中学受験算数の分配法則|計算を速くするコツ

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
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中学受験算数で使う分配法則とは

中学受験ママ
中学受験ママ

分配法則を教えても、うちの子はいつ使えばいいのか分からず計算が遅いままです。

この記事では、そんな悩みに対して、中学受験算数で必要な分配法則の意味から、計算を速くする使い方、家庭での練習方法まで順を追って解説します。

分配法則は、中学受験算数で頻繁に使う計算の工夫の一つです。

言葉だけを見ると難しく感じますが、考え方はとてもシンプルです。

たとえば、

6×(10+3)

という計算を考えてみましょう。

普通に計算すれば、

6×13=78

です。

一方、かっこの中を分けて、

6×10+6×3
=60+18
=78

としても答えは同じです。

この「一つの数を、かっこの中のそれぞれにかける」という考え方が分配法則です。

分配法則は「分けてかける」計算

基本の形は、

A×(B+C)
=A×B+A×C

です。

引き算でも使えます。

A×(B-C)
=A×B-A×C

となります。

たとえば、

7×98

なら、

7×(100-2)

と考えて、

700-14=686

と求められます。

98をそのまま筆算するより、100との差を使ったほうが暗算しやすい子も多いでしょう。

中学受験では、このように「計算しやすい数へ変形する力」が時間短縮につながります。

逆向きに使うと共通する数をまとめられる

分配法則は、分ける方向だけではありません。

たとえば、

8×37+8×63

という式があります。

そのまま計算すると、

296+504

となりますが、8が共通していることに気づけば、

8×(37+63)
=8×100
=800

と一気に計算できます。

つまり、

A×B+A×C
=A×(B+C)

という逆向きの使い方です。

中学受験では、こちらの使い方も非常に重要です。

計算問題で「同じ数が何度も出ている」と感じたら、まとめられないかを確認してみましょう。

公式暗記より計算の意味を理解する

分配法則が苦手な子に、

「a×(b+c)=ab+ac」

と文字式の形だけ覚えさせても、実際の問題では使えないことがあります。

小学生にはまず、

「同じ数を、それぞれに配ってかける」

と説明するほうが分かりやすいでしょう。

たとえば、

4個入りのお菓子を、3袋と2袋買う

と考えれば、

4×(3+2)

