中学受験の平均算を攻略|面積図でわかる解き方

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
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中学受験の平均算は「平均=合計÷個数」だけでは解けない

中学受験ママ
中学受験ママ

平均の公式は覚えているのに、うちの子は平均算の文章題になると急に解けなくて不安です

この記事では、そんな悩みに対して、中学受験の平均算で何を考えればよいのか、基本の解き方から面積図の使い方、家庭での教え方まで順を追って解説します。

平均算は、一見すると「平均=合計÷個数」という簡単な公式だけで解けそうに見えます。

ところが中学受験では、平均そのものを求めるだけではありません。

「全体の平均から一部の平均を求める」「途中から人が増えたときの平均を考える」「平均点を上げるためにあと何点必要か求める」など、合計量を逆算する問題が多く出題されます。

そのため、公式を暗記するだけでは応用問題に対応しにくいのです。

平均算を得点源にするポイントは、平均・個数・合計の3つを自由に行き来できるようにすることです。

まず押さえたい平均算の基本

平均算の出発点は、次の3つの関係です。

平均=合計÷個数

そして、この式を変形すると、

合計=平均×個数

となります。

中学受験では、むしろこちらの「平均×個数=合計」を使う場面が非常に多くあります。

たとえば、5人のテストの平均点が72点なら、

72×5=360

となり、5人の合計点は360点です。

平均算が苦手な子は、「平均を求める問題」と思った瞬間に割り算をしようとすることがあります。

しかし実際には、最初に合計を求めるために掛け算をする問題も少なくありません。

中学受験では「合計」を考える問題が多い

平均算で大切なのは、「平均」という数字だけを見ないことです。

たとえば、

「男子6人の平均点は70点、女子4人の平均点は80点です。10人全体の平均点は何点ですか」

という問題を考えてみましょう。

70点と80点の平均だから、

(70+80)÷2=75点

としてしまう子がいます。

しかし、男子と女子では人数が違います。

男子の合計点は、

70×6=420点

女子の合計点は、

80×4=320点

です。

したがって10人の合計は、

420+320=740点

全体の平均は、

740÷10=74点

となります。

平均算では、平均点そのものではなく、その平均が何人分の合計を表しているのかを見ることが重要です。

平均算でつまずく子に多い3つの原因

平均算が苦手な子には、よく似たつまずきがあります。

1つ目は、平均の数字同士をすぐに足したり割ったりしてしまうことです。

2つ目は、「平均×人数=合計」という考え方が定着していないことです。

3つ目は、文章中の「誰が何人いるのか」を整理しないまま式を作ることです。

特に人数が途中で増減する問題では、頭の中だけで処理すると混乱しやすくなります。

算数が苦手な子ほど、数字を書き出し、

「平均」
「人数」
「合計」

の3項目に整理するだけでも正答率が上がりやすくなります。

中学受験の平均算を解く基本手順

基本例題で平均算の考え方を確認する

次の問題を考えてみましょう。

「4回のテストの平均点が75点でした。5回目に85点を取ったとき、5回の平均点は何点ですか」

まず4回分の合計を求めます。

75×4=300点

5回目の85点を加えると、

300+85=385点

したがって5回の平均は、

385÷5=77点

です。

ここで重要なのは、

平均→合計→新しい合計→新しい平均

という流れです。

平均算では、この順番を意識するだけで、多くの問題を整理しやすくなります。

人数が違う2グループの平均は単純平均しない

平均算で非常によくあるミスが、「2つの平均の平均」を求めてしまうことです。

たとえば、

A組20人の平均点が60点、B組30人の平均点が70点だったとします。

(60+70)÷2=65点

とはなりません。

A組の合計は、

60×20=1200点

B組の合計は、

70×30=2100点

合計は3300点です。

人数は50人なので、

3300÷50=66点

となります。

人数が同じなら平均同士の平均を取っても構いません。

しかし、人数が違う場合は必ず一度「合計」に戻す必要があります。

家庭で教えるときは、

「その60点は何人分の平均?」

と聞いてあげると、単純平均の間違いに気づきやすくなります。

「あと何点必要?」は不足分を考える

中学受験では、目標平均を使った問題も頻出です。

たとえば、

「4回のテストの平均が68点です。5回の平均を72点にするには、5回目に何点取ればよいですか」

まず現在の合計は、

68×4=272点

5回平均72点にするために必要な合計は、

72×5=360点

です。

したがって必要な点数は、

360-272=88点

となります。

このタイプでは、

目標の合計-現在の合計=必要な点数

と考えます。

「何点取れば平均が○点になるか」という問題を見たら、まず目標となる合計を求める習慣をつけましょう。

平均算は面積図を使うとわかりやすい

面積図では「人数×平均=合計」と考える

