\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
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灘中算数2日目・2024年の難易度と結果

灘中2024年の算数2日目は平均点が高いのに、うちの子は解けず、私は何を教え直せばよいのか不安です
この記事では、灘中算数2日目・2024年の難易度と大問別の特徴を整理し、点が取れない原因や家庭で実践できる復習方法を解説します。
灘中学校の算数は、1日目と2日目で試験の性格が異なります。
1日目では、短時間で多くの小問を処理する速さと正確さが必要です。一方、2日目では、問題文の条件を整理し、式や図を使って考えを積み重ねる力が求められます。
2024年の2日目は、例年の灘中算数と比べると取り組みやすい小問が多く、平均点もやや高めでした。ただし、後半には考え方を見つけにくい問題もあり、どこまで確実に得点できたかが差になっています。
受験者平均59.2点、合格者平均72.2点
2024年度の算数2日目は100点満点で、受験者平均が59.2点、合格者平均が72.2点でした。最高点は100点です。
2023年度の受験者平均53.4点、合格者平均65.8点と比べると、2024年度はどちらも約6点上昇しています。公式資料からも、2日目は比較的得点しやすい年度だったことが分かります。
ただし、平均点が高い年度では、取るべき問題を落としたときの影響が大きくなります。
難しい年度なら、多くの受験生が同じ問題で失点します。しかし、基本的な設問が多い年度では、計算ミスや条件の読み落としによる1問の失点が、そのまま順位差につながります。
家庭で過去問を解かせるときは、合計点だけでなく、「正解すべき小問を何問落としたか」を確認してください。
取り組みやすい小問が多かった
2024年の2日目は、大問5題で構成されました。
扱われた内容は、数字の並べ方、割合、立体の切断、平面図形、場合の数などです。前半の設問には、灘中を目指す受験生なら確実に取りたい問題が多く含まれていました。
実際の問題分析でも、大問1の最初の設問、大問2、大問3の前半、大問4の前半、大問5の最初の設問は、比較的取り組みやすいと評価されています。
一方で、各大問の最後まで簡単だったわけではありません。
特に大問3の後半や大問5の最終設問では、条件を整理するだけでなく、前の設問で得た結果を利用して考えを広げる必要がありました。
つまり、2024年は「大問を完答できるか」よりも、「各大問の前半を確実に拾えるか」が重要な試験だったといえます。
目標は前半を確実に取り70点前後を作ること
2024年の合格者平均は72.2点でした。したがって、過去問演習では70点前後が一つの目安になります。
ただし、最初からすべての大問を完答して70点を目指す必要はありません。
現実的には、各大問の前半を確実に取り、得意分野で後半の設問を追加する形で点数を作ります。
例えば、次のような考え方です。
- 大問1・2の前半を確実に取る
- 大問3の立体は途中まで得点する
- 大問4を得点源にする
- 大問5の最後は時間に余裕があれば挑戦する
灘中算数では、最後の難問を解けたかより、前半の取りやすい問題を落とさなかったかの方が重要です。
灘中2024年算数2日目の大問別出題傾向
2024年2日目の問題は、単元だけを見ると、割合や図形など一般的な中学受験算数の範囲です。
しかし、公式をそのまま当てはめるだけでは解けません。どの情報を使うのか、何を場合分けするのかを自分で判断する必要があります。
ここでは、大問ごとの特徴を家庭学習の視点から見ていきます。
大問1は数字の並びと場合の数
大問1では、数字の各位に0が含まれる数を数える問題や、決められた数字を並べ替えて作る数を調べる問題が出されました。
この問題で大切なのは、条件に合うものを一つずつ数えるのではなく、「全体から条件に合わないものを引く」という考え方です。
例えば、2桁の整数は全部で90個あります。そのうち、各位に0を含まないものを数えれば、0を含むものの個数を求められます。
場合の数が苦手な子は、最初から該当する数を書き出そうとします。しかし、数が増えると漏れや重なりが起こります。
家庭では、次の順番で考えさせましょう。
- まず全体はいくつあるか
- 反対の条件はいくつあるか
- 全体から何を引けばよいか
