\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
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灘中入試の算数は1日目50分・2日目60分

灘中の算数は時間が足りないと聞き、私の息子が最後まで解けるのか不安です
この記事では、灘中入試の算数の試験時間と1日目・2日目の違いを整理し、家庭で実践できる時間配分と練習方法を分かりやすく解説します。
灘中学校の算数は、2日間に分けて実施される点が大きな特徴です。
一般に、算数1日目は100点満点・50分、算数2日目は100点満点・60分です。2日間の合計は200点満点・110分となります。入試情報でも、1日目は国語40分・理科50分・算数50分、2日目は算数60分・国語70分という構成が示されています。
算数は2日間で合計110分
「合計110分ある」と考えると長く感じますが、1日目と2日目は別の試験です。
1日目に時間が余っても、2日目へ持ち越すことはできません。それぞれの形式に合わせた時間の使い方を身につける必要があります。
直近5年間の公式結果を見ると、算数2科目は合計200点で、受験者平均と合格者平均には毎年大きな差があります。2026年度は受験者平均98.6点、合格者平均123.8点で、差は25.2点でした。
難問への発想力だけでなく、限られた時間内に取れる問題を正解できたかが、合否に影響していると考えられます。
1日目と2日目では時間の使い方が異なる
算数1日目は、独立した小問を次々に解く形式です。
近年は12~13題ほど出題されることがあり、単純に50分を12問で割ると、1問当たり約4分しかありません。問題によって必要時間は違うため、最初から順番に同じ時間をかける解き方では足りなくなります。
一方、2日目は複数の設問を含む大問形式です。
前半の設問で求めた数や発見した規則を、後半へ利用する問題が多く見られます。1日目が「速く正確に選んで解く試験」なら、2日目は「条件を整理して考えを積み上げる試験」と捉えると分かりやすいでしょう。
最新年度は必ず受験上の諸注意で確認する
灘中学校の2027年度入試は、1日目が2027年1月16日、2日目が1月17日の予定です。1日目は国語・理科・算数、2日目は算数・国語が実施されます。
ただし、学校の入学試験要項には、科目ごとの開始時刻や終了時刻まで掲載されない場合があります。
受験年度の詳細は、出願後に公開される「受験上の諸注意」や受験票で必ず確認してください。過去と同じ50分・60分だと思い込まず、最新の案内を基準に準備することが大切です。
灘中算数1日目の時間配分
算数1日目で時間が足りなくなる最大の原因は、解けない問題を長く考え続けることです。
50分ですべてを丁寧に解こうとするのではなく、取れる問題から得点する方針が必要です。
最初の2分で問題全体を見る
試験が始まったら、すぐ第1問の計算を始めたくなるかもしれません。
しかし、最初の1~2分で全体を見て、問題を次の3種類に分ける方法が有効です。
- 解き方がすぐに浮かぶ問題
- 図や表を作れば進められそうな問題
- 最初の一手が見えない問題
最初は、解き方が浮かぶ問題から取り組みます。
灘中の1日目は、後半に必ずしも最難問が集まるとは限りません。途中に難しい整数問題があり、その後に取りやすい図形問題が置かれている可能性もあります。
「前から順番に解く」と決めず、試験全体から得点を集める意識を持ちましょう。
1問平均ではなく難度別に時間を配る
50分で12問なら、単純平均は1問約4分です。
ただし、計算問題に4分、複雑な立体図形にも4分と決めるのは現実的ではありません。
一つの目安として、次のように配分できます。
序盤の計算・基本文章題に10~12分、中盤の数の性質や場合の数に15分前後、後半の平面・立体図形に18~20分、見直しに5分程度です。
これは固定された正解ではありません。得意分野によって変える必要があります。
たとえば図形が得意な子なら、序盤で迷った整数問題を飛ばし、図形へ早めに進んだ方が得点しやすくなります。
残り10分で未着手問題と計算を確認する
残り10分になったら、一度ペンを止めて全体を確認します。
この時点で見るのは、次の3点です。
- 手を付けていない問題
- 答えが出そうなのに途中で止めた問題
- 計算ミスが起きやすい問題
未着手問題の中に、短時間で解けるものが残っていないかを探します。
一方、見直しですべての計算を最初からやり直す必要はありません。割合なら答えが100%を超えていないか、速さなら単位が合っているか、図形なら求めた長さが図と比べて不自然でないかを確認します。
短時間の見直しでは、再計算より「答えの不自然さを見つける確認」が効果的です。
灘中算数2日目の時間配分
2日目は60分あるものの、問題文が長く、一つの大問に複数の設問があります。
1題へ入り込みすぎると、残りの大問を読む時間さえ失うことがあります。
大問1題に均等な12分を使わない
大問が5題なら、60分を均等に割って1題12分と考えたくなります。
