中学受験「場合の数」過去問の正しい進め方

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

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  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

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中学受験算数で場合の数の過去問に取り組む目的

中学受験ママ
中学受験ママ

過去問を始めても、うちの子が場合の数で毎回止まりそうで、私まで不安です

この記事では、中学受験算数「場合の数」の過去問を始める時期と、得点につなげる分析・復習の進め方を順を追って解説します。

場合の数は、数字カード、人の並べ方、道順、図形の数え上げなど、さまざまな形で出題されます。問題文に「場合の数」と書かれていなくても、実際には数え上げの考え方が必要になることも珍しくありません。

そのため、問題集では解けていた子が、過去問になると何を使えばよいか分からず手を止めることがあります。

過去問対策の目的は、難問を何年分も解くことではありません。志望校がどのような条件を与え、どこまで整理させるのかを知り、自分の弱点を基本問題へ戻して直すことです。

学校ごとの出題形式と難度を知る

場合の数は、学校によって出題形式が異なります。

数字を並べて整数を作る学校もあれば、道順、色の塗り分け、図形の選び方、規則性との複合問題として出す学校もあります。

また、すべての場合を書き出せる基本問題と、複数の条件を分けて考える難問では、必要な時間も大きく違います。

過去問を見たら、まず次のように分類しましょう。

「整数作り」
「並べ方・選び方」
「道順」
「図形・規則性」
「複数条件の数え上げ」

年度ごとに分類すると、志望校で繰り返し問われている考え方が見えてきます。単に正解したかではなく、どの型が出ているかを確認することが過去問分析の第一歩です。

初見の条件を整理する力を確認する

問題集では、見出しに「樹形図」「順列」「組み合わせ」などと書かれているため、使う方法を予想できます。

一方、入試問題では自分で方針を選ばなければなりません。

例えば、「異なる数字を使う」「偶数にする」「3000より大きい」といった条件が一つの問題に含まれることがあります。

このとき、偶数だから一の位を固定するのか、3000より大きいから千の位を固定するのかを判断します。

過去問で確認したいのは、計算の速さだけではありません。条件に線を引き、何を先に決めると整理しやすいかを判断できるかどうかです。

取るべき問題と後回しにする問題を見分ける

入試本番では、すべての問題を順番どおりに解く必要はありません。

場合の数でも、短い書き出しで解ける問題と、複数の場合分けが必要な問題があります。前半の基本問題なら優先して得点し、条件が複雑な問題は一度後回しにする判断も必要です。

