下剋上算数 基礎編は難しい?特徴と使い方を解説

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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『中学受験テキスト 下剋上算数 基礎編』はどんな教材?

中学受験ママ
中学受験ママ

うちの子は算数が苦手なので、『下剋上算数 基礎編』をやらせても難しすぎないか私も心配です

この記事では、そんな悩みに対して、『中学受験テキスト 下剋上算数 基礎編』がどのような教材なのか、どんな子に向いているのか、家庭ではどう進めればよいのかを順を追って解説します。

『中学受験テキスト 下剋上算数 基礎編――偏差値40から55への道』は、桜井信一氏と馬渕教室による中学受験算数の教材です。産経新聞出版から2014年12月に発売され、B5判・本冊256ページに加えて別冊解説100ページという構成です。

タイトルに「基礎編」とありますが、学校算数の計算ドリルのような意味での基礎教材ではありません。

出版社は、算数が苦手な子を対象に、問題の難易度が少しずつ上がるよう研究された5・6年生向けテキストと説明しています。

そのため、「基礎編だから簡単」と考えるより、中学受験算数の基本から標準レベルを使える状態へ引き上げる教材と考えると分かりやすいでしょう。

桜井信一氏と馬渕教室が作った5・6年生向けテキスト

『下剋上算数 基礎編』は、『下剋上受験』の著者として知られる桜井信一氏と、進学塾の馬渕教室が共同で作った教材です。

出版社によると、『下剋上受験』でも紹介された馬渕教室の内部向けテキストを再編集したもので、特に「算数が出来ない子」に配慮して作られています。

ここが一般的な難関校向け問題集との大きな違いです。

最初から難問を並べ、

「解ける子だけついてきてください」

という教材ではありません。

算数が苦手な子でも、少しずつレベルを上げながら中学受験特有の問題に慣れていけるよう設計されています。

「偏差値40から55への道」が示す教材の位置づけ

副題は「偏差値40から55への道」です。

もちろん、この教材を終えれば必ず偏差値55になるという意味ではありません。

偏差値は模試や受験者集団によって変わるため、数字を保証値として考えるべきではないでしょう。

重要なのは、

「基礎が弱い状態から、中学受験で戦える標準レベルへ進む」

という教材の方向性です。

たとえば、

「塾では毎週新しい単元を習うけれど、以前習った割合がもう怪しい」

「例題なら解けるのに模試では点にならない」

という子にとって、弱点を整理するための教材として使いやすい位置づけです。

一方、すでに難関校向け模試で算数を安定して取れている子にとっては、問題によって物足りなく感じる可能性があります。

少しずつ難易度が上がる構成が特徴

算数が苦手な子にとって厄介なのは、教材の途中で突然難しくなることです。

前のページまでは解けていたのに、急に全く手が出なくなると、

「やっぱり算数は苦手」

という感覚が強くなります。

『下剋上算数 基礎編』は、出版社自身が「ジリジリと難易度が上がっていく」よう研究された教材だと説明しています。

これは家庭学習では大きなメリットです。

少し難しくなった問題に挑戦し、

「前に習った考え方を使えば解けた」

という経験を積みやすいからです。

難易度を一気に上げるより、今できる問題の少し先へ進むほうが算数の苦手克服には向いています。

下剋上算数 基礎編が向いている子・向いていない子

基本問題は習ったのに得点へつながらない子

特に向いているのが、

「習っていないわけではないのにテストになると解けない」

という子です。

このタイプは知識ゼロではありません。

たとえば割合なら公式は知っている。
速さなら「距離=速さ×時間」も知っている。
図形なら面積公式も覚えている。

それでも複数の条件が組み合わさると解けなくなります。

必要なのは、新しい公式を増やすことより、

「持っている基本知識を問題の中でどう使うか」

という練習です。

基礎から少しずつ難度を上げる教材は、この段階の子と相性がよいでしょう。

算数を一から整理し直したい5・6年生

出版社は本書を5・6年生向けとしています。

特に5年生後半から6年生前半に、

「今まで習った単元を一度整理したい」

という場合に使いやすいでしょう。

中学受験では5年生になると、

  • 割合
  • 速さ
  • 特殊算
  • 平面図形
  • 場合の数

など重要分野が一気に増えます。

理解が曖昧なまま6年生へ進むと、発展問題や過去問でつまずきやすくなります。

塾のカリキュラムを止める必要はありません。

塾では現在の単元を進めながら、『下剋上算数』で以前の弱点を補強するという使い方もできます。

計算や割合の基礎が弱い場合は先に戻る

ただし、「算数が苦手な子向け」とはいっても、小学校算数そのものが大きく抜けている場合は注意が必要です。

たとえば、

  • 分数の通分で頻繁に間違える
  • 小数と分数の変換ができない
  • 割合の意味が分からない
  • 九九や基本計算に時間がかかる

という状態なら、本書だけで立て直そうとしないほうがよいでしょう。

まず学校レベルの計算や基本問題へ戻ります。

中学受験算数では土台が弱いまま先へ進むと、一問ごとに複数箇所でつまずきます。

簡単な問題へ戻ることは遠回りではありません。

むしろ基礎を短期間で整えてから戻ったほうが、『下剋上算数 基礎編』も使いやすくなります。

下剋上算数 基礎編を効果的に使う勉強法

最初から全問正解を目指さない

算数が苦手な子に問題集を与えると、保護者側が

「せっかく買ったのだから全部解かせたい」

と思ってしまうことがあります。

しかし問題集を終えることと、算数ができるようになることは別です。

最初から100%正解を目指す必要はありません。

