\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
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中学受験算数で速さが偏差値70の差になる理由

速さの応用で点を落とすたびに、うちの子が偏差値70に届くのか私も焦ってしまいます。
この記事では、中学受験算数の速さで偏差値70を目指すために、家庭で何を優先して対策すればよいのかを順番に解説します。
偏差値70には公式暗記だけでは届きにくい
中学受験算数で偏差値70を目指す場合、速さは得点差がつきやすい重要単元です。速さの公式は「道のり=速さ×時間」「速さ=道のり÷時間」「時間=道のり÷速さ」とシンプルですが、偏差値70レベルでは公式を知っているだけでは不十分です。
なぜなら、上位層向けの模試や入試では、公式をそのまま当てはめる問題よりも、条件を整理して考える問題が増えるからです。たとえば、2人が別々の時刻に出発する、途中で速さが変わる、休憩をはさむ、グラフから状況を読み取るといった問題では、まず場面を正確に理解しなければなりません。
偏差値70を目指す子は、基本公式を使えるだけでなく、「なぜその式になるのか」「どの条件を先に整理すべきか」を説明できる必要があります。ここが安定すると、速さは苦手単元ではなく、算数全体を引き上げる得点源になります。
速さは比・グラフ・条件整理と結びつく
速さが偏差値70の差になりやすい理由は、他の考え方と結びついて出題されるからです。特に、比、グラフ、条件整理との組み合わせは上位校対策で避けられません。
たとえば、同じ時間進む場合、道のりの比は速さの比と同じになります。一方、同じ道のりを進む場合、時間の比は速さの比の逆になります。速さの比が2:3なら、同じ道のりにかかる時間の比は3:2です。
また、速さのグラフでは、横軸が時間、縦軸が道のりを表すことが多く、線の傾きが速さを表します。傾きが急なら速い、水平なら止まっている、傾きが変われば速さが変化したと読み取ります。
偏差値70を目指すなら、速さを単独の公式問題として見るのではなく、比やグラフを使って条件を整理する単元として捉えることが大切です。
難問より標準応用を落とさない力が大切
偏差値70と聞くと、難問ばかり解ける力が必要だと思うかもしれません。しかし、実際には標準応用を確実に得点する力がとても重要です。
速さの問題では、出会い算、追いつき算、往復、休憩、速さ変更、グラフなど、基本の延長で解ける問題が多くあります。これらを落とさず取れるかどうかが、上位層との差になります。
難問演習も必要ですが、標準応用で単位ミスをする、出会い算と追いつき算を取り違える、最後に聞かれているものを間違えると、偏差値70には届きにくくなります。
まずは、解けるはずの問題を確実に取ること。そのうえで、比やグラフと組み合わさる問題へ進むことが、偏差値70への現実的な道筋です。
偏差値70を目指す速さの基本確認
速さ・時間・道のりを言葉で説明できるか
偏差値70を目指す速さ対策でも、最初に確認すべきなのは基本です。特に、速さ・時間・道のりの意味を言葉で説明できるかは大切です。
速さとは、「一定の時間にどれだけ進むか」を表す量です。分速80mなら1分間に80m進むこと、時速6kmなら1時間に6km進むことを意味します。
この理解がある子は、公式を忘れても考え直せます。分速80mで5分進むなら、80mを5回分進むので400mです。400mを5分で進むなら、1分あたりの道のりを求めるので分速80mです。
偏差値70を目指す段階では、公式を覚えているかだけでなく、なぜその公式になるのかを説明できる状態が理想です。家庭では、「この式は何を表しているの?」と短く聞いてみましょう。
時速・分速・秒速を瞬時にそろえられるか
上位を目指す速さ対策では、単位変換の正確さと速さも重要です。時速・分速・秒速、km・m、時間・分・秒が混ざる問題で迷っていると、応用問題に使う時間が足りなくなります。
たとえば、時速12kmを分速に直すなら、12km=12000m、1時間=60分なので、12000÷60=分速200mです。時速9kmなら分速150m、時速18kmなら分速300mのように、よく出る変換はすぐに出せるようにしておくと有利です。
ただし、速さだけを機械的に直すのではなく、時間の単位とそろっているかを確認することが大切です。時速を使うなら時間は「時間」、分速を使うなら時間は「分」にそろえる必要があります。
偏差値70を目指すなら、式を書く前に単位を確認する習慣を徹底しましょう。小さなミスを減らすことが、上位安定につながります。
出会い算と追いつき算を図で判断できるか
出会い算と追いつき算は、速さの基本でありながら、応用問題の土台にもなります。
出会い算では、2人が向かい合って進みます。Aさんが分速70m、Bさんが分速50mなら、1分間に70+50=120mずつ距離が縮まります。つまり、速さの合計を使います。
追いつき算では、2人が同じ方向に進みます。Aさんが分速90m、Bさんが分速60mなら、1分間に90−60=30mずつ差が縮まります。つまり、速さの差を使います。
偏差値70を目指す子は、この判断を暗記ではなく図でできる必要があります。問題文が長くなっても、線分図で出発点、進む方向、2人の距離を整理できれば、足すのか引くのかを安定して判断できます。
家庭では、「なぜ足すの?」「なぜ引くの?」と聞き、子どもが図を見ながら説明できるか確認しましょう。
速さで偏差値70に近づく応用対策
比を使う速さの問題に慣れる
