\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
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図を書く問題は何から始めるべきか

うちの子に図を書かせたいけれど、私も何から始めればよいのか分からず焦ります
この記事では、そんな悩みに対して、中学受験算数の図を書く問題で最初に取り組むことと、家庭で無理なく進める練習手順を順を追って解説します。
中学受験算数では、速さ、比、割合、場合の数、平面図形など、さまざまな問題で図を使います。
しかし、図を書く習慣がない子に、いきなり「線分図を描こう」「面積図を使おう」と教えても、何をどこへ描けばよいのか分かりません。
図を書く問題で最初に必要なのは、たくさんの図の種類を覚えることではありません。
何を求める問題なのかを確認し、問題の中心になるものを、一本の線や簡単な記号で表すことです。
最初に「何を求める問題か」を確認する
図を書く前に、最初に行うことは、問題文の最後を確認することです。
「何分後ですか」
「何cmですか」
「何人ですか」
「何通りありますか」
この部分に線を引き、何を求める問題なのかを明確にします。
求めるものが分からないまま図を描き始めると、問題文に出てくる数字をすべて書き込み、かえって複雑になりやすいからです。
子どもが問題文を読んでも手が止まっているときは、次のように聞いてみましょう。
「答えには、どんな単位がつく?」
「分」なら時間、「m」なら距離、「円」なら金額を求める問題だと分かります。
図を書く第一歩は、図形を描くことではなく、問題の目的を確認することです。
次に問題の中心を一本の線で表す
求めるものを確認したら、問題の中心になるものを一本の線や簡単な形で表します。
速さなら道のり、比なら比べる量、割合なら全体、図形なら元になる三角形や四角形です。
たとえば、家から学校までの道のりが1200mなら、次の形から始めます。
家 ───────── 学校
1200m
この時点では、途中の場所や速さを書かなくても構いません。
まず一本を描き、その後で条件を加えます。
白紙の前で止まる子には、「完成した図を書こう」と言うのではなく、「この問題を一本の線で表すなら、何の線?」と聞くとよいでしょう。
図を完成させようとしない
図を書くのが苦手な子ほど、解説にある完成図を最初から描こうとします。
しかし、完成図には問題文の条件がすべて整理され、場合によっては途中の計算で分かった数字まで書かれています。
最初から同じものを描けないのは当然です。
図は、問題を読みながら少しずつ作るものです。
基本の流れは次の通りです。
- 求めるものを確認する
- 中心になる線や形を描く
- 条件を一つずつ書き加える
- 分からない部分に□を付ける
- 図を見て最初の式を考える
この順番を覚えるだけでも、何から始めればよいか分からない状態を抜けやすくなります。
最初に覚えたい図を書く4つの基本
人物や場所は点や短い言葉で表す
算数で使う図は、絵ではありません。
人物を人の形で描いたり、家や学校を丁寧に描いたりする必要はありません。
人物は●、場所は縦線や短い言葉で表せます。
Aさんが家から駅へ向かうなら、
家 ●──────── 駅
という形で十分です。
登場人物が複数いる場合は、A、Bと書きます。
図を簡単にするほど、描く時間を短くでき、問題の関係に集中できます。
動きは矢印で表す
速さや移動の問題では、矢印が重要です。
二人が向かい合って進むなら、
A地点 →────────← B地点
と表します。
同じ方向へ進むなら、
A →────────
B →────────
のように描きます。
矢印を見るだけで、二人の距離が縮まるのか、同じ方向へ動くのかが分かります。
「出会いだから速さを足す」「追いつきだから速さを引く」と公式だけで覚えるより、図の中で距離の変化を確認した方が、設定が変わっても対応できます。
量の大小は線の長さや□で表す
比、割合、和差算などでは、量の大小を線や□で表します。
たとえば、兄が弟の2倍のお金を持っているなら、
兄 □ □
弟 □
と描けます。
兄の方を実際に2倍の長さで正確に描く必要はありません。□の数で関係が分かれば十分です。
合計が1800円なら、□は全部で3個なので、
1800÷3=600
と一つ分を求められます。
線分図の基本は、同じ一つ分を同じ□や同じ長さで表すことです。
分からない部分には?や□を置く
まだ分からない量を空白のままにすると、何を求める問題か分からなくなることがあります。
そこで、求める部分に?や□を置きます。
たとえば、全体が110人で、女子が男子より10人多い場合は、
男子 □人
女子 □人+10人
合計 110人
と表せます。
この図を見ると、女子だけ多い10人を全体から引けば、同じ□が2つ残ると分かります。
110-10=100
100÷2=50
分からない部分を記号で示すことが、式を考える手がかりになります。
単元別に何から始めるかを整理する
速さは出発地点と進む向きから始める
速さの問題では、最初から速さや時間をすべて書こうとしません。
まず確認するのは、次の3点です。
・どこから出発するか
・どこへ向かうか
・同じ方向か、反対方向か
たとえば、Aさんが先に出発し、10分後にBさんが追いかけるなら、最初に同じ出発地点と進む向きを描きます。
出発地点 A →
B →
その後で、Aさんが先に進んだ距離を書き込みます。
毎分60mで10分進んでいるなら、
60×10=600m
です。
速さでは、時間差があったら、まず先に進んだ距離を図にすることが基本です。
比・割合は同じ一つ分を作ることから始める
