\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
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灘中学入試の算数2日目はどんな試験か

灘中の算数2日目は問題文も長く、うちの子が何から考えればよいのか私まで不安です
この記事では、灘中学入試の算数2日目について、試験の特徴、求められる力、失点しやすい原因、家庭でできる具体的な対策を順番に解説します。
灘中学校の入試では、算数が2日間にわたって行われます。
1日目が幅広い問題を短時間で処理する試験であるのに対し、2日目は一つの大問を深く考え、途中の過程まで答案へ表す試験です。
同じ算数でも求められる力が異なるため、1日目と2日目は別の科目に近いと考えて対策する必要があります。
試験時間60分・100点で実施される
灘中学校の算数2日目は、近年60分・100点で実施されています。
2026年度入試も2日目に算数と国語が行われ、算数は100点です。1日目の算数100点と合わせると、算数は入試全体500点のうち200点を占めます。
算数だけで総点の40%を占めるため、2日目で20点失う影響は小さくありません。
ただし、すべての問題を完答しなければ合格できないわけではありません。
灘中の2日目では、前半の設問を確実に取り、難しい設問でも正しい考え方を答案へ残すことが大切です。
例年は大問4~5題の構成
算数2日目は、例年大問4~5題程度で構成されます。2025年度と2026年度はいずれも大問5題、試験時間は60分でした。
単純に計算すると、大問1題に使える時間は約12分です。
しかし、すべての大問へ12分ずつ均等に使う必要はありません。
前半の小問を短時間で取れる大問もあれば、最後の設問まで進むには20分近く必要な大問もあります。
家庭で過去問を解くときは、得点だけでなく、
・どの大問に何分使ったか
・どの設問まで自力で進めたか
・考え方が止まったのはどこか
を記録しましょう。
答えだけでなく考え方も見られる
灘中算数2日目では、答えだけでなく、文章・式・図などを用いて考え方を書く形式が用いられています。
大問数が少ない分、一つの問題の中で条件を整理し、段階を追って解く力が重視されます。灘中対策を行う進学塾も、2日目では解き方を図・表・グラフなどで表し、記述内容を含めて採点される点を特徴として挙げています。
途中式を書く目的は、長い説明文を作ることではありません。
「何を求めた式なのか」「どの場合を数えているのか」が採点者へ伝わればよいのです。
普段から答えだけを書く習慣がある子は、正解できる問題でも答案の作り方で損をする可能性があります。
灘中算数2日目で求められる3つの力
算数2日目の問題は年度ごとに設定が変わります。
それでも、繰り返し求められる力は共通しています。
特に重要なのが、条件整理、試行錯誤、設問同士をつなぐ力です。
長い条件を図や表へ整理する力
算数2日目では、速さ、数の性質、場合の数、規則性、平面図形などが、初めて見る設定で出題されます。
2026年度の第1問では3人の走る時間や速さを比較し、細かな数値の関係を整理する必要がありました。第4問では、円が動ける範囲を図に表し、その面積まで求めています。
問題文を読んだだけで、すべての条件を頭に残すのは困難です。
速さなら、
・誰が動くのか
・どの区間を進むのか
・時間や速さがいつ変わるのか
を表へ移します。
図形なら、等しい長さ、動ける範囲、接する位置を図へ書き込みます。
条件を紙へ移すことは、時間の無駄ではありません。考えるための準備です。
小さな場合から規則を見つける力
灘中算数では、大きな数や複雑な操作が示されても、最初から一般的な式を作る必要はありません。
まず、小さな数や少ない回数で試します。
2026年度の2日目には、整数列を一定の規則で変化させ、必要な位置の数を求める問題が出されました。2周目以降の数のずれや順番を正確に追うことがポイントです。
たとえば操作を繰り返す問題なら、
1回目
2回目
3回目
の結果を表にします。
そのうえで、
・何回ごとに同じ状態へ戻るか
・数の差が一定か
・位置がどのようにずれるか
を調べます。
書き出しは幼い解き方ではありません。規則を見つけるための正しい方法です。
前の設問を次の設問へつなげる力
2日目の大問では、前半の設問が後半を解くための誘導になっています。
2026年度第3問の4桁の整数を数える問題でも、最初の設問で行った場合分けを、次の設問へ応用する構成でした。千の位によって分類し、数字の組の対等性を使って作業を減らします。
後半で手が止まったときは、最初から別の方法を探す前に、
「前の設問で何が分かったか」
「同じ分け方を使えないか」
「数字や条件が変わっただけではないか」
を確認してください。
誘導へ乗る力とは、答えを教えてもらうことではありません。問題作成者が用意した順序を読み取る力です。
算数2日目で失点しやすい原因と対処法
算数2日目で点が伸びない原因は、知識不足だけではありません。
考え方の始め方、時間配分、答案の書き方が原因になっている場合もあります。
最初から難しい式を作ろうとする
算数が得意な子ほど、問題文を読んですぐに一つの式で解こうとすることがあります。
しかし、条件が多い問題では、最初から完成された式を作るのは困難です。
まずは、
・具体的な数を入れる
・一番小さい場合を試す
・条件ごとに表を作る
・図へ印をつける
という作業から始めます。
たとえば場合の数なら、いきなり計算式を書くのではなく、「何を基準に分けるか」を決めます。
式は整理した結果として作るものです。最初から式を作ることを目標にしないでください。
