\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
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灘中入試の算数平均点を5年分比較

灘中入試の算数平均点を見ても、うちの子が合格圏にいるのか分からず不安です
この記事では、灘中入試における算数の平均点を過去5年分比較しながら、目標点の決め方と家庭学習への生かし方を順を追って解説します。
灘中学校の算数は、1日目100点、2日目100点の合計200点満点です。
学校が公表する入試結果では、各教科について「受験者平均」と「合格者平均」が示されています。単に平均点を見るだけでなく、両者にどの程度の差があるかを確認することが大切です。
灘中算数は年度によって平均点が大きく変わります。そのため、一度の過去問演習で取った点数だけを見て、合格できる、できないと判断するのは適切ではありません。
2026年度の受験者平均は98.6点
2026年度の算数は、1日目の受験者平均が47.5点、2日目が51.0点でした。2日間の合計は98.6点です。
一方、合格者平均は1日目が60.1点、2日目が63.8点、合計123.8点でした。受験者平均と合格者平均の差は25.2点です。
2026年度は、過去5年間の中では算数平均点が最も低い年度でした。
ただし、平均点が低いからといって、受験生全員の算数力が急に下がったわけではありません。問題の難易度や時間内に処理できる量によって、平均点は変動します。
難しい年度では、120点でも高い位置に入る可能性があります。反対に、平均点が高い年度では、同じ120点でも十分とは限りません。
過去5年の算数平均点一覧
灘中学校が公表している2022~2026年度の算数平均点は、次のとおりです。
| 年度 | 受験者平均 | 合格者平均 | 平均点の差 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 106.6点 | 129.8点 | 23.2点 |
| 2023年度 | 116.9点 | 145.1点 | 28.2点 |
| 2024年度 | 119.9点 | 144.9点 | 25.0点 |
| 2025年度 | 115.2点 | 146.3点 | 31.1点 |
| 2026年度 | 98.6点 | 123.8点 | 25.2点 |
5年間の受験者平均は、単純平均すると約111.4点です。合格者平均は約138.0点になります。
ただし、この数字は目安にすぎません。
2023~2025年度の合格者平均は145点前後でしたが、2026年度は123.8点まで下がっています。年度によって20点以上変わるため、「灘中算数では必ず140点が必要」と考えるのは危険です。
平均点が高い年度と低い年度がある理由
算数平均点が変わる主な理由は、問題の難易度だけではありません。
解きやすい問題の数、計算量、初見の設定の多さ、時間配分の難しさなども影響します。
例えば、標準的な問題が多い年度では、多くの受験生が得点できます。その一方で、計算ミスや読み違いによる一問の失点が大きな差になります。
難しい年度では、すべてを解こうとすると時間不足になりやすくなります。どの問題を後回しにするかという判断力も必要です。
平均点を見るときは、「今年は高い、低い」で終わらせず、どのような力が得点差につながったのかを問題内容と合わせて考えましょう。
灘中算数の平均点から分かる合否のポイント
過去5年の結果を見ると、灘中入試では算数が合否を大きく左右していることが分かります。
重要なのは、合格者が満点近く取っていることではありません。受験者平均より20~30点程度高い点数を、安定して取っている点です。
合格者平均は受験者平均より23~31点高い
2022~2026年度のすべてで、算数の合格者平均は受験者平均を23点以上上回っています。
最も差が小さかった2022年度でも23.2点、最も大きかった2025年度では31.1点の差がつきました。
算数で約30点の差がつくと、他教科だけで取り返すのは簡単ではありません。
2025年度を例にすると、算数の受験者平均と合格者平均の差は31.1点でした。同年度の国語合計では差が10.9点、理科では7.1点です。算数で生じた差が、他教科より大きかったことが分かります。
灘中を目指す場合、算数を「得意なら有利な教科」と考えるだけでは不十分です。大きく崩れると、他教科で補うことが難しい教科でもあります。
1日目と2日目の両方で差がつく
灘中算数は2日間に分かれています。
1日目は答えを正確に出す問題が中心で、処理速度や計算の正確性が重視されます。2日目は、図や式を使って考え方を組み立てる問題が多く、粘り強い思考が必要です。
2026年度は、1日目で受験者平均47.5点に対し合格者平均60.1点、2日目では51.0点に対し63.8点でした。どちらも約13点の差があります。
「1日目は得意だが、2日目では手が止まる」「2日目は考えられるが、1日目でミスが多い」という状態では、200点全体が安定しません。
家庭学習でも、2日分をまとめて「算数」と扱うのではなく、異なる力を測る試験として分析する必要があります。
算数は総得点500点の40%を占める
灘中入試は、国語200点、算数200点、理科100点の合計500点です。
算数だけで全体の40%を占めます。さらに、合格者と受験者の間に大きな平均点差が生じるため、配点以上に影響の大きい教科だと考えられます。
だからといって、難問ばかりを解く必要はありません。
平均点を超えるためにまず必要なのは、解ける問題を確実に取ることです。基本問題の計算ミスを減らし、標準問題を時間内に処理するだけでも、得点は安定します。
灘中算数で目標にしたい点数
保護者が最も気になるのは、「結局、算数で何点取ればよいのか」という点でしょう。