しかし、実際には各大問の難度や設問数が異なります。
前半が取りやすい大問は8分ほどで進められる一方、立体切断や複雑な規則性には15分以上かかる場合があります。
最初の2~3分で全大問の題材を確認し、
- 得意分野
- 設問数が少ない問題
- 具体例を試せそうな問題
から取り組む方法が考えられます。
2日目も、必ず大問1から順番に解かなければならないわけではありません。
前半設問を優先して得点を積み上げる
大問の最後まで解けなければ、その大問がすべて失点になるわけではありません。
灘中の2日目では、(1)で具体例を確認し、(2)で規則を整理し、(3)で大きな数へ広げるような構成が見られます。
後半が難しくても、前半は基本的な考え方で解ける場合があります。
そこで、各大問について、
- (1)を確認する
- 方針が立てば解く
- 後半で止まったら次の大問へ移る
という進め方を練習しましょう。
合格者平均も毎年満点ではありません。2022~2026年度の算数2日目の合格者平均は、63.8点から79.9点の範囲でした。
難問をすべて完答するより、複数の大問から前半得点を集める方が安定します。
図形問題には作図の時間を含める
平面図形や立体図形では、考える時間だけでなく、図を描き直す時間が必要です。
図を描く時間を惜しんで頭の中だけで処理すると、条件を読み違え、かえって時間を失います。
たとえば立体切断なら、
- 切断面が通る点を確認する
- 一つの面に切断線を描く
- 隣の面へ線をつなぐ
- 必要な比や長さを書き込む
という順序が必要です。
家庭で時間を測るときも、「図を描かずに何分で解けたか」ではなく、正しい作図を含めて何分で解けたかを記録してください。
算数の時間不足を改善する家庭学習法
「時間が足りなかった」という結果だけでは、改善方法を決められません。
速く計算できない場合と、難問に固執した場合では、必要な練習が異なるからです。
時間切れの原因を4種類に分ける
過去問の後は、時間不足の原因を次の4つに分類します。
1つ目は、計算処理が遅いことです。
2つ目は、問題文の読み直しが多いことです。
3つ目は、解法を選ぶまでに時間がかかることです。
4つ目は、難問を飛ばせないことです。
計算が遅いなら、途中式を減らすのではなく、約分やまとめ方を練習します。
問題文を何度も読むなら、条件へ線を引き、図や表へ移す練習が必要です。
難問を飛ばせないなら、「2分考えて最初の一手が出なければ印を付けて次へ進む」といったルールを決めます。
1日目は小問セットで処理速度を鍛える
1日目対策では、過去問を毎回50分通して解く必要はありません。
計算・数の性質・平面図形などから5問ほど選び、15~20分で解く小問セットを作ります。
終わったら、正答率と1問ごとの時間を記録してください。
時間がかかった問題については、単に「もっと速く解く」と考えるのではなく、
- 式が長すぎなかったか
- 不要な場合まで調べていないか
- 図を描くのが遅くなかったか
を確認します。
2日目は最初の一手を決める練習をする
2日目で時間を使うのは、計算より「どう解き始めるか」を考えている時間です。
そこで、問題を最後まで解かず、最初の3分だけ使う練習も効果的です。
問題を読んだら、
「小さい数で試す」
「表に整理する」
「速さをグラフにする」
「切断面を一つの面から描く」
など、最初の一手を書きます。
解答と比べ、着眼点が合っていれば次の問題へ進みます。
この練習を繰り返すと、入試本番で方針を決めるまでの時間を短縮できます。
過去問は3段階で時間を縮める
最初から本番と同じ時間で解かせると、焦って雑になる子もいます。
まずは時間を気にせず、考え方を正しく使えるか確認します。
次に、本番時間の1.2倍程度で解きます。1日目なら60分、2日目なら72分が目安です。
最後に、本番と同じ50分・60分で取り組みます。
この順番なら、理解を犠牲にせず処理速度を高められます。
毎回の点数だけでなく、「何分の時点でどこまで進んだか」を記録すると、改善が見えやすくなります。
まとめ|灘中入試は時間の使い方まで練習する
灘中入試の算数は、一般に1日目が50分、2日目が60分で、2日間合計110分です。1日目は多数の小問を速く正確に処理し、2日目は大問の条件を整理しながら考えを積み上げます。
1日目では、最初に全体を見て、解き方が浮かぶ問題から得点することが重要です。
2日目では、大問を完答することだけを目標にせず、各大問の前半設問を確実に取ります。
家庭学習では、時間切れの原因を計算・読解・解法選択・問題選択に分けてください。1日目は小問セットによる処理練習、2日目は最初の一手を選ぶ練習が有効です。
灘中算数では、難問を解く力だけでなく、解けない問題から離れ、取れる問題へ時間を使う判断力が欠かせません。
なお、受験年度によって日程や実施上の案内が変更される可能性があります。最終的な試験時間と当日の流れは、学校が公開する最新の入学試験要項、受験票、受験上の諸注意で確認してください。
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