\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
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- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
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偏差値70を目指すつるかめ算の到達点

つるかめ算の基本は解けるのに、難関校の問題になると息子の手が止まり、私は偏差値70に必要な力が何なのか不安です
この記事では、受験算数のつるかめ算で偏差値70を目指すために必要な到達点と、難関校の複合問題を基本形へ戻す考え方、家庭で取り組める実践的な演習法を解説します。
偏差値70を目指す段階では、典型的なつるかめ算を解けるだけでは十分とはいえません。
難関校の入試では、「これはつるかめ算です」と分かる形では出題されにくく、平均、速さ、得点、割合などの中に考え方が隠されています。
必要なのは、複雑な条件を整理し、既に知っている基本形へ戻す力です。
基本問題は短時間で正確に処理する
偏差値70を目指すなら、動物、硬貨、料金などの基本問題は、考え込まずに処理できる状態にしておきたいところです。
例えば、次の問題です。
「50円玉と100円玉が合わせて24枚あり、合計金額は1,750円です。それぞれ何枚ですか」
全部を50円玉と仮定すると、
50×24=1,200円
実際との差は、
1,750-1,200=550円
一枚分の差は、
100-50=50円
したがって、
550÷50=11枚
100円玉は11枚、50円玉は13枚です。
この程度の問題であれば、解法選択を含めて二分以内に正解できることが一つの目安です。
難関校入試では、前半の標準問題を速く正確に処理し、後半の思考問題に時間を残す必要があります。基本問題で立ち止まらないことも、偏差値70に必要な力です。
問題名を隠されても構造を見抜く
難しいつるかめ算では、つるやかめ、硬貨、料金が登場しない場合があります。
例えば、次のような問題です。
「ある距離を毎分60mで歩いた時間と、毎分180mで走った時間の合計は30分でした。進んだ距離は3,000mです。走った時間を求めなさい」
一見すると速さの問題ですが、二種類は「歩いた時間」と「走った時間」です。
時間の合計が30分、距離の合計が3,000mと分かっています。全部を歩いたと仮定すれば、つるかめ算として解けます。
偏差値70を目指す子には、「何算か」ではなく、「二種類と二つの合計があるか」を確認する習慣が必要です。
複数の解法から最短の方法を選ぶ
つるかめ算は、仮定法、面積図、表、消去算など、複数の方法で解けます。
難関校では、解けるかどうかだけでなく、限られた時間で処理できるかが重要です。
数字が単純なら仮定法、数量関係が複雑なら面積図、三種類以上なら表や消去算が有効な場合があります。
いつも同じ方法に固執するのではなく、「この問題ではどの方法が最も見通しやすいか」を選ぶ力が求められます。
家庭学習でも、正解した後に「別の方法でも解けるか」と考えさせることで、解法選択の幅が広がります。
偏差値70で差がつくつるかめ算の考え方
難関問題を解くために、特別な公式を大量に覚える必要はありません。
大切なのは、複雑な問題文から必要な条件を取り出し、基本のつるかめ算が使える形に整えることです。
二種類と二つの合計に整理する
つるかめ算の基本構造は、次の四点です。
- 二種類のものがある
- それぞれ一つ分の数量が異なる
- 個数や時間の合計が分かる
- 金額や得点など、もう一つの合計が分かる
文章が長い問題でも、この四点に当てはめて整理します。
例えば、大人料金が1,200円、子ども料金が800円で、合わせて35人、売上が34,000円なら、二種類は大人と子どもです。
人数の合計が35人、料金の合計が34,000円です。
問題文に余分な情報が含まれていても、まずこの基本構造を探すと、解法が見えやすくなります。
仮定した状態と実際の差を言葉にする
難問ほど、式だけを書いて進めると意味を見失いやすくなります。
例えば、全員を子どもだと仮定した場合、
800×35=28,000円
実際の売上との差は、
34,000-28,000=6,000円
です。
ここで、「6,000円は何を表すのか」を説明させます。
答えは、「全員を子どもと考えた状態から、大人に置き換えたことで増えた金額」です。
一人を子どもから大人に変えると、
1,200-800=400円
増えるので、
6,000÷400=15人
大人は15人です。
偏差値70を目指すには、計算結果の意味を言葉で確認する習慣が欠かせません。これが、複合問題で式を立て直す力につながります。
不足条件を別の条件に変換する
難関校では、つるかめ算に必要な合計が、そのまま示されない場合があります。
平均が示されているなら、「平均×個数」で合計に戻します。
割合が示されているなら、全体量を基準にして実際の数量を求めます。
速さと時間が示されているなら、「速さ×時間」で距離に変換します。
例えば、「80点の生徒と50点の生徒が合わせて20人で、平均は68点」とあれば、合計点は、
68×20=1,360点
です。
ここまで変換できれば、通常のつるかめ算として解けます。
難問に強い子は、条件が足りないと諦めるのではなく、「今ある情報から必要な合計を作れないか」と考えます。
答えの範囲を先に絞る
難関問題では、計算の前に答えの範囲を考えることも有効です。
例えば、80点と50点の生徒の平均が68点なら、80点の生徒の方がやや多いと予想できます。
全員が50点なら平均は50点、全員が80点なら平均は80点です。68点は中央の65点より高いため、80点の人数が半分より多いと分かります。
この見通しがあれば、計算結果が80点の生徒12人、50点の生徒8人となったとき、妥当だと判断できます。
答えの範囲を先に考える習慣は、計算ミスの発見にも役立ちます。
