中学受験算数の等差数列|公式と解き方を解説

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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中学受験算数の等差数列とは?まず基本を理解しよう

中学受験ママ
中学受験ママ

私が公式を教えても、うちの子は等差数列になると何番目なのか分からなくなってしまい不安です

この記事では、中学受験算数の等差数列について、基本の考え方から公式、よく出る問題の解き方、家庭での教え方まで順を追って分かりやすく解説します。

中学受験算数の「規則性」で頻出なのが、等差数列です。

たとえば、

3、7、11、15、19……

のように、同じ数ずつ増えていく並びが等差数列です。

見た目は単純ですが、

「50番目はいくつ?」
「100までに何個並ぶ?」
「最初から30番目まで全部足すといくつ?」

と聞かれると、急に難しく感じる子が増えます。

等差数列で最も大切なのは、公式を丸暗記することではありません。

「1番目から10番目になるまで、何回増えたのか」

という考え方を理解することです。

ここが分かると、公式の意味も自然につながります。

等差数列を得意にする第一歩は、言葉と数字の関係を丁寧に整理することです。

同じ数ずつ増える・減る数列が等差数列

たとえば、

2、5、8、11、14……

という並びを見てみましょう。

前の数から、

+3
+3
+3
+3

と、毎回3ずつ増えています。

このように、隣り合う数の差が一定になっている数列を等差数列と考えます。

逆に、

20、16、12、8、4……

のように4ずつ減っていく並びも同じ考え方です。

まず家庭では、

「次はいくつ?」
「いくつずつ増えている?」

と聞いてみてください。

式を作る前に「差」を見つけることが基本です。

「初めの数・増える数・何番目」を整理する

等差数列では、主に3つの情報を使います。

たとえば、

5、8、11、14、17……

なら、

初めの数=5
増える数=3
求めたい位置=何番目か

です。

ここで特に重要なのが、「何番目」と「何回増えたか」は同じではないということです。

5から8へ進むと1回増えています。

つまり、

2番目になるまでに増えた回数は1回。

5番目になるまでに増えた回数は4回です。

この「1つ少ない」という関係が、等差数列で最も多いつまずきです。

公式は意味を理解してから覚える

等差数列の何番目かを求める基本的な考え方は、

初めの数+増える数×(何番目-1)

です。

たとえば、

4、7、10、13……

の10番目なら、

4+3×(10-1)

