灘中学入試の解説|算数の特徴と家庭学習法

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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灘中学入試の解説で最初に知りたい基本

中学受験ママ
中学受験ママ

灘中学入試の解説を読ませても、うちの子が次の問題を解けるようにならず私まで不安です

この記事では、灘中学入試の算数について、1日目と2日目の特徴、解説を得点へつなげる読み方、家庭でできる復習方法を順番に解説します。

灘中学入試の解説を読む前に、まず試験全体の仕組みを理解しておきましょう。

灘中の算数は、難しい問題をたくさん解けるかだけを見る試験ではありません。2日間を通して、速く正確に処理する力と、初めて見る条件を整理して考える力の両方が試されます。

解説を有効に使うには、1日目と2日目を同じ方法で復習しないことが大切です。

算数は2日間で合計200点

灘中学校の入試は2日間にわたって実施されます。2026年度は1日目に国語・理科・算数、2日目に算数・国語が行われました。算数は1日目と2日目が各100点で、合計200点です。国語200点、理科100点と合わせ、総点は500点となります。

算数だけで総得点の40%を占めるため、20点の失点でも全体へ大きく影響します。

ただし、200点満点を目指して全問に同じ時間をかける必要はありません。取るべき問題を確実に取り、難しい問題では解けるところまで進むことが重要です。

1日目と2日目では求められる力が違う

1日目は、計算、数の性質、速さ、場合の数、平面図形、立体図形など、幅広い分野から出題されます。

限られた時間で多くの問題を処理するため、問題を見た段階で解法を選び、方針が見えない問題を一度飛ばす判断が必要です。

一方、2日目は大問を深く考える構成です。条件を図や表へ整理し、小さな場合を試しながら規則を発見します。

2026年度も1日目は11題、2日目は5題で、両日では問題数と求められる取り組み方に明確な違いがありました。

全問正解ではなく得点の積み上げが重要

2026年度の算数は、受験者平均が1日目47.5点、2日目51.0点、合計98.6点でした。

合格者平均は1日目60.1点、2日目63.8点、合計123.8点です。合格者平均でも得点率は約62%であり、平均では76点以上を失っています。

この結果からも、灘中学入試は全問正解を前提とした試験ではないと分かります。

家庭で過去問を解く際も、「何点取れなかったか」だけでなく、

・取るべき問題を落としたか
・途中まで正しく進めたか
・時間の使い方に問題があったか

を確認しましょう。

灘中学入試の算数を1日目・2日目別に解説

灘中学入試の算数では、単元の知識だけでなく、問題への向き合い方そのものが問われます。

ここでは、1日目と2日目で何を意識すべきかを分けて解説します。

1日目は処理速度と問題選択が問われる

1日目では、多数の問題を短時間で処理します。

計算を急ぐだけではなく、

・すぐに方針が立つ問題
・少し調べれば解けそうな問題
・今は方針が立たない問題

の3種類に分けることが大切です。

最初は、すぐに方針が立つ問題から確実に得点します。

方針のない問題に8分使うより、標準問題を2題解く方が合計点は安定します。

2026年度の1日目は、極端に手が出ない問題ばかりではなく、基本から応用までの問題が組み合わされ、正確な処理が得点差につながる構成と分析されています。

2日目は条件整理と試行錯誤が必要

2日目では、初めて見る設定に対して、どのように考え始めるかが重要です。

最初から完成された式を作る必要はありません。

たとえば規則性の問題なら、

1回目
2回目
3回目

と小さな場合を書き出し、変化を比べます。

場合の数なら、何を基準に分ければ重複しないかを決めます。

図形なら、等しい長さや角度を書き込み、図形を少し動かしながら条件を確かめます。

2026年度の2日目でも、規則の発見、誘導を利用した場合分け、図形を動かして着眼点を探す問題が出されました。

前の設問を次の設問へつなげる

2日目の大問では、前半の設問が後半のヒントになっています。

前の問題で求めた数や発見した規則を使うことで、次の設問を解きやすくする構成です。

子どもが後半で手を止めたときは、

「前の設問で何が分かった?」
「同じ分け方を使えない?」
「数字や条件が変わっただけではない?」

と問いかけてください。

前の設問を終わった問題として切り離すのではなく、分かったことを余白へ残しておく習慣が必要です。

年度ごとの単元だけで対策を決めない

2026年度は、例年と比べて純粋な立体図形の出題が少なく、1日目・2日目とも平面図形や思考力問題が目立ちました。

ただし、「次年度も立体図形が少ない」と予想して学習量を減らすのは危険です。

灘中では年度によって出題単元が変わります。

過去問分析の目的は、次に出る単元を当てることではありません。

・条件を整理する
・図や表へ置き換える
・小さな場合を試す
・複数の考え方を組み合わせる

という共通した力を見つけ、別の年度にも応用することです。

灘中学入試の解説を読んでも伸びない原因

詳しい解説を読んでいるのに、初めて見る問題が解けないことがあります。

これは理解力がないのではなく、解説の使い方に原因がある場合が少なくありません。

模範解答を読んで分かった気になる

解説には、正しい図、必要な補助線、整理された式が示されています。

そのため、読みながら「分かった」と感じても、白紙の問題から同じ一手を出せるとは限りません。