この考え方は、場合の数だけでなく、整数問題や確率にもつながります。
大問2は不良品率を割合で整理する問題
大問2では、2つの工場で作られた製品のうち、不良品がどの工場のものかを推測する問題が出されました。
工場ごとの生産数と不良品率が異なるため、割合をそのまま比べるだけでは解けません。まず、それぞれの工場から何個の不良品が出ると考えられるかを求める必要があります。
例えば、1000個につき7個の不良品が出る工場なら、不良品率は0.7%です。2000個作れば、予想される不良品は14個になります。
このように、
「作った個数×不良品率=予想される不良品数」
と整理します。
割合が苦手な子には、百分率だけで考えさせるより、「1000個中何個」という具体的な個数へ戻す方が理解しやすくなります。
解説では、濃度問題で使うてんびん図のように、2つの割合を図で整理する方法も示されています。
大問3は立体の切断と相似
大問3では、正方形をもとに作られる立体や、三角すいを平面で切ったときの体積を考える問題が出されました。
前半では、平面図形の面積を求め、後半では相似な三角すいの高さや体積比を利用します。
立体問題で手が止まる子は、立体を頭の中だけで動かそうとしがちです。しかし、この問題では、次のように段階を分けることが重要です。
- 底面になる三角形の面積を求める
- 相似な三角形を見つける
- 相似比から高さを求める
- 高さと底面積から体積を求める
特に注意したいのは、相似比と体積比の違いです。
長さの比が1対5なら、面積比は1対25、体積比は1対125になります。この関係を知っていても、どの2つの立体が相似なのかを図の中から見つけなければ使えません。
家庭学習では、式を追う前に「どの三角形とどの三角形が相似なのか」を色分けしたり、別の図へ描き直したりすると理解しやすくなります。
大問4は角度と図形の関係
大問4は、正方形や円、直角三角形の関係を使って長さを求める平面図形の問題でした。
前半では、合同な三角形を見つけて面積を求めます。後半では、角度の関係から直角三角形や相似な三角形を見つけ、必要な長さへつなげます。
図形が苦手な子は、分からなくなると補助線を何本も引いてしまいます。
しかし、先に確認すべきなのは、問題文や図からすでに分かっている情報です。
- 等しい辺はどこか
- 同じ大きさの角はどこか
- 90度になる角はどこか
- 合同または相似な三角形はないか
2024年の大問4では、角度の印を丁寧に追うことで、必要な三角形の関係が見えてきます。
家庭では「補助線を引きなさい」ではなく、「同じ角に同じ印をつけてみよう」と声をかける方が、子どもが自分で関係を発見しやすくなります。
大問5は条件整理が必要な場合の数
大問5では、マスに数字を並べ、縦・横・斜めの和に関する条件を満たす並べ方を数える問題が出されました。
前半は、中央に入る数を固定し、残りの数字の組み合わせを考えます。後半では、条件を満たす並べ方を分類しながら数える必要がありました。
この問題で重要なのは、いきなりすべての並べ方を考えないことです。
まず中央の数を決め、向かい合う数の和を調べ、使える組み合わせを限定します。さらに、同じ形として扱える配置をまとめます。
場合の数で失敗しやすい子には、次の癖があります。
- 思いついた順に書く
- すでに数えたものを重ねて数える
- 左右や上下を入れ替えた場合を見落とす
表や簡単な図を作り、何によって場合分けしたのかを明確にすることが必要です。
大問5の最終設問は難度が高く、初見で完答できなくても過度に心配する必要はありません。まずは前半の設問を確実に理解することを優先しましょう。
2024年2日目で点が伸びない3つの原因
2024年の2日目は平均点が高めだったため、点数が取れないと焦る保護者もいるでしょう。
しかし、点数だけを見て難問演習を増やすのはおすすめできません。まず、どこで失点したのかを確認する必要があります。
設問ごとの難易度を区別していない
一つ目の原因は、大問単位で正解・不正解を判断していることです。
例えば大問3の最後が解けなくても、前半の面積や相似を使う設問が正解できていれば、必要な得点は確保できます。
反対に、大問5の難問に長時間取り組み、大問2の取りやすい問題を計算ミスで落としているなら、学習の優先順位を変えなければなりません。
復習では、問題を次の3段階に分けます。
- A:合格するために必ず取りたい