難関校で出やすいつるかめ算の応用問題
偏差値70を目指すなら、基本的な二種類の問題だけでなく、条件を整理し直す応用問題にも対応する必要があります。
ここでは、難関校で差がつきやすい代表的な形を確認します。
三種類を二種類に減らす問題
三種類のものが登場すると、そのままでは通常のつるかめ算を使えません。
しかし、一種類の個数が分かっていたり、二種類をまとめられたりすれば、二種類に減らせます。
例えば、大人、中学生、小学生が合わせて40人で、小学生は10人と分かっているとします。
最初に小学生10人分の人数と料金を全体から引けば、残るのは大人と中学生の30人です。
その後は、二種類の料金について通常のつるかめ算を使えます。
三種類が出た瞬間に難しいと判断するのではなく、「一種類を先に処理できないか」と考えることが重要です。
得点と白紙答案が混ざる問題
得点問題では、正解、不正解、白紙の三種類が登場することがあります。
例えば、正解は5点、不正解は2点減点、白紙は0点という設定です。
この場合も、白紙の数が分かっていれば、先に白紙を除きます。
残りの問題について、正解と不正解の二種類に整理すれば、つるかめ算として解けます。
また、正解と不正解を入れ替えたときの得点差は、
5-(-2)=7点
です。
減点問題では、5-2=3点としないよう注意します。正解の5点から不正解のマイナス2点まで下がるため、差は7点です。
平均や割合と組み合わされた問題
次の問題を考えます。
「80点の生徒と50点の生徒が合わせて20人います。全体の平均点は68点です。それぞれ何人ですか」
合計点は、
68×20=1,360点
全員が50点だと仮定すると、
50×20=1,000点
実際との差は、
1,360-1,000=360点
一人を50点から80点に置き換えると30点増えるので、
360÷30=12人
80点の生徒は12人、50点の生徒は8人です。
平均問題では、平均のまま考えず、合計へ戻すことが最初の関門になります。
速さと時間を変換して解く問題
「毎分60mで歩いた時間と毎分180mで走った時間が合わせて30分で、進んだ距離は3,000mでした」
全部を歩いたと仮定すると、
60×30=1,800m
実際との差は、
3,000-1,800=1,200m
一分を歩きから走りに変えると、
180-60=120m
多く進むので、
1,200÷120=10分
走った時間は10分です。
この問題では、歩いた時間と走った時間が二種類の個数にあたります。
速さの単元としてだけ見るのではなく、時間の合計と距離の合計に注目することで、つるかめ算の構造が見えてきます。
偏差値70に近づく家庭学習の進め方
偏差値70を目指す学習では、問題数を増やすだけでなく、解法を選ぶ過程を鍛える必要があります。
一問から複数の学びを得る復習を意識しましょう。
一問を三つの方法で検討する
標準問題を解いた後に、仮定法、面積図、表や消去算など、別の方法でも考えてみます。
すべての問題を三通りで解く必要はありません。週に一問程度でも十分です。
複数の解法を比べると、「仮定法は速い」「面積図は関係を捉えやすい」「表は三種類を整理しやすい」といった特徴が分かります。
入試本番で問題に合った方法を選ぶ力は、普段の比較から育ちます。
途中式より判断の根拠を説明させる
難関問題の復習では、「どの式を書いたか」だけでなく、「なぜその方法を選んだか」を説明させます。
家庭では、次の質問が効果的です。
「何と何の二種類だと考えたの?」
「全部をどちらにそろえたの?」
「この差は何を表しているの?」
「ほかの方法より、なぜこの方法がよいの?」
子どもが説明に詰まる場合、正解していても理解が不十分な可能性があります。
反対に、計算ミスで不正解でも方針を正確に説明できるなら、考え方は身についています。
初見問題を時間制限付きで解く
同じ問題を何度も解くだけでは、解法を覚えてしまい、初見対応力を確認できません。
週に一度は、単元名が書かれていない初見問題を二問から三問解かせます。
目安は、一問あたり五分から八分です。
時間内に正解できなかった場合も、すぐ解説を読むのではなく、どこまで整理できたかを確認します。
二種類は見つけられたのか、必要な合計を作れたのか、仮定するところまで進めたのかを記録すると、弱点が明確になります。
正解した問題も解法を振り返る
偏差値70を目指す学習では、間違えた問題だけでなく、正解した問題の振り返りも重要です。
偶然思いついた方法で時間がかかった場合、次の模試でも安定して正解できるとは限りません。
正解後に、次の三点を確認します。
- 解法を選ぶまでに時間がかからなかったか
- 不要な計算をしていなかったか
- より短く安全な方法がなかったか
「正解したから終わり」ではなく、「本番でも再現できる解き方だったか」を見ることで、得点力が安定します。
まとめ|偏差値70には問題を基本形へ戻す力が必要
受験算数のつるかめ算で偏差値70を目指すなら、基本的な仮定法を使えるだけでは十分ではありません。
難関校では、平均、速さ、得点、割合、三種類の数量などと組み合わされ、つるかめ算だと分かりにくい形で出題されます。
必要なのは、複雑な条件から二種類のものと二つの合計を取り出し、足りない条件を計算で補い、基本形へ戻す力です。
基本問題は短時間で正確に処理し、応用問題では「何と何を分けるか」「何を全部だと仮定するか」「差が何を表すか」を言葉で確認しましょう。
家庭学習では、初見問題を時間制限付きで解き、正解した問題も解法選択まで振り返ることが大切です。
偏差値70につながるのは、特殊な難問を暗記する力ではありません。見慣れない問題の中から、知っている基本構造を見つけ出す力です。
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中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
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