筑駒と灘の算数を比較|難しさと対策の違い

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

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筑駒と灘の算数はどちらが難しいのか

中学受験ママ
中学受験ママ

筑駒と灘はどちらも算数が難しいと聞き、うちの子には何を優先させればよいのか私も不安です

この記事では、筑駒と灘の算数について、難しさの違い、共通して求められる力、併願を考える家庭の具体的な勉強法を順を追って解説します。

筑駒と灘は、いずれも中学受験を代表する最難関校です。しかし、算数の試験時間や問題構成は同じではありません。

両校を「難問が出る学校」とひとまとめにせず、それぞれの試験でどのように得点するのかを考えることが大切です。

「筑駒と灘では、どちらの算数が難しいですか」と聞かれることがあります。

結論からいえば、難しさの種類が異なるため、単純に順位をつけることはできません。

短時間で論理を組み立てる力が強い子は筑駒に対応しやすく、多くの問題を速く処理しながら難問にも向き合える子は灘に対応しやすい傾向があります。

単純に難易度の上下は決められない

筑駒算数では、一問の条件を深く読み、場合分けや規則性を丁寧に調べる力が必要です。問題数が極端に多いわけではありませんが、方針を立てるまでに時間のかかる問題が含まれます。

灘算数では、1日目と2日目で性格の異なる試験を受けます。1日目は多くの小問を短時間で処理し、2日目は複数の設問を通して一つの題材を深く考えます。

そのため、筑駒の過去問で点が取れる子が、必ずしも灘でも同じように得点できるとは限りません。反対に、灘1日目を速く解ける子でも、筑駒で場合分けを答案にまとめることに苦戦する場合があります。

筑駒は40分で考えを答案にまとめる

2026年度の筑駒中入試は、国語・算数・理科・社会がそれぞれ40分、100点で実施されました。報告書100点分を含む合計500点で判定され、算数は短い試験時間の中で大きな配点を持つ科目です。

40分で大問に取り組むため、長時間考えれば解けるだけでは足りません。

問題を見た後に、

「どの条件から調べるか」
「何を図や表にするか」
「どこまで答案に残すか」

を素早く決める必要があります。

また、筑駒では答えだけでなく、計算欄へ考え方を分かるように書く問題があります。2026年度の図形問題についても、補助線の引き方や考え方を採点者へ伝える力が必要だと分析されています。

灘は2日間で速さと深さを試す

灘中入試では、初日に国語・理科・算数、2日目に算数・国語が行われます。算数を2日間受験することが大きな特徴です。

2026年度も、算数1日目は大問11題、2日目は大問5題という例年型の構成でした。1日目は独立した問題を次々に処理し、2日目は一つの大問を複数の小問に分けて考えます。