- B:時間があれば取りたい
- C:初見では解けなくてもよい
最優先で解き直すのはAです。
図や表を使わず頭の中だけで考えている
二つ目は、数字や図形の関係を頭の中だけで処理していることです。
大問1や大問5では、場合分けを表にすると漏れを防げます。大問3では、相似な立体を別の図に描くと比が見えます。大問4では、等しい角へ同じ印をつけることで関係が整理できます。
灘中算数では、図や表を書くことは遠回りではありません。
考える内容を紙の上へ移し、頭の負担を減らすための方法です。
親が見るときも、答えだけでなく、答案に整理の跡が残っているかを確認してください。
解説の式を覚えるだけになっている
三つ目は、解説に書かれた式をそのまま覚えていることです。
解説を読んだ直後なら、多くの子が同じ式を書けます。しかし、数字や図が変わったときに使えなければ、考え方は定着していません。
特に大問3の相似や大問5の場合の数は、式だけを覚えても応用できません。
解き直した後は、子どもに次の質問をしてください。
「最初にどこを見たの?」
「なぜこの2つを比べたの?」
「この式は何を数えているの?」
説明ができれば、考え方を理解しています。説明できない場合は、答えではなく最初の一手から確認し直しましょう。
家庭でできる灘中算数2日目の復習法
灘中の過去問は、一度解いて点数を確認するだけでは力になりません。
解けなかった問題をどのように分類し、いつ解き直すかまで決めることで、本番で使える力へ変わります。
大問を小問単位で3段階に分類する
まず、採点後に各小問をA・B・Cへ分けます。
Aは、解説を理解すれば次回は必ず取りたい問題です。Bは、得意分野なら取りたい問題です。Cは、最終設問など初見では難しい問題です。
2024年なら、大問2の前半や大問3の基本的な面積計算などは、Aに分類したい問題です。一方、大問5の最後は、学習段階によってはCでも構いません。
すべてを同じ回数だけ復習すると、時間が足りなくなります。
Aを最優先し、Bは余裕があるとき、Cは解説の考え方を理解するところまでと決めると、家庭学習の負担を抑えられます。
最初の一手を子どもの言葉で説明させる
解き直しでは、最終的な答えより、最初の一手を説明できるかを確認します。
例えば大問2なら、「割合を比べる前に、それぞれの不良品数を求める」と説明できれば十分です。
大問3なら、「相似な三角すいを見つけ、長さの比から高さを出す」と言えれば、解法の中心を理解しています。
親が解法を一から説明する必要はありません。
「何を最初に求めるの?」
「どの条件を使うの?」
と短く聞き、子ども自身に考えを言葉にさせましょう。
翌日と1週間後に時間を測って解き直す
解説を読んだ当日に解けるのは当然です。定着を確認するには、時間を空けて再挑戦する必要があります。
おすすめは次の3回です。
- 当日:解説を閉じて白紙から解く
- 翌日:何も見ずに解く
- 1週間後:時間を測って解く
1週間後にも自力で解ければ、考え方が定着し始めています。
解けなかった場合は、解説全体を読み直すのではなく、「最初に何へ注目する問題だったか」だけを確認してください。
同じ問題を繰り返し眺めるより、白紙から考えを再現する方が効果的です。
まとめ|灘中算数2日目2024は基本処理を確実にする
灘中算数2日目・2024年は、受験者平均59.2点、合格者平均72.2点で、前年より平均点が上昇した試験でした。
大問は5題で、数字の並び、割合、立体の切断、平面図形、場合の数が出題されています。
各大問の前半には取り組みやすい設問が多く、難問の完答よりも、基本的な処理を正確に行う力が問われました。
過去問で点数が伸びない場合は、難しい問題を増やす前に、取りやすい小問の失点原因を確認してください。
問題をA・B・Cに分類し、Aの問題を当日、翌日、1週間後に解き直すだけでも、得点は安定しやすくなります。
灘中の2日目対策で大切なのは、特別な解法を数多く覚えることではありません。
条件を図や表に整理し、最初の一手を自分で選び、取るべき問題を確実に得点することです。2024年の問題は、その力が身についているかを確認する教材として活用できます。
\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
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