でも、

4×3+4×2

でも、全部で20個になります。

こうした具体例を通して意味を理解してから、計算の形を覚えるほうが定着しやすくなります。

分配法則を使うと計算が速くなる代表例

中学受験では、単に分配法則を知っているだけでは不十分です。

「この数字なら分配法則を使うと楽になる」と気づけることが重要です。

98×35は100を作って計算する

たとえば、

98×35

を考えます。

98=100-2

なので、

(100-2)×35
=100×35-2×35
=3500-70
=3430

となります。

筆算でも求められますが、100に近い98を見て「100-2」と考えることで、計算がかなり簡単になります。

同じように、

199×24
999×36

なども、

200-1
1000-1

と見ると計算しやすくなります。

中学受験の計算では、「100や1000に近い数」が見えたら分配法則を疑ってみましょう。

25×36は計算しやすい数に分ける

次に、

25×36

を考えます。

36を、

4×9

と見る方法もありますが、分配法則なら、

25×(40-4)
=1000-100
=900

と計算できます。

また、

36=30+6

として、

25×30+25×6
=750+150
=900

でも構いません。

大切なのは「正しい方法は一つではない」ということです。

計算が得意な子ほど、

「この数字ならどう分けると楽か」

を柔軟に考えています。

家庭でも、答えが合っているかだけでなく、

「ほかの計算方法はある?」

と聞いてみると、数を見る力が育ちます。

小数や分数でも同じ考え方が使える

分配法則は整数だけに使うものではありません。

たとえば、

3.6×27+3.6×73

なら、

3.6×(27+73)
=3.6×100
=360

です。

そのまま小数のかけ算を2回するより、はるかに簡単です。

分数でも同じです。

3/7×12+3/7×9

なら、

3/7×(12+9)
=3/7×21
=9

となります。

中学受験では、小数や分数を含んだ計算ほど「そのまま計算しない」ことが大切です。

計算前に数秒だけ式全体を見る習慣をつけると、ミスも時間も減らしやすくなります。

中学受験で差がつく分配法則の応用

分配法則は、計算問題を速く解くだけのテクニックではありません。

式を整理する力そのものにつながります。

共通する数を見つけて1つにまとめる

たとえば、

17×48+17×52

という式なら、17が共通しています。

そこで、

17×(48+52)
=17×100
=1700

とします。

ここで重要なのは、計算を始める前に「共通する数がある」と気づくことです。

算数が苦手な子は、左から順番に計算し始める傾向があります。

しかし中学受験では、

「まず式全体を見る」

ことが大切です。

同じ数字がないか、100を作れないか、約分できないかを確認してから計算を始めると、かなり効率が上がります。

□を求める逆算でも分配法則が使える

たとえば、

24×□+16×□=200

という問題です。

□を共通する数としてまとめると、

(24+16)×□=200

40×□=200

□=5

となります。

一つずつ考えるより、分配法則を逆向きに使うことで非常に分かりやすくなります。

このような問題は、のちに比や割合、速さの式を整理するときにも役立ちます。

分配法則は単独の単元ではなく、中学受験算数全体を支える計算技術だと考えてください。

文章題や図形でも式を整理する力につながる

分配法則そのものを問われなくても、文章題や図形問題の途中計算で役立ちます。

たとえば長方形を2つに分けた面積を、

縦×横A+縦×横B

と求めた場合、

縦×(横A+横B)

とまとめられます。

これはまさに分配法則です。

図形で「分けて考える」と「まとめて考える」を行き来できる子は、複雑な問題にも対応しやすくなります。

つまり分配法則は、

計算を楽にする技術

であると同時に、

「全体を分ける・分けたものをまとめる」

という算数の基本的な考え方でもあります。

分配法則が苦手な子への家庭での教え方

分配法則でつまずく子には、問題数を増やすだけではなかなか改善しません。

「どこを見れば使えるのか」を教えることが大切です。

最初は具体的な数で意味を確認する

最初から、

A×(B+C)

のような形で教える必要はありません。

たとえば、

5×13

を、

5×10+5×3

に分けてみます。

答えは、

50+15=65

です。

次に、

6×19
=6×(20-1)

のように考えます。

この段階では速く計算することより、

「一つの数を分けても答えは同じ」

と理解することが重要です。

「使える場所を探す」練習をする

分配法則の問題では、計算そのものより「使えると気づくこと」のほうが難しい場合があります。

そこで家庭では、答えを求める前に、

「この式で同じ数字はある?」

「100に近い数字はある?」

「足したら100になる数字はある?」

と声をかけてみてください。

たとえば、

26×19+74×19

なら、

19が共通している

ことに気づけば、

(26+74)×19
=100×19
=1900

となります。

この「使える場所探し」を繰り返すと、式を見る目が育ってきます。

速さより途中式を正確に書かせる

分配法則を使う目的は計算を速くすることですが、練習初期からスピードを求めすぎるのは逆効果です。

たとえば、

37×98
=37×(100-2)
=3700-74
=3626

と途中式を書かせます。

特に注意したいのが、

7×(10+3)
=70+3

としてしまうミスです。

正しくは、

7×10+7×3

です。

「両方に7をかける」という部分が抜けています。

家庭で間違えたときは、

「違うよ」

だけで終わらせず、

「7はどこまで配るの?」

と聞くと、本人がミスに気づきやすくなります。

速さは意味を理解したあとで自然についてきます。

まとめ|分配法則は暗記より「数を見る力」が大切

中学受験算数の分配法則は、

A×(B+C)
=A×B+A×C

という基本から始まります。

しかし入試で本当に必要なのは、公式を言えることではありません。

98を見たら「100-2」と考える。

同じ数字が2回出ていたら「まとめられないか」と考える。

27+73を見たら「100になる」と気づく。

こうした「数を見る力」が大切です。

家庭で練習するときも、いきなり難しい計算問題を大量に解かせる必要はありません。

まずは、

5×13
7×19
25×36

などの簡単な数字を使い、

「どう分ければ計算しやすい?」

と考えさせてみましょう。

次に、

8×37+8×63

のような問題で、逆向きにまとめる練習をします。

そして小数・分数・□を含む問題へ進めば、無理なく応用できます。

分配法則は、中学受験算数で単なる計算の裏技ではありません。

式全体を見て、分けるべきところは分け、まとめられるところはまとめる。

この習慣が身につくと、計算問題だけでなく、文章題や図形問題でも式を整理しやすくなります。

算数が苦手なお子さんほど、公式の丸暗記ではなく、「なぜこの計算が楽になるのか」を一緒に確認してみてください。

分配法則を自然に使えるようになると、計算時間を短縮しながら、ケアレスミスを減らす力にもつながっていきます。

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