つまり、灘では速く正確に答えを出す力と、設問の流れを読みながら深く考える力の両方が必要です。

筑駒と灘の算数に見られる出題の違い

両校とも、公式へ数字を当てはめるだけでは解けない問題を出します。

ただし、試験の中で受験生を困らせるポイントには違いがあります。

筑駒は規則性と図形を深く考える

筑駒では、数の規則、場合の数、動く点、平面図形などが重要です。

2026年度は、正六角形を構成するタイルの色の配置、円周上を動く2点の速さと周期性、補助線の引き方によって考え方が広がる平面図形などが出題されました。

筑駒らしい問題では、具体的な例をいくつか調べ、そこから規則を見つけます。ただ並べるだけではなく、重複や数え漏れがないように分類しなければなりません。

例えば配置を数える問題なら、「同じ色の場合」と「違う色の場合」に分け、さらに対称な置き方を同じものとして扱うかを確認します。

この丁寧な場合分けが、筑駒算数の難しさの一つです。

灘1日目は問題数と処理速度が壁になる

灘1日目では、数の性質、場合の数、速さ、平面図形、立体図形など、幅広い分野が並びます。

一つの問題に時間をかけすぎると、後半に到達できません。そのため、解法を知っているだけでなく、短い式や図で処理する力が必要です。

例えば、整数の候補をすべて書き出すより、倍数や余りの条件で先に絞ります。複雑な図形でも、長さを一つずつ求めるより、相似や面積比を利用します。

難問を一問解く力より、解ける問題を素早く見つけて積み上げる力が得点を安定させます。

灘2日目は設問の流れを利用する

灘2日目は、大問ごとに複数の小問が設けられます。

(1)で簡単な場合を調べ、(2)で規則を見つけ、(3)で一般的な条件へ広げるような構成があります。

子どもが後半で止まったときは、最初から別の方法を考えるのではなく、前の小問で何が分かったのかを確認してください。

「(1)で求めた比を使えないか」
「具体例から共通点を見つけられないか」
「前の図へ線を付け加えられないか」

と考えることが重要です。

どちらも解法暗記だけでは対応できない

筑駒と灘に共通するのは、単元名や見た目だけで解法を決められないことです。

「この形なら相似」「この文章ならつるかめ算」と覚えるだけでは、条件が少し変わったときに手が止まります。

必要なのは、

「何が同じか」
「何が変化するか」
「どの数量を比べるか」
「小さな例で試せるか」

を問題ごとに判断する力です。

解法を覚えることは必要ですが、なぜその解法を選んだのかまで説明できる状態を目指しましょう。

筑駒・灘の算数に必要な共通の力

学校別対策は必要ですが、小4・小5の段階から完全に学習を分ける必要はありません。

両校に共通する土台を先に作ることで、小6の志望校別演習が進めやすくなります。

標準問題を短時間で正確に解く力

最難関校対策というと、難問ばかり解きたくなります。

しかし、比、割合、速さ、場合の数、平面図形などの標準問題で時間がかかっていると、本番で考える時間を残せません。

目安として、塾教材の標準問題を8~9割正解し、間違えた問題も翌日に解説なしで解き直せる状態を目指します。

10問中3問を計算や条件の読み違いで落としているなら、難問集を追加する前に、その3問の原因を直すべきです。

条件を図・表・言葉に置き換える力

難しい問題ほど、文章のまま考え続けるのは危険です。

速さなら線分図、場合の数なら表、図形なら角度や等しい長さの印を使います。さらに、「二人が進んだ距離の合計が全体になる」など、図の意味を言葉でも確認します。

数、図、言葉を行き来できるようになると、見慣れない問題でも条件を整理しやすくなります。

途中で方針を修正する力

最初に選んだ方法が正しいとは限りません。

5分考えて式が増えるだけなら、簡単な数字で試す、別の図を描く、逆から考えるなど、方法を変える必要があります。

「一度始めた解法を最後まで続ける」ことだけが粘り強さではありません。うまくいかない理由を見つけ、別の方法へ切り替えることも立派な思考力です。

取る問題を判断する力

筑駒も灘も、全問正解を前提とする試験ではありません。

最初の1~2分で、

「方針が立つ」
「少し考えれば進みそう」
「今は手が出ない」

の3段階に分けます。

方針が立つ問題から得点し、次に二つ目へ戻ります。難問に固執して標準問題を残さないことが、最難関校でも重要です。

筑駒と灘を目指す家庭学習の進め方

併願を考える場合も、学年ごとに優先する内容を整理すれば、別々の教材を大量に抱える必要はありません。

小4・小5は共通の土台を優先する

小4では、計算を正確に行い、文章題を図へ表す習慣をつけます。

小5では、比、速さ、平面図形、立体図形、場合の数、数の性質を重点的に固めます。答えだけでなく、「なぜその式になるのか」を説明させましょう。

この時期は、筑駒用・灘用と分けすぎず、標準問題から応用問題まで丁寧に解くことが優先です。

小6から学校別の時間感覚を身につける

小6では、共通学習に加えて試験形式へ慣れます。

筑駒対策では、40分の中で大問を選び、考え方を答案に残す練習が必要です。灘対策では、1日目の短時間処理と、2日目の誘導に沿う練習を分けます。

同じ問題を使っても、筑駒なら説明の残し方、灘1日目なら処理時間というように、練習の目的を変えられます。

過去問は点数より失点原因を分析する

過去問の不正解は、次の4種類に分けます。

知識が足りなかった「知識不足」、解法を選べなかった「方針不足」、計算や転記の「処理ミス」、解ける問題へ到達できなかった「時間不足」です。

筑駒で時間不足が多いなら、一問に粘りすぎていないかを確認します。灘1日目で処理ミスが多いなら、途中式を短くしすぎていないかを見直します。

原因を分けることで、次に行う練習が明確になります。

保護者は解法ではなく考え方を聞く

保護者が筑駒や灘の問題を解ける必要はありません。

子どもが止まったときは、

「分かっている条件は何?」
「最初に試した方法は?」
「どこから進まなくなった?」
「別の図にできない?」

と一つずつ質問してください。

答えを教えるより、自分の考えを言葉にさせるほうが、次の問題へつながります。

まとめ|筑駒と灘は共通の基礎と別々の仕上げが必要

筑駒と灘の算数は、どちらも最難関ですが、難しさの表れ方が異なります。

筑駒は40分という短い時間で、規則性、場合分け、図形などを深く考え、必要に応じて考え方を答案へ残す力が求められます。

灘は算数を2日間受験し、1日目では多くの問題を速く正確に処理する力、2日目では小問の流れを利用して考えを深める力が必要です。

一方、標準問題を正確に解く力、条件を図や表へ置き換える力、方針を修正する力は両校に共通します。

小4・小5では共通の土台を固め、小6から筑駒の40分型と灘の2日間型に合わせて仕上げましょう。

どちらの学校を目指す場合も、難問の正解数だけで実力を判断する必要はありません。失点の原因を具体的に見つけ、次の一問で同じ間違いを減らすことが、最難関校の算数へ近づく確実な方法です。

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中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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