\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
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中学受験で「算数が簡単な学校」とは?

うちの子は算数が苦手なので、私も算数が比較的簡単な学校をどう探せばいいのか不安です。
この記事では、中学受験で算数が比較的解きやすい学校の見分け方と、算数が苦手な子の志望校選び・家庭での対策を具体的に解説します。
「中学受験で算数が簡単な学校を知りたい」と考える保護者は少なくありません。
ただし、学校を「算数が簡単」「難しい」と一言で分けるのは危険です。
同じ偏差値帯でも、基本問題を中心に出す学校もあれば、思考力の必要な図形や速さを多く出す学校もあります。また、同じ学校でも年度によって平均点が大きく変わることがあります。
したがって、学校名だけで判断するより、実際の過去問を見ることが重要です。
偏差値が低い学校=算数が簡単とは限らない
まず知っておきたいのが、
学校の偏差値と算数の問題難易度は同じではない
ということです。
偏差値が高い学校でも、前半は基本・標準問題を中心に構成し、「正確に解けるか」を重視する学校があります。
反対に、偏差値だけを見ると入りやすそうに見えても、算数では独特な図形問題や思考問題を出す学校もあります。
そのため、
「偏差値が低いから算数も簡単だろう」
という学校選びは避けたいところです。
見るべきなのは、その子が実際の入試問題で何点取れるかです。
基本・標準問題の割合が高い学校は取り組みやすい
算数が苦手な子にとって相性がよいのは、典型的な問題を丁寧に出す学校です。
たとえば、
計算
小数・分数
割合・比
速さ
規則性
基本的な平面図形
など、塾のテキストで繰り返し学ぶ問題が多ければ、努力を得点につなげやすくなります。
一方、
「初めて見る条件を整理する」
「複雑な図形を自分で補助する」
「複数単元を組み合わせる」
といった問題が多い学校では、単純な演習量だけでは対応しにくくなります。
つまり、算数が苦手な子にとっての「簡単な学校」とは、単純に問題レベルが低い学校ではなく、
習った解法を使えば得点しやすい学校
と考えるとよいでしょう。
合格者平均点と受験者平均点も確認する
学校選びでは、過去問だけでなく平均点も確認しましょう。
たとえば明治学院中学校の2026年度第1回入試では、算数の合格者平均点は100点換算で79.5点でした。第2回も70.0点、第3回も73.8点となっています。高得点を取る合格者が多い入試では、難問を解くこと以上に、取るべき問題を落とさない力が重要になります。
獨協中学校についても、2026年度第1回の算数は受験者平均60.8点、合格者平均71.5点、第2回では受験者平均61.2点、合格者平均77.5点とされています。こうした数字は、学校との相性を考える際の一つの材料になります。
ただし、平均点が高い=誰にとっても簡単ではありません。
過去問を本人が実際に解いて判断することが必要です。
算数が比較的解きやすい学校を見つける3つの基準
では、算数が苦手な子に合う学校は具体的にどう探せばよいのでしょうか。
おすすめなのは、過去問を次の3つの視点で見ることです。
大問1・2で基本問題を確実に取れるか
最初に確認したいのは、大問1や大問2です。
計算問題や一行問題がまとまって出され、
「ここで30~40点程度を確保できそう」
と感じる学校は、算数が苦手な子でも戦いやすくなります。
たとえば100点満点の入試で、
基本問題35点
標準問題40点
難問25点
という構成なら、基本と標準をしっかり取ることで70点前後を狙えます。
反対に、最初から複雑な思考問題が続く学校では、算数が苦手な子は試験開始直後から時間を失いやすくなります。
過去問を見るときは、
「最後の難問が解けるか」
より、
前半で安定して何点取れるか
を見るほうが実践的です。
特殊な発想より典型問題が中心か
次に確認したいのが、出題パターンです。
たとえば速さなら、
旅人算
通過算
流水算
など、塾で繰り返し練習する典型問題が中心なら対策しやすいでしょう。
図形についても、
相似
面積比
角度
円
といった基本テーマを素直に問う問題なら、解法を定着させることで得点につながります。
算数が苦手な子の場合、
「思いつけば解ける問題」
より、
「練習した方法を使えば解ける問題」
の多い学校のほうが相性がよい傾向があります。
過去問3~5年分で難易度が安定しているか
1年分だけを見て、
「この学校の算数は簡単そう」
と決めるのは避けましょう。
最低でも3年、できれば5年程度を見るのがおすすめです。
確認するのは、
計算問題の数
一行問題の数
図形の割合
速さ・割合の出題頻度
問題量
合格者平均点
などです。
毎年似た構成なら、家庭学習でも対策しやすくなります。
逆に年度によって出題形式が大きく変わる学校は、過去問1年分の出来だけでは相性を判断できません。
算数が簡単に見える学校でも注意したいポイント
問題が比較的標準的な学校にはメリットがありますが、「簡単なら安心」とは限りません。
むしろ簡単だからこそ難しくなる部分があります。
簡単な問題ほど1問のミスが大きく響く
多くの受験生が解ける問題では、1問のミスが順位に響きます。