比や割合では、何を基準にするかを決めることから始めます。
たとえば、赤と白の玉の比が3対2なら、
赤 □ □ □
白 □ □
と、同じ一つ分を□で表します。
合計が50個なら、□は5個です。
50÷5=10
一つ分が10個と分かります。
比や割合が苦手な子は、3と2をそのまま数字として扱いがちです。
しかし、比の3対2は、同じ大きさのまとまりが3個と2個あるという意味です。
まず同じ一つ分を作ることから始めましょう。
平面図形は分かる条件の書き込みから始める
平面図形では、すでに図が与えられていることがあります。
この場合は、新しく図を描くより、問題文から分かる条件を書き込むことから始めます。
同じ長さには同じ印、平行な辺には矢印、直角には小さな四角を付けます。
正方形なら4辺が等しく、すべての角が直角です。二等辺三角形なら2辺が等しく、2つの底角も等しくなります。
問題文を読み終えてから考えるのではなく、一つ条件を読んだら一つ印を付けます。
「答えを出すには何が必要か」より先に、「今分かることはどこか」を探すことが大切です。
場合の数は最初に固定する条件を決める
場合の数では、思いついたものから書き始めると、数え漏れや重複が起こります。
最初に、何を固定すると整理しやすいかを決めます。
たとえば、1・2・3・4から2個を使って2桁の整数を作る場合は、十の位を固定します。
十の位が1
12、13、14
十の位が2
21、23、24
このように順番を決めて書きます。
偶数を作る問題なら、一の位を2や4に固定する方法もあります。
場合の数で最初にすることは、すべてを書き出すことではありません。どの条件から分ければ漏れなく並べられるかを決めることです。
家庭学習で図を書く習慣を作る進め方
最初の1週間は図だけ描けばよい
図を書く習慣がない子に、図・式・答えのすべてを一度に求めると負担が大きくなります。
最初の1週間は、1日1問、5~10分程度で図だけ描く練習をしても構いません。
進め方は次の通りです。
1日目と2日目は、求めるものに線を引きます。
3日目と4日目は、問題の中心になる一本を描きます。
5日目と6日目は、条件を一つずつ書き込みます。
7日目は、図を見て最初の式だけ説明します。
計算まで終わらなくても、何を描くべきかに集中できれば十分です。
親は完成図を描かず一問一答で支える
子どもが止まると、親は正しい図を描いて見せたくなります。
しかし、完成図を先に見せると、自分で最初の一歩を考える経験が減ります。
家庭では、次のように一つずつ質問しましょう。
「何を求める問題?」
「誰が出てくる?」
「どこから始まる?」
「どちらが大きい?」
「一本の線で表せる?」
「分からない部分はどこ?」
一度に何問も聞くのではなく、一つ答えたら次の質問へ進みます。
親の役割は、正しい図を描くことではなく、子どもが次に何をすればよいか気づけるようにすることです。
解説を見た翌日に白紙から描き直す
問題集の解説を見て「分かった」と感じても、自分で図を描けるとは限りません。
解説を読んだ問題は、翌日に問題文だけを見て図を描き直しましょう。
解説とまったく同じ形である必要はありません。
位置、向き、大きさ、関係が正しく表れていれば合格です。
さらに、
「最初に何を描いた?」
「次にどの条件を書いた?」
「この□は何を表す?」
と説明させます。
図の見た目ではなく、作る順番を再現できることが大切です。
できたかどうかは3つの基準で判断する
図を書く練習では、答えの正誤だけで評価しません。
次の3点を確認します。
- 最初の一本を自分で描けたか
- 必要な条件を図に書き込めたか
- 図から最初の式を説明できたか
3つすべてできれば、図を考える道具として使い始めています。
計算ミスで答えが違っていても、図が正しく描けていれば、その部分は具体的に認めましょう。
「進む向きを矢印で描けたね」
「同じ一つ分を□で表せたね」
「求めるところが分かる図だね」
何ができたかを伝えることで、次の問題でも同じ方法を使いやすくなります。
まとめ
中学受験算数で図を書く問題に取り組むとき、最初から線分図や面積図を完璧に使える必要はありません。
まず始めたいのは、何を求める問題かを確認し、問題の中心になるものを一本の線や簡単な形で表すことです。
その後、問題文を一文ずつ読み、位置、向き、大きさ、関係を書き加えます。
人物は点やA・B、動きは矢印、同じ量は□、分からない部分は?で表せば十分です。
単元ごとにも、最初の一歩は決まっています。
速さなら出発地点と進む向き、比や割合なら同じ一つ分、平面図形なら分かる条件の書き込み、場合の数なら最初に固定する条件から始めます。
家庭学習では、最初の1週間は答えまで解かず、図だけ描く練習でも構いません。
親が完成図を描くのではなく、「何を求める?」「一本の線で表すなら?」と、一つずつ問いかけましょう。
図は、解き方を知っている子が清書するものではありません。分からない問題を、考えられる形へ変えるための道具です。
何から始めるか迷ったら、まず問題文の最後を確認し、一本の線を描くところから始めてください。
\【中学受験】立体図形が “伸び悩みの壁” になっていませんか?/

中学受験の算数で、最も「家庭では教えにくい」と言われるのが立体図形です。
- 平面図だけではイメージできない
- 切断・回転・展開図が頭に入らない
- 問題文と図が一致しない
- 点数が安定しない
こうした悩みは、“見て・触って・動かして理解できる教材”を使うと、驚くほど改善します。
家庭学習でも、立体図形が“実際に目の前で動かせる”ことで、
子どもたちの理解スピードが一気に変わります。
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