たとえば10問取り組み、

6問は自力で正解
2問は少しヒントが必要
2問は解説を読んでも難しい

という状態なら、最初の8問を重点的に定着させます。

今の実力から離れすぎた問題に長時間費やすより、「もう少しでできる問題」を自力で解けるようにするほうが得点につながります。

間違えた問題を3段階で解き直す

本書を一度解いて終わりにするのはもったいありません。

おすすめなのは、

1回目:普通に解く
2回目:2~3日後に間違えた問題だけ解く
3回目:1~2週間後にもう一度確認する

という方法です。

解説を読んだ直後は、解き方を覚えているため解けて当然です。

重要なのは数日後です。

そこで、

「最初に何をすればよいか」

を自分で思い出せるか確認します。

正答そのものより、解法の入口を再現できるかを見ることが大切です。

解答より「なぜその解き方か」を確認する

家庭で採点するとき、答えが合っているかだけを見るのではなく、

「どう考えたの?」

と聞いてみてください。

たとえば比の問題なら、

「どうして3:5と置いたの?」

速さなら、

「どうして速さの差を使ったの?」

と確認します。

自分の言葉で説明できれば、理解はかなり深まっています。

逆に、

「解説にそう書いてあった」

だけなら、もう一度考え方を整理したほうがよいでしょう。

中学入試では同じ問題がそのまま出るわけではないからです。

攻略本は必要なときだけ併用する

『下剋上算数 基礎編』には、後から「攻略本」シリーズも刊行されています。

たとえば『下剋上算数基礎編攻略本 stage1』は2017年6月発売で、出版社は、まだ塾で習っていない単元を進めたい家庭や、本冊だけでは進めにくい家庭の疑問に応える解説書と位置づけています。

そのため、本冊の解説だけで理解できているなら、最初から必須ではありません。

反対に、

「親が説明できない」

「未習単元で止まってしまう」

という場合は、攻略本を補助教材として使う価値があります。

問題集を増やすというより、理解できない部分を補うために使うとよいでしょう。

下剋上算数を塾教材・過去問とどう組み合わせる?

塾の復習教材として使う

塾に通っている場合、『下剋上算数 基礎編』だけをメインにする必要はありません。

まず塾の授業と宿題を軸にします。

そのうえで、

「割合だけ弱い」

「図形になると正答率が落ちる」

といった分野を補うために使います。

たとえば土曜日に塾テキストの復習をして、日曜日に関連する『下剋上算数』の問題へ挑戦する方法です。

同じ考え方を別の問題で使うことで、

「この解き方は塾の例題だけで使えるものではない」

と理解できます。

6年後半は過去問を優先する

6年生の秋以降は、問題集を最後まで終えることより志望校対策を優先します。

この時期に、

「まだ下剋上算数が50ページ残っている」

と焦る必要はありません。

過去問を解き、

図形で失点したなら図形だけ戻る。
速さが弱ければ速さだけ解き直す。

という使い方へ切り替えます。

問題集を1ページ目から順番に進める時期と、必要な問題だけ取り出す時期を分けることが大切です。

難関校受験編へ進むタイミングを見極める

『下剋上算数』には基礎編の次に「難関校受験編」があります。

出版社によると、難関校受験編は「基礎ができた子供たち」が確実に得点できるようにする教材で、副題は「偏差値50から70への道」とされています。

だからといって、基礎編を1周したらすぐ進む必要はありません。

目安は、

  • 基礎編の標準問題を安定して解ける
  • 比・割合・速さなどの典型問題で迷わない
  • 塾の標準問題で8割程度取れる
  • 志望校で発展問題への対応が必要

といった状態です。

「基礎編を終えた」というページ数ではなく、基礎編で扱った考え方を自力で使えるかで判断しましょう。

まとめ|下剋上算数 基礎編は「基礎から得点力へ」の橋渡し教材

『中学受験テキスト 下剋上算数 基礎編――偏差値40から55への道』は、桜井信一氏と馬渕教室による5・6年生向けの中学受験算数教材です。

出版社によると、馬渕教室の内部向けテキストを再編集し、算数が苦手な子でも少しずつレベルを上げられるよう作られています。

そのため、

  • 塾で習っても定着しない
  • 基本問題と模試の間に壁を感じる
  • 算数を一度整理し直したい
  • 難問集へ進むにはまだ不安がある

という子には検討しやすい教材です。

一方、学校算数の計算そのものが不安定なら、先にそこまで戻る必要があります。

家庭で取り組む際も、

「何ページ終わったか」

だけを評価しないでください。

「前に間違えた問題を今日は自力で解けた」

という変化を大切にしましょう。

本書には後発の攻略本もあり、本冊だけでは理解しにくい場合には補助教材として利用できます。さらに基礎が固まった先には「難関校受験編」も用意されています。

『下剋上算数 基礎編』の役割は、簡単な問題だけを繰り返すことではなく、基礎知識を中学入試で使える得点力へ一段ずつ変えていくことです。

子どもの現在の実力に合わせ、間違えた問題を丁寧に解き直しながら使えば、「分かったつもり」から「自力で解ける」へ進むための一冊として活用できるでしょう。

\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。

  • 平面図だけではイメージできない
  • 切断・回転・展開図が頭に入らない
  • 問題文と図が一致しない
  • 点数が安定しない

こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。

家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。

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