たとえば合格者が算数で70~80点程度取る入試なら、
計算ミス
単位の書き忘れ
問題文の読み間違い
だけで10点失うと、かなり不利になります。
算数が簡単な学校ほど、
「難問を解ける力」より「簡単な問題を落とさない力」
が要求される場合があります。
家庭学習でも、正答した難問を褒めるだけでなく、
「本来取るべき問題を何問落としたか」
を確認してください。
年度によって算数の難易度は変わる
入試問題は毎年同じ難易度ではありません。
実際、学校によっては前年より平均点が大きく上がったり、逆に下がったりします。近年の首都圏中学入試でも、算数の難易度変化は学校ごとの差が大きいと分析されています。
つまり、
「2025年度が簡単だったから翌年も簡単」
とは限りません。
過去問で高得点が取れた場合も、少し難しい年度までさかのぼって確認しておくと安心です。
入試回によって問題の難しさが違う学校もある
複数回入試を行う学校では、第1回と第2回以降で難易度が同じとは限りません。
受験者層や募集人数も変わります。
先ほどの獨協中学校の2026年度算数でも、受験者平均は第1回60.8点、第2回61.2点、第3回63.3点に対して、第4回は45.5点となっています。
学校名だけを見るのではなく、
「どの入試回を受験するか」
まで含めて過去問を確認しましょう。
算数が苦手な子の志望校選びと対策
算数が苦手だからといって、中学受験そのものを諦める必要はありません。
大切なのは、その子の得点パターンと学校の出題傾向を合わせることです。
偏差値より「取れる問題の割合」を見る
模試の算数偏差値だけで志望校を決めないことも重要です。
同じ偏差値45の子でも、
計算は得意だが図形が苦手
速さは得意だが場合の数が苦手
難問は解けないが基本問題はほぼ落とさない
など、得点の仕方は違います。
過去問を大きく、
A:確実に解ける
B:復習すれば解けそう
C:現時点では難しい
の3種類に分けてみてください。
AとBだけで合格に必要な得点に届きそうなら、算数との相性がよい学校と考えられます。
過去問は合格最低点とセットで分析する
過去問で60点だったとき、
「60点しか取れなかった」
と判断する必要はありません。
その学校で50~60点台が合格に十分な年度なら、60点は悪い点数ではないからです。
逆に80点取れても、受験生の多くが高得点を取る試験なら安心できません。
したがって、
自分の得点だけを見るのではなく、学校公表の平均点や合格最低点と比較する
ことが重要です。
2026年度についても、学校によっては入試問題、解答、入試結果、出題意図まで公式サイトで公開しています。東京都市大学付属中学校などは、2026年度の問題に加えて「出題のねらい・講評と難易度」も公開しています。
こうした一次情報は志望校分析に積極的に利用しましょう。
難問対策より基本問題の正答率を上げる
算数が苦手な子ほど、
「中学受験だから難問をやらなければ」
と考えがちです。
しかし、標準問題中心の学校を狙うなら優先順位は逆です。
まず、
計算
割合・比
速さ
基本図形
規則性
場合の数の基本
を確実にします。
たとえば過去問で100点中55点だったとして、そのうち計算ミスや典型問題の失点が15点あるなら、難問を新たに解けるようにするより、その15点を取り戻すほうが合格に近づきます。
家庭では過去問を採点した後、
「できなかった問題」
だけでなく、
「本当はできたはずなのに落とした問題」
に印をつけてください。
そこが最優先の復習箇所です。
まとめ|算数が簡単な学校は過去問との相性で判断しよう
「中学受験で算数が簡単な学校」を探すとき、学校名や偏差値だけで決めるのはおすすめできません。
算数が苦手な子にとって重要なのは、
基本・標準問題の割合が高いこと
典型問題を練習すれば得点につながること
過去問で安定して合格に必要な点を取れること
です。
まず志望校の過去問を3~5年程度確認し、大問1や大問2を中心に、
「うちの子が確実に取れそうな問題がどのくらいあるか」
を見てみましょう。
そして、学校が公表している受験者平均点、合格者平均点、合格最低点があれば必ず確認します。
ただし、問題が簡単な学校ほどミスが許されない場合もあります。
多くの受験生が正解する計算問題で5点失うことは、難問5点を取れないこととは意味が違います。
そのため算数が苦手な子の対策では、難問集へ進む前に、
「取れる問題を確実に取る」
ことを目標にしてください。
志望校選びで本当に大切なのは、「一般的に算数が簡単と言われる学校」を探すことではありません。
その子にとって解きやすく、これまで身につけた力を得点に変えられる学校を探すことです。
偏差値表だけでは、その相性までは分かりません。
実際の過去問を解き、
「基本問題で何点取れるか」
「苦手単元がどの程度出るか」
「時間内に最後まで進めるか」
「合格に必要な点との差は何点か」
を確認しましょう。
算数が苦手でも、出題傾向との相性がよく、取るべき問題を安定して正解できる学校なら、十分に合格を狙える受験戦略を組み立てられます。
\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
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