灘中算数対策の進め方|合格に必要な家庭学習

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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灘中算数対策で最初に知っておきたい特徴

中学受験ママ
中学受験ママ

灘中の算数対策を始めたいけれど、私がうちの子に何からさせればよいのか不安です

この記事では、灘中算数で求められる力を整理し、1日目・2日目の違い、学年別の進め方、家庭でできる具体的な対策を順を追って解説します。

灘中学校の算数は、難しい公式をたくさん覚えれば解ける試験ではありません。

比・割合・速さ・場合の数・数の性質・平面図形・立体図形といった基本知識を、見慣れない条件の中で正しく使い直す力が問われます。

そのため、難問ばかりを解かせるより、基本問題を正確に処理する力、条件を図や表へ移す力、解く問題を選ぶ力を段階的に育てることが重要です。

算数は2日間で実施される重要教科

灘中入試は2日間にわたって行われます。2027年度入試要項でも、1日目に国語・理科・算数、2日目に算数・国語を実施すると公表されています。

算数は1日目と2日目を合わせて200点満点です。

2026年度の入試結果では、全教科500点満点に対し、算数は200点を占めています。合格者の算数平均は123.8点、受験者平均は98.6点で、両者には25.2点の差がありました。

つまり、算数は合否に大きな影響を与える教科です。

ただし、200点満点に近い得点が必要という意味ではありません。基本・標準問題を確実に取り、難しい問題でも前半や途中まで得点することが現実的な目標になります。

1日目は処理力、2日目は思考力が問われる

灘中算数は、1日目と2日目で問題の性格が異なります。

1日目は独立した問題が多く、計算、数の性質、場合の数、平面図形、立体図形などを幅広く処理します。問題を見て、使う考え方を短時間で選ぶ力が必要です。

一方、2日目は複数の設問からなる大問が中心です。前半で求めた結果を後半へ利用し、図や式を使いながら考えを組み立てます。

2026年度の分析でも、1日目では倍数判定、規則性、平面図形、立体の体積など幅広い分野が出題され、2日目では規則の発見、誘導の利用、場合分け、試行による検証などが問われました。

したがって、両日を同じ方法で練習してはいけません。

1日目は速さと正確さ、2日目は条件整理と答案作成を重視します。

年度によって難易度が大きく変わる

灘中算数の平均点は、年度によって大きく変わります。

2022~2026年度の算数合計における合格者平均は、123.8点から146.3点の間で推移しています。受験者平均も98.6点から119.9点まで幅があります。

たとえば、2025年度の合格者平均は146.3点でしたが、2026年度は123.8点でした。20点以上の差があります。

そのため、過去問で120点だったから合格圏外、140点だったから安心とは一概にいえません。

その年度の平均点を確認し、本来取るべき問題を落としたのか、合格者でも難しい問題だったのかを分けて評価する必要があります。

灘中算数対策で優先したい4つの力

基本問題を短時間で正確に解く力

灘中対策というと、特別な難問演習を想像しがちです。

しかし、最初に必要なのは、基本的な考え方を迷わず使える状態です。

たとえば相似の問題なら、等しい角を見つけた後、辺の比を正しく対応させる。速さなら、速さ・時間・距離の関係を場面ごとに使う。数の性質なら、約数・倍数・余りの基本を正確に処理することです。