ただし、灘中入試は総合点で判定されます。算数だけの合格最低点は公表されていないため、子どもの国語や理科の得点力も含めて目標を決める必要があります。
最初の目標は受験者平均を安定して超えること
過去問演習を始めた段階では、いきなり合格者平均を目指さなくてもかまいません。
最初の目標は、その年度の受験者平均を超えることです。
例えば、2026年度なら98.6点、2025年度なら115.2点が受験者平均です。
初回で平均点に届かなかった場合は、点数差の中身を確認します。
難問が解けずに届かなかったのか、計算ミスや時間切れで届かなかったのかでは、対策が異なります。
解けたはずの問題を15点分落としているなら、難しい教材を増やすより、見直し方法や時間配分を整えるほうが先です。
合格圏を目指すなら130点前後が一つの目安
過去5年間の合格者平均は、123.8~146.3点の範囲です。単純平均では約138.0点になります。
そのため、複数年度の過去問で130点前後を安定して取れることが、一つの目安になります。
ただし、130点を取れば必ず合格できるという意味ではありません。
平均点が高かった2025年度では、合格者平均が146.3点でした。一方、難しかった2026年度では123.8点です。同じ130点でも、年度によって評価が変わります。
過去問の点数は、必ずその年度の受験者平均・合格者平均と比較してください。
平均点だけで合否を判断してはいけない
平均点は、受験者全体の中央の位置を示す数字ではありません。
非常に高い点数や低い点数も含めた平均なので、平均点を1点超えたからといって、受験者の半分より上だとは限りません。
また、灘中は国語・算数・理科の総合点で合否が決まります。2022~2026年度の合格最低点は、500点満点中295~330点で推移しています。
算数が120点でも、国語と理科が安定していれば合格圏に入る可能性があります。逆に算数が140点でも、他教科で大きく崩れれば安心できません。
平均点は合否を断定する数字ではなく、現在地を確認するための基準として使いましょう。
平均点を家庭学習に生かす方法
平均点を調べる目的は、子どもへ「平均より低い」と伝えることではありません。
限られた学習時間の中で、どこを改善すれば得点が伸びるかを判断するために使います。
過去問は年度別平均点とセットで見る
過去問を解いたら、得点だけでなく、次の三つを記録します。
「自分の点数」「その年度の受験者平均」「合格者平均」です。
例えば、2025年度に130点なら、受験者平均115.2点は超えていますが、合格者平均146.3点には届いていません。
一方、2026年度に130点なら、受験者平均98.6点だけでなく、合格者平均123.8点も超えています。
同じ130点でも、意味が異なることが分かります。
過去問ノートには、点数の横へ「受験者平均より+15点」のように書くと、年度をまたいで比較しやすくなります。
失点を実力不足とミスに分ける
過去問の失点は、少なくとも次の二つに分けてください。
一つは、解法を思いつかなかった「実力不足による失点」です。もう一つは、計算ミス、読み違い、転記ミスなどの「取れたはずの失点」です。
例えば100点だった場合でも、難問で20点、ミスで20点を失ったなら、先に改善すべきなのはミスの20点です。
指導現場でも、得点が伸びない子に難問を追加すると、かえって復習量が増え、基本問題の精度が落ちることがあります。
まず、正解できたはずの問題を確実に取る。その後で、解けなかった問題の考え方を増やす順番が効果的です。
1日目と2日目で復習方法を変える
1日目では、時間内に解けたか、途中式を省きすぎていないか、見直す問題を選べたかを確認します。
計算ミスが多い場合は、「もっと注意する」では改善しません。約分をどこへ書くか、答えをどこへ転記するかなど、作業の型を決めましょう。
2日目では、最終答案だけでなく、図、式、表、場合分けが残っているかを見ます。
答えまで届かなかったとしても、問題の条件を図へ書き込み、正しい方針を立てられていれば、次の学習につながります。
1日目は正確性、2日目は思考の過程というように、評価するポイントを変えることが大切です。
保護者は点数より再現性を確認する
一度だけ高い点数を取っても、同じ力を別の年度で使えなければ、実力が定着したとはいえません。
保護者は「何点だった?」だけではなく、次のように聞いてみてください。
「時間内に自力で解けた問題はどれ?」
「正解したけれど自信がなかった問題はある?」
「もう一度出たら同じ考え方を使える?」
例えば、解説を読んだ直後に解けても、1週間後に手が止まるなら、まだ理解が定着していません。
解説を閉じた状態で解法を再現し、さらに数字や図が少し変わった類題でも使える状態を目指しましょう。
まとめ|灘中算数の平均点を正しく活用しよう
灘中入試の算数平均点は、年度によって大きく変動します。
2022~2026年度の受験者平均は98.6~119.9点、合格者平均は123.8~146.3点でした。どの年度でも、合格者平均は受験者平均を23点以上上回っています。
この数字から分かるのは、灘中合格には満点が必要ということではありません。
受験者平均を安定して超え、取るべき問題を確実に得点する力が必要です。複数年度で130点前後を取れる状態は一つの目安になりますが、その年度の難易度や他教科とのバランスも考えなければなりません。
家庭学習では、過去問の点数を年度別平均点と比較し、失点を「解法不足」と「取れたはずのミス」に分けてください。
1日目は速さと正確性、2日目は図や式で考えを残す力を確認します。
平均点は、子どもを評価するための数字ではありません。現在の課題を見つけ、次に取り組む内容を決めるための道具です。点数に一喜一憂せず、失点の原因を一つずつ減らすことが、灘中算数の得点を安定させる近道になります。
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