偏差値70を目指す速さでは、比を使う問題への対応が欠かせません。特に「同じ時間」と「同じ道のり」の見分けが重要です。
同じ時間進む場合、進む道のりの比は速さの比と同じです。たとえば、AさんとBさんが同じ時間歩き、速さの比が2:3なら、進む道のりの比も2:3になります。
一方、同じ道のりを進む場合、速い人ほど時間は短くなります。速さの比が2:3なら、時間の比は3:2になります。ここを逆にできないと、応用問題で大きく失点します。
家庭学習では、問題文を読んだあとに「同じなのは時間?道のり?」と確認しましょう。この一言で、比をそのまま使うのか、逆にするのかが判断しやすくなります。
速さのグラフは変化の意味を読む
速さのグラフ問題も、偏差値70を目指すうえで重要です。グラフでは、数字を読む前に、まず変化の意味を読み取る必要があります。
多くの場合、横軸は時間、縦軸は道のりを表します。線の傾きが急なら速く進んでいる、傾きがゆるやかなら遅く進んでいる、水平なら止まっていることを表します。
たとえば、グラフが途中で水平になっていれば、その時間は休憩しています。傾きが途中で変わっていれば、速さが変わったと考えます。2本のグラフが交わる点は、2人が同じ場所にいる時刻を表すことが多いです。
偏差値70を目指すなら、グラフを見た瞬間に計算へ進むのではなく、「どこで止まったか」「どこで速さが変わったか」「交点は何を表すか」を言葉で確認する習慣をつけましょう。
往復・休憩・速さ変更は表で整理する
速さの応用でよく出るのが、往復・休憩・途中で速さが変わる問題です。これらは条件が多く、頭の中だけで考えるとミスが増えます。
おすすめは、表に整理する方法です。表には「区間」「速さ」「時間」「道のり」を分けて書きます。行き、休憩、帰りを別々の行にすると、休憩中は時間だけ進み、道のりは増えないことがはっきりします。
途中で速さが変わる問題も、前半と後半に分けて考えると基本公式に戻せます。複雑な問題ほど、一つの式でまとめようとせず、場面ごとに整理することが大切です。
偏差値70を目指す子ほど、途中の整理を省略しがちです。しかし、上位を安定させるには、図や表を使ってミスを防ぐ力も必要です。
家庭でできる速さの偏差値70対策
解法暗記ではなく説明できる復習にする
家庭で偏差値70を目指す速さ対策をするなら、解法暗記ではなく、説明できる復習を重視しましょう。
速さの問題は、似たように見えても条件が少し違うだけで使う考え方が変わります。たとえば、2人が向かい合うのか、同じ方向なのか。同じ時間なのか、同じ道のりなのか。休憩中に進んでいるのか、止まっているのか。こうした違いを説明できないと、初見問題で迷います。
復習では、「なぜ速さを足したのか」「なぜ比を逆にしたのか」「この水平なグラフは何を表しているのか」を子どもに説明してもらいましょう。
答えが合っていても、説明があいまいなら復習が必要です。反対に、計算ミスで不正解でも、考え方が説明できていれば修正はしやすくなります。
間違えた問題を原因別に分析する
偏差値70を目指すには、間違えた問題の分析が欠かせません。単に解き直すだけではなく、なぜ間違えたのかを分類しましょう。
よくある原因は、「単位をそろえなかった」「出会い算と追いつき算を取り違えた」「同じ道のりなのに時間の比を逆にできなかった」「グラフの交点の意味を読み取れなかった」「休憩時間を道のりに入れてしまった」「最後に聞かれているものを間違えた」などです。
原因が分かれば、次にやるべきことも見えます。比で間違えたなら「同じ時間・同じ道のり」の練習に戻る。グラフで間違えたなら傾きや交点の意味を確認する。単位ミスなら変換練習を短時間で繰り返す。
偏差値70を目指す学習では、間違いを減点ではなく、弱点を特定する材料として扱うことが大切です。
過去問は時間配分と見切りまで練習する
偏差値70を目指す段階では、過去問や上位校向け演習で時間配分も練習する必要があります。速さの問題は、標準問題なら短時間で解ける一方、条件が複雑な問題は時間を使いすぎることがあります。
過去問では、まず「取るべき問題」と「後回しにする問題」を見分ける練習をしましょう。入口が見える問題は丁寧に進める。条件が多く、図や表を書いても見通しが立たない問題は、印をつけて後で戻る。この判断も入試では大切です。
ただし、見切りはあきらめではありません。まず「単位」「方向」「同じ時間か同じ道のりか」「グラフの意味」を確認し、それでも見通しが立たない場合に後回しにします。
家庭では、過去問後に「どの問題に時間を使いすぎたか」「どの標準問題を落としたか」を振り返ると、得点戦略が立てやすくなります。
まとめ
中学受験算数の速さで偏差値70を目指すには、公式暗記だけでは不十分です。速さは、比、グラフ、条件整理、単位変換と結びついて出題されるため、問題の状況を正確に読み取り、考え方を選ぶ力が必要です。
まずは、速さ・時間・道のりの意味を言葉で説明できるか、時速・分速・秒速をそろえられるか、出会い算と追いつき算を図で判断できるかを確認しましょう。基本が安定していないまま難問へ進むと、解説を写すだけの学習になりやすくなります。
偏差値70に近づくには、比を使う速さ、速さのグラフ、往復・休憩・速さ変更の問題を、図や表で整理して解けるようにすることが大切です。家庭では、答えだけでなく「なぜその式になるのか」を説明できる復習を重視しましょう。
過去問では、時間配分と見切りも練習します。標準応用を確実に取り、難問に時間を使いすぎない判断力を身につけることで、速さは偏差値70を支える得点源になります。
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