平均算では、面積図が非常に役立ちます。

面積図では、

  • 横の長さ=人数
  • 縦の長さ=平均
  • 長方形の面積=合計

と考えます。

たとえば、10人の平均が70点なら、横10、縦70の長方形をイメージします。

面積は、

10×70=700

なので、700点が合計点です。

平均算で図を書く目的は、きれいな図を作ることではありません。

平均と人数を掛けると合計になることを目で確認するためです。

つるかめ算に近い発想で差を見る

少し難しい平均算になると、「基準との差」を利用すると簡単に解けることがあります。

たとえば、

「あるクラスの平均点は70点です。80点の生徒が3人、残りの生徒の平均が68点のとき、クラスは何人ですか」

といった問題です。

全体平均70点を基準にすると、80点の3人は1人あたり10点高いので、

10×3=30点

合計で30点分、平均より上です。

一方、残りの生徒は平均68点なので、1人あたり2点ずつ平均より下です。

30点分を2点ずつ埋め合わせるには、

30÷2=15人

必要です。

したがって、

3+15=18人

となります。

これは面積図で見ると、平均より上に飛び出した部分と、平均より下に足りない部分の面積が等しいことを利用しています。

この「差×人数」の考え方は、つるかめ算にも通じる重要な発想です。

面積図を書くべき問題・書かなくてもよい問題

すべての平均算で面積図を書く必要はありません。

「5回の平均が60点なら合計は何点か」といった基本問題なら、式だけで十分です。

一方、

  • 2つ以上のグループが登場する
  • 人数がわからない
  • 平均より何点高い・低いという条件がある
  • 人数が途中で増えたり減ったりする

といった問題では、面積図を使うと関係が見えやすくなります。

算数が苦手な子の場合、最初から「図なしで速く解く」ことを目指す必要はありません。

図を書いて意味を理解し、その後に式だけでも解ける状態を目指すほうが安定します。

平均算が苦手な子を家庭で伸ばす勉強法

公式を覚えさせるより3つの量を意識させる

家庭学習では、

「平均の公式は?」

と繰り返し聞くより、

「人数はいくつ?」
「平均はいくつ?」
「合計はいくつ?」

と3つの量を確認するほうが効果的です。

平均算は公式暗記の単元というより、3つの数量関係を理解する単元だからです。

おすすめなのは、ノートの端に毎回、

平均
人数
合計

と書かせることです。

慣れてくれば、問題文を読んだ段階で「今回は合計がわからない」「今回は人数を求める」と判断できるようになります。

間違えた問題は数字を変えて解き直す

同じ問題を答えまで丸暗記してしまうと、本当に理解できたのか判断しにくくなります。

そこで家庭では、数字を少し変えた類題を作る方法がおすすめです。

たとえば、

「4人の平均が70点」

という問題を解いた後に、

「6人の平均が75点なら合計は?」

と変えてみます。

さらに、

「合計450点、6人なら平均は?」

と逆向きにも聞いてみます。

こうすると、

平均=合計÷人数
合計=平均×人数

の関係がつながります。

1問を何度も丸暗記するより、数字や求めるものを少し変えるほうが理解の確認になります。

親は答えより「何の合計?」と質問する

家庭で教えるとき、親がすぐに式を教えてしまうと、子どもはその場では解けても、次の問題で再び止まりやすくなります。

平均算で詰まったときは、

「まず何がわかっている?」
「この平均は何人分?」
「合計にするといくつ?」
「最後に何を求めたい?」

と質問してみてください。

特に有効なのが、

「これは何の合計?」

という問いです。

平均算の文章題では、テストの合計点、人数全体の得点、何日分かの合計など、必ず背景に「全体量」があります。

そこに子ども自身が気づけるようになると、初見問題にも対応しやすくなります。

まとめ|平均算は「合計」を意識すると得点源になる

中学受験の平均算では、「平均=合計÷個数」という公式を覚えるだけでは十分ではありません。

大切なのは、

平均×個数=合計

をすぐに使えるようにすることです。

平均算で迷ったら、

  1. 平均はいくつか
  2. 人数・個数はいくつか
  3. 合計はいくつか

の3つを整理してください。

人数の異なるグループを比べる問題や、目標平均を求める問題では、一度合計に戻すことで解きやすくなります。

また、人数が未知数だったり、平均との差を利用したりする問題では、面積図が強力な助けになります。

家庭学習では、公式を何度も暗唱させるより、「この平均は何人分?」「合計はいくつ?」と問いかけることが大切です。

平均算は、一度「平均・人数・合計」の関係がつながれば、問題の形が変わっても同じ考え方で解ける単元です。

焦って難問を増やすより、まず基本問題で合計に戻す習慣を身につけ、少しずつ面積図を使った応用問題へ進めていきましょう。

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中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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