一つの大問に時間を使いすぎる
大問が5題ある場合、1題に25分使うと、残り4題へ35分しか残りません。
しかも、最後の設問だけが難しく、前半は取れる大問もあります。
最初の2~3分で問題全体を見て、
・前半から解けそう
・図や表を作れば進めそう
・今は方針が立たない
に分けましょう。
方針が立たない問題は、一度飛ばして構いません。
2日目でも、すべての大問を最後まで解くことより、複数の大問で前半の点を確実に取る方が得点は安定します。
途中式が採点者に伝わらない
途中式を書いていても、数字だけが並んでいる答案では、何を考えたのか伝わりません。
たとえば、
3×8×6=144
とだけ書くのではなく、
「千の位を固定した場合」
「残り3桁の並べ方」
など、短い言葉を添えます。
図形なら、同じ長さには同じ印をつけ、求めた面積を図の中へ書き込みます。
答案は自分の計算メモであると同時に、採点者へ考え方を説明するものです。
普段のノートから、「あとで自分が見ても分かる書き方」を意識しましょう。
答えが出ないと答案を空欄にする
難しい問題で最終答案まで届かないことはあります。
それでも、分かった条件、場合分け、途中で求めた数まで消す必要はありません。
たとえば、
・速さの比までは分かった
・相似な三角形を見つけた
・場合を3種類に分けた
・規則の周期を発見した
という過程は、次の設問や復習へつながります。
空欄の答案では、本人も指導者もどこまで理解できたのか確認できません。
家庭学習では不正解の答案ほど消さずに残し、「どこまでは正しかったか」を確認してください。
灘中算数2日目に強くなる家庭学習法
算数2日目の力は、難問の解法を大量に暗記しても身につきません。
自分で条件を整理し、試し、考え方を伝える練習が必要です。
過去問は大問ごとに分けて取り組む
算数が苦手な段階で、毎回60分通して解く必要はありません。
最初は大問1題を20~30分かけて考えます。
取り組んだ後は、
・条件を図や表へ移せたか
・前半の設問を自力で取れたか
・どこで方針が止まったか
を確認します。
大問ごとの理解が進んだ後に、2題、3題と組み合わせ、最後に60分の通し演習へ進みます。
本番形式は仕上げであり、最初の学習方法ではありません。
答案を説明できる形に書き直す
解説を読んだ後は、解法をそのまま写すのではなく、一度閉じて自分の言葉で答案を書き直します。
式の横には、
「2人の速さの差」
「千の位が1の場合」
「全体から重なりを引く」
など、短い説明を添えます。
書き終えたら、保護者へ口頭で説明させてください。
途中で言葉に詰まる部分は、理解が曖昧な部分です。
正解を再現するだけでなく、なぜその方法を選んだのか説明できることを目標にします。
翌日と1週間後に解き直す
解説を読んだ直後は、理解したように感じます。
しかし、翌日に最初の一手が出なければ、解法を自分のものにできていません。
おすすめは次の3回です。
1回目は自力で考える
2回目は翌日に解き直す
3回目は1週間後に再挑戦する
確認するのは答えではありません。
「最初に何を図へ書くか」
「何を基準に場合分けするか」
「前の設問をどう使うか」
を自力で再現できるかを見ます。
小学4~6年生で目標を変える
小学4年生は、灘中の問題を完答する必要はありません。
問題文から条件を見つけ、図や表へ書く練習に使います。
小学5年生は、数の性質、速さ、場合の数、平面図形など、習った単元の大問前半へ取り組みます。
小学6年生は、大問ごとの記述練習から始め、夏以降に複数題、秋以降に60分の通し演習へ進みます。
学年よりも理解度を優先し、解説を読んでも分からない問題は、関連する基本問題へ戻りましょう。
保護者は最初の一手を質問する
子どもの手が止まったとき、保護者が解法を最初から説明すると、子どもは待つようになります。
代わりに、
「分かっている条件は何?」
「表にできない?」
「一番小さい場合を試せる?」
「前の設問で何が分かった?」
と質問してください。
それでも進めない場合は、「千の位で分けてみよう」のように、着眼点だけを伝えます。
答えではなく、考え始める方向を渡すことが大切です。
まとめ|灘中算数2日目は整理と記述で伸ばせる
灘中学入試の算数2日目は、近年60分・100点で実施され、例年は大問4~5題で構成されます。2026年度も60分で大問5題でした。
1日目のように多数の小問を処理するのではなく、複数の条件を整理し、前の設問を利用しながら一つの問題を深く考える力が求められます。
対策で重要なのは、難しい解法を暗記することではありません。
条件を図や表へ移す、小さな場合を試す、場合分けの基準を決める、途中の考え方を伝わる答案にするという手順を身につけることです。
家庭学習では、最初から60分の通し演習だけを行わず、大問ごとに考え方を整理してください。
解説後は最初の一手を言葉にし、翌日と1週間後に解き直します。
保護者が答えを先に教えず、「何が分かっている?」「前の設問を使えない?」と問いかけることで、子どもは自分で解法の入口を探せるようになります。
算数2日目は、ひらめきだけで解く試験ではありません。
整理する力、試す力、伝える力を一つずつ鍛えれば、算数に苦手意識のある子でも、取れる設問を着実に増やしていけます。
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中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
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