です。

なぜ10ではなく9を掛けるのでしょうか。

1番目の4から10番目まで進む間に、3を足すのは9回だからです。

4+3×9=31

となります。

この「-1」を理由なく暗記すると間違えやすいため、

「1番目はまだ増えていない」

と理解させることが大切です。

等差数列で必ず身につけたい3つの解き方

中学受験の等差数列では、基本的に「何番目」「何個あるか」「和」の3種類を押さえておけば、多くの問題に対応できます。

何番目の数を求める方法

問題です。

3、8、13、18……

と並ぶ数列の20番目はいくつでしょうか。

初めの数は3、増える数は5です。

20番目までに増える回数は、

20-1=19回

なので、

3+5×19
=3+95
=98

です。

ここで子どもが、

3+5×20

としてしまったら、

「1番目の3は、もう5を1回足した数かな?」

と聞いてみてください。

実際に最初の3~4項を書かせると、19回増える理由が見えやすくなります。

ある数が何番目かを求める方法

今度は逆です。

4、10、16、22……

という数列で、100は何番目でしょうか。

初めの4から100までに増えた量は、

100-4=96

です。

1回につき6ずつ増えるので、

96÷6=16回

増えています。

ここで注意が必要です。

16回増えたから16番目ではありません。

最初の4が1番目なので、

16+1=17番目

です。

このタイプは、

「増えた回数+1=何番目」

と整理すると分かりやすくなります。

最初から最後までの和を求める方法

等差数列では、並んでいる数を全部足す問題も頻出です。

たとえば、

1+2+3+……+100

です。

一つずつ足すのは大変ですが、

最初と最後を組み合わせると、

1+100=101
2+99=101
3+98=101

と、同じ和の組ができます。

この考え方から、

(最初の数+最後の数)×個数÷2

で求められます。

つまり、

(1+100)×100÷2
=5050

です。

ただし、この公式を覚えるだけでは応用できません。

「最初と最後をペアにすると同じ和になる」

という理由まで理解しておきましょう。

中学受験の等差数列でよくある応用問題

入試では、単純に公式へ当てはめるだけではなく、少し形を変えて出題されます。

途中から始まる数列は「何回増えたか」を考える

たとえば、

17、22、27、32……

の30番目を求める問題です。

初めの数が17でも考え方は同じです。

増える数は5。

30番目までに増える回数は29回なので、

17+5×29
=162

です。

等差数列では「1から始まる」と思い込む必要はありません。

初めの数が何であっても、

最初の数から何回変化したか

を考えれば解けます。

等差数列の和は平均×個数でも考えられる

等差数列の和は、

(最初+最後)×個数÷2

で求められます。

これは、

平均×個数

と考えることもできます。

たとえば、

5、8、11、14、17

の平均は、

(5+17)÷2=11

です。

全部で5個あるので、

11×5=55

となります。

実際に足しても、

5+8+11+14+17=55

です。

「最初と最後の真ん中が平均になる」という見方ができると、公式を忘れても考え直せます。

図形や規則性と組み合わされた問題に注意する

中学受験では、「これは等差数列の問題です」と書いてあるとは限りません。

たとえば正方形を横につないでいき、

1個のとき4本
2個のとき7本
3個のとき10本

のマッチ棒が必要だとします。

本数を見ると、

4、7、10……

と3ずつ増えています。

つまり、図形問題のように見えても中身は等差数列です。

このタイプでは、

「図形が1個増えると、何本増える?」

と考えます。

中学受験では、数列そのものより、「問題の中に隠れている等差数列を見つける力」が重要になります。

等差数列が苦手な子に家庭でできる教え方

等差数列が苦手な子には、最初から公式を覚えさせるより、数字を書き出して変化を確認するほうが効果的です。

最初は公式を隠して数を書き出す

たとえば、

2、6、10、14……

の6番目を求めるなら、まず実際に書きます。

1番目 2
2番目 6
3番目 10
4番目 14
5番目 18
6番目 22

ここで、

「6番目になるまでに、4を何回足した?」

と聞きます。

答えは5回です。

この経験をしたあとで、

6番目-1=5回

と結びつけると、「-1」の意味が理解しやすくなります。

「何番目」と「増えた回数」を分けて考える

等差数列で最も多いミスは、

10番目だから10回増える

と考えてしまうことです。

家庭では、紙に、

何番目 | 増えた回数
1番目 | 0回
2番目 | 1回
3番目 | 2回
4番目 | 3回

と書いてみましょう。

並べると、

「増えた回数は、何番目より1少ない」

ことが一目で分かります。

ここを理解するだけでも、等差数列のミスはかなり減ります。

間違いを3種類に分けて復習する

等差数列で間違えたら、すべてを「分からなかった」で終わらせないようにしましょう。

たとえば、

  • 差を見つけられなかった
  • 何番目と回数を間違えた
  • 計算ミスをした

の3種類に分けます。

5問中3問間違えても、3問とも「-1を忘れた」だけなら、理解すべきポイントは一つです。

原因を絞ることで、必要以上に問題をやり直さずに済みます。

基本問題を短時間で繰り返す

等差数列は、一度公式を覚えて終わりにすると忘れやすい単元です。

おすすめは、

1回目:考え方を確認しながら解く
2回目:翌日に自力で解く
3回目:数日後に別の数字で解く

という復習です。

1日10問、20問と大量に解く必要はありません。

「何番目」
「何番目か」
「和」

をそれぞれ1~2問ずつ解き、自分で理由を説明できれば十分です。

家庭では、

「公式は何?」

ではなく、

「何回増えたの?」

と聞いてみてください。

等差数列の本質を確認できる質問です。

まとめ|等差数列は「何回増えたか」が分かれば解ける

中学受験算数の等差数列では、公式を覚えること以上に、

「初めの数から何回増えたのか」

を理解することが重要です。

基本となる考え方は、

何番目の数
=初めの数+増える数×(何番目-1)

です。

ただし、「-1」を丸暗記するのではなく、

「1番目ではまだ一度も増えていないから」

と説明できるようにしましょう。

また、等差数列では、

  • 何番目の数を求める
  • ある数が何番目か求める
  • 数列の和を求める

という3つの基本パターンを確実にしておくことが大切です。

さらに中学受験では、図形・マッチ棒・規則性などの中に等差数列が隠れていることがあります。

問題を見たときに、

「1つ増えると何がいくつ増える?」

と考える習慣をつけると、数列以外の問題にも応用できます。

等差数列が苦手な子に、最初から公式だけを覚えさせる必要はありません。

まず数を書き出し、

「何番目?」
「何回増えた?」
「1回でいくつ増える?」

を整理することから始めましょう。

この3点が自分で確認できるようになれば、等差数列は暗記する単元ではなく、仕組みを理解して解ける得点源へ変わっていきます。

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