問題文を読んだ段階で、次の点を確認します。

少ない場合を書き出せるか、場合分けの基準がすぐ見えるか、計算まで含めて時間がかかりそうか、の3点です。

2~3分考えても最初の固定条件が決まらない場合は、印をつけて先へ進む方法もあります。

過去問演習では正答率だけでなく、「どの時点で後回しにすべきだったか」も振り返りましょう。

場合の数の過去問を始める前のチェック項目

基本問題を5問中4問以上解けるか

過去問へ進む前に、場合の数の基本が安定しているかを確認します。

数字カードの並べ方、人の並べ方、順番を区別しない選び方などから5問を選び、解説を見ずに解かせてみましょう。

目安は5問中4問以上の正解です。ただし、答えが合っているだけでは不十分です。

「最初に何を固定したか」
「なぜ順番を区別したか」
「式の数字は何を表しているか」

これらを説明できれば、過去問へ進む準備ができています。

基本問題で数え漏れがある場合は、過去問を増やすより、規則的な書き出しへ戻った方が得点アップにつながります。

並べ方と選び方を区別できるか

場合の数の過去問では、順番や役割を区別するかどうかの判断が重要です。

A、B、Cから班長と副班長を選ぶ場合、Aが班長でBが副班長の場合と、その反対は別です。

一方、3人から清掃係を2人選ぶだけなら、A・BとB・Aは同じ組み合わせです。

この違いが曖昧だと、答えを2倍にしたり半分にしたりするミスが起こります。

過去問を始める前に、「入れ替えたら別の結果になるか」を毎回確認する習慣をつけてください。役割、順番、位置が変わるなら別々に数えます。

樹形図・表・場合分けを自分で選べるか

過去問には、どの整理方法を使うかの指示がありません。

選択が順番に続くなら樹形図、2方向の条件を組み合わせるなら表、条件によって選べる数が変わるなら場合分けが有効です。

例えば、上着とズボンの組み合わせは樹形図、2個のさいころは表で整理しやすいでしょう。

一方、0を含む数字で偶数を作る問題では、一の位が0の場合と0以外の場合に分ける必要があります。

子どもが方法を選べない場合は、過去問の前に同じ問題を樹形図、表、書き出しの複数の方法で解き比べると効果的です。

条件が一つある標準問題を解けるか

過去問では、基本問題に条件が加えられることが一般的です。

偶数を作る、Aを端に置く、必ずBを含む、特定の道を通らないといった問題です。

条件が一つなら、その条件に強く関係する場所や人を先に決めます。

偶数なら一の位、Aを端に置くならAの位置を固定し、その後で残りを数えます。

この標準問題を5問中4問程度、自力で解けるようになってから過去問へ進むと、単なる解説の写しになりにくくなります。

場合の数の過去問で確認したい頻出形式

整数を作る問題は制限の強い位に注目する

数字カードから整数を作る問題では、条件の強い位から考えます。

偶数なら一の位、5の倍数なら一の位が0か5、一定の数より大きいなら最も上の位を確認します。

例えば、0・1・2・3・4から異なる3枚を使って3けたの偶数を作る場合、一の位は0・2・4です。

ただし、一の位が0の場合と2・4の場合では、百の位に置ける数字の数が異なります。0を先頭に置けないためです。

過去問では、0、数字の重複、倍数、数の大小などが組み合わされることがあります。条件を一度に処理せず、位ごとに分けて整理しましょう。

並べ方と選び方は役割や重複を確認する

人や物を並べる問題では、端、隣り合う、交互に並ぶなどの条件が加わります。

AとBが隣り合うなら、2人を一つのまとまりとして考えます。ただし、まとまりの中にはABとBAの2通りがあります。

選び方では、役割があるかを確認します。委員長と副委員長なら順番を区別しますが、代表を2人選ぶだけなら区別しません。

グループ分けでは、グループに名前があるかどうかも重要です。赤組と白組なら区別しますが、単に2組へ分ける場合は、組全体の入れ替えを同じと考えることがあります。

何を別々に数え、何を同じとみなすのかを問題文から明確にしましょう。

道順や図形では数える基準を決める

道順問題では、各交差点までの行き方を順に書き込む方法が基本です。

必ず通る点があるなら、出発点からその点までと、その点から目的地までを分けて数え、最後にかけます。

通れない道がある場合は、その方向から来る数を足しません。

図形の数え上げでは、小さい三角形、中くらいの三角形、大きい三角形というように、大きさや向きを基準に分けます。

過去問で思いつく形から探すと漏れやすいため、「大きさ」「向き」「使う頂点の数」など、数える基準を最初に決めることが大切です。

複数条件の問題は重ならないように分ける

難度の高い過去問では、複数の条件を場合分けして数えます。

例えば、「300より大きい偶数」を作るなら、百の位で分ける方法と一の位で分ける方法があります。

どちらを使う場合も、各グループが重ならず、すべての場合を含んでいる必要があります。

ノートや答案には、「百の位が3の場合」「百の位が4の場合」のような見出しを書きましょう。

計算だけを並べるより、何を数えた式なのかが分かり、見直しもしやすくなります。

家庭でできる場合の数の過去問活用法

1周目は時間を測らず出題形式を分析する

初めて志望校の過去問に触れるときは、必ずしも本番と同じ時間で解く必要はありません。

1周目は、場合の数の問題だけを取り出し、どの形式か、どの条件が難しいかを確認します。

問題文の条件に線を引き、最初に固定するもの、使った整理方法、解答までに必要だった時間を記録しましょう。

最初から時間だけを意識すると、焦って思いつく順に数える癖が出ることがあります。

出題形式と正しい手順を理解してから、2周目で時間を測る方が効果的です。

間違いを漏れ・重複・条件・方針に分ける

過去問で間違えたら、原因を分類します。

答えが少なければ漏れ、多ければ重複、問題文の制限を使っていなければ条件の見落としです。

最初に何を固定すべきか分からなかった場合は「方針」、最後の足し算やかけ算だけを間違えた場合は「計算」と記録します。

学校名や年度だけで管理するのではなく、「整数作り・条件」「道順・漏れ」のように、問題形式と原因を組み合わせて記録すると復習しやすくなります。

同じ原因が続く場合は、別年度の過去問を増やす前に基本問題へ戻りましょう。

翌日・1週間後・1か月後に解き直す

過去問は一度解いて答え合わせをするだけでは定着しません。

翌日は、同じ問題を白紙から解き直し、正しい方針を再現できるか確認します。

1週間後は数字や条件を少し変えた類題、1か月後は問題名や単元を伏せた状態で再挑戦します。

翌日は手順の再現、1週間後は類題への応用、1か月後は自力で解法を選べるかを確認するためです。

答えを覚えていても、場合分けの根拠を説明できなければ復習完了とはいえません。

過去問と同じ型の類題へ戻る

過去問で解けなかった問題を、過去問だけで直そうとすると難度が高すぎる場合があります。

例えば、複雑な偶数作りで間違えたなら、まず0を含まない偶数作り、次に0を含む問題、最後に大小条件を加えた問題へと戻ります。

隣り合わない並べ方で止まったなら、先に隣り合う場合をまとまりとして数える基本問題を復習します。

過去問は弱点を発見する検査のようなものです。弱点が見つかったら、問題集の基本・標準問題で直し、再び過去問へ戻りましょう。

まとめ

中学受験算数「場合の数」の過去問は、志望校の出題形式を知り、初見の条件を整理する力を確認するために使います。

始める前には、基本問題を5問中4問以上解けるか、並べ方と選び方を区別できるか、樹形図・表・場合分けを自分で選べるかを確認しましょう。

過去問では、整数作り、並べ方と選び方、道順、図形、複数条件の数え上げに分類して分析します。

整数では制限の強い位、並べ方では固定や隣接、選び方では役割と重複に注目してください。複数条件の問題は、重ならない基準で場合分けし、見出しを残します。

1周目は時間を測らず、出題形式と正しい手順を確認して構いません。間違いを漏れ・重複・条件・方針・計算に分類し、必要に応じて問題集の類題へ戻ります。

翌日、1週間後、1か月後に白紙から解き直し、同じ考え方を自力で選べるか確認しましょう。

場合の数の過去問対策では、解いた年度数より、見つかった弱点をどれだけ基本へ戻って直せたかが重要です。志望校の出題傾向に合わせて問題を分類し、取るべき問題を確実に得点できる状態へ近づけてください。

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中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

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