難問では複数の処理を続けて行います。基本計算や比の扱いに時間がかかると、考える余裕がなくなります。

家庭では、難問を解けたかだけでなく、標準問題を何分で正解できたかも確認しましょう。

正解していても必要以上に時間がかかった場合は、まだ本番で使える状態とはいえません。

初めて見る条件を図や表に整理する力

灘中算数では、見慣れない題材や独自の規則が使われます。

このような問題で必要なのは、すぐに式を作ることではありません。

まず、問題文から次の内容を抜き出します。

  • 最後に何を求めるか
  • 途中で何が変わるか
  • 変わらない条件は何か
  • 数え方や操作の決まりは何か

速さなら場面ごとの表、場合の数なら分類表、規則性なら小さい数字を使った結果表を作ります。

算数が苦手な子は、問題文を何度も読み返しながら頭の中だけで処理しがちです。しかし、条件を外へ書き出すだけで、混乱は大きく減ります。

保護者は「式は何?」と聞く前に、「図・表・小さい数のどれを使えそう?」と声をかけましょう。

数・図形の頻出手法を使い分ける力

灘中算数では、数の性質、規則性、場合の数、平面図形などが重要です。

近年の問題でも、倍数判定、数字の規則、場合分け、相似や面積比につながる図形処理などが出題されています。

数の問題では、次の手順を使います。

  1. 小さい数字で試す
  2. 結果を順番に並べる
  3. 繰り返しや変わらない性質を探す
  4. 大きな数字へ広げる

平面図形では、長さの計算を急ぐ前に、平行、等しい角、同じ高さ、相似、対称性を確認します。

立体図形では、全体を頭の中で動かすのではなく、正面・側面・上面、高さごとの断面などに分けます。

大切なのは、解答に出てきた補助線や式を丸暗記しないことです。「何を見つけるための手法か」を言葉にします。

難問から適切に離れる判断力

灘中算数では、すべての問題を最後まで解く必要はありません。

2026年度の算数合計でも、合格者平均は200点満点中123.8点でした。合格者も平均で76.2点を失っている計算です。

難問に粘りすぎて、後にある取れる問題を失う方が危険です。

次の状態になったら、一度離れる基準にします。

  • 数分間、新しい式や図が増えていない
  • 同じ計算を繰り返している
  • 最初の方針を説明できない
  • 問題文を読み返すだけになっている

離れるときは、途中式を消さずに残します。後で戻った際、最初からやり直さずに済むからです。

「分からないから逃げる」のではなく、「限られた時間を得点できる問題へ使う」という判断です。

灘中算数の1日目・2日目別対策

1日目は問題選択と計算精度を鍛える

1日目対策では、問題番号順に解く習慣を改めます。

演習開始後、最初に全体を確認し、次の印を付けます。

  • ○:すぐに方針が立つ
  • △:少し考えれば進みそう
  • ×:時間がかかりそう

最初は○、次に△へ進みます。

復習時には、正答数だけでなく、各問題にかけた時間を記録します。

正解でも長時間かかっていれば、本番では得点効率が高いとはいえません。反対に、不正解でも短時間で後回しにできたなら、問題選択としては評価できます。

また、1日目は答えを正確に出す必要があります。

途中式を狭い場所に書かない、計算の縦位置をそろえる、答えを転記したら問題番号を確認するなど、答案の作り方も対策の一部です。

2日目は誘導を利用して答案を作る

2日目は、大問の最終設問だけを見て「解けない」と判断しないようにします。

まず各大問の前半を確認し、既習の考え方で進める設問から取り組みます。

前半で求めた数値や図は、後半の手掛かりです。

設問を一つ解くたびに、

「この答えから何が分かる?」
「次の設問で使える場所はある?」

と考えます。

2026年度の分析でも、2日目では前問の構造や誘導の意図を利用できるかが問われた問題がありました。

答案には、式だけを並べるのではなく、何を求めた式なのかが分かるようにします。

図形なら使った比を図へ書く、場合の数なら分類の基準を示すなど、後から本人が見ても考えを再現できる答案を目指しましょう。

同じ年度でも復習方法を変える

過去問を解いた後は、1日目と2日目を同じように復習してはいけません。

1日目では、次を確認します。

  • 解く順番は適切だったか
  • 時間を使いすぎた問題はどれか
  • 計算や転記のミスはなかったか
