理解し始めています。
保護者は解答より考える方向を示す
家庭で子どもが止まったとき、保護者が完成した解法を説明しすぎると、受け身の学習になりやすくなります。
「まだ使っていない条件はどれ?」「小さい数で試せる?」「同じ形や同じ高さはない?」「全体から引けない?」と問いかけましょう。
保護者が問題を解けなくても、子どもの説明を聞き、解説と比べ、次に復習する単元を決めることはできます。
まとめ|灘中算数の問題集は現在地で選ぶ
灘中算数の問題集は、難しさや知名度だけで選んではいけません。
最初は単元別の基礎問題集で基本解法を定着させ、次に難関校向けの応用問題集で複数の考え方を組み合わせます。その後、学校別赤本や『灘中の算数20年』へ進むのが基本です。
学校別の灘中赤本は、直近年度の本番演習や他教科を含めた入試対策に向いています。『灘中の算数20年』は、算数を20年間さかのぼり、分野別の追加演習や出題研究をする教材です。
小4は計算と基本単元、小5は比・速さ・図形、小6前半は弱点補強、小6後半は過去問演習を中心にしましょう。
算数が苦手な場合は、学年にこだわらず一段階やさしい問題集へ戻ることも必要です。
問題集は何冊買ったかではなく、一問から何を学び、数日後に自力で解けるようになったかで価値が決まります。
現在の理解段階に合う一冊を選び、間違いの原因を分析しながら繰り返すことが、灘中算数へ近づく最も確実な方法です。
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