解説を読んだ後は、一度閉じて、

・最初に何を書き込むか
・何を基準に場合分けするか
・どの図形へ注目するか

を自分で再現させてください。

最初の一手が出なければ、まだ「読めば分かる」段階であり、「自分で使える」段階には達していません。

美しい解法だけを暗記する

灘中の解説には、短く鮮やかな解法が紹介されることがあります。

しかし、試験中に最初からその方法を思いつけるとは限りません。

場合の数なら、表や樹形図を使っても構いません。整数問題なら、小さな数を実際に書き出して規則を見つける方法も正しい解法です。

大切なのは、解説と同じ形で解くことではなく、自分が再現できる筋道を持つことです。

模範解答の途中にある判断を補い、「なぜこの方法を選んだのか」まで言葉にしましょう。

失点をすべて知識不足と考える

間違えた問題をすべて「解法を知らなかった」と考えると、難しい問題集ばかりが増えてしまいます。

失点の原因は、主に次のように分けられます。

・知識が不足していた
・条件を読み落とした
・最初の着眼点を選べなかった
・時間を使いすぎた
・計算や図の対応を間違えた

方針は正しいのに計算で失点した子へ、さらに難しい問題を与えても改善しません。

原因に合った復習へ戻ることが、遠回りに見えて最も効果的です。

点数だけを見て途中の考え方を確認しない

不正解でも、正しいところまで進めている問題があります。

たとえば、

・場合分けは正しいが一つ数え忘れた
・相似は見つけたが比を逆にした
・規則は分かったが周期の数え始めをずらした

という状態です。

この場合、最初から解法を学び直す必要はありません。

一方、正解していても理由を説明できなければ、偶然数字が合った可能性があります。

点数だけで判断せず、「どこまでは自力で正しかったか」を確認してください。

灘中学入試問題を生かす家庭学習法

灘中の過去問は、合否を判定するだけの教材ではありません。

現在の弱点を見つけ、考え方を修正する教材として使うことで、初めて見る問題への対応力が育ちます。

問題を4種類に分類して復習する

過去問を解いた後は、各問題を次の4種類へ分けます。

・自力で正解した
・時間があれば解けた
・ヒントがあれば進めた
・解説を読んでも難しかった

優先して復習するのは、「時間があれば解けた問題」と「ヒントがあれば進めた問題」です。

この2種類は、少しの改善で得点へ変わる可能性があります。

一方、解説を読んでも理解できない問題は、無理に暗記せず、関連する基本問題へ戻りましょう。

1日目は時間配分まで解き直す

1日目の解き直しでは、正解できるようになるだけでは不十分です。

各問題に使った時間を記録し、

・3分以内に方針が立った
・5分以上考えて進まなかった
・後回しにすれば別の問題を取れた

と分析します。

解法を理解した後は、短時間で方針を選べるかを確認してください。

1日目では、「解ける力」と同時に「飛ばす力」も得点へつながります。

2日目は最初の一手を説明する

2日目の解説後には、解法全体を写すのではなく、最初の一手を一文で残します。

たとえば、

「一の位で場合分けする」
「最初の3回を表にする」
「円が頂点に接する位置を試す」
「前問で見つけた規則を使う」

という形です。

保護者は「答えはいくつ?」ではなく、「最初に何をすればよかった?」と聞いてください。

翌日と1週間後に再挑戦する

解説を読んだ直後に解けるのは自然です。

本当に定着したかどうかは、時間を空けて確認します。

1回目は自力で考える
2回目は翌日に解き直す
3回目は1週間後に再挑戦する

3回目でも最初の一手を自分で出せれば、考え方が定着し始めています。

答えの数字ではなく、使う図、表、場合分けを再現できるかを見ましょう。

小学4~6年生で過去問の使い方を変える

小学4年生は、計算や規則性など、学習済みの部分を選びます。完答より、問題文から条件を拾って図や表へ移すことを目標にします。

小学5年生は、数の性質、速さ、場合の数、比、平面図形など、習った単元の問題へ取り組みます。

小学6年生は、最初は大問や単元ごとに解き、秋以降に1日目・2日目の通し演習を増やします。

学年にかかわらず、解説を覚えて終わらず、「次に同じ考え方をどこで使えるか」まで確認してください。

まとめ|灘中学入試の解説は再現して身につける

灘中学入試の算数は、1日目と2日目が各100点、合計200点です。

2026年度の算数合計は、受験者平均98.6点、合格者平均123.8点でした。合格者平均でも約62%であり、すべての難問を解くことが合格条件ではありません。

1日目では、幅広い問題を短時間で処理し、解く問題を選ぶ力が必要です。

2日目では、条件を図や表へ整理し、小さな場合を試し、前の設問を利用しながら考え方を組み立てます。

解説を読んでも成績が伸びない場合は、模範解答を理解しただけで終わり、最初の一手を自分で再現していない可能性があります。

自分の答案を残したまま解説と比べ、失点を知識、着眼点、時間配分、計算ミスに分けてください。

その後、翌日と1週間後に解き直し、何も見ずに考え方を再現できるか確認します。

灘中学入試の解説を、答えを知るための資料ではなく、自分の考え方を修正する教材として使えば、初めて見る難問にも一歩ずつ対応できるようになります。

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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