  • より短い解法はなかったか

2日目では、次を確認します。

  • 問題文の条件を図や表へ移せたか
  • 前半の答えを後半へ使えたか
  • 場合分けの基準は明確だったか
  • 途中の考え方を答案へ残せたか

同じ「不正解」でも原因は異なります。

原因に合った復習を行うことで、過去問が単なる点数確認ではなく、次の得点を増やす教材になります。

家庭でできる灘中算数対策

小4・小5は基礎と図を書く習慣を固める

小学4年生では、灘中の過去問を通して解く必要はありません。

計算、割合、図形の基本を正確に学び、文章の条件を図へ移す習慣を育てます。

小学5年生は、学習済みの単元から灘中の問題を1題ずつ使います。

約数・倍数を学んだ後なら数の性質、相似を学んだ後なら平面図形というように、塾の進度と結び付けます。

最後まで解けなくても、条件を書き出す、図を描く、小さい数字を試すところまで進めば十分です。

早い時期から点数を求めるより、「難しい問題でも手を動かして考えられた」という経験を積ませましょう。

小6前半は単元別に過去問を使う

小学6年生の前半は、年度別の通し演習より、弱点に合わせた単元別演習を優先します。

「図形が苦手」という広い分類ではなく、

  • 相似を見つけられない
  • 面積比を辺の比と混同する
  • 場合分けに漏れがある
  • 規則を一般化できない
  • 立体の切断面を描けない

というように具体的な課題を決めます。

その課題に合う過去問を1~2題選び、解説から共通する考え方を学びます。

問題数を増やすより、一つの手法を別の問題でも使える状態にすることが重要です。

小6後半は本番形式と原因分析を繰り返す

基礎単元が一通り完成したら、本番に近い形式へ進みます。

ただし、点数だけを記録して次の年度へ進んではいけません。

採点後は問題を次の3種類に分けます。

  1. 本番で必ず取る問題
  2. 復習すれば次回取れる問題
  3. 現時点では後回しにする最難問

重点的に復習するのは2番です。

最難問を完全に理解することより、あと一歩で解けた問題を確実な得点源へ変える方が、合格者平均へ近づきます。

また、その年度の受験者平均・合格者平均を確認し、自分の得点を相対的に評価しましょう。最新5年間の平均点は灘中学校の公式入試資料で確認できます。

解説は最初の一手を学ぶために使う

解説を読んで「分かった」と感じても、翌日に自力で解けるとは限りません。

完成した解答を追うことと、白紙から方針を立てることは別の力です。

解説を読むときは、最初に何をしたかを一文で残します。

「小さい数字で3回まで試す」
「平行線から等しい角を探す」
「速さが変わる場面で表を分ける」
「立体を高さごとの断面にする」

解答全体を書き写す必要はありません。

翌日はその一文だけを見て解き直し、1週間後には何も見ずに取り組みます。

保護者は答えを教える代わりに、

「最初に使えそうな条件はどれ?」
「図・表・小さい数のどれが合う?」
「前の設問の答えを使えない?」

と問いかけましょう。

まとめ|灘中算数対策は取れる問題を増やす

灘中算数対策では、最難問をすべて解けるようにする必要はありません。

算数は2日間にわたって行われ、1日目では幅広い問題を短時間で正確に処理する力、2日目では条件を整理し、誘導を利用しながら考えを答案へ残す力が求められます。

家庭学習では、次の順番を意識しましょう。

基本問題を正確に解けるようにする、条件を図や表へ移す、数と図形の頻出手法を身につける、解く問題を選ぶ、過去問の失点原因を分析するという流れです。

小学4・5年生は、基礎と図を書く習慣を優先します。小学6年生は、前半に単元別の弱点補強、後半に本番形式と復習を行います。

お子さんが難問を解けなくても、すぐに心配する必要はありません。

昨日は何も書けなかった問題で、今日は図を書けた。前回は10分止まった問題を、今回は3分で後回しにできた。この変化も、灘中合格へ近づく大切な成長です。

灘中算数対策の目標は、難問集を終わらせることではありません。限られた時間の中で、取れる問題を見つけ、確実に得点できる問題を一つずつ増やすことです。

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

中学受験